ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1564】 むらさき山 (東京・田町) 中華そば

 力強い日射しに、隆々とした入道雲ゲリラ豪雨冷やし中華など・・・もう街並みは夏。こういう時、外出帰りの電車の冷房車両ってのは気持ちよいのですよね〜。京浜東北線でたまたま座れたもんだから、つい一眠りしてしまいました。とても深く眠ってしまったから、乗り過ごしてしまい、無為に昼休み時間を潰してしまう・・・。午後一で会議もありますので、さくっと短時間でいいものを食いたいと思い、田町エリアでラーメンに限定せず考えてみました。









 しかし、やっぱりラーメンに舞い戻ってしまい、この店このメニュー!今回も「むらさき山」さんの中華そばです。個人的には、この近辺ではコレ食ってりゃ間違いない感じがしてならないのだが・・・。












【スープ:グラマスな豚骨に広がる香ばしさの二重奏】


<Wの香ばしさ!醤油ダレの風合いと、焦がしネギ油の円やかさ>


 何度も食っているこの一杯。豚骨醤油と感じたり、いやいや豚骨魚介と考え改めたり、ネオ和歌山系だと思い込んだりと・・・定番な味わいながらもいつも惑わすスープ感なのであります。ブレているという感じではなく食べる側の印象の話です。今回は、特に醤油ダレのエッジングが気持ちよく際立って感じられたかも。


 塩気を感じる醤油感覚が、豚骨エキスとがっしりと結びつくようでして、カエシの主張を感じます。単なる塩っぱいと言うより、醸造感とコラーゲン感の風味ある塩気。何気にご飯がススム君な雰囲気がナイスと言えましょう。


 そこにまろやかなる「焦がしネギ油」がさらりと駆け抜けます。この香味がこの店のアイデンティティとも言える存在感でして、豊かな塩気を一気にまろやかに仕上げる味わいに変化させます。塩気の感じ方のみならず、香りにいたってもまろやか・・・。リピーターを引き付けるのは、この焦がしネギ油の仕業かもしれません。








<濃度がスマートな豚骨エキス!芳醇なる背脂ラード!・・・グラマスな動物コラーゲンをグビグビと飲む>


 今回の麺顔で少し印象に残っているのは、スープ表層のコラーゲン感でしょうか。店内の照明の加減もありましょうが、ざらつき感じる油感。ラードの膜が腹持ちが良さげに感じさせます。それがまた旨味と感じてしまうから・・・夏が近づいても痩せる気をなえさせます。クリアーなラード感だと今まで思っていたのですが、いやいや・・・少しばかりの背脂っぽい浮遊物の欠片も見受けられるじゃないですか。こってり系とまでは突き抜けませんが、それなりに動物系のコクをしっかりと感じるタイプ。マイルドな濃厚さとはこのことかもしれません。醤油感が強めなスープだけに、受け止めているバランス感覚がナイスです。













【麺:熟成度と密度感がバランスよいと思わせる「クッシリ」歯応えがナイス!】


<クッシリとした熟成風味ある芯、歯応え感覚が好み>


 濃厚マイルドなスープには、しっかりと受け止める麺でないといけない。そんなことを再認識させてくれるようなハード麺です。細麺なのですが、加水やや低めなしっかり密度を感じる。しかし、自分がイメージする博多麺ほどな極細ではなく、食べごたえを感じる標準太さ。これなら、替え玉をせずとも大盛り対応でも熱ダレを感じさせずに済みそうです。


 前歯での切断面を視認すると、そこにははっきりとした芯がある。その分だけ反発度低く、固めのテンピュール感といったハードな沈み込みを感じさえる麺。もう少し固めだと、クツクツといった感覚になろうが、ほんのりしなやかさも感じる千切れるフィーリングが質感を高めるように思えます。奥歯でのつぶしでは、グルテンからくる熟成度を感じる香りもありますし・・・やぱりこの麺は好きだな!








<きめ細かい堅めな地肌がラードでコーティングされたスベリ>


 きめ細かい地肌感覚が、シルキーともうつるのだが、やや外側が固いところが滑りとしてスムースに思えてきます。それに明らかにスープ表層のラードと、焦がしネギ油をコーティングしておりますからね!一本一本がわりと輪郭はっきりした感じで、滑りを楽しめるタイプかと思えます。デフォルトでもそこそこのクッシリ感あればこそ、シルエット感ある滑りといえましょう。










【具:馴染みを覚える定番のしっかりした作り込み!気を衒わない気軽さがいい感じ!】


<定番なるバラ肉チャーシュー!醤油ダレの染み込みで旨さ爆進>


 サイズ感や厚みなど特別なところはないのだけど、しっかりした周囲のタレ染み込みが深いところがいいね〜。これは明らかに白飯に合うタイプでして、「ごわん飯」なるサイドメニューがウケているわけです。それに少しばかり、こちらのスープを垂らしかけるのがこの店のおすすめの食べ方でして、何となくうまそうなのがわかる。









<海苔が良い感じで雰囲気に貢献している>


 海苔は肉厚感があり、熱と汁気で溶け出すことのないしっかりとした品質感がいいね〜。風味もよく、焦がしネギ油と入り交じってもしっかりとした香りと歯応えで、麺と共に丸め込み食して溜飲・・・・。一度くらい、海苔マシにしてもいいかもと考え中です。次回にでも?







 総じまして、個人的には「このエリアでは無性に食いたくなる一押しラーメン」といったところかと。総本山とか総本店など、このエリアには濃いキャラクターが何気に多いですが、私的には、一番合うのがここですかな・・・・。なので、三田・田町エリアではこのお店のレビューが異様に多いのです。出会った最初は、和歌山系?なんて意識で関西人としては嬉しかったのですが、今ではそんな印象も薄く、どこか確立したものも感じますしね・・・。何食うか考えあぐねたり、また時間がない場合は、この一杯。これからもちょくちょくと食わせていただきます。なので詠います!




   疲れ入り
   冷房車両で
   眠りこみ



   休憩終了
   慌てる昼飯




お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!








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