夏が来る前に夏バテしている私です。実は体調よろしくないのを引きづっています・・・・・。そんなであまり濃ゆいのを食えないのに、しっかりラーメンだけは食いたいと欲するのです。こんなわがままな欲望を満たす一品ってないかな〜なんて考えていたら、以前にブックマークしたお店を思い出して、しかも駅から近いのもあって、これは突撃するしかありません。そんなこんなで「貝縁」さん。有楽町ビルのスバル座のチケット売り場真下・・・地下1階にやってきました。さすが有楽町のサラリーマン・・・余裕を感じるオジサンたちがちらほらと点在するなかを、一人テーブル席をゲットして、「蛤らーめん定食」を注文です。本当は単品注文したかったけど・・・・、結論的に定食でよかった。もう最初のひと啜りだけで心も体もメロメロです・・。
旨!いやいや「美味しい」と表現したい豊かでナチュラルな味わい!一瞬ラーメンということを忘れるね・・・・
【汁:本当の蛤のお味で頂くラーメンスープ!というかお吸い物ラーメン】
<まさに蛤のお吸い物そのもの・・・・といった高品質感>
しかし久しぶりにランチタイムに「お食事」をするという充実感です。口煩いオジサンも思わず笑顔がほころぶ、まさに健康的な一杯。「ラーメン=不健康」というならこの一杯を見て頂きたいと感じます。一言で表わすと、「蛤のお吸い物」そのものです。他に出汁の存在を認めるほど、敏感なセンサーを持ち合わせていないだけなのかもしれませんが、これまでの中でトップクラスに「淡い滋味」といった味わい。潮の味とはこのことなのかもしれません。
蛤の吸い物には、どうしても白醤油とか薄口醤油など足してみたい気もしたり、香味系の野菜と添えてみたい気もするが、いやはや・・・そのままが一番!結局、すっぴんがキレイやん!と思える美人のような例えを思いつきますな。貝類のエキスというのは、どうしてこうもわずかでも、柔らかくキリリとしているのか・・・・。人間では作り出せない自然の恵みを感じる味わいです。
<足すもの最小限に抑えた塩気の一方で、麺の風合いが滲んで腹持ち感を足す>
何も足したような感じはないのだが、自然と足される味わいがある。それが「麺の風味」。実は麺を大盛りにしてしまったから、余計にそう感じたのかもしれないが、小麦の熟成あるグルテン感が、にわかに汁に影響し香ばしさを与える。悪くは無い。むしろ麺の風合いと蛤のエキス感が結びつくような感覚があり、出汁自体に腹持ち良さげな何かをプラスしているような満足を感じる・・・。確かに出汁だけなら腹がすぐに減る。だから麺とのコラボなのだが、汁自体も風合い同志でコラボしている。
【麺:汁はどこまでも優しく・・・、麺は一点してハードな低加水ストレート麺】
<皮一枚微妙に太めといった博多麺的な細麺低加水感がマッチしている>
結論として、この蛤淡麗エキスに、個性的な低加水麺はマッチしている感じます。太麺という選択はさすがにないが、多加水でモチモチそうめん的な演出でも良さげにも想像する。だけどそれでは主力メニューとしては頼りないだろうといったところか・・・。
小麦のグルテン感は出汁にも響いているが、奥歯でプレスしすり潰すと一気に風味が広がります。やはりこれはラーメンという一品なのだと改めて意識する瞬間ですな。熟成が効いた風合いゆえに、麺好きなら悪く言う人は少ないだろうと思われます。
<意外にゆっくりな汁染みこみ・・・ハードなしなりが持続したスベリ心地>
低加水だと思わず汁の吸いこみが気になり、後半のダレを心配してしまうのですが、それは明らかに老婆心でありました。しらすごはんを食べながら、高菜漬けにも箸を伸ばし、時々サラダを口にして、またラーメンへリターンの繰り返しですが、延びる素振りはない。そして全体的なしなりもしっかりとキープされておりまして、啜り上げると麺のフォルム、頭の中で描く麺シルエットが鮮やかです。
【具:もっと食べたい蛤としらすごはん!夜来るしかないのね・・・・】
<まさに貝の王様みたいにプルプルな食感が嬉しい>
桑名の蛤専門店。これだけでもありがたい気分になる蛤ちゃん。予め殻から身が外してあるので食べやすい。まさにプルプルとした弾力感で、貝にしか出せない感覚と味わい。そして熱の通し具合といったところか。普段からこういう良質の貝を食っておらんから、表現ボキャブラリーが乏しい・・・:泣。
4つばかりあっただろうか。たまには、肉なしラーメンというのもいい。ラーメン休肝日といったところか・・・・・。
<しらすごはんは米粒立つような旨さ、大盛りはないのかしらん・・・>
実は、しらすごはんが美味しゅうございました。小ぶりのお茶碗が悔しかったりする:笑。お米が細かくて立っているように思えて、粒の一つひとつが味わえる感覚。そこにシラスが適度にふりかかっており、お醤油が微妙にふりかかっている。日本人なら嬉しくなる旨さであります。
尚、蛤スープを少しかけてお茶漬け風に食ってはどうだろうか?と思って少しやってみたけど、個人的には別々で食った方がいいかもしれないと思いました。いや、汁かけても旨いのだけど、醤油が前に出るので、蛤エキスがやや後退する気がして・・・・。この定食なら、蛤をワントップのフォワードで攻めなきゃね。
総じまして、「梅雨時にちょっとええもん食いたいならこれ!」といった感じかな。お財布的には痛かったけれど。毎週は食えんな・・・小遣いが減る。有楽町でランチするなら、近くの洞楽倶で「釜玉らーめん¥390円を3回」食ってから、「貝縁で1回」食うというローテーションをしないと続かん・・・。よって近いうちに、帳尻合わせに洞楽倶に行くつもり。そんな気で・・・・なので詠います!
有楽町
泣きだす空に
雨越えて
たまの贅沢
英世越える
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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