ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1554】 らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得油そば

 しかしやっとれん・・・。残業代がつかないのに残業をするのだが、残業時間の記録はつくのである。放置しておくとあとでややこしいこといなる。言い訳するのも邪魔臭いのでパソコンを持ち帰って自宅で仕事をすることにした。家族には申し訳ないので、どこか外に遊びに行ってもらう。しかし・・・・更に追い打ちに悲劇がおこる。持ち帰ったパソコンがフリーズしてしまったのである。自然修復を試みたのだが、復旧には専用のディスクというかデータが必要とのことで、自分では対応不可能。月曜日朝いちばんでスタッフゥ〜に相談するとして、たぶんその日は仕事にならない。悲しい・・・・・。









 しかし人間は悲しくても腹が減るのです。悲しすぎるので遠征する気にもならないので、癒しを求めていつもの店「中華そば みたか」へ向かうが、大行列で営業終了というハメに。悲しい・・・・あまりにも悲しい・・・・。






 心の中で泣きながら、どうせこっちも大行列で食えんだろうと覚悟して、近くの「らーめん文蔵」へと切り返すが、なんとか最終に滑り込むことができた。これはラッキーというべきなのか。頭の中はまだ、パソコンのブルー画面が離れないが、クサクサした気分を引きづりつつ、なぜだかこういう時は、油そばで埋もれてみたかった次第。悪い流れを断ち切りたい!もしこの一杯を食って、逆境がリカバリーできたなら、私はこの油そばを、マイ・ラッキーラーメンとして崇め奉ることになりましょう。


  











【タレ:醤油と豚魚の香ばしさはまさにテッパン!ペッパーと薬味で最強に!!】


<醤油感やや強めの豚魚の香ばしさ!そして豚コクがオイリーに響く!もはや説明いらないテッパンの味>


 しんどい時は、失敗したくない一杯を食いたいものであるから、「みたか」や「文蔵」が頭に浮かんだのだろう。そして、文蔵では一番好みの「油そば」としたわけだな、きっと・・・・。厄払いもかねて、特製に当たる「得油そば」にいたしました。850円也。ビールは自重しましたぜ・・・。


 さてこのタレの味わい、実にテッパンであります。間違いのない旨さですね〜。豚魚特有の豚のコクと魚介の甘さがバランスを取った旨味であります。そして豚コク・・・クリアなラード系の油がするっとしていてライトに旨味を広げます。さらに、やや醤油の風合いがストレートに響くというのが、この油そばタレのいいところ。この香ばしさが実に食欲をそそる。旨いもの食っているときは、悲しいことも忘れられるさ。食っているうちに、むさくさした気分が、じょじょにタレの味わいに染まって行く・・・。









<前半はブラックペッパーで爽やかに食って、後半は定番の辣油と酢でちょっと〆るように食う>


 豚魚のコク、醤油系の風味に加え、ブラックペッパーの香ばしさがさらに味わいと風味を高める〜。ブラックペッパーと油そばの組み合わせは、純粋な武蔵野系油そばとは、やや違った印象を与えますが、やはりこの組み合わせもテッパンであります。もはやバクバクと食い進める前半から中盤であります。ある程度空腹感が収まるのを覚えだすと、頭に辣油と酢のイメージを思い出させてくれる。


 後半三分の一は、酢と辣油の味わいをプラス。嗚呼、やはりこの組み合わせもテッパン!仕事関連で失敗すると、食い物では一層失敗したくないと思えるもんね〜・・・・。まさに定番な油そばの旨味のハーモナイズを楽しんで、心を慰めるといった感じで、ひたすらフィニッシュまで食い続けるのみ。












【麺:オイリーさが染み込んで食いやすい!気持ちよく一気食いしてしまいましょう!!】


<ほどよい太さのストレート多加水麺、淡いもちもち感とスパスパ感で気持ちよく食う>


 ブラックペッパーが多少貼り付いた麺を啜る。中太からやや細めなフォルムの丸麺が、見た目でなごやか。うっすらタレに染まった褐色が実に旨そうに思える。まさに食欲誘うブラウンですな。


 もうこの麺も、過去レビで語り尽くした感もあるのだが、多加水なりのモチモチさがとてもナチュラル。汁系でないので、多少弾力を残しつつ、つけ麺ほど固くないちょうど良い風合いのブニブニとした感触がいい。多加水では一番好きな弾力性かもしれません。前歯ではスパスパと気持ちよく切れるし、束になって奥歯でプレスするとクニクニとしっかりと抵抗感を感じる。時折メンマが入り交じってコリっとした感覚が断片的に感じ取れて、至福の歯応え感。旨し。









<既にオイルが染み入った感覚で、意外につるつると食える逸品>


 汁系でないのであとから汁を吸い込むことはないのだけれど、オイルが染み入るということもあるのだろうね・・・・と感じるようなスベリ。コーティングされたとよく表現として使うことが多いけど、味わい的にに麺自体にも染み入った感じがあるので、オイルが染みているのかもしれません。そんな感じなので、しなりも豊かで最後まで一気につるつると食えてしまう。まさにノンストップで一気に食えるのが、油そばのいいところですね。  











【具:このチャーシューと味玉は、最強タッグでっせ!ホロホロ肉とネットリ卵黄、ふるふる白身!】


<あまり混ぜかえさない、香ばしくカスっとしたスポンジ感なロース肉!フレーク寸前の固まりを食む>


 いつもこれを食って失敗してしまうのは、混ぜ返しすぎて、チャーシューが細々になって、極みつきはフレーク状に散らばってしまうこと。それはそれでも旨しなのだが、一枚にく状態で味わいたいのは、チャーシュー食う時の鉄則みたいなもんで、いつもやらかしてしまうのです。今回はそこそこの混ぜ返しに抑えておいて、分厚めにカットされたロース肉をゆっくりと味わうことにいたしました。


 結論から言うと、酒のアテより、白飯に合う味わい。多少カスっているスポンジ状態の肉が、とても柔らかく、じつは脂分を適度に含んでいて味わい豊かなのです。汁系ならスープに溶け込んでしまうところを、汁無しなら肉と一体で味わう部分が大きいということかと。箸で持ち上げると自重で崩れるほどに柔らかい肉。タレの良く染み込んだ周囲部分が香ばしく、食欲をよりそそる。









<魅惑的な白身の染み具合!飴色の卵黄!まるで熟成感じる完成度>


 この味玉も、テッパンな旨さですね・・・・。もう何回も語り尽くした気がしますが、やはり、白身の染み込み具合が深く、味わってふるふるしている弾力と風味が旨い。卵黄にいたっては、もはや飴色。コクがとても深い。なかなかの一級品です。タレがよく染み込んでいて、白身部分が一部亀裂しているようにも見えますね。これって味玉の旨さのサインかしらん・・・・。












 総じまして、「タレ・麺・具・・・どれもテッパンの旨さなる一杯」と言う感じでして、凹んだときこそ食いたい失敗しない逸品ということで、よろしくお願いいたします。嗚呼・・・と溜め息つくよりも、旨いもん食って、「明日はきっといい日になる!」と意気込んでみたいもんです。なのですが、一応、この日の気分を表すということで・・・・なので詠います!




   持ち帰る
   パソコン固まり
   身が凍る



   ブルー画面だ
   気持ちもブルー





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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