ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1535】 自家製麺 てんか (神奈川・鶴見) 汁なし担々・小+サントリー金麦350ml


 暑くなりだすと、汁なしの人気が上がり出すか・・・・。少し前、営業時間をネットで確かめながら訪問して見事に早じまいでフラレタ「てんか」さんに、今回は余裕をもって訪問いたしましたが、やはり人気は高いようで、私の後に行列が後から後からと発生いたします(別にシャッターではありません)。こちらの女将サンの気さくさもいい感じでして、外の待ち椅子で座っていると、日陰であればいい気分で青空なんて眺めて過ごします。思えば、汁なしを1ヶ月以上連続で食いまくった日々を思い出しますが、あれは一体何に取り憑かれたのだろうか・・・。今年は、「塩ラーメン」と、「台湾まぜそば」が流行ると勝手に肌感覚でおるのですが、一般的な「汁なし」の認知度が上がるかも。・・・などと空を眺めてぼーっとしながら、ひたすら待ちます。










 ・・・・とは言っても段々と暑くなって来た。「発泡酒250円」のボタンが私に誘惑をかけます。しゃーねー・・・・。麺を「小」にレベルダウンさせて、「発泡酒」が収まるように胃袋スペースを確保しましょうかと、券売機をポチリです。先に暑さを見込んでナイスチョイスであったとほくそ笑みつつ、ようやく入店のタイミングになりまして、ワクワクしながら最初の喉の潤しを待つ・・・・。「はい、お先にお出ししますね〜」っと青い缶がにゅーっと出されて、気がつきましたが、これは「金麦」ですね(汗)。・・・・細かいこと言うのは止めときましょう・・・・。


  







 こんなに天気が良い昼下がりなのに、ビール(いや、発泡酒、いやいやいやリキュール酒)を飲まないなんてもったいね〜・・・・などと考えつつも、半分弱は後のお楽しみに残しておこうと考えている途中で配膳が完了です。いやはや・・・・実物はやはり写真より迫力あるわ。



 おお!これこれ!!このレッドカラーがビシッと決まるね〜!!!まったりとした辛甘コクでリキュール酒(あ!言っちゃった)ともよく合う!旨しな昼下がり!!












【タレ:辛甘コクの濃厚さ!そして一味パウダーの爽快な辛さ!粘りをもってへばりつく旨さ】


<濃厚なる肉味噌のタレが甘辛くて食欲そそる!挽肉の旨味でさらに肉厚な旨味>


 この麺顔は妙に絵になるね・・・。やはり一味パウダーの赤の色合いがビシッと決まっているし、また挽肉とすりごまとの調和も中々良いではないですか。何となく味わいの辛さを予測して気を引き締めてしまいます。


 「よぉ〜く、よぉ〜く、かき混ぜてから食べるのよ」


 と女将さんのお言葉。まるで子どもを諭すような優しいお言葉で流石のオッサンな私も微笑んでしまうけど、あちらから見れば子どもと同じような年齢かもしれません。それでも、混ぜる前にタレのチェックをしてしまう愚息をお許しいただきたい。そしてこれが中々、濃厚な味わいで、一口なめただけでも食欲を大変そそります。濃厚さは、やや粘度感じるほどで、スープというより醤(ジャン)といった感覚。確かに辛味が全面にでるが、旨味の中にしっかりとした甘みがあり、甘辛ではなく「辛甘」とうエッジングが印象的です。まさに辛肉味噌?のような感覚。


 すでに一部、挽肉が溶け込んでしまっており、その味わいにも影響されとるのですが、肉の脂旨味も程よく滲み込んだような味わいも甘みと感じる一因かと察します。









<一味パウダーの魅力!すっきりした香ばしい辛さを見直したい思い!>


 そこへシンボリックなあの「一味パウダー」が徐々にその片鱗をのぞかせ、拡散していきます。私の舌がバカになっているのもありましょうが、この辛さの広がりがまた、とても香ばしく、さらにタレと混ざり合うと、タレがさらにイキイキとしていくといった図式。一味パウダーの量の意味がここでハッキリしますね。やはり、コペコペになるのど越しを心配することなく食うには、「よぉ〜く、よぉ〜く、かき混ぜてから食べる」しかなく、混ぜ回す段階で、その辛さの香ばしさが鼻孔をくすぐりだしますね〜。汁なし担々麺は、これまで幾度となく食って来たけど、こういう「後から仕上げるまぜまぜ感」ある汁なし坦坦は、あまり記憶にないかもね・・・・。












【麺:モチモチとクシクシが調和する中太ストレート自家製麺!ボリュームもちょいとサービスめ】


<加水高めに見えて、モチモチほどほどにて、歯応えに若干のカッツリ感!タレをシッカリ受け止める>


 自家製麺製麺室がちゃっとスペースとってあるのね・・。混ぜる前のその風貌は、なかなか白めな地肌とやや太めな丸い切り口が印象的で、非常に艶やかな多加水のニュアンスを感じます。ペタペタと一味パウダーがことある毎にへばりつくのが、最初のうちは白いキャンバスに色がのって行くような感覚で面白く眺める。


 見た目想像以上に、密度感を感じます。表面に近い部分はモチっとするニュアンスもあるのですが、前歯で千切れる瞬間は、クッシリとした感覚を持ち合わせます。当然束ねて奥歯でプレスすると、カタメで低反発。ここんなタイプは、いつもテンピュールのような感覚!っとバカの一つ覚えのように繰り返すばかりだが、今のところそれを越える比喩が考えつかない。








<大変よくタレが絡んでいくが、意外にスルスルと食える解けよいスベリを楽しむ>


 麺自体は、湯切りの影響もあってか、すこしばかり貼り付きを覚えるような地肌の感覚。この上にペットリと粘度あるタレが貼り付きますので、にゅるにゅるりん!としたスベリ方をします。粘るようでスルスルと意外に啜り食える。多少、すりごまや、挽肉のざらつき感もありましょうが、普通の大人の吸引力で、スルスルスルスル〜っと喉奥まで駆け抜ける感覚です。


 また意外にはねないのか、しなやかさのお行儀がよろしいかもしれません。適度にばらけますから、ごわつかず、クシクシとしながらも余計な汁が飛び散らないという格好かもです。













【具:挽肉の仕上がり感が意外にサッパリしていて混ぜると濃厚、温キャベツの味わいでサッパリと食える】


<この挽肉だけで白飯何杯でも食えますわ!>


 また挽肉がそこそこ味付けがサッパリとしているところがいい。そして粗い一味の粒が結構しっかりと入り込んでいるのが印象的。辛さを思わせながらも、しっかりと挽肉の甘みに調和されており、ひりひりするということはあまりない。普通に白飯の上にのせるとバク食いしそうな相性の良さも感じます。まさにテッパンの旨さだし、汁なし系の醍醐味をこの挽肉の粒度に感じ入ります。








<意外に温野菜が箸休め的、もしくは味のまろやか調整役になって大変よろしい>


 通常の汁なし系の坦坦らしくない、温キャベツのトッピング。これがなかなか全体の歯応えの中ではアクセントとなり、大きなパーツなのに、シャクリと食えて、その度にヤサイの汁の甘みで、辛さがマイルドになっていくかもしれない。なので、後半はパンチが恋しくて「酢」を投入してみましたが、やはり汁なしに酢はテッパンな薬味だね〜。酸味の中に、円やかさを感じる化学反応。ニンニクチップも一さじいれれば、ヤサイもまたイキイキと味わいを盛り返すようです。



<スープを注ぐと・・・これまたしっかりした汁有り担担麺!汁系でも通用する味わい>


 7〜8割食ってからスープ割りを申請すべきなところを、つい調子にのってしまったから、ほとんどこびれ着いたタレのみの状態で割ってもらった。最後はあっさりと口直し程度な薄味だろうとなめていたが、いやはやどうして! 立派な汁あり坦坦スープの出来上がりではないか!普通に旨かったので、汁ありにしても相当旨いのだろうな・・・・この汁なし坦坦は、と最後の最後で感心してしまった。













 総じまして、「厳しいようで優しい汁なし担々麺!やさしいけれどもハードな汁なし担々麺!」といった感覚かと・・・・。確かに辛いのだが、旨味がしかりとしているし、女将サンの優しさもあってマイルドに感じてしまうのか・・・。それにしても、軒先で待つ間、日陰であって暑さから逃れられたが、風が乾いていてとても気持ちよかった。あまりの気持ち良さに、うたた寝をしてしまったが、気がついたら私の後が凄い行列になっていた:笑。早速早じまいの算段をされておられましたが、どうやら地元では相当根付いている人気店なのね・・・・。今がラヲタにとって、ベストシーズンなのかもしれません。なので詠います!



   軒先で
   休んで麺待ち
   うとうとと



   食って目覚める
   しっかり辛さ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







関連ランキング:ラーメン | 鶴見駅京急鶴見駅鶴見市場駅