今ごろになって気が付くのだが、夏あたりから勤務地が神奈川方面になることが判明し、新しい通勤経路などをチェックしだしていると、「横須賀線って素敵!」と思えてきてなりません。湘南ライナーなどを利用すると、あっと言う間に横浜ですから!これはなかなか今後のラー活にとって、ちょっとしたエポックであります。などと考えていたら、はやウズウズとしてきた。あれこれと店の確認をしてみると、どうしても最近注目度が高まっている店ってとても気になります。そんな感じで最近人気急上昇の「自家製麺 SHIN」さんに突撃してみました。
それにしても暑さを早や感じるようになりまして・・・ちょっと東神奈川駅から歩きましたが汗ばみます。やれやれと感じて店内に入ると、とても明るい女性の声が響き渡ります。
「ありがとうございました〜!」
「わ!スープ全部飲んで頂いて嬉しいです!」
「また来てくださいね〜」・・・などなど
本当に心からの言葉なんだろうな〜などと感じてしまい、この女性店主の心意気にすでに何故か有難味を感じてしまう。こういうホスピタリティーの豊かさってとても大切だと思うのよね〜・・・(最近特に、仕事優先してるから、心が淋しかったのか)。
客層は、なぜかカップルとかが多くて、ちょっとした熟年デートっぽいご夫婦などもおられる。私にとっては理想的な夫婦関係。こういうの目指したいもんです。別々のメニューをオーダーして途中で取り替えたりして、どちらも美味しいねなどという表情を、店内待ちの間眺めていた。しかし、途中で私と目があったりして雰囲気を乱してしまったかな。この場でお詫びしたい。
こういう初訪問の店って、定番から攻めてみるのが常道なのだが、なぜか気になるメニュー「アゴ塩」。それに「新担担麺」ってのも気になる!かなり迷ったのだが、なんとなく塩の気分だったので前者をチョイスです。着席して、私の後客が常連さんだったのか、ご店主さんが会話の中で、「今日の塩スープとっても美味しそうにできましたよ〜」などとおっしゃるものだから、この選択は大正解だったと心の中でガッツポーズをしたい気分になる。まだかまだか・・・と焦る気持ちが高まるのだが、漸く訪れた配膳の瞬間と、その味わったファーストインプレッションは、なかなかのものでありました!
おお!塩の風味と・・・何と言ってもアゴ出汁のエキス感が見るからに美味そうやん!しかも味わって意外に円やか!旨し!!
【スープ:さすがのアゴ出汁個性のテクニック感!いろいろ手の込んだ具合もナイスでグビグビと完飲してしまう!】
<しっかりと塩のエッジングを楽しみつつ、柚子の香りもほんのりと・・・、ジットリ感とスッキリ感>
配膳の瞬間からその存在がアピールするアゴの魚介系エキス。油膜のざらつきに思わず顔がにんまりです。実際に味わってみると、片口鰯よりも荒削りと思われる魚介の味わいながらも、そのダイレクトな魚介系に濁りを感じない。実は上品な魚介なのではと感じいってします。半分濁ったエキス感が旨そうに思える質実感もなかなかです。
アゴ出汁って塩との結びつきもなかなかジットリと感じて、塩そのものが旨味と錯覚する。しかし、どこか円やかに感じる中に・・・・ほのか〜な柚子の香りが鼻孔をくすぐる。やっぱり柚子と塩というのは、テッパンな組み合わせ。アゴ出汁でもそれが証明されたかのように感じる。
<円やかな甘みもほんのり・・・・焦しネギ!?豚鶏コクも豊かで腹持ち良い食べ応え>
さて、このアゴ出汁。塩パンチでは決してなく、アゴと塩のジットリとした味わいを楽しむものだが、どこかしら、柚子風味の奥から、柔らかい甘みと香ばしさを感じるのだが・・・・。焦がしネギのような風味だが、その存在感があまりにも視認できずにいる。それらしい欠片が浮遊するのだが、あまりにも微細である。
動物系の出汁もしっかりと煮出されているね〜。豚と鶏のエキス感はほぼ同程度かな? 鶏のさっぱりも程よい。一方、アゴ出汁との調和感から感じると、豚のエキスもそこそこ感じるのだが・・・。
【麺:密度感としやなかさ・・・比例さが少し面白いかも?風味もよくスープにとても合う】
<高めな密度感を感じる一方、意外なほどスパスパとした切れ味が気持ちよい!>
加水は中程度で、なかなかプリッとした表情をしているストレート細麺。前歯の刺さり方が面白く感じてしまった。そこそこ密度感を高く感じて私的にはとても好み。されど、クツクツとかクッシリという切れ味とは無縁で、スパスパスパスパ〜っと小気味良く切れ込む。何と言うか・・・グルテン感を低いというか、よう分からん。しかし、そのよう分からん感覚がとても面白く、アゴ出汁との調和としてもナイスと思えるから不思議でありました。風味も感じるし、ただスパスパと切れ込むのが楽しい。奥歯のプレスやすり潰しでは、よくあるクチリと一瞬で切断される抵抗感。
<汁を吸いがちだが、やわらか過ぎず・・たおやかなしなり方でスルスルスルり〜っと一気に滑る>
汁は吸い込み系だと感じるのだが、途中でだれるような印象は全くない。むしろそのたおやかなしなり方は、キープされたままで、啜り上げにおいては最初から最後まで痛快に食えるという感覚。汁を吸い込んだ麺というのは、スープの味わいも増して、麺の本領発揮といったところですね。地肌も言わずもがなきめ細かいタイプなので、スベリそのものも優しい抵抗感といったところか。これなら、大盛りでも良かったのにと後悔・・・・。
【具:定番の如く、香ばしく染み込んだロース肉チャーシューに魅了】
<タレの浸透をしっかりと受け止めた香ばしいロース肉チャーシュー>
旨味の凝縮された感のあるロース肉チャーシュー。適度な厚さが良く、繊維質にそって容易に解れて、噛んだ感覚も柔らかい。繊維質のスキマにスープが入る込み、お互いの旨味を交換してより崇高に旨さを高めるかのよう。そして周囲の醤油ダレの深みがまた香ばしくて良い。これは白飯にも合うタイプであり、またチャーシュー麺にして、スープをタップリ吸わせてからじっくりと頂くといった類いでも相当旨かろうと感じる。私自身の腹回りさえ気にならなければ、チャーシュー追加で間違いないのだが・・・。
<根曲がり竹??が中々淡麗な味わいでいいですね・・・>
メンマではなく、細い筍です。この食材何ていったっけ???? かなり物忘れが進行しているためか、はっきりと思い出せない。孟宗竹っていったっけ(それ食えたっけ)? また姫筍ってありそうでなさそうで・・・・、見た目が細いから姫って感じもするのだが。調べてみたが、根曲がり竹と言う奴か?
コリコリとした感覚すくなく、サクリとした歯応え感覚。スープも適度に吸っているのだが、独特の筍感を感じる風味が旨い。でもこういうの、少しだけ食うから旨いのだろうね・・・。
総じまして、「女将のやさしさ満載のアゴ塩の一杯!」という感覚か! らーめんの出来映えもさすがなのだが、女将さんと客、それら味わい以外との一体感というのが、また美味さにも通じていると思えるのだな・・・・。この店はいい!と感覚的に思えますもん。たぶん、何食っても美味そう。お隣の新担担麺は美味そうだったが、味の加減とか調整、具が残った場合の一口ライスサービスなど、至れり尽くせりだ。私のアゴ塩にいたっても、味が濃くなかったかなど、いろいろホスピタリティを発揮してくれましたし。
ここは、また来たいな・・・。ちょっと、平日は無理そうだけど。再訪を誓いながら・・・なので詠います!
昼下がり
女将の声の
暖かさ
明るい優しさ
薫風にのり
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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