ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1440】 紅蠍 (東京・御成門) 汁なし担々麺 2辛(大辛)・大盛り




 仕事で涙は禁物・・・でもごくまれに遭遇するといたたまれない気持ちになるね・・・。いや〜、他部門との調整役もかっているのもあって、いろいろなクレームや相談を持ち込まれるようになってしまったの。さる担当社員が、相当多忙が極まったのか、依頼部門の対応の鈍さに怒りを通り越して、何とかなりませんかと相談を受ける。話しているうちに涙がにじんでくるではないか・・・・。日頃気丈なタイプなので相当なものだろう。たまたま、どうしようもなくこちらも次の都合の時間が迫ってきて、一度は流して後から対応したが、日頃見えているようで見ていないのだなと、自分の身の回りの注意力の低さには少し反省をしてしまった。

  




 ・・・などと外出の用事を済ませて帰り道に、出るまえのオフィスでの出来事を回想して都営三田線で移動。新橋に出るのもかったるく、また天気もよく気温も高いため、少し歩ける範囲で汁なし系をWEBで探索しました。するとこちらがヒットするではないか・・・・。それは「紅蠍」。さそり座の男としては見逃すわけにはいきませんでして、途中下車決定で訪問です。そして到着するや否や・・・独特文様を眺める。蠍って漢方薬でもありそうだし・・・そんなエキスでも混ぜ込んであるのかしらんなどと空想しつつ入店。先客1名。いまどきのラーメン店らしい、キレイながらも黒を基調にしたようなスッキリした店内(だったかな)。券売機もいかにも「汁なし坦々麺の店です!」をアピールか、「汁なし坦々麺880円」の同じ大ボタンがツートップ。もちろんそれ狙いでやってきましたが、辛さをどうされますか?と聞かれて少しひるむ。3段階あって、「辛口」「大辛」「激辛」と言われて最初から「激辛」は言いにくい。今回は「大辛」からトライです。まぁ、結果としては以下の通りに、心の中で叫びました。


 めさめさ、旨いがな!!期待通りの山椒系の辛さ痺れを表現しつつも・・・どことなく優しさの余裕!旨し!






【タレ:サディスティックな店名ながらもマイルドな優しさも垣間見える担々麺】


<山椒がビシッとした辛さの奥に・・・芝麻醤の甘味でマイルド>


 「紅」に「蠍」と書いて「ベニカツ」とは読めなかったな・・・・・。とても辛さを予感させる店名でありある程度覚悟をして2辛と見栄を張ってはみたものの、私レベルでもするりと食える爽快な辛さであります。基本的にビシッと山椒の痺れが効いているし、糸唐辛子も単なる飾り付けでもなく、辛さにそれなりに貢献しておりました。しかし、奥に広がる仄かな芝麻醤系の甘味が、日本人に合わせたレベル感でしてとてもスルスルっと食えます。


 また肉みその辛さもタレの全体的な質感アップにすごく貢献しており、濃厚さが加わった辛甘となり、肉コラーゲンもプラスされたような味わいになります。更にクドクならなかったのは、えいや!と投入したモヤシのおかげでありまして、シャキシャキとした歯ごたえを感じさつつも、そこからほとばしる汁に全体を落ち着かせるような効果を期待させます。


 壁には赤黒タイルで、蠍のモザイク絵が構成されてますが、ここはショッカー基地かと思うほど攻撃的な破壊力がなくとも、普通に旨し!と思える安定感。ランチタイムはライスもサービスということだから、880円はお得なのかもしれません。






<ほぐれた豚肉の脂が撹拌されて汁にもうまくフィット!更にマイルド!>


 写真撮影には、少し困るのがこの大皿。写りだけでは分かりにくいけど、結構なサイズ感でして、どこぞの大勝軒かい!と思えて笑えます。なので少なく見えるけどボリュームとしては満足レベル。豚肉が比較的小さく見えるけど、適当なサイズ感です。さて、この大きなお皿であるがゆえに、大変混ぜやすい!調子にのっていると、ばら肉チャーシューの脂部分が外れて、全体に撹拌されてしもうたがな・・・・。


 しかしこれが幸いなのでありまして、芝麻醤の甘さの上に豚肉の甘味と覆いかぶさったような円やかさが全体的に感じ、肉の脂が上手くフィットしたという感想です。唐辛子と山椒の辛さは、お好み次第だし、かなりいいセンスしていると感じます。しかし、寧ろ甘さのテクニックも光るな・・・・という思い。ああ旨かったと最後に、薬を水で飲もうとするが、水を含んだ時点で舌がひりひりしていたのが後から実感する(笑)。実は結構辛かったのだが、ほんのりとした甘さで上手く調子に乗せられたわけだな(笑)。









【麺:日本人好みのプチ・モチモチな麺、くねりも楽しくズルズル啜る快感】


<多加水の適度なモチモチ感とプツリとした千切れ感が快感>


 これはかなり日本人にとってはなじみ易い多加水麺。全体的にはモチモチとしているけれども、弾力だけではなく中心部に引き締まった感覚もある。前歯でそれを千切るタイミングでは、クチリと感じる。潰し込みの感覚は適度ですが、撹拌の際にのびを感じる部分もあり、勢いよくすするとハネをまき散らすので、注意が必要であります。紙エプロンをもらいましょう。午後から汚れたシャツでお客様訪問すると、上着が脱げなくなりますのでね。






<やや潰れた縮れ麺の絡みつきがナイス!>


 この縮れが強く、太麺で、少しだけ潰れたような形状が非常にタレと絡みつき易くて良いと思えます。特に肉みそとの絡みは粘りすら覚えますし。上手にばら肉ブロックとモヤシをキャッチしますし、それを一度にまとめて食むと、アミューズ感じる幾重もの歯応えを感じますし・・・。絡みつくことに意味があるのだと改めてしみじみと思いますな・・・。


 あ、そうそう!忘れるところでした。大盛り無料です。担々ならグイグイと食わせてくれますので、大盛りをおすすめいたします。







【具:挽肉の甘辛みとブロック肉の甘味・・・相乗効果でタレにも貢献】


<トロトロのバラ豚肉が担々の味わいに埋もれない旨さなり>


 ちょっいと小さく感じるけれど、ピンクいろして塩味主体な味付けのばら肉が実に旨くて柔らかい。塩味なのだが肉の脂で甘味すら覚える。奥歯で噛むとあっという間に呑み込んでしまう。前歯で食っても優しくとろける。担々ソースという個性が強い中にあって、このばら肉だけは、肉みそにも負けず、プレゼンスを発揮しております。金さえあれば、肉を追加したい。



<肉みそとモヤシがタレを各段にレベルアップ>


 さて既述ですが、この別皿の肉みそとモヤシは、本体に投入するとタレを確実にレベルアップするのですが、本来の食べ方はどうなのか? 他客はモヤシと肉みそだけをグリグリと別皿の中でこねくり回し、それを上手そうに食べておられたけど、それが正解なのか・・・・。もう一度訪問して、そういう食べかたもやってみないといけなくなりましたわ。宿題、宿題!!







 総じまして、「辛くてやさしい担々!今度は夜にビールと共に!」という感想ですかな。暖かくなったら、汁なしを食う機会ももっと増えましょう(既に増えているか)。


 ところで、この近くの店が異様に流行っていてすごい行列。紅蠍さんの前を軽く通り過ぎるほどの列だが・・・・・、島耕作ででてきたそば屋がこの近くにあるのね。それを食う行列が少し前なら寒さで気の毒にも思えたが、この日の陽気なら待つ身も楽しいかも・・・。なので詠います!



   春誘う
   暖かきかな
   緩風に


   担々食っては
   汗かき帰る



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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