ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1439】 ほうきぼし+ (東京・神田) オクラ納豆まぜ麺+生中

 人生始まって以来の人見知りな私(笑)。なので100回以上通っても「いちげんさん」みたいな感覚で、いつも一人ワインを飲む場所へ通う。しかし、その中で貴重な馴染みの店員さんが、本日をもって辞められるとのこと。うわ・・・・さびしいね〜・・・・・。こんなとっつきにくい私のようなしけたオッサンに優しく声をかけてくれたもの。ワインも楽しみだったのだが、ちょっとした短い馴染みならではの会話も楽しかったのだな・・・・。来店すると「本日で最後なんですよ・・・ありがとうございました」とその方はぺこりと笑顔で頭をさげる。そうか・・・春も近いが、そういう季節がやってきたのだなと、しみじみ別れの季節というものを感じました。新しい環境で是非頑張ってステップアップしていただきたい!こちらこそありがとうね〜〜〜〜。(最後だからと、ワインをグラスに大盛りサービスしてくれた:笑。隣の客が怪訝そうな顔してて少し寂しくも優越感)


 ・・・などと考えながら、この週は本当に激務だったことを振り返る。地味に大変であり、とても大変でありました。数年前ならこんなのできると思っていなかったけど、不器用ながらも一定のことはやったという安堵感が心地よい。今夜だけはご褒美にいい麺を食おう。とそう思っていたものの、腹が減った気がしない。体調が本来ではなく、さらっとしたものを食っても良かったのだが、汁なしロード半ばとあってもう少しこだわりたい気分も高まる。そんな思いで、帰宅経路の有名店をスマホでサクサクと検索していたら、神田駅にこれぞ!という一杯を見つけて(思い出して)、速攻で突撃訪問をいたしました。神田の「ほうきぼし+」さん。こちらの「オクラ納豆まぜ麺」なる一品。そんな食傷気味な体調ながらも、なんだか気分は一杯ひっかけたいと生中をグイグイとあける。ビールは別腹なのであります。 





 夜はこの店、ちょいと居酒屋めいた感じになっているのもビールを誘う理由だわ。・・・・少し待ちくたびれて、もう一杯注文しようかと思っているところに丁度配膳される。ま・・・・今夜は一杯だけにしておこうというわけで、すごすごと麺と対峙です。しかし、分かっていて注文したとはいえ、やはり・・・食うとこんな感じだな。心の中で叫びます。


  うわーーーーー、生き返ったがな!!!ヘルシーまぜめん・汁なし系の決定版!!!旨し!!!









【タレ:・・・これが本当の汁なし系? 醤油の塩気と素材の風味だけの最強のシンプル】


<ガッツリ食っても心配なし!ヘルシー極まる休まる味わい>


 しかしこれは掟破りと申しましょうか、健康的なものしか入っておらんという麺顔ですな。ラーメンダイエットとか、ラーメン健康法などが成立するとしたら、これをおいてほかにありません。これ食い続けて血糖値を定点観測してみたい気分にさせます。タレと申しても、納豆パックにへばりついているあれ程度ではなかろうか。すでにいつもおなじみの味わいがひろがるタレ感覚。または「汁なし」を地でいったような、やさしいお醤油の味わいであります。まさかここに辣油をぶち込んでみようなどとは思いますまい。塩気が納豆タレのような醤油感覚で、ネバネバにより非常に円やかに仕上がっているエッジ感覚。尖った味わいがどこにも見当たらないという不思議な味わい。しかしながら、おなじみの味わいの合体的みたいな・・・・。非常に胃袋に負担をかけない優しい設計です。この汁なしの要求定義を見てみたいわ(笑)。まさしく健康製品のシステムインテグレーターのような一杯(商品)であります。





<やはり納豆が一番主張しますな〜 ^_^ >


 オクラと納豆では、納豆の勝ちっぽいかな・・・。ネバネバはオクラの方が高級感あるし、マヨネーズにも合いそうなのですが、醤油ダレとの相性においては納豆に軍配か。さらに生卵との相性となれば、納豆の他に勝ち目はないかも。醤油ダレと生卵と納豆の結びつきにより、感性されちまった味わいは致し方なし。むしろ麺に絡むところを楽しむべきかと。






【麺:「ぬるつき」「高速さ」を求めるならこの一品が最右翼だな】


<ぬめる様な・・・駆けぬける様なF1級の高速スベリ>


 さて麺でありますが、こちらは温と冷のどちらかを選べます。夏場なら冷でしょうが、私は生卵との相性により温にしました。一部卵が熱に影響され緩い半熟方向に変化するのを楽しみたいと思うから。この点ではこのチョイスはアタリ!でありました。ドロドロ系に傾斜しないトロっとした滑り感覚がキープされます。


 一方、粘りは納豆とオクラでは少しづつ粘度系数が違うようにも思えて、完璧に一体化しない交じり合いの部分では、粘りの中にナットウキナーゼの風味あるネバネバと、さらっと糸を引くようなペクチンの爽やかさがちょいと変化を感じて面白い。後半は卵白の影響もあって完璧に一体化するのだが・・・。


 完璧に一体化したあとは、この一杯は全体として「飲み物」と化す。もうスベリが麺の地肌がどうのこうのと言うのもナンセンスなくらい超高速に滑る!もうそれはあっという間に駆け抜けるという感じでして、未体験の高速なスベリ感。もはやF1級の早やさです。





<潰しこみ感じる密度感あるシッカリとした太麺ストレート!>


 この膨大で高速なすべり・ぬめりに負けないのがこちらの太麺でして、しっかりと食べ始めから首尾一貫して「まぜ麺」たる麺のプレゼンスを失うことはありません。ぬめりのカーテンを前歯でかき分けたあとに太麺に辿りつく。そして先端を差し入れた反発は、固めなクチリとした感覚。その後奥歯へ送り込んでぬめりと一体化した弾力を噛みしめると、程よいモチモチっとした感覚がある。さらに圧をかけて完璧に潰した瞬間にクニリというしっかりなテンピュールの感覚。まさにこういう一品であればこそ、密度感を失ってはなりませんな。全体に流される私の生き方とはどえらい違い。麺にも劣る・・・今の私の立場(苦笑)。









【具:朝ごはんの感覚ですな ^_^ 】


 旅館かホテルの和食バイキングでお見かけするものばかり。しかも素材のままですから、オクラとか納豆の味を解説するのがバカらしいのでさらっと流します。夜のディープな東京神田で、こうも健康的な一杯の存在は稀有な存在。〆の一杯というのは、どこか罪悪感あるコッテリしたものが欲しくなるけど、こういうので〆るのも面白いかもしれませんね。ヘベレケになった勢いで朝ごはんみたいな一杯で〆るというのも、なんだか面白いじゃありませんか(笑)。










 総じまして、「ヘルシー系まぜそばの決定版」と言えましょう。このメニュー・・・実は、女性のご店主が考案だとか、何かのラーメン本で読んだ記憶があり。そういう意味では、女性にもっと広げたい一品でして、夜の神田のラーメン屋に女性が埋もれているような光景も少しは見てみたい。しかし実際は・・・・つかれたオッサンばかりで埋め尽くされるのが新橋とか神田の宿命なのでありましょうな。いや〜・・・最近、プレッシャーかかってたし、濃い味の汁なし系の一品を食い続けてきたこともあって、とても体が疲れていたから、大変休まる思いで助かりました。まぜ麺の求道者と化した最近の私には救いの一杯!・・・なので詠います!



   疲れ果て
   仕事鬱積
   溜め込んで


   体が資本だ
   まぜそば補給



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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