ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1430】 三鷹食堂 いなり (東京・三鷹駅) 油そば・塩+サッポロ黒ラベル


 「大企業を志望する学生が多い」らしい。数十年前にもそんな風潮のピークがあったような気がする。ただし、新聞やらマスコミの見解は、分かれていて・・・・「安全志向」というものと、「しっかりリスク考えている」系のもののようだね。なんだか、どちらもピンと来ない。だって、今の学生さんと接点があって詳しいことは知らないのだけど、学生だって情報源はマスコミやネットで垂れ流している有名論客の見解くらいしかない。実社会に出る前に、実社会でしかわからん情報なんてないのだから、これは仕方が無い傾向なのだと感じてしまう。


 ただ・・・今の時自分にも言い聞かせていることなのだが、「一生安泰な会社選び」というのは、やめた方がいい。絶対にない。いま、大手とか有名企業で名を馳せている会社は、そのように成長する前に「相当な」「リスクを克服した」実績があって、今があるのだから。いま日本の大手と言われる会社が、持ち直したと言えども今ひとつ?と思えるのは、そういう「リスクを克服した」世代や人材が卒業してしまって、そういうDNAや精神が受け継がれているように思えないからなのでは、ないだろうかね。


 リスクがあってこそ成長する。でも、そこそこのリスクだったら自ら能動的に見切りをつける人もいる。私の同期社員はたくさんいたけれど、相当数が減った。それは、若いときほど離れて行くやつは多くて、歳いくほど少ない。リスクをとってでも自分が成長したいと思う逞しい若い社員ほどそう思えて転職してしまうのかも。だから、今の就職活動の話を聞くと、いつの時代もかわらんな・・・と思う反面、個人的には一抹の不安を覚える次第だ。「離職してしまった人材ほど、嗚呼いてくれたらな・・・・」と今になって思うから。








 ・・・などと考えながら、ウトウトしてしまいましたよ、この夜も・・・・。中央線の黄色い電車でよかった。オレンジ色だったら、立川か八王子、高雄まで運ばれていたかもしれない(笑)。夢の中では、自分たちが新人から2〜3年の時のような、会社の寮生活をしていたころに戻っていた夢を見ていました。陳腐でレベルの低い職場の愚痴をいいながら、毎週どこかの部屋にたむろして飲んでた。決起盛んに議論する一方・・・・、本当に疲れていたときは、何も語らず・・・ただ一緒にテレビだけを見ていたりして。あの頃の楽しい奴らは、ところどころ、会社をやめたり転職したりして頑張っているらしい。今会うとしたら・・・相当に社会人として差があって見せつけられるのだろうかな・・・。やはり実務経験ってのは大切で、小さい会社でも立ち上げて本当の苦労するのが一番だったかもしれない・・・・。そう思うと、街中の気鋭のラーメン屋さんなんて実は尊敬に値するのかも。





 そんな思いを抱いて今日も油そば。しかも「塩味」。塩の汁なし系って・・・・高田馬場や立川・・。あとは東小金井の名店程度しか知識がないなか、こんな地元にあったなんぞ、知る由もがなです。久々に塩系食って、心の中で叫びます。




 めさめさ旨いがな!独特な甘系香ばしさな風味感じながもさっぱり感!そしてガッツリしてて、めちゃ欲張り出んがな!!旨し!!






【タレ:謎の甘香ばしい塩だれ!野菜の汁もマッチして・・・体調不全でもするっと食える】
 

<塩味なのに仄かな甘い謎の風合い・・・・バターのようでもなし、ナッツ系の油でもなく>


 配膳の瞬間には、妙な気分にさせる「塩」油そば。醤油の褐色に慣れ親しんだためか、妙な違和感と新鮮さを感じます。しかも、なかなかにモヤシのワイルドさがありながらも、タレについては、ちょっとしたテクニック感を感じますし・・・。それは、塩ダレなのに、塩気が立っているのにマイルドを通り越したような、甘さを感じるためかと。糖分的な甘さではなく、旨味系の甘さなのですが、円やかさが尋常ではない。


 まず風味が甘い。香味油というだけですぐにイメージできないんですよね・・・・。恥を忍んで言いますと、最初は、バター風味か?などと感じ取ってしまったもの・・・・。しかし、バター特有のコッテリさはあまりなく、その香ばしさだけが残るような感覚。なので、何かナッツ系の油かなと推察したりするのですが、そういう知識がないので語れん(笑)。鶏油の甘みなのか?正体は不明ですが、麺顔の見た目以上に、ほのかな甘みを楽しめる塩ダレ・・・・そんな崇高なテクニック感があります。やはり、塩ダレには、醤油系にはない繊細さがよく現れますね。今回は塩で正解だったかも。



<モヤシのサッパリ感とあいまって・・・胃に全くもたれない「油」そば>


 そんなに重くない塩ダレなのですが、モヤシからでるさっぱりとした汁がまた、スルスルと食える気にさせてくれます。タレが薄まるような心配もあるのだけど、それは無かったなと。このおかげで胃袋には全く負担をかけないようで全体的にスルスルっと食わせてくれました。このくらいなら、ビール腹の負担にはならなくてちょうど良いね〜。まさに、肴とご飯の両方の役割を果たしてくれました。










【麺:程よい平打ちなペットりした感覚と、さらっとしたスベリでナチュラルに食えますな・・・】


<しっかりと麺の食べ応えを感じさせる、フィットチーネ感が食欲そそる>


 塩系の汁なしだと、この界隈では東小金井の「宝ソバ」を想像して細麺を思わせますが、その真逆です。堂々たる平打ち太麺です。その風貌も健康的にやや黄の色合いがして、どことなくフィットチーネを連想させます。歯応えとしても、咀嚼の冒頭からヌチリヌチリと歯の感覚で伝わって来るよう。茹で上げ時の滑りは地肌にはほとんどなく、塩ダレの油感がさらーっと広がっている感覚です。麺の風合いも塩ダレによくマッチしていて、食欲をそそる。しっかりとした歯応えがよくて、麺の密度感も感じてナイスです。



<まさにサラサラなスベリ、粘り度が薄く意外にするっと食えるタイプ>


 太麺なのに、重くないスベリ感。するっと食えるタイプでして、これはモヤシの野菜汁も効果があるのか・・・・。油感はあっても、粘り感がないサラサラ感なので、重くなりがちな太麺には、大変相性が良かったかもと思えます。









【具:どれも・・・・酒のお供としても通用しそうな品質が全体感を高めますね】


<ぎちぎちにこだわらない・・・・程度の気楽さがいい!そんな半崩れなチャーシュー>


 醤油ダレの香ばしさ・・・・というのではなくて、塩気だけの薄らうま味がとても良かったという印象。柔らかいロース部位が、適度にばらけていて、太麺に混じり合いやすいと言えましょう。品質的にもマッチしていまして、安っぽさはなく、お酒のアテとして十分に通用すると思われます。半崩れ・・・・それが、油そばの全体的な気軽さとよく合っているようで、さらっと気兼ねなく食える感を漂わせますな・・。





<意外と歯応えと香りの違いにこだわっているのかも・・・・ネギ2種類>


 意外のネギがいい感じ。これがもし細麺だったら、カイワレなどがよく合うと思われるけど、太麺ならやはりざく切りネギだな。ザクザクとした歯応えでないと負けそうだし、また香りがざく切りの方が立つ。またその香りと辛味についても、青ネギと白ネギの部位の使い分けが中々泣かせる。青ネギはネギの甘さ香ばしく、白ネギはちょいとした辛味がクセになる。二種の歯応えがモザイク文様のようでクチの中が面白い。



<何気ないところがとてもよいかも・・・・メンマ>


 気にもとめないような・・・とてもオーディナリーなメンマ。だけど、こいつがよくビールのアテとして他客から注文が相次ぐ。なので思わず自分の丼の中のそれを凝視してみるが、なるほど・・・主張はしないけれど、憎めない。ほどよい完成度を保ちますな。味の染み込み具合は、標準からやや深め。そして歯応えはシャクリとした感覚がメインで、クニャリとしたタイプ一辺倒というわけでもない。そして、整形されているのがいい。






 総じまして、「これは・・・定期的に油そばだけでも訪問!」と思えます。次は醤油の油そば!とターゲットも決定したのですが、いやはや・・・何時でも行けるほど近い店なのに、タイミングが非常に悪いのか訪問して休業だったことが結構ありましてね・・・。相性が悪い店かと思っていたのですが、やはり麺は相性抜群ですよ。近いうちに訪問決定ということで(ほんまかいな・・・)。なので詠います!




   誰それと
   こき使われて
   疲労して


   ダレて帰りて
   塩ダレ一杯



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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