ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1429】 らあめん花月嵐 三鷹駅南口店 (東京・三鷹) THE 油そば+生グラス 

 「仕事の流れが悪い日」ってのは良くあるけれど、逆に「仕事の流れが良い日」というのはあまりない。というかあったっけ??と過去を振る換えるが・・・思いつかず。要するに、仕事ってのは思い通りには進まないものだということなだろう。その程度の度合が浅いか深いかだけなんでしょうね・・・・。まさに、過日は、そんな「深い」日でして、何をやっても上手くいかず、準備してきたことの半分も表現できなかったこのを悔やむ・・・・。まさにそんな気持ちを振りきろうと、私の週末は、悪い記憶の清掃ということで、馴染みの「中華そば みたか」へ行って気持ちをリセットしようと足を運びます。 





 ・・・・などと考えながら、その「中華そば みたか」へ行くとなんと休業。これはショックですよ・・・・。こんな日は昼からビールじゃい!ということでお隣の「花月嵐」へ。そもそも普段ならもっとよそへでも行って挽回を計ろうというものですが、漆黒の宣伝旗「THE 油そば」なるのがとても気になりますやん・・・・。最近、油そばモードなのでついつい吸い込まれたという次第。




 さて店内、どことなく暗い。三鷹駅には北口にもこのブランドがあるのですが、ちょっと対照的ではあります。でもパチンコ帰りのような方々もそこそこ先客でおられて、どこか怠惰感漂う庶民的アダルトな雰囲気・・・。食券を通して、カウンター席へ。そこで、この期間限定の「THE 油そば」のカタログなどを眺めながらゆっくりとビールをやりつつ、予習に余念がありません。やがて、その配膳の瞬間が訪れるのですが・・・・、私は心の中で叫びながら味わいます。




 めさ期待しとったのに・・・どっか麺顔が残念・・・・。なのだが悪くはないよ味わいは!旨し!








【具:多くをかたらず・・・・】


 しかしだな・・・画竜点晴を欠くとはこのことか。見事なまでの卵黄の潰れであります。しかも、麺のスキマにかなりの分量が落ち込んでいるので、それが卵黄であるかどうかももはや分からん・・・・。テーブルの上にある「THE 油そば」のカタログ写真と思わず見比べてしまいますがな・・・・。この一杯は、この見栄えがとても大切なんとちゃうのん!もはや「卵黄風ペースト」という感覚で、初対面の麺顔としては、肩すかし度が高いと言えましょう。この時点で、もう・・・具材をあれこれと考えることを放棄しました。(カイワレも3本だけというのは寂しいのだが・・・)









【タレ:見栄えとちがい・・・結構まったり!ほのかに甘い系で卵黄が支配する味わい】


<卵の感覚がチラチラとカルボナーラ感を連想させる>


 しかし、味は悪くない。これはこれでアリだなと思えますし、ひょっとしたら、このブランドの中では一番気に入ってしまうのかもしれません。冒頭からぶつくさと文句を語ってしまった卵黄ですが、この卵黄感が非常に全体的に高い・・・。卵ならではのまったりとした濃厚な味わいが支配します。ここがまた想像とギャップがあったところでして、醤油ダレがもっと利いていて、さらさらっと食えるものだと思っていた。しかし、粘度が高く、また麺の熱によって卵部分がぷるぷるに凝固しつつ、ある意味・・・妙なカルボナーラ感と結びつくような・・・・。だから、これはこれで、旨いと思える。カルボナーラなら悪くない。



<チューニングはお任せとあるけど、中々難しい・・・>


 このまま食い続けてもよかったのだが、「油そば」感をやはり追求したくなり、食べ始めた三分の一あたりから、辣油&お酢の第一陣を投入します。ちょっと思い切って多めに投入したものの、それほど効果がなく、カルボナーラもどき感が拭えない。故に次は思い切ってそのままの「醤油」を少し垂らして塩気を誘ってみました。粒こしょうもあったけど、それはカルボ系と強力に結びつく味だからそれは選択からは排除。


 だんだんと油そばっぽくなってきたぞとしばらくはそのまま食う。でもこれもまた慣れて来ると、もう一度、辣油と酢を投入したくなる。タレの大部分が麺に染み込んでしまっているので、表面的なチューニングでは埒があかないのかと思い、今度はもっと多めに・・・。遣り過ぎたか、ちょっと金属的な味わいになってしまったりして、中々チューニングが難しいものだとやや自暴自棄になるか・・・。








【麺:悪くない中太ストレート麺!多加水系のモチモチの良いところを引き出しています】


 麺は悪くないね〜。量産品として考えても個人的にはプッツリとした前半の歯応えに、後半はモチモチ度が満点の、受けやすい多加水麺の風貌を前面に出しています。見栄えは意外に味わいとは別で、醤油ダレが利いて染み込んだ加減が飴色系の褐色。とても旨そうに感じる色つやを感じます。卵の味わいが非常に全体的に絡んでいるので、後半はヌメヌメ感が強くなる。なのでダマになったところを、無防備に啜り上げると「ズゴッ!!」と喉に飛びこみ壁に貼り付くような違和感を覚える。油そばというわりには、油っぽくなく、ここ武蔵野エリアで語るなら、油そばというより、まぜそばといった感じの作り。麺の個性は個人的には好きでして、反発が利いたテンピュールのような弾力は、非常に魅力的であります。






 そうそう、スープが付いてくるのですが、これはチャーハンのと同じですね。THE 化学調味料といった感じもしたしますが、この安っぽさが旨しと思えるのでしょうな!でも、半分ほど啜ってあとは、残してごちそうさまとさせていただきました。







 総じまして、「生産のばらつき確認のために、もう一度どこかで食いたいこのメニュー」といった感覚か・・・。少し皮肉が多かったかもしれませんが、個人的にはアリな味。このブランドは滅多に足を踏み入れませんが、これがあるなら、ちょっとおやつとして食ってもよいと思えます。しかし、コレ・・・・期間限定なのよね・・・・。カタログとかメニュー写真の通りに!とは強くは言わないが、生卵黄トッピングは、油そばにおいてはロマン。麺を混ぜる行程はお任せしてもよいが、卵黄だけは客側でつぶし、かき混ぜる作業をやらせて欲しい。飲み屋での、最初から栓が開けられたミネラルウォーターや炭酸水にどこか信用がおけないのとどこか共通しているようにも思えるのだわ。最近、週末は、油そばとビールという組み合わせが、個人的には定着しております。こうして、油を吸収してこそ、次の一週間が乗り切れるというもの。これから、毎週毎週、ボスキャラのようなど偉い方々と一騎打ちやけん、頑張らないかんとよ・・・・。なので詠います!




   雪解けて
   うごめく人を
   かきわけて


   食うは油だ
   明日への潤滑



 お粗末!とういうことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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