ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1322】 麺屋やっとこ 三田店 (東京・三田) らーめん


 朝派な私なので自分の仕事は朝・・・しかもできるだけ始業前に片づけたい!これができないと一日中、何か気分が悪いだけでなく、一日中リズムが悪くなるのです。なのですが、それでも朝からノリが悪かったり、メールで仕事が飛び込んできたりして、やりたい予定が進まないことが多々あり。今回はそこに多少意地になってしまいまして、朝飯もとらず一気に進めようとしてしまいました。結果としては、完結しなかったうえに、疲労だけが残った感覚がありまして・・・・、その状態で会議に入ります。いや〜、集中できずに苦労しました。この状態で午後に突入するのはさすがにいかんので、昼飯は食べたいもの(ラーメン)でエキスを補給しようと、かねてから心の中でブックマークしていたこの店に突撃です。名称からチェーン展開かな?と思っていたけど、全くの勘違い。ご夫婦らしき方々がてきぱきとコンビネーションよろしく、なかなかいい空気感じゃありませんか。とりあえず初訪問店では、基本オーダーを注文するのが自分の決め事。らーめん一本勝負です。








【スープ:慶応前のこってり味噌!プラスアルファで更に濃厚!】


<味噌+鶏?のベースイメージ、シルキーなコッテリ感覚>


 配膳の瞬間、なかなかなコッテリ感あふれるスープ感覚で生唾ごっくん状態(古い例え)。なんたって久しぶりの味噌ラーのような記憶ですし、味噌の酸味系の後味やら、熟成ある塩味などを想像してましたから、見栄えが意外で嬉しい誤算です。動物系のエキス感たっぷりの味噌という感覚です。見るからにクリーミー。レンゲを静かに沈めると・・・とろ〜りと粘度を感じる。ははん!どんなエキスかと思わず舌なめずりをしそうになる。ゆらめく赤い辣油が揺らめくスープ感覚。


 実際に味わい出すと、味噌の甘味が広がる!その次に動物系のエキスの甘味も感じる!食い進めていくうちにどちらの甘味か分からなくなります。しかし、辣油の加減で甘さ一辺倒とはならず、複雑な味わいがこれまたしっくりと腹に落ちます。なかなか旨し・・・・。白ごまがかかっている意味も確かに感じる香ばしさよ。空腹感が一気に裏返る瞬間です。さてこのエキス感ですが・・・、豚骨メインと思っていたのですが、個人的には鶏系のエキスが濃いと感じました。トロミの感覚と口にまとわりつく感覚が、同じ動物系でも豚よりも鶏と感じ入りましたが、真偽は不明。日頃あっさり系好みな私も、なぜか秋に誘われ脂肪を蓄えようと本能が働いているのかもしれません。




<生姜、大蒜で自在にチューニング、オロチョン風に食欲誘う>


 実はこの店の特徴は、生姜と大蒜のトッピングを自在に調整できること。店員のお姉さんに食券渡すとまずこれを問われます。もちろん今回は生命力というかエキスなるものを補給したかったため、「両方たっぷり!」と告げたいところですが、午後にはまた大きな長い会議が控えておりますので、大蒜だけをご遠慮ということで・・・・。しかし、この生姜もこってりスープの中でジリリ!と爽やかな個性を発揮して、更に食欲を刺激する役割を果たします。おそらくこれは・・・・大蒜投入が大正解のはず。今度、嫁さんが不在で且つ夜の部に来店して、大蒜ドライバーを思いっきり聞かせて食いたいと思いました。


 尚、辣油はこの一杯では面白い味の化学変化を起こしていると思えるのですが・・・・。甘目のスープと白ごまが口の中で入り交り、オロチョン風な風味を醸し出しすと感じます。これは妄想が過ぎるか?(笑) 何気ない辣油の一振りに、すごい味わいの広がりを感じる次第。









【麺:多加水縮れな中太麺はスープを持ち上げ・・・満足度もアップ】


<クッシリ感覚ある多加水中太縮れ麺、コッテリスープに負けない密度感>


 意外なほどに好みに合った麺。中太麺でつけ麺でも通用しそうな密度感を感じます。しかも縮れがありますので、これはよくスープに絡まりますね〜。多加水風ですが固めのモチモチ感で歯ごたえ的にもしっかりしている。これが野菜の歯応えとコントラストを与え、咀嚼するということ自体が楽しく思えてならない。モチ!プリ!ザク!と噛む部分でいろいろ変わってくるのが面白い。口の中では歯応えがお祭り状態であります。

 麺単体では、前歯でぷっつりと千切れる感覚でしっかり度合をアピールするタイプ。奥歯のすり潰しはクッシリとした質実感ある密度を感じるタイプ。こういう品質感を期待しないで空腹ヘロヘロで訪問したため、ハードル下げたのも影響あるかしれんが・・・スープ同等に旨く感じた。結局オレは単純な男だと改めて知った(笑)。




<にゅるりとヌメル感覚がスープにもマッチ!大盛りサービスという嬉しさ>


 スベリと言う点でも中々ニュルニュルしていて、これはこれで良しだなと思える。ギッチギチに湯切りをしたとも思えないけれど、適度なぬめりが残っていようとも、このコッテリスープにあってはむしろ好都合なのかもしれません。それでなくともスープとの絡みが良い、持ち上げ度が高いので、ニュルニュルしたスベリを楽しめてグッドです。さらに・・・・こちら、大盛りサービスです。ヘロヘロだった私は、並盛で抑えましたが・・・帰り道に後悔いたしました。







【具:やはり野菜の炒めと味噌のスープコラボはいいですね〜】


<とろけるチャーシューは辣油で更に香ばしさ誘う>


 スープがとろり系な中で、柔らかい肉は、まるでシチューの具か?と思えてしまうほどに、柔らか系です。脂身と赤身のバランスもよろしい。味わいはスープと辣油を計算した浅目な味付け。この辣油がかかったことと、白ごまでオロチョン風に疑似体験したところにチャーシューを食むような感覚になるので、なかなかこれもおいしく頂きました。





<炒めの技は味噌系の醍醐味・・・・野菜も採れるヘルシー系>


 もやしが主体の野菜なのですが、フレッシュトマトが一握り加えられているのがみそです。これは炒めの最終段階でさささっと中華鍋に投入されます。軽く熱が通った感じになりまして、こってりスープの中にあって、一服の清涼剤と感じる役割を果たします。これは面白いと美味しくいただきました。つくづく・・・味噌ラーは中華鍋で仕上げるに限ると再認識。炒めの技とその香ばしさが野菜やスープ全体にダイレクトに広がり、野菜を始めコクの一体感を感じますしね・・・。







 総じまして、まだまだ忙しい毎日が続く中、ちょっと汗かく秋の青空に誘われ・・・疲れを引きづりながらも味噌ラーに引き寄せられたというだけの話。それにしても、やっぱりどんなことがあっても、朝飯を抜くのはやめようと感じましたわ・・・・。疲れがたまっているうえに、午前中の最後は力が入らないような感覚に襲われますもん。朝ラー続けようかな(笑:うそです)。なので詠います!



   多忙にて
   朝飯食えず
   朦朧と


   こってりエキス
   充填完了



お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



  



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