ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1283】 梅もと 品川店 (東京・品川) 正油ラーメン

 難しいテーマでブレストを3時間半も続けました・・・。今回は、ファシリテーター役ではなかったのですが、専門技術論が飛び交ったり、元々業界知識が深いメンバーばかりでありましたので、ちょっと意見が出せずに、歯がゆい思いをした次第。こういう状況一番自分はキライでして、俺居なくてもええやん?などと感じだすと凹むのです。仕事で参加しているのですけどね、ならばこそ、何か結果がないとね・・・。


 ・・・などと考えながら、降りたつ品川駅。朝6時少し前でございます。この時間帯って24時間営業の牛丼屋か、富士そばしか営業していない。そろそろ朝ラーでもして気分を盛り上げようかと、あちこち通勤途中でネット検索したところ、こちら「梅もと」さんの情報をゲットです。なんだ・・・この店の裏には、コショーそばが名物の「天華」があるではないか。









【スープ:早朝から頑張る立食いそば屋!嬉しくも分かりやすい醤油スープです!】


<普遍的イメージな醤油スープ!まさに醤油のお味という感覚>


 配膳の瞬間・・・というか、立食いなのでカウンターで受け取る瞬間ですが、あ!どこかで出会ったデジャヴな感覚。ドライブインとか、サービスエリアで過去お会いしたような感覚です。こうやって改めて写真をながめてみると、写真映りは良いですね〜(笑)。生たまごサービスということでしたが、今回は遠慮しておきました。透明系な醤油スープをなぜだか濁らせたくないのだよな・・・・。これが和そばだったら、確実に投入するのだが、自らのフェチ度が未だ測り知れないところがあります。さて味わいますが・・・・キッパリとした醤油味というのが最初の印象。レンゲを沈めてカラーチェックをしてみても、そこそこの醤油ブラウンを醸し出しております。ゆえに塩分的には冒頭から感じる。風味とか丸みとかを、朝の立ち食いそば屋のラーメンで求めるのは、場違いなのでそれは野暮というもの。朝の喧騒にささっと大勢のサラリーマンに供給する、そしてそれを味わう身としては、醤油ラーメンというイメージが分かりやすい方が受けるのでありましょうな。




<鶏ガラ系・・・ボディ感としては薄く、アッサリ系でケミカル>


 そば屋の出汁という点を差っ引いても、動物系の出汁感覚は少し薄いと感じます。おそらくスープは仕入れ系かと思いますが、表面に浮かぶ脂の輪もあっさりとしていて、それが醤油感覚を引き立たせているかのように感じます。そして、塩分奥に旨みを感じますが、どこかしらケミカル感が漂うというスタンス。ゆえに、後から喉が乾いてくるということになり、それなりの塩分濃度を感じる次第。とはいえ、朝のこの6時という時間帯で提供してくれるのですから、非常に貴重な存在と言えましょう。









【麺:さっと作って、さささと食う・・・・・そんな即席性を感じる】


<業態に合わせた麺づくり・・・即席性重視>


 メインラインナップのそば・うどんと、同様のゆで時間で提供される。まさに「立食い屋仕様」のスペック。即席性を重視。これを前提として評価しましょう。ゆえに食堂系であり、大衆系のそれであります。学生時代に学食で食ったあれを思い出す・・・。家族旅行中、高速道路のサービスエリアで食ったあれを思い出す・・・・。これまで幾度もであったことのある麺です。敢えて分類すると多加水ですが、モチモチっとした感覚は少しだけ。クチュリとした奥歯の歯応えと、スパスパスパスパ!と容易に切れ込む前歯の当たり方が、懐かしい印象です。




<すべると言えばすべる>


 即席性もあってコシとしては緩めのスタンス。そこにもって表面の光沢性ある地肌ですから、すべると言えばすべる。そして思いのほか、汁の吸いこみが少なく、スベリの感覚が同じく時間が経過しても変化しない。町の中華屋でこれが出てくると、ちょっとなーーーと思うけど、立ち食いそば屋としては、どこか割り切ったようなサバサバ感があって良いと感じる。大衆系の麺は、高級系や崇高系の麺のスペックダウンではなく、そこまでは求めていないものを割りきったり、別なバリューを加えたりして、仕様を練り上げるものと感じる。例えば、この場合なら、小麦の風味とかを求めるという麺の本質的なものの優先度を下げてでも、価格をワンコイン以下にするとか、待ち時間が1分以内にするとかの方が、バリュー度が高いわけだ。そういう感覚で味わいたい。






【具:立食いそば屋としては、ここで個性を発揮するのでしょうな・・・ワカメで勝負!?】


<肉味と塩気がマッチしたチャーシュー、整形タイプですな>


 スープと麺もどこか割り切りある中の頑張りを感じながら、このチャーシューについても同じようなことを覚える。されど、良くできている方です。以前どこかで食ったワンコインラーメンは、ハムだったりするからね(笑)。それに味わってみても塩気がここでは生きる。スープの塩気が肉味にマッチしているように思えて、一気にラーメン感覚が高まる瞬間であります。




<ワカメは半端ないボリューム!!この店のウリか??>


 もともと、ラーメンの中のワカメをいかがなものかと感じている身としては、ここまで入れるか・・・・というほどのボリューム感です。ただし、そば屋ではワカメが良く出るのか、そこそこの品質のワカメで、海草の匂いがスープに充満するということは一切ありませんでした。こちらのお店のウリなのですかね・・・・。そういえば、生たまごサービスは既述だが、ワカメと生たまごの組み合わせは個人的には合わないかな・・・・。因みに、私の実父は、こういう組み合わせが大好きな男でして、よくつまらんことでクチ喧嘩をしたものです。もう高齢なのですが、それでも懲りもせず、実家にかえったらつまらないクチ喧嘩をする。そういえば今年の夏は帰れなかったな・・・・・。






 総じまして、なんだかやるせないなと感じる朝には、やっぱり好きなもので気合をいれるしかないと改めて思ったラーメン。いろんな場所で、いろんな時間帯で、いろいろなラーメンがあるものです。おそらくこの時間帯でそば・うどんを食しておられるのは、多忙の極みで始業前から仕事をしないといけない方たちばかりでしょうな。そんな多忙な男たちに混じりながら、皆がそば・うどんを食う中、私だけがラーメンを食うという光景でした。なので詠います!



   夜降って
   カラッと晴れた
   朝焼けに


   今日もファイトだ
   朝ラー補給



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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