ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1243】 らぁめん花月嵐 三鷹駅北口店 (東京・武蔵野市) 中華そば 竹食堂

 朝一番で出勤する。始業までの3時間が私の真のワークタイム。夜の8時か9時に退社する。昼間は会議で埋め尽くされ、夜の残業時間は、翌日以降の準備やらに追われる。創造の時間、主務の時間、準備の時間と分けて働くようにはしているのだけど、最近準備の時間がすごい。朝の創造の時間も食いつくそうという勢いで、そういう時間の使い方がつくづく苛立つ思い。そんな状況が極まったこの日、食事の時間も犠牲にしたのに終電退社となりました。中間管理職の意地の見せ所でして、ドリンク剤と、野菜ジュースと、タバコの本数だけが、やたら増えつつあるこの数ヶ月です。いつか本にでも出してやろうかしら(笑:うそです)。


 とは言いつつ、こういうとき好きなもん食いたいよね〜・・・・・。午前様に、どうにもならない重たい気分を背負いつつ、あっさりした一杯を食って一日のケリをつけました。

  








【スープ:さらりと食える量販系専門店のありがたさをしみじみ思う・・・懐古系醤油ダレ】


<確かに昔ながらの中華そば方程式ですな・・・・動物系の薄味と醤油ダレの落とし前>


 起源の一杯かどうかは別にして・・・・、終電で帰宅して道すがら飯を食うにしても、定番の背脂ぷんぷんという一杯は、さすがに胃もたれおきそう・・・。翌日(正式には同日)朝始発では出勤ですから・・・ちょっと考え込んでしまいます。されど私の魂を救うべく、ということで選んだのが少しでも負担が少ないと思えるこの一杯でございます。


 動物系主体で、節系で落ち着かせ、醤油ダレできっちりとまとめあげるという方程式ですな・・・。非常に因数分解がされやすく、腑に落ちるというところが絶妙と言えましょうか。元々ガッツリとしたボディー感アピールな系列(FCはこればかり)ですから、その中であっさりでというのは難しいもんです。天下一品のあっさり・・・しかりですな(京都生まれのオヤジとしては・・・・創業期の天下一品と比して、考え込む、時代の流れを感じる)。


 などと言いつつ、どこでも、いつでも、食欲を受け止めてくれて、この低価格というのは、実に優れた社会貢献だと思うのですよ。これはそういう基準で味わうべきでありまして、実にそういう意味で救われた一杯なのであります。豚コクが少し欲しいなという要望に応えてわずかに背脂が投入されております。またジリリとする調味料を抑えた節感も貢献しています。あっさり過ぎると「たよりない」と思われないように・・・塩気もそれなりに主張をしています。





<塩気と旨味と調味料の関係代名詞>


 塩気は基本形だと思っております。それは何かと修飾させると旨味と意味すると感じております。つまり塩気と何かのエキスを旨味というキーワードで関係づける。そのエキスが関係代名詞という意味。理屈っぽいですね・・・。その関係代名詞は、はっきり申して悪気はなくケミカルな調味料。そしてその中に多く感じさせるのが節系の味わい表現なのかなと、感じています。


 その節系ですが、微妙に投入された背脂と結びつきます。コアがボディーをまとったような感覚かな・・・。そして醤油系の味わいがコーティングというか触媒というか・・・そういう役割。








【麺:かなり気に入っているかも!手頃な質実感があって毎日でも食えるかも】


<量産系の中に個性を感じさせる質実感を感じます>


 一方の麺ですが、最近全国展開の店でも、そこそこの品質を提供してくれるのは、非常にすばらしいことだと驚嘆しております。そうでないところもあるのだけど、それがまた店のキャラクターだったりもしますので、何とも言えませんが。


 さてこちらは、本当に全国基準な標準ストレートを体現しており、その密度も練り水に由来してややカッツリとしています。小麦の風合いを残そうとした努力も伺え、切り捨てることはできない量販系質実さを感じさせます。製麺技術の進歩たるや・・・・物流と保管技術たるや・・・・日本のテクノロジーは、実はこういうきわめてアナログな業界を基盤に支えられておるのかもしれませんな。






<中から多の加水が定番!歯ごたえとスベリの定番さ表現が勝負どころ>


 多加水と割り切れないので、中から多の間の加水と言っておきますね。汁を吸い込むところは、若干ありますが、それほど吸い込みが早いわけでもありません。芯を感じさせない茹で上げでして、おそらくマニュアル通りの茹で上げなのでしょう。スベリもそれなりでしたし、全体的に沈み込む歯ごたえと練り水の個性からくる最後の奥歯すり潰しの抵抗感も中の下程度のかたさも感じます。私は認めてますよ、この麺は。







【具:コスト努力が見え隠れします】


<すでに崩れている・・・・チャーシュー>


 レンゲですくい上げようとしたら・・・・すぐに崩れた(笑)。柔らかさは分かるけど、薄さがリフトに耐えられなかったのね・・・・。味わいは申し分なかったけど、コスト構造を抑えた企業努力は感じましたよ・・・。




<それは仕方ないと許すしかあるまい・・・ほうれん草>


 ほうれん草は、残念感しかなかったな・・・。これも何か彩りをと考えてのことだから前向きにとらえます。家系のクタクタなほうれん草というのは、こってりスープがあっての成立なのであって、あっさり醤油ではどうかなと・・・・。それに、ほうれん草の水切りも不十分で、味がしなかったというのが問題点かな。あくまで彩りとしての存在感なら理解する。






 総じまして、組織で生きてるサラリーマンが道ばたで飢え死にしないのは、こういうお店の貢献が大きいのかと(笑)。どうかしてるぜと思える多忙のなか、意地でラーメンレビューしておりますが、最近ほとんど土日の余暇での文章推敲のため、記憶が多少飛んでおるところはご容赦いただきたい。週末にレビ作成して、毎日朝出勤中か出社直後にアップするというレビュー生活パターン。仕事も意地だが、ラーメンもほとんど意地でして、ラーメンの意地を捨てて仕事に没頭というと、効率良さそうだけど、これまた精神上バランス悪くなりそう。なので単純に続けている・・・。なので詠います!



   終電で
   帰宅し降りる
   三鷹駅


   明日は始発だ
   栄養補給



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!






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