ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1230】 もりずみキッチン (東京・後楽園) 特製醤油らぁ麺

 家族は少し早めの夏休みということで旅行に出かける。なぜかそれを見送る私。なぜって・・・・3連休とはいえ、ガチで休日出勤だったりするのです。お父さんと遊びに行ったことあまりないねと、息子に純心に言われるとグサっと心に突き刺さりますぜ。見送ったあとクルマを家に置きに帰って、再び出勤のためにいざ会社へと出かけます。ああつまんね〜と思いつつ、どこかで一杯食おうと新規OPENの店に突撃です。それがこちら「モリズミKitchen」さん。そう、あのお方の復活のお店です。かつての護国寺の味わいが脳裏に蘇るわな・・・。

  






【スープ:明るさが広がる魚介醤油!醤油の風味が自然なさわやかさ】


<都会的で明るい魚介醤油!醤油酸味の奥が軽やかに広がる>


 それにしても、森住氏直々にドア係とは・・・秘めたサービス魂を感じますな。入り口に立っていても厨房とホールの動きには、逐一目を届かせるところは、さすがにオーラを感じますね・・・。などと思いながら、ちゃぶ屋の一杯をどうしても連想しながら待つこと6〜7分で配膳が完了。休日の昼ピーク時としてはスムースと言えましょう。で、その一杯と対峙するのですが・・・スープの色合い的には、どことなく護国寺時代を彷彿とするものがあります。そしてスープを啜ると・・・・なるほど、醤油の風合いがピーーーンと広がりますよ。


 広がるといってもパワフルではなく、ソルティーといった感じでもなく、どちらかというと醤油由来の酸味が明るく広がるといった感覚。このあたりは、変化させてきたなと感じさせる点ですね。酸味というと「酢」の系統をどうしても連想させてしまい、いろいろと各方面から、これまで誹謗中傷をあびせられてきましたが(泣)、醤油の後味に感じる感覚に酸っぱみを感じることはありませんかね・・・・。それを引き延ばした感覚でして、醤油の発酵段階で連産される風合い。ま、駄舌ゆえにお見逃しくだされ・・・。


 ともあれ、醤油の感覚が透明感ある明るさながも、どこか風合い的には分厚く感じる。その片鱗として醤油の塩気より酸味が印象的であったという例えでありまする・・・。




<魚介感がなかなか独特!?鰹とも鮪とも・・・単なる煮干しか・・・>


 そして魚介感がなかなかであります。魚介醤油と分類してもいろいろありましょうが、もちろん鶏ガラの煮出しとか、豚肉から受ける脂の旨味など滲みだしている。そういう動物感もそこそこしっかりと感じる。だけども、それだけで説明がつかない、独特の魚介感が広がります。鰹?・・・・いや、単なる鰹節で表現されているわけでもなく、サバ節とかアゴなど連想をいろいろと馳せる。単なる煮干しだったりしてという発想もありなむ・・・・・。


 個人的には、初めて鮪系の出汁のラーメンを食ったときの感動を覚えるのだけど・・・・それとも少し違っていて・・・・・、ま、やっぱり駄舌ゆえにあまり語りすぎるのも何だから、このあたりで。実際に食して、皆さんの感想を参考にさせていただきたいと思う次第。









【麺:麺を少し前に出したという演出を感じますな・・・たおやかな平打ち麺】


<平打ち多加水麺とは!ちゃぶ屋時代とは少し変化させ一線を画しましたな・・・>


 一目見て麺に関しては変化を感じました。旧ちゃぶ屋は標準のストレート麺だったような?気がしますが、明らかに平打ち風なモチモチ系を連想させる多加水系ではなかったという記憶です。しかしこれもまた悪くないというのが率直な私の意見であります。やや捩れはありますが、たおやかな姿。最初の前歯の当たり方はスパッとキレイに差し込みますが、その直後には柔らかなアルデンテを感じ、いわゆるモチモチ感の片鱗を感じます。やや後半になって汁を吸いこむのかもしれません。ややしなやかに変化しますが、全体として「クッシリ」>「モチモチ」な立ち位置の歯ごたえ。麺の密度も高すぎず、潰し込みもほどほどでして、優しい打ち込みを感じます。私個人的には、低加水の固めが好きなのですが、一方で佐野ジャパン系のスパスパっとしたのも好きという節操のない性格なので、何でもおいしく頂いてしまうのですが、広く受ける麺だと思いますね・・・。





<表面の透明層が織りなす滑りの感覚には共通項を感じます>


 さて単なるモチモチ麺でないというのは、その茹で上げコントロールと申しましょうか、表面部分と中心部分という二層構造が美しいという点でして、そこが如実にスベリにも影響を与えます。ちゅるりん!と気持ち良いスベリが麺の太さを感じさせずにいい!後半に汁を吸ってからもそのニュアンスは変わらず、地肌のきめ細やかさが活きますね〜。大盛りにでもしたい気分なれど、+150円ということで気持ちが萎えた(笑)。


 そういえば、醤油らぁ麺はデフォルトでも「特製」というお冠がついておりまして、あとから写真整理して気が付いた。ま・・・後楽園ラクーア価格ということもありましょうが、ここなら家族で遊びに来て、ラヲタな父親が肩身を狭くすることなく、いい一杯が食えるので大変ありがたいシチュエーションですが(笑)







【具:分かりやすいチャーシュー一本勝負ですね〜!テッパンと思える旨さ!】


 まー、見事なバラ肉大ロールチャーシュー!味わい的には醤油スープにうまく溶け込んでいて、非常にナイスな一品です。アツアツスープに脂が溶け込んでいて、豚のコクもスープに影響を与えることでしょうし、また醤油ダレを肉が吸い込んで、これまたいい具合に中和を感じる。ほぐれる感覚も感応的ですし、典型的な柔らかチャーシューですね〜。うまし! またメンマは古風で淡いコリコリ感を残しますが、もう少し量が欲しいな・・・・。次回はメンマラーメンにしても良いのだが・・・・。








 総じまして、真夏の3連休に我休日出勤という悲しい現実を少し救ってくれる高品質な一杯に感謝!でもね・・・場所が行楽地ゆえに、ちょっと他の家族連れが、夏の日差しよりもまぶしく感じたりして。ああ、何度こういうことを感じたことか、この数年間。関西転勤時代が非常に懐かしく感じるが、後ろ向いて生きるわけにもいかず、前向きに考えていきましょう!とにかく、出勤があったからこそ、この一杯に巡り合えたのだからね!なので詠います!



   とぼとぼと
   休日出勤
   腹減りて


   横目にうらやむ
   家族団らん



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!


  



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