ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1212】 阿佐谷ホープ軒 (東京・阿佐ヶ谷) 中華そば


 最近外出づいてまして、なんと8時台に店で食える平日夜です。宿題店の中で、早じまいな店をこなすか・・・と、とある阿佐ヶ谷の支那そば系を目指しますが、休業に打ち当たってしまいます。ラッキーな一日は、最後で出ばなをくじかれた形。そこで・・・阿佐ヶ谷とくれば、いつものつけ麺やへと久しぶりに向かうかと思いましたが、妙にこの黄色い看板に吸い寄せられて、店内を覗いていたら「いらっしゃいませ」との言葉をかけられ・・・・そのまま入店とあいなってしまいました。なんとも、折角の早帰りに「ホープ軒」とはベタな選択かと思っていたら、こちら・・・・ご店主含め、女性2名の切りもりのお店なのね!昭和の香りがぷんぷんする店内ですが、なかなか下町レトロなれど女性らしき柔らかさもカウンターに雰囲気が流れる。迷わず定番、中華そば!前金制の お店です。

  








【スープ:豚骨ラードの海にあっさりと感じる醤油ダレの味わい】


<分厚く覆うラード感が意外とゴクゴクいけるさっぱりさ>


 配膳の瞬間、見慣れた東京らしい豚骨醤油。ラードの層が滲みながらも、いつも食っている一杯より分厚い。そして背脂がプカプカと浮く。脂の中で浮く背脂というオイル・ファンタジーな世界観。すくって味わいますが・・・これがまた、クドくありませんな。こういう一杯を求めるには、ガッツリと胃袋に染み渡るヘビーさが売り物なのでしょうか? しかし、この一杯は、オイルがサラーッとそれなりに感じさせながらも、「重い」という感覚が非常に少なく感じてしまう。そういうところを、ご店主の個性と結びつけてしまうのが、ラーメンオタクの性かもね。ガッツリ東京豚骨醤油に・・・・女性らしさを感じる(後付けなのですがね〜)。




<より醤油ダレのニュアンスが前向きで好印象>


 そして何よりも私が気に入ってしまったのは、塩っぽいエッジングと調味料の結びつきよりも、醤油のサッパリした塩味加減が、好みに合っていたと感じる次第。レンゲでかき混ぜながらのスープ鑑賞ですが、白濁の中に醤油ブラウンの色合いもやや感じる。醤油のニュアンスがとてもナチュラルにも感じられる。それに・・・・モヤシの汁が上手い具合に滲み出ているのかもしれません。野菜のエキスがラード感をサッパリとさせているので、ベースの醤油ダレが映えるのかもしれませんな。いやいや・・・・本当にふらっと入ってしまった定番ラーメンの店でありましたが、なかなかどうして、見直しましたよ〜。

  








【麺:柔らかい麺もええね〜と思える・・・しなやかで風味ある麺】


<細麺やや縮れ系で意外と粉の感覚で食わせる>


 いかにも細麺で中加水。縮れぶりが印象的なフォルム。これは見た目通りに、柔かく感じる歯応えです。前歯の入り方からスパスパとする印象です。しかし、奥歯のすり潰しに入ったとたんに、粉っぽい雰囲気もあることにも気づきます。断面を見ても芯などグルテンの固い部分も見つからないのですが、感覚的にだけ・・・クシリと粉っぽい風合いを感じてしまう。見た目にはそれほど粉を感じないのに不思議。でも、なんだかよくある麺個性のようでもあり、このホープ軒系の体験度がまだ少ないのを感じますな・・・。





<汁吸い込んで背脂が絡みちゅるりんと滑る>


 汁は吸うタイプだと思います。細いからその影響も受けやすいのでしょうな。汁を吸い込んでもその風合いはあまり変化なく、最後まで旨く食えます。そして、ラード層を通過してきますので、それらを引き連れるため、すべりとしても滑らか。調子にのって強めにすすり上げると、縮れと相まって跳ねますから注意しましょう。マーフィーの法則。白いワイシャツを来た時に限って・・・・シミがつく(泣)。







【具:等身大で気軽で旨しと思える具材】


<醤油ダレの香ばしさ程よい腕肉系>


 全体的に醤油ダレが浸かった印象の見映えですが、それほどカエシの影響は深く感じません。ほぐれるほどの柔らかさとほどほどの厚み。脂のややコリッとした部分が、どこか懐かしい感じのする肉味。昭和40年代なら、こういのが流行だったのでしょうかね・・・・。関西オリジンの私には、高度成長期からバブルに向かう中を駆け抜けて来たパンチある生命力をかんじます(うそです・・・ちょっと例えすぎ)。




<もやしのシャキシャキ感がアクセント>


 根きりもしない普通のもやしなのですが、これがまたいいね!原価抑えめな具材なれど、満足度がこの一杯の中では高いと思えます。茹で上げ加減もちょうどよいシャキシャキ感!背脂の占めるスープの中にあって、ちょと一息つけるさっぱり感が嬉しいではありませんか。






 総じまして、こってり系の中で女性らしさを感じてあっさりと感じる旨さ! 私はこれが好き!と胸を張って言えましょう。いえいえ、単なる女好きではありません。ただの通りすがりの麺好きですから・・・・。なので詠います!





   乙女なる
   細腕繁盛
   阿佐谷の


   昔ながらの
   東京定番




 お粗末!というわけで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!






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