ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1208】 麺処 繋-Gu (東京・蒲田) 味噌ラーメン


 しっかしそれにしても激務ですな・・・。想像を絶する◯時間ほぼぶっ通し会議が終了し、疲労困憊が極まります。流石のタフネスな皆さんも疲れが極度に達した様子でして、「早く会議を収拾してくれ」と私への目線を感じます。最後は、少々強引に切りまして自席に戻り、少し仕事でもして帰るか・・・と思えど、もはやガス欠状態。

そうか・・・・、朝何も食えず、昼5分で食ったカップヌードル一つだけだったからな・・・と気づきます。そうなったらもう疲れと空腹がMAXに達しまして、腑に落ちるいい一杯を食わないと落ち着かなくなりました」。こってりと、しかりした、崇高なラーメンが食いたいと・・・・思い浮かんだのがこの一杯という顛末です。


 この日唯一の食べ物らしい食べ物でして、それゆえに少々興奮気味に美味かった!








【スープ:香ばしい麹とまったり背脂のコラボに酔いまくる・・・】


<味噌麹の淡ーーーーーい酸味と華やぐ芳ばしさが熱気に包まれ>


 疲れていたので・・・トッピングの追加しても残しそうだったので、麺カタメだけを告げてカウンターで待つ事にいたします。味噌・・・・、しっかりと中華鍋の炒めで仕上げるスープの調理。手がかかる故にテックニックが問われますな。お若いご夫婦コンビか、オペレーションも丁寧で気持ちよい。スマホ片手に時間を潰して、目眩がしそうで朦朧としていたところにこの一杯が配膳されます。


 やや!味噌の明るい色合いが眩しい・・・。明るいキャメルカラーが食欲をそそる上に、味噌の香りが伝わる。レンゲを通して背脂感を確かめますが、久しぶりの分量でヘビーかもとたじろぎます。などと考えてレンゲでスープをすすると、その華やかな香りが鼻腔を駆け抜けて快感!


 めっさ旨いがな!味噌の塩分を通り越して・・・・麹の華やかさ、香ばしさが広がりますやん!コレ好き!




 いや〜鮮烈でしたよ!味噌は濃いめの八丁味噌系の塩分高めが好きな正確。京都出身なのですが、白味噌はいまいちそれほど食おうとは思わない趣向の持ち主。なれど、この明るい味噌は、実に麹がイキイキとしとりますよ!発酵物の持つ独特の風合い、旨味がちゃんと味の表現に現れておりますし、香ばしさのその奥に・・・・淡い、本当に淡い・・・酸味すら覚えます。この麹感が背脂こってりとタッグを組んでええ感じで食べ手に攻めて来ます。




<背脂のこってりさが嬉しさを誘うね〜〜〜>


 味噌と背脂がこれほど合うと感じるのは、かなり久しぶりかもしれません。大体、味噌をあまり食って来てないのですが。純蓮のようなのは、それとして名品と感じて食う程度ですしね。ニンニク効かせるのも定番な趣向なのですが、背脂補強というのも、麹と動物系のコクが融合して旨さの厚みを飛躍させると確信いたします。


 脂が甘みと感じさせるところがまたならでは!。京都で背脂を若年から摂取して来たせいもあって、少々飽きて来た時代があったのですが、東京にきてそれに拍車がかかってた。なので戻り転勤以来、すっきり系を主に食って来ました。燕三条や、東京豚骨醤油もいいですが、味噌と背脂も甘みと甘みが重なりありまして、ええね〜。桜新町の背脂もよかったけど、ちょっとこれはクセになる。もう、この時点で「また来るな、きっと・・・」と思えて来る。 









【麺:固めが似合う・・・密度高めな中加水麺!】


<カッツリとした固めマイチューニング!味噌風味とマッチ>


 固めチューニングとさせていただきましたが、これが実にスープにマッチしていて良かったなと後から思えて来る。帰路の京浜東北線の中でも、あの感じよかったよな・・・とにやけて来る。つり革もって車窓を眺めてにやつくオッサン。端から見ていて実に気持ち悪かったことでしょう。


 オーバルな切り口の中太麺。ラーメンの部類で言えば明らかに太目なそれは、縮れ麺よりストレート感覚が強く、ややウェービィーという感覚でして、見た目にも穏やか。それが前歯の当たりからクシクシと粉の密度感を連想する固さが最初から心地よいのであります。麺が旨い!と思えるのは、風味の他に噛み心地が大きく占めます。奥歯の潰しでも素直なクッシリ感があり、まさに押しつぶすという感覚。コシを強く感じますが、芯が明確にあるわけでもなく、全体的に固めに沈みこむといった感覚を覚える。





<外固っぽい地肌感に背脂がぬめり・・・ニュルン!強くハネる>


 それがまた「外固」な風格だから、実に心地よいのであります。固いのではなく「固め」。汁を吸い込むより、背脂まみれと強いコシで、麺の端っこを啜り込むたびに「ニュルリン!」と暴れて、ハネが飛び散るよう。表面の光沢あるところに、背脂がワックスをかけたように艶めく。艶っぽいのに素朴という相反するところが、またどう感じて良いかわからなくなる。それでもこれを食いたいと無心状態でむさぼるように啜り食う。あまりにもあっという間に平らげたから・・・・クチの中が少し火傷したし、ご店主も少し驚かれたかもしれません。いやいや・・・それほど旨かったのですよと、帰りがけの「ごちそうさま」に気持ちを込める。







【具:もやしとメンマの増量が無料であります!】


<定番のロールバラチャーシュー>


 見た目は、良くある風貌であります。バラ肉ロールチャーシュー。整形がキレイでして、まん丸。少し薄めでありまして、これはチャーシューメンにして麺を巻いて食べるにはちょうど良い寸法感があります。味わいとしては、文句はない。ほぐれるほどの柔らかさも秀逸。ただ、薄さだけに、一口で食ってしまって・・・・食べたあといきなりさびしくなる。チャーシューを飲み干す直後に・・・喉奥に落とし込んだそれを惜しむように、心の中で唱う・・・・・「行かないで、行かないで・・・・」そう言うよ・・・・。オッオ〜♫





<コリコリ度強めのメンマともやしは、無料増量>


 そういうことです。体調と疲れがなければ・・・・絶対に増量ですよ!メンマのコリコリ感は、一定の品質感じるし、もやしのシャキシャキ感もよく、体調万全ならば、全部のせ+増量で打ちのめされたい気分であります。







 総じまして、また蒲田に来てしまって旨さにむせび泣く夕べという一杯。いや〜、この半径100mあたりは凄いよ!行きたい店ばかりやん!恐るべし蒲田!大田区フランチャイズの先輩ラーメンラバーが、より一層羨ましくなってしまいましたがな。立ち飲みも安くて楽しそう。60円を切る焼き鳥などは、かつて大阪転勤時代を思い出す。おそらく3年前とは、キャラが変わってしまった私は、今ならこういう街並が似合ういいオッサンになったと自負する。実は、あれだけ疲れていたのに、旨さのあまり復活して、また一人、近くにある立ち飲みでハイボールを2杯あおって帰ったのでした。角ハイボールのお店。ああ、旨いものが集まるところは、惹き合うのだろうね。なので詠います!




   美味しさの
   縁を繋ぎて
   また蒲田


   人混み抜けて
   久方に味噌




 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



関連ランキング:ラーメン | 蒲田駅蓮沼駅京急蒲田駅