ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1197】 支那そば たなか (東京・阿佐ヶ谷) 支那そば

 最近は、すっかり休日出勤が板についてきたというか、家族にも呆れられているようです。子供も一緒に休日を過ごすことも本当に少なくなっており、嫁さんに任せっきりな状態。今回も例にもれず休日出勤でして、早朝から作業やら会議とかが続き、議事録を発行したところで・・・・力が尽きた。それもそのはず・・・・胃袋に何も入れてなかったからね(笑)。自宅に仕事を持ち帰り、午後2時半あたりに自宅に戻ることとしました。とにかく座って帰りたかったから、帰りの電車もオレンジ色でなく、黄色のやつを選択し、秋葉原で席ゲット。新宿か代々木あたりで降りて食おうと思って目覚めたら・・・・阿佐ヶ谷でした(泣)。しかたなく、下車してワンコインラーメンでもと頭が過りますが、宿題店を思い出し訪問すると・・・・閉店間際でギリギリセーフ!特に珍しくない一杯ですが、どことなく安堵できる「支那そば」が食いたいモードでしたし、お疲れ気味の体にもマッチしそうです。そんな気分でこの一杯。









【スープ:和む魚介と淡い生姜風味!そして優しい豚コク!】


 まったく外観的には少し怪しさが漂うのですが・・・中はというと、もう既に常連でもあるかのように安堵感を覚えます。テーブル席主体でして、小テーブルを占拠。テーブル間もそこそこスペースありまして、のどかな休日の昼下がりムード満点ですやん。先客は、このムードと既に一体化しておりまして、ビールとチャーシュー皿でいい気分。文庫本が良くに合う店内の空気です。

  



 落ち着いた感じのご夫婦間の連携もいいね。私の記憶が正しければ、浜田山の名店の系譜のはず。配膳の瞬間、なんとなく麺の感じとスープ感に共通項を見いだします。ま、この時点で来て良かったと思える麺顔です。おっさん好みの等身大のオーラ感がたまらんわ・・・・。などと思いながら、スープをまず頂くことに。


 おお!淡い煮干し感と豚コクのバランスがええやん!


 ピッチリとした醤油感先行の醤油スープもええねんけど、こういう出汁加減の柔らかさの中に、少しだけじっとりとした豚コクがええね!それに、味に落ち着きを与えるかのごときの魚介感がさらっとしていて、ええ塩梅のバランス感覚が広がります。あ〜和む。



 それに!弱い生姜感が醤油と結びついて爽やかやないの!

 生姜のさっぱりさが、実にナチュラルに効いていて、ゴクゴクいけるのがええね!それに、決して冷めているのはない、適度な温度感覚がまた生姜の風味を活かしているようにも思えるのです。魚介が煮干しの苦み傾向とは違っていますので、生姜が淡いのに伸びやかに広がる感じが実に好みであります。崇高系な流行を追わずして、日常のちょっとした贅沢品のような一杯。なんとなく、阿佐ヶ谷という土地柄にもマッチしているようにも思えます。







【麺:控えめなローリングと安心感与える中加水ストレート】


 大胆でもないけど、スープの中のローリングしてまとまっている麺を眺めると、これも浜田山を連想しますな・・・・。加水的には中程度でして、柔らかさというより、クチリ!と感じる芯のないシッカリ感が良い感覚。スープの持ち上げがどうのこうのというより、スープの濃度には、このくらいの固さがええね〜。固めでも柔らかめでもない、ピントがあったカタサ。


   スープの持ち上げというより、汁を適度に吸って旨しだね・・・・

 少し時間が経って汁を吸い込み、よりコシがしなやかになるいつもの風合い。これが実にこの店の雰囲気のなかで、砂時計のようにアナログな時間の流れを象徴しているかのようです。スープも和むが、麺も和む。







【具:しっかり歯ごたえと香ばしさあるエッジング


 ここまで来れば、海苔もご愛嬌にも感じる。本当にちっちゃな座布団のような海苔が、熱と汁を吸ってクニャクニャ(笑)。それでいいと思う。一口だけの磯の香りが名残惜しいと感じさせる程度で丁度ええのです。それに、ほうれん草の味わいも、スープに実にマッチしていて旨し。特別なものでもないのだけど、一口だけの箸休め的な役割がホッとする。




 チャーシューは、小ぶりですが、赤身で歯応えでもって食わせるトラディショナルなタイプ。そして、生姜の風味を少し感じる醤油ダレの漬け込み感が淡く広がる。この程度でいいのであります。と日頃、少しでもいいもの、有名なものを求めて行脚するラオタの私の行動が恥ずかしくなりますな(笑)。


   こうなれば海老ワンタンにも期待を寄せる・・・。


 1000円近くになってしまうと、この等身大の感覚が崩れそうで今回は注文を外したが、やはり、支那そば屋のワンタンは、試してみるべきであったかなと少し考え込んでしまう。このメンマのコリコリ感からも察すると、いい感じの出来映えではなかろうか・・・。







 総じまして、梅雨の晴れ間、休日出勤の狭間で食った・・・和みの支那そば!等身大なその旨さに、オヤジの心はドキュン!と鷲掴みですやん!リポビタンDを飲むより、コレ食った方が疲れがとれますわ(笑)。それは、私だけか。いつか仕事に切りがついたら、また来てゆっくり文庫本よみながら、ビール飲んで、海老ワンタンが夢じゃな。それまで頑張ろう。なので詠います!




   ゆったりと
   梅雨の合間の
   晴れ空に


   くつろぎ食らう
   仕事の合間に



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!


  



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