やり残したこと・・・・多いっすよね〜。特にラーメンラバーなら、遠征や出張先、はたまた転勤先で、「今しか食えんやろ!」と思う一杯を食えなかった悔しさは、たまらんもんがあります。やり残したというか、食いそびれた一杯ということですが(笑)。さてさて、そんな自分のことはアホさ丸出しなのですが、こと子供については、極力そんな思いをさせたくないなと、アホな親なりに思うのです。最近、歯の治療では、時間とお金を多く使う羽目になったうえに、決して歯並びの良いタイプでもなく。自分の子供には、一生胸を張れる歯を獲得させてやろうと思い、矯正歯科で相談をさせました。しかし、多少の苦痛はあろうかと思っていたのですが、頭がい骨の矯正も平行して行い、10時間4年間毎日というヘッドギア的な器具装着というのは、ちょっと認識があまかった。子供本人はドン引きしております。多少無理やりにでもさせるというものあるのだけど、気持ちが塞ぐ少年期を過ごすことになるのかもと思うと・・・・すごく考えさせる。
人生で初めての大きな試練を決断をさせてみようかな
8歳の少年に、強制することなく、プレッシャーかけることなく、頑張ってみるか、みないか、もう少し考えさせるか、自分で決めさせようと思います。これは自分で決めたことと思ってくれないと、器具の締め付けが気持ちへの締め付けに結びついてしまいそうでね・・・・。
・・・・などと考えながら、私は小さいことながらも、やり残しがないないように、ラーメンベンディングリストの載っている一杯を粛々と処理するのです。・・・・・刀削麺。以前神戸に住んでいたときに、国道2号線に面した専門店があり、いつか食おうと思いつつ未訪問に終わってしまったことが、いまでも悔やまれるのです。店先の外に麺釜を配置していて、おじさんが注文に応じて麺の大きな塊を削っていたのが・・・・・実にうまそうだった。神戸の借りを、東京・田町で返すのであります。
【スープ:火の国の地獄スープのように見えて・・・実はやさしい】
<見栄えは鬼だが意外にすんなり!明るいシャープさ!>
こ洒落たバーガー屋がいきなり中華屋に変身だから、少しばかり驚きを隠せません。この辺り、開拓し尽したと自負しておりましたから、足元をすくわれた思いがして悔しい(笑)。しかも刀削麺ですからね〜。この辺りだと「西安刀削麺」さんが名が知られてますが、いずれにせよオモロイ麺が増えるのはwelcomeですよ!という多少の興奮も覚えて・・・・一番エキセントリックな一杯をチョイス!麻辣刀削麺!メニュー表の一番上ですから看板メニューなのかな。
・・・と軽い気持ちで待っていると配膳の瞬間、度肝を少々抜かれる思い。真っ赤っかーーーー! しかも辣油系の透明感がありありの赤でして、まるでクルマのテールランプの赤ですがな(笑)。神田の鬼の一杯級の辛さかと覚悟を決める私でありました。そしておそるおそる・・・レンゲでスープをすすり出す・・・。
シャープに攻めてくるけど・・・意外と大丈夫やん!
辣油自体も、見た目よりかなりマイルドに調整が入っていて、そう苦労なく飲める感覚です。中国山椒も挽肉にまみれていますが、常識的な範囲でじんわりと痺れを楽しめる程度。日本人好みのチューニングを施しているようです。唐辛子が2本、飾ってあってこれにビビりますが、そう恐れることなく本格的な雰囲気を味わえるという感覚はナイスですね。
<山椒よりもパクチーが勝るエキゾチック感!>
日本人好みのチュニングですが、本格的なところもないと楽しめない。その部分は、パクチーがかなり貢献してくれます。スープ自体にもエキスが出ているのか、いやいや、パクチーを噛むとぶわっとそのニュアンスが麺とクチの中いっぱいにひろがるのか・・・・清涼感漂わせる程度の感覚。これが多少のスープの酸味とよくマッチしていると思えます。
パクチー苦手な方なら、このメニューのチョイスは厳しいですよね〜。私は、平気というより好きなので、追加トッピングをしたいくらいですが、バランスが崩れそうかも。この辺りは、食べ手の変態度合で判断されたしです。
【麺:肉厚ワンタンのような緩さが印象的・・・そんなランダム麺】
<柔らかいというより緩いといったところか・・・>
さてさて、メインはスープのようで実は麺!刀削麺の醍醐味は、ランダムな太さと厚さ・・・そして大小バラバラの削れ度合が入り混じる、ダイバーシティーなところですよね。全般的に超多加水ながら、それぞれの部分でそれぞれの「ちゅるりん!」としたところや、「くにりぃ」とした、舌触りと歯ごたえを楽しむものです。
全体としては、やや茹で具合に時間をかけたという感覚か。柔麺とうより、緩麺とでも呼びたい、ゆる〜〜〜い感覚が大半を占めます。刀削麺とは実際こういうものなのか・・・・。日本人ってのは、カタめが好きな民族らしく、海外で食うと大抵柔らかく感じてしまうものとか、聞いたことがあるけど、これは100%想像の話。
<肉厚なワンタン感覚に近いか、すいとん感覚ですする>
この緩さを例えるなら・・・肉厚なワンタン。峠を越えた茹で上げながらも、その頼りなさがええ感じというエッセンス? はたまた、すいとんかな? グルテンが半分溶け出すのではと思うほど、端っこ部分がゆるゆるにも感じるあの感覚。そのどちらでもなく、その中間的な感覚なのですがね〜。これは一度、刀削麺を食べ歩いて自分なりに基準点を確立せんと、評価するのはきついかもと思いました。
【具:挽肉が迫力あるスープの裏側でうごめく?(笑)】
具と言えば、挽肉しかないのよね〜。パクチーと鷹の爪は、薬味と思われるため。スープに完全に溶け込んでいて、こんもりという山を形成いたしません。中国山椒の風味を適度に含んでいますが、微量でも存在感ある薬味であるため、肉の味のかなりの部分を印象として占めます。なので、具というより、薬味的な存在感なのですな。白飯で食いたいというタイプの挽肉ではなく、やっぱり中国系のスープに溶け込んでいた方が自然な感覚だな・・・。
総じまして、夏汗かきながら食いたい!と思うときにはぴったりの一品。そう・・・・これは、仲間とシェアして少しづついただき、他の点心などと食いたい。そして、青島ビールや老酒なんぞをやりながら・・・・。こちらは、ランチタイムも営業していますが、どちらかと言うと、会社帰りで辛い中華を食いながら一杯!という中華ダイニングな店。なので、酒飲みながら食う一杯として全体評価をしなおした方がよいかもしれませんな。ともあれ、変わった一杯を食えて満足。刀削麺・・・新しい扉を開けたかもしれない。なので詠います!
夏控え
辛さ嬉しい
刀削麺
点心気分で
ワイガヤ食いたい
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
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