生涯二度目の一人カラオケなどなどしてみたが、まだちょっと恥ずかしさが隠せませんな・・・。一回目は、プレゼンの練習で。二回目は、憂さ晴らしで。花粉症で鼻汁が喉奥に垂れ込んだところに、酒が混じり、声を張り上げたものだから朝からハスキーボイスなのです。全く何をやってるのだ・・・・。ポリポリと左後頭部を人差し指で掻きながら、自省するのであります。日経に目を通し、最後の「私の履歴書」を読む。これ日課。・・・・そこには、今の私と真逆なキャリアウーマンの激動ぶりがありまして、自省に拍車がかかります。おほくさ・・・・。もう少し前向きに考えるモードに戻ることができました。前向きモードは、仕事だけに限れば良いのだが、勢いあまってラーメン活動までに及んでしまうのが、まだまだ私の悪いところだな(笑)。
・・・・などと考えながら、新規開拓モードに火がつき突撃したのがこちら「666」さん。ラーメン!オーメン!!
【スープ:醤油の加減と煮干しの濃さと柔らかさが上手くバランスされとります】
<醤油のピッチリ感先行の煮干し系>
メニュー名だけを見ると、じっとり濃厚系の煮干しと塩気感じる醤油系・・・と感じますが、ちょっと想像とは違った印象。予習を一切しなかったわけでもなかったけど、意外な展開でこれがもし魚介排除なら・・・・懐かしき関西の醤油を彷彿としないでもない・・・。
配膳の瞬間、店内の照明の加減もあってか「お!?ブラック系!??」かと戸惑う。煮干しとは言え、醤油スープの漆黒さが「クリアー」だからか。分かり難いけど、クリアーな膜が一枚覆い被さっており、カメリアラードを連想するワックスの如き表面の煌めき。そして上質な漆黒の闇。逸る気持ちを抑えてレンゲ一杯まずすすると、そこには、煮干しフレーバー感じれどピッチリとフォーカスが決まった醤油感覚が広がり増すやん。醤油ダレの発酵されたまろやかな酸味もしっとりと舌に絡み付きますやん。この絡み付きに煮干しの存在を明らかに感じますが、煮干しの苦みが先行することもなく、イリコのような穏やかな甘味と感じることもない。ただ、そこにある適度な煮干し感が漂いますがな・・・。パンチ系かと思いきや、見映え以上にすっきり感がいっぱいであります。
<辛味塩気がまことに穏やかで見映えと裏腹>
これだけ黒ければ喉の乾きが来ると身構える。されど・・・そいうこともあまりなく、意外とゴクゴク飲み干せる系であります。塩辛くないのでありまして、煮干しの加減が円やかに結びつきます。そう・・・円やかとか穏やかな醤油。タレの仕込みの腕前に感服ですな。
兎に角、後半はただその旨味の中に甘味を感じてしまって、薬味葱を奥歯ですり潰すたびにその苦みが醤油味と結びつき、食欲をよりそそる。トッピングの鶏チャーシューの周囲にある粗挽きペッパーが、またスープに滲み出て醤油ともよく合う。見映えとは裏腹な、まことに穏やかなスープと感じるが・・・・やはり、後から思うとただ円やかだけでなく、やっぱり食べ応えあるボディー感もあったかなと回想します。豚肉と鶏ガラの出汁もいい感じでバックアップしてたなとね・・・。
【麺:細めでしっかりした多加水麺・・・そして風流麺】
<麩配合?多加水系で密度ある風流麺>
麺をリフトして・・・醤油系に染まった細麺の姿に、やはり過去のブラック系の麺の表情と重ね合わせてしまう。されどひときわこの麺に興味が惹き付けられるのは、わずかな斑点・・・・麸か全粒粉の欠片が練り込まれた地肌であります。加水で言えば、多加水かと勝手に推察。練り水の特性か・・・密度感ある潰し込みも感じる程度の弾力感。前歯でクツクツクツ・・・・と千切れる。小気味よし!モチモチするというタイプでもなく、クチリと奥歯で弾け潰れる感覚。麺を小分けにすする方が旨いタイプかな。
<醤油で染まるような吸い上げ感>
醤油で染まるということは、或る程度醤油スープの浸透があるということ? スープも後半は前半とはちがった麺の風合いも感じるし、麺も褐色にそまって麺自体が味わいを含むような感覚。もしくは、細麺ゆえに毛細管現象が進み、汁の持ち上げた高いということか?
よりスープをまとった麺は、後半にかけて高速に滑り出します。スープを堪能したあとですすっても、スープ濃度があまり差がないような感覚。そういう感覚で麻痺してしまったので、麺の風流感をあまり感じない。でも・・・・こういう濃い色合いのスープをまとった細麺は、無条件に好きですし、ラーメンというより蕎麦すすってる感覚が、妙に気持ち良いのでgoodと申せましょう。
【具:二種のレア系チャーシューが全体のプレゼンスをあげます】
最近は、こういうレアチャーシューを出す店がとても増えましたね。赤身に脂のさしが入った断面図は、昔学校で習った地学を思い出す。地層の褶曲とか言ったっけ? いやいや、世界史で習った川下のナイル川のデルタか、リアス式海岸に似た複雑さか・・・。兎に角、塩味が程よく、これなら赤ワインのアテとして頂きたいといった感覚であります。
また一方の鶏チャーシューは、まるで化粧パフかと思うそのお姿と弾力であります。そして噛むと優しさとは裏腹にペッパーの刺激が、まるで甘噛みのように心地よい。しまった・・・これほどの仕上がり具合であれば、特製かチャーシュー追加にしておけば良かったかもと後悔いたしまする。
総じまして、最近の人気店たる実力度は確かに感じます。そして、行列の長さと待つ間に・・・・・着実に春を感じます。待つ事に気候的な辛さを感じなくなってきている・・・。待つ間、カップルの多さや、友達同士の連れ合いの多さが感じられ、アタクシのようなオタク以外の一般人の参入に春を感じるのです。春は、理由も無くなぜかウキウキさせてくれる。春の前には嵐がつきもの。その嵐に備えてこの日は穏やかに過ごしました。なので詠います!
暖かく
花粉飛び散る
246
666で
和む休日
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
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