もはや「今週のみたか」シリーズとなりましたな(笑)。レビ以外にも食っとるから、相当な「みたかフェチ」と自覚いたします。週末の憩いの場。許してくれろ・・・・この行動。
【スープ:染み入る癒しのぴっちり感・・・そんなクリア醤油】
体調によって感じ方も変わるのです。完璧にボロボロなアタクシにとって、それは、染み入るような野菜の旨味がクリアーで、大変喜ばしい。さりとて、一本の柔らかい筋が通っていると言いましょうか、いつもの通りのややピッチリとした醤油感覚が、実に久しぶりに思えるほど泣けてきます。旧えぐち時代からの常連でもないのに、懐かしさを覚える出来栄えは、今更ながら、間口の広さを感じます。
サラリーマンの止まり木でもあり、地元麺好きの溜まり場でもあり、学生時代に通ったという青春の1ページでもあるこの店。朗らかで物腰低い店主の笑顔も味のエッセンスであることは、間違いないのです。いろんな思いが暖かく渦巻くこの店の雰囲気が、味そのものかもしれませぬ。
【麺:ザラついてこそ華、そこにアイデンティティを感じる】
この麺は、和蕎麦の風流さと、大衆中華の気軽さがある。そして、カタメにしてハードなニュアンスも自然で、結構器用な麺素性をかんじます。まさに唯一無二。醍醐味は、その色合いと共に、ザラつきにこそある。 そう・・・ざらつきが、もはやエンタテインメントなのです。 これはラーメン? いやいや立派なラーメンであると自問自答するのは、最初の頃だけ。ハマってくると、このザラつきを求めてわざわざやってきたいと思えてきますもん。カタメにしてちょいと、スパスパ感とクニリとした感覚を覚えつつ、ザラついてこそ華!なんて思えてきて、そんな自分に笑う。そして、気持ちがほぐれてゆく自分をかんじます。
【具:脇役がいてこその成立】
優しさとすっきりさ・・・そして和みがテーマのようなこの一杯。具のスタンスもそれにあわせたかのようなスタイル。要するに、仕事も、ラーメンもチームワーク。なんだかんだと言って総合力なのだと・・・・感じたりもするこの一杯。抜きん出るより、さぼらないことを教えられるのだが。
総じまして、毎週の食っては語り詠っているのですが、もっとナチュラルに生きたいなと毎回思わされます。なのですが何か転換期の予感もしますので、しばらくは多少無茶を承知で突き進みます。疲れたら・・・いやしてくれよ、「みたか」さん。なので詠います!
番場蛮
男は地獄で
笑うもの
タイプで言うと
俺は太郎平 (八幡)
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。