ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1073】 けいわ (東京・武蔵野市) 野菜らーめん

   休日に、わざわざ渋谷へ家族で出かけ、レゴの作品を見に行ったのです。ああ・・・凄い作品だな〜と思えど、やはり人ごみの中に半日もいると、大変疲れますな。そこからまた、つまらない用事で家族と別れてアタクシは別行動いたします。自宅にたどり着く前に、帰っても晩飯がないことに気づき、なぜかいつもと違う遠回りで帰ろうと思って実行したら・・・・この店に出くわしました。あ!ここで食って行こう!と決意するまでの時間・・・・0.005秒。




【スープ:鶏塩と・・・塩豚の中間的なさらコクがナイス!】

<鶏メインな豚塩という感覚の不思議な旨さ>

  こちらのベーススープのイメージが全く知識なく、あっさり鶏塩を食って実はそこそここってり度があったという程度の記憶で訪問しました。限定の煮干し醤油らーめんがイチオシらしいのですが、メニュー表をみると「こってり」と「あっさり」がそれぞれのメニューに但し書きのように書かれている。しかも、「こってり」の方が多いのだが・・・天邪鬼なアタクシは、こってり得意な店らしくても「あっさり」系の方が興味あります。そのあっさりと分類されたスープですが、やはり以前の印象の通り、あっさりというより「じっとり」という感覚で、割としっかり味付けな好印象。


  印象的には鶏塩らーめんと共通する部分が大きいかな・・・。ライトな感覚な動物系が主体で、魚介は影を潜めるタイプ。鶏白湯のこってりというのとは違う・・・ゆるい鶏塩タンメン系のスープ感がナイスです。しかも・・・鶏をメインに感じるものの、豚コクのバックアップも感じる次第でして、分類的にはとても判別しにくいけど・・・その複雑さ故に、旨味の厚さというものを感じますな・・・。

  しかも塩味がしっかりしているのがまたええですな!そしてそれが尖った感じが全くなく、丸みを覚えますから、グイグイと食欲をそそります。鶏塩、豚塩・・・といった組み合わせで塩が余計に豊かに感じる錯覚感もええですし・・・。まさに不思議な旨さと言えましょう。 


<じっとりとした動物旨味に野菜の香ばしさプラス>

  野菜炒めの汁が旨さに貢献するのは当たり前なのでしょうが、野菜の種類や構成によっても味の貢献度合いが違ってくると言うものです。どちらかと言うと、もやしや人参といった具材の配合が少なく、それよりも、ネギやピーマン、ブロッコリーなど青物が多い構成ゆえ、その滲み出る汁もどちらかというと・・・大人好みです。野菜の甘みもあるが・・・・程よい健康的な苦みも感じる・・・。そんなプラス要素が、動物系のじっとりスープには良くマッチすると感じるのです。






【麺:平打ち麺が・・・あまりにもスープにフィットしてパスタかとおもいましたわ】

<ゆるやか捩れの平打ち麺がスープに絡む>

  麺が非常にスープにマッチしていると思えます。おそらくそれは、つけ麺と共用品。切り口がオーバル形をしており、ストレート系に少し捩れが強く入った感じ。小麦の色合いも自然でとても好感が持てます。何といってもスープの持ち上げというか、馴染みが非常に良いとかんじますのは、表面のぬめり感ゆえか、はたまた汁を吸い込んだ結果そう思えるのかは不明。さらコクの塩味のスープには、こういう食べ応えを感じさせる・・・ナチュラルなやや平打ちっぽい麺が合うと思えます。麺量も150gはゆうにあったかと・・・。


<ヌチヌチとした歯応えがスベリとともに印象的>

  そのスベリ方は非常ににゅるりん!とした感じで非常によろしい! 茹で上げ加減は、オーバルの端に当たる部分が半透明に透けるがごとく。そして中心部分は芯らしく存在できるのが、まるでレントゲン写真を見るかのようだ。そこで、前歯を差し込んで、クニュリとした歯応えを楽しむが、芯の粉っぽさなど微塵もなく、噛むに従って反発係数が高まり、飽和点で崩れちぎれる・・・。それを奥歯へ送り込んですり潰しにかかるが、ヌチヌチとした歯応えが印象的。そして、もっと確かめようとすべりの作用で、気がつけば喉奥へと運ばれ落ちて行くばかり・・・。ああ・・・・これの大盛りにして腹一杯で死にたいな、いつかは。


 


【具:ブロッコリーひとつで印象が変わる野菜炒め】

  写真の映り以上に分量と種類を感じるトッピングであります。そして・・・中華系なおなじみの野菜炒めとは少し違う面持ちがええですやん。一番の特徴はブロッコリー!これは、茹で置きのものでも、業務用冷凍品とも違い、しっかりとした歯応えを感じますし、爽やかな青さも感じます。中華鍋で炒めた光景が目に浮かびますな〜。それに比較的に、もやしが少ない分、ネギとピーマンが多めに入っていたり・・・、いつものとは違った野菜ラーメンという感じです。

  その他、肉は細切れになっていてそれなりの存在感ではあっったが、やはりキクラゲとシメジが、いつまでも麺とスープのせめぎ合いの過程とは、見知らぬ顔でいつもそこにあるという感じ。食い終わっていつも残る・・・・コーンや、ひき肉のように、小さめのシメジ君は、最後まで御つきあいいただくこととなります。 






 総じまして、中々面白い味わいで出来もええと思うのだが、前回に引き続き今回も、タイミングが悪かったのか良かったのか・・・・先客のいない店内で、自由奔放にいいもん食ったという話。もうすこし、人が入っていても決しておかしくないのですが。商売とは難しいもんですね。なので詠います!



   人ごみに
   疲れ訪ねて
   一人食う


   癒され気分で
   あっさり野菜



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!