ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン965】 ROBIN69 (東京・田町) 大辛ちゃんぽん

【コレ食ったわけ:とうとう昼飯も食いそびれる・・・という出先の窮地を救われる】

  この日は・・・・・朝一からずーっと気が抜けなかったな・・・・。昼飯時を過ぎても打ち合わせが終わらずです。これからオフィスに戻っても、13時を回ってしまう・・・・。出先で書類等を抱えながら、「そういえば、あのチャンポンも久しぶり!」と思い出して咄嗟の訪問なのです。実は・・・この一品は、洋風居酒屋の昼だけメニューなのですが、実に息が長いのでありまして、この界隈の麺好きなら、一度は食っているかもしれません。久しぶりに扉を開けると・・・・・全然内装が変わってないのに思わず微笑む・・・。




【スープ:相変わらず・・・どこがどうということなく、たまに食いたくなる系の王道でんな!】

  久しぶりのご対麺に・・・和む♡ 麺顔までもタイムスリップしたかのごとき、思い出の中のとそっくりなもので、ニヤけまくり。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「あっさり豚骨とやわらか辛味が、野菜の汁で丸くなる・・・・ただ感じたままで食うのみな日々を想う」


1)旨味:動物系主体なあっさり系! 粉の一味がマットに溶け込む!

  長崎チャンポンの魚介たっぷりなスープも旨いのですが、動物系豚骨マットなちゃんぽんスープも捨て難しです!割とアッサリ目な豚骨主体なスープ感を感じます。しかし、これまたパステルオレンジに映るスープの色合いが可愛いと思う反面・・・・一味系パウダーの存在感を伺わせます。欠片も感じず、完璧に溶け込んだ一味パウダー(?)が・・・・実はあんまり辛くないのでひるむ(笑)。「大辛」ちゃんぽんの名がすたるで!と言いたいところだったのですが、徐々に汗が滲み出す思うをいたしまして・・・・・最後のスープ平らげの時点では、辛さ十分なため「お水ください」とおかわりをもらう始末です。

2)塩気・甘み:野菜甘みが調味料の塩気をバランスさせとるがな!

  実は塩気も旨さを後押しのごとく感じる部分が多いのですが、それ以上に野菜の甘みがいいね!塩気と調和しとると合点がいきます。野菜といっても、モヤシ主体ではあるのですが、それはそれで、また楽しいのです。時折除かせるニラの個性がスープに響くとまた旨し!全体的には、旨味調味料塩気と、自然派野菜炒め汁の融合体が良いバランスと言えます。


3)香り他:バブルの頃の香りがする

  ここで少しこの一杯のことを解説すると・・・この地で20年以上、お昼時に提供し続けている逸品。洋風居酒屋の思いつきランチメニューのように見えて、実は息が長い・・・。新入社員のころ、谷さんという先輩の下について(ついた理由が、同じ関西出身やったからという単純さ(笑))、その谷さんが異様にここのちゃんぽんが好きだった・・・。別の先輩は、また近くの「かに幸」という居酒屋系のランチが好きで、同じくランチのローテーション組んでたっけ・・・。今でも元気にしてはるやろか、皆さん。時代はバブルのころ。この麺を食って日本経済の勢いを謳歌しとった青春時代! この湯気と匂いを感じて、遠くあの頃のことを思い出しました。確か、同期会もこの店の夜の部でやったっけな・・・・。




【麺:妙にそそる・・・居酒屋ランチ麺!焼いても面白そうなボソ感と波・・・】

  自家製麺ではありえへんのやけど、こういう居酒屋提供の麺料理って、どこかスペシャリティを感じて酔った勢いで食っても旨いもんですよね? アレは夜だけの錯覚かと思い、また昼で食ってみても・・・・やはり旨いもんであります(笑)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「若いときは、どこか違う!と思ったスペシャリティ感・・・・ちゃんぽんを理解してなかった若気の至りを思い知る(笑)」


1)風貌:ちゃんぽんらしく中太うねうねがそそりまくる

  チャンポン麺というスペックは、独特ですよね〜。単なる太いラーメンと思いきや、どこか全体的に丸みを感じるし、基本ストレートなのに、捩れているようにも感じられ、その緩やか?膨よかなフォルムがとても良い! それに「腹に溜まる」と予測できる満足感の先取りという感覚が好きなのです。焼ちゃんぽんというメニューを最近、町田のご隠居に教わったが、ちゃんとそれもラインアップにあるやん!(当時なかったぞ!)次回挑戦のターゲットも既に決めたりしてます(笑)。


2)感覚:程よいボソボソ感覚が楽しい!

  何と言っても、麺密度をあまり感じず「ボソっ」とした感覚を楽しみたいスペック!普通のラーメンでは好みとして相容れないそのスペックに、チャンポンとなら納得いくものを感じるんですわ・・・。野菜炒めの歯ごたえとのコントラストも楽しいし、具がたっぷりでヘビーな反面、麺もそれ相応なボリューミーでありながら、さくっと食えるところがチャンポン麺のいいところ! 前歯のつかみから、スパスパと千切れるこの快感。奥歯の潰しでも一気に沈む低反発系。されど・・・・だんだんと食べ進め、時間経過とともに・・・・ニュアンスがすこしづつ変化していく・・・。


3)スベリ他:汁を吸わせてスベりも変化!

  つまり「汁を吸う」のでありますな。これも町田のご隠居に教わったポイント。なぜこの麺が独特に旨いのか・・・それは、のびるのではなく、適度に汁を吸うからまた別の味わいと感じるので、別の麺料理では味わえない雰囲気を醸し出すもんだと。そのため、食べ終わるころには、微妙に麺のスベリが柔らかく感じることになるのですな・・・。食べるのが早過ぎるとこういう面白い現象も見逃しがちです。お昼時って時間ないから、慌てて食う癖がありますが、スローライフでないと見逃してしまう楽しみってあるような気がしてなりません。 




【具:出来る範囲での懸命さを感じますわ♡】 

1)チャーシュー(古風な醤油系)

  この中にあって、これまた別世界な醤油系でシャープな味わいの肉ですね。タレの染み込み具合も表面だけでなく、わりと深く浸透しています。香ばしい醤油の香りも、また箸休め的に面白いですね。

2)野菜炒め

  もやし主体で、キャベツ、ニラ・・・・・・そして竹輪の輪切りが少しだけ入っています。チャンポンの場合、練り物が炒め物トッピングの中に必ず入るものなのでしょうか? そういうルールがあるとしたら、かろうじてその一線は守られていると申せましょう。魚介はなくとも、満足感あります。


3)ゆでたまご

  一気にこの部分で家庭的なムードになりますな(笑)。これも好きだな。店主の愛情感じますやん。卵ものせなアカン!って感じがつたわります。



 総じまして、昼間に忙殺されてアタクシの飢餓を救ってくれただけでなく、青春の一ページを思い出させてくれた一杯!よくぞバブル以降の激流の時代を生き延びて、変わりなく提供し続けてくれました! オレもこれからも生き延びるために変わっていかんとあかんけど、お前はいつまでも変わるなよ!と食い終わった丼に熱いまなざしを贈るのでありました・・・・。周りから見たら変なおっさん・・・・。丼に人形置いたり、写真とったり、麺を見つめてブツブツ言ったり(笑)。なので詠います!



  在りし日の
  春ちゃんぽん
  対峙して


  変わらぬ旨さ
  変わるは体重


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


東京都港区芝5-20-11朝倉ビル1F
 



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