ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン900】 中華そば みたか (東京・三鷹) ワンタンメン

【コレ食ったわけ:朝から和みたかったのだ!それだけ!】

  引っ越しで忙しいはずのアタクシが・・・・急にレビューのピッチが早いのが不可思議(笑)!それは・・・・引っ越し先のリフォームが『また』延びたので・・・終わらんので・・・・アイドリング状態だからです! 有意義なGWだったはずが、この日の曇り空のように、悶々とした灰色に埋め尽くされそうです。こんな午前11時に憂さを晴らすというか・・・・和みたい一心で、「中華そば みたか」に忍び寄ります。この店は・・・・地下に潜り込むところがまたスリリングなんですよね〜。到着すると地下には一気に大衆系が広がる!

 しかしですな・・・開店5分後というのに、残り席1席のみ! 三鷹市民の皆さん・・・・余程鬱積が溜まって和みたかったのか? チャーシューをアテに瓶ビールを飲んでまったりとしておられる方3〜4名! 先代から譲り受けたか麺釜の前でにこやかにご対処しておられます。それにしても・・・・最近、午前中からラーメン屋でビールをまったりと飲んでいる人が多いな・・・・武蔵野エリアは!(笑:前レビ参照) アタクシもそのうち・・・お仲間になりそうな予感!ああ〜、酔っぱらい達を見て心が既に和むなんて・・・・・幸せなストレス解消ですね。 (この間、嫁は実家でうな重を食っていたそうな・・・・。)




【スープ:なんでもないクリア醤油なれど・・・・「えぐち!/みたか!」と個性が際立つ!!】

 ラーメンも進化するものである!なれど・・・モノクロームの卒業写真が愛おしいような・・・暖かみがありますな・・・。しかし、実際に作っているのは、代替わりした若いお兄ちゃんだったりするから・・・・、オッサンは涙をみせないぜ!


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「歴史は繰り返すと言うが・・・・・関西・関東と渡り歩いてたどり着いたのはこれか!(ちょいとオーバー:笑)」


1)旨味:ライトな醤油コクに鶏ガラ清湯の旨味!調味料のコクをヤサイの甘さがバランス良く・・・・

  大衆系鶏ガラ醤油!と言えば80%は、伝わるだろうけど・・・・残り20%程度が、「中華そば みたか」たらしめるところですかね〜。一口に「大衆系」というと・・・それは「等身大」とか「日常的」とかいう意味合いでして、高級でなく日常のだれでも食するエッセンスを感じまするな・・・。ということで、少しばかりの化学調味料はアタクシは大いに認めているところです! なのでアタクシは、「みたか」のええところは、調味料の割り切り方・・・・と最初は考えとったんです。しかし、今になって考えるに、それら調味料を節系でリカバリーに走ることなく、日常的な「ヤサイの甘み」の成功であると解釈していますが、みみたかファンの方々はいかがでしょう?。 慣れ親しんだ調味料をやさしくヤサイの旨味が包み込んでいる!そして角が尖らないように丸めてくれているところがナイス!思えるのですわ! つまりは、ベースの鶏豚清湯と醤油のコクのコラボだけでなく、調味料とヤサイの自然さとのバランスも整った一杯やったという次第!

2)塩気:醤油のピッチリ感と、調味料の結びつきがじんわりとした塩気で現れる

  ピッチリな醤油感覚が少し感じられて、カエシが甘くも感じれて中々ナイスな塩気!それと調味料との結びつきもあり、旨味とも塩気とも判断がつかない、なかなかのバランス感覚にすぐれる塩気と感じます。そのバランス感覚ゆえに・・・・「じんわり」という言葉がぴったりとくる!つまりは、優しい塩気のアプローチなわけやね!食べ手にとっては・・・。


3)香り他:どこにでも有りそうで・・・・そうでない!通いたくなる安堵感あふれる雰囲気!

  香りというより雰囲気!この店の家族的な雰囲気がまた心和ますのです。店側の雰囲気だけじゃなく、客側の方も家族みたいな感じでして、いかにも「ファンに支えられた」お店だと痛感いたしますよね!気さくな会話のやりとりの中に、常連のディープさも伺えますし、その会話の中でもご店主の明るく誠実な態度と言葉使いが実にいい! そういうのも含めて・・・・ラーメンの香りだったりもする。




【麺:この店に惹き付けられるのは、スープだけでなく・・・じつは麺の素朴な蕎麦ニュアンス!】

 この麺は、ノスタルジーを認めているラーメンファンなら、一度は食していただきたいな・・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「蕎麦のようなラーメンは、大阪や姫路で食したけど・・・・、これは異質なのにノスタルジーじゃわい!」


1)風貌:これぞ!一度食ったら忘れない!!蕎麦ライクな「えぐち麺」が強烈に惹き付ける!

  この色合いとこの風貌・・・・蕎麦ライクな姿は、とても大きな特徴でして、アタクシの知る限りでは他には見た事ありません。「みたか」の麺というか「旧えぐちの麺」とでもいいましょうか・・・正方形の切り口で標準よりやや太目なストレート麺で、茶色というよりやや灰色な褐色。まさに、小麦粉多めの立ち食いソバを連想してしまいますがな・・・・。それでいて、中華そばにも見えなくもないのだから、面白いですね〜。この麺だけは、クイズに出されてもすぐに答えられる自信があります(笑)。


2)感覚:蕎麦ライクと見せかけて、ちょいモチ加減とクッシリ弾力を持ち合わせたりする。

  その風貌から、ボソリとした感覚を連想してしまうのですが、やや当たりなところもあるかもですが・・・・、意外と少しだけ「モッチリ」としたところもあり、またクッシリ感も備わっているのでいい! 見た目とのギャップがまた面白みもあり、印象的であるのかな? 実は、前回よりもやや固めな感覚が今回はあって、その分実は「これ好き!」というスイッチが入ってしまったというのが本音。前回よりも風味も感じたりして・・・・。いやはや・・・・全粒粉とは違った自然な風味感を味わえます。前歯の処理は、スパスパと千切れて、奥歯の感覚も程よし!風味もちょい増しって・・・実に良く出来た大衆系自家製麺ですやん!


3)スベリ他:表面のザラツキ感を覚えますが、スープを吸い込んだような感覚にも思え、意外とスベル!

  ほんのりヌメリにも感じるけれど、それは表面のザラツキがスープを吸い込んだかのようなスベリがあるから・・・そう感じたのかも。ザラツキありそうで、実はしっとりとすべすべした舌触りでした。




【具:今回はワンタン! 皮が等身大で美味しいと本当に感動!】

1)ワンタン(皮のたべもの!)

  デフォルトのラーメンは450円。+150円でワンタンメンになるのですが、さすがに150円分のたっぷりボリュームのワンタンでしたよ! 皮を食べるものとはダレでも分かるのだけど、皮がこんなに美味しいのですよ!と再認識させてくれるほどの美味しさ!単純な味わいの中に、チュルリンとスベル感覚がまた楽しく、それを歯で押さえて千切ったときに、折り重なるワンタンの歯ごたえは・・・層の状態で二つとして同じものがない!本当に飽きませんな!

2)チャーシュー(脂の抜け加減がとても自然)

  脂の抜けきった感覚がええですな〜!お土産でも売ってくれるらしいです。ハッキリ言って「色気」の無いチャーシューなんだけど、ちょいと醤油タレと調味料をかけて頂くと最高のビールのアテになるのです。常連さんは、別皿でこれを注文してビールをあおってから・・・おもむろに中華そばを注文するのが流儀みたい(笑)。開店間際の11時で・・・・もうそんな方がちらほらと・・・・。


3)メンマ・ナルト・薬味ネギ

  もうこれ以上かたることのない・・・・3兄弟。ナルトは意外に分厚く、前歯の長さくらいの厚さがあり、小さいながらも「食べた!」感があります。またメンマは、チャーシュー同様、薄味の素朴さでして、これもビールに合う!深い味わいでなくあっさりとシャクリとした感覚で頂けます。薬味ネギは、この細かさが実にええですね!ぱーっと麺顔いっぱいに広がるスタイルは、宝華でも見たけれど、極小正方形微塵切りってのは、この武蔵野界隈の流儀なんやろか?不明・・・・。





  総じまして・・・・・、アタクシはここの常連になりたいなと心底おもいました。 麺を待つ間・・・・何気に扉を見ていたら、先代が店をたたんだあとに、ファンが書いたメッセージを目にしました。恐らく、以前「えぐち」の閉店を聞きつけて・・・・いてもたってもいられなくて・・・・メモ書きを店にテープで貼付けたものでしょう・・・・。殴り書きの中に、閉店の悲しみや、復活を希望する叫びが叩き付けられていた・・・・。それがそのまま、扉の内側に貼付けられてます。 それを今のご店主が受け継いで、ここまでやって来たのでしょう。先代の味を忠実に再現しているその店主は、随分アタクシよりも年下なのに、ゆったりと穏やかなご対応で・・・・年上のアタクシなんか異様に恐縮してしまう。常連さんとの何気ないやりとりを見ても・・・・「ホスピタリティ」というものを強く感じるのです。決して出過ぎたまねをしたわけでもないのに、ありきたりな対応が優しい・・・・。そして、それよりも、お客もそれに加担しているかのごとき参加しているのが羨ましいのです! この店は、店と客とで作り上がっている良心の店なのです。なので詠います!



  和む店
  客と店との
  一体感


  今この一杯
  絆を感じて


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 

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