ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン888】 麺処 ほん田 東京ラーメンストリート店 (東京・八重洲) 塩ラーメン

【きっかけは?:究極に時間がない夜は東京駅ラーメンストリートしかないでしょう!】

 疲れたサラリーマンなら、新橋か神田・・・・新宿あたりで気勢をあげたいところですよね。アタクシもこの年齢になって、一人でショットバー行きましたよ(笑)。でもあっという間に時間がたつので、性に合わないと知りました。次回からは秋葉原の焼トンでしのぐこととします(いわゆる千ベロ)。

 しかし今回だけは・・・・・ラーメンを食いたい!それも適当にいいもんを!そして早く家に帰れるという条件で!となると、もう東京駅のラーメンストリートしかないでしょう!!・・・な〜んて考えていたら、どの店も結構な行列やん!特にジャンク◯◯が長かったけど、アタクシはここにした!それが「ほん田」です。





【スープ:この多彩な具からにじみ出るエキスを淡麗スープがしっかりと受け止めているのです!】

  運良く2名テーブル席をゲットできて気分よし!スマホで遊んでいるとFBのプッシュ通知がいきなりけたたましく成り出して、皆様にご迷惑(笑)。恐縮していたら案外早く配膳完了。実に6分も無かったじゃないかな? まずはスープを頂きます。その感想は・・・・。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「なにこれ!辛さ、甘さ、酸っぱさ・・・・どの要素も淡麗でしかも調和しとるやん!」


1)旨味:単純な塩の中にさりげない複雑さ

  いやね・・・・もはや、単純な塩味なんやけど、それがまた複雑な物事をを噛み砕いて説明しているかのようなんです・・・・。まるでプレゼンの極意みたい(笑)。これをすすって、旨味はどこよ?何よ?と言われるとすぐには説明できんと思うのよ・・・。例えば、これは「和風・中華・洋風」かというと、わさびの影響は確かに和風だし、鶏ガラ清湯の淡い旨味は中華の系譜かもしれん・・・・・、そしてメンマ経由で感じるスパイスは、洋の影響をも感じてしまうとは言い過ぎかも・・・・。さりとて、とどめにプチトマトの淡い酸味とそれの鰹節にもにた後味が、また判断を乱すね!いい意味でね! そんないろんなことを食べ手に考えさせながらも、最後は出汁と塩味だけだったような錯覚に陥れるからスゲーと思うのです。


2)塩気:マイルドで必要十分条件をみたしております

  山葵を投入しても、この柔らかい塩気は一体何やねん。辛味が無いのよね〜。それでいて透明そうで、鶏を感じる穏やかなやや濁りも感じるし、節系の余韻すら感じるのやけど・・・。いやいや、塩気を語るつもりが・・・どうしても「旨味」の話になってしまうのですが(汗)。塩気と旨味を分けて語るのもバカらしく思えてくる・・・・。塩気と旨味の損益分岐点みたいなバランス感覚か、はたまた、必要十分な条件を満たしておりますな。


3)香り:山葵ひとつで華やぐエッジ感!プチトマトの酸味とコラボ!

  山葵とプチトマトが投入された逸品と聞いて、色物とか連想しますが、いやいやどうして・・・これは、絶妙ですよ。駅のターミナルで食える一品としては、考えられないのだけどな・・・・この香りが!香りといっても、湯気に混じるものでなくて、食して後に鼻孔を駆け抜ける方の香りね! マイルドスープに混じった後の山葵は角がとれて風味だけが残るようです。その風味が書道で言う筆の動きの「はらい」に似た感覚のように、鼻孔から脳裏に駆け抜けるのです。その感覚は、華やかと・・・・アタクシの脳は解析致します。そして・・・・・その脳の解析と寄り添うように「爽やかさ」の存在に気づくのですが、見た目からそれは「プチトマト」と容易に結びつけますわな。このコラボが非常に泣かせます。八重洲で・・・オヤジが一人泣きます。




【麺:とにかくさりげなく・・・・美しいとしか言いようがない】


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」



1)風貌:角麺の角が丸まらず どこまでも続くハリ

  キレイやなと思うポイントは・・・・・見映えの流れの個性やと思うのです。太麺で一筆書きのような力強さも魅力的やし、五月雨のような細麺の緩やかな流れもいい。雷のような極太縮れも捨てがたいし、手打ち麺は子供の頃にあった近くの小川のような、素朴な親近感があると思うねん。そういう感じでこの麺を眺めると・・・・「枯山水」でんな。角張った細麺ですが、エッジが効いているので食べ手に訴えかけます。それがしなやかに・・・・そして素直に流れるようではありませんか。これは、角が丸まらず、そしてどこまでも続くハリがナイスなのでしょうな!


2)感覚:歯切れの良さとしなやかさ

  いわゆるスパスパと、ファーストタッチが小気味好く食せる麺ですね。それでいて安っぽく無い旨さです。スープの持ち上げというのは、毛細管現象のことを言うのであれば、これはとてもナイスと言えましょう。淡麗系スープ香りを損なうことなく、そして麺の風味もさりげなく感じさせてスルスルとあっという間に食い終えてしまうのです。奥歯の最後のすり潰しはあっけなくクチッと余韻を残して消え去りますが、これは、ざるそばの如く最初のタッチと後は喉越しで食わせる一品やと思います。


3)スベリ他: 多彩な具材の個性を邪魔しない存在感

  しつこいけれど、これは彩り豊かな上に、それぞれが喧嘩せずスパッと食わせます。それらの中にあって飛車と角の間で立ち回る銀将のように、適度な存在感で全体をまとめあげる・・・・・。麺がメインなのがラーメンなのに、脇役的。でもそれは実は質実に旨いのであって、無くては全く成立しない。単純にスベルだけの麺なのだが、簡単な仕事ぶりではないのだと思いますが・・・。







【具:多彩といえまして・・・・・まるでサーカス!】

1)チャーシュー(レアをお好みで)

  周囲が香ばしく、中がちょいレアです。なので旨味が非常にジューシー!最後の一口を大切に残しておいたら・・・・スープ熱で完全に色が変わってしまった(笑)。ま、それでも柔らかくて旨かったのですがね。赤身と脂身が非常に旨く融合していて、周囲の香ばしい部分とあいまって、一気に食ってしまいますよ。香ばしくてもレアなチャーシュー。


2)メンマ(古風のようでコンテンポラリー)

  見た目は古風で、辛気くさい感じですが、コリコリ感も適度で、なぜかちょいとスパイシーだったりもする。醤油系の濃い味一辺倒なやつか・・・・と思いきや、意外にも、古めかしいコリコリ感を現代風にまとめあげたような旨さがあります。


3)小松菜?野沢菜

  歯ごたえが、スキーのお土産でよくもらう野沢菜のそれ。大好きです。しかも新鮮な色合いできれい。茎部分をこんなに旨く食わせる食材ってのが、中々他にはおもいつきませんね。スープの淡麗さとよくマッチしていてこれも旨かった!


4)プチトマト

  単なるウケ狙いと思おうなかれ。塩スープに甘みを加えるのは、イリコなどでいろいろ食って来たけど、酸味を淡麗に食わせるのにトマトを食わせるのは、あまりないなと・・・・。初めて塩とトマトで、であったのは、阿佐ヶ谷近くの名店(RDB拒否店)だったけど、今なら分かり合えるかも。もっとも焼きトマトだったが・・・・。あ!最近行った芦花公園の名店でも食ろうたわ(笑)。あ!!地元でもトマトつけ麺食ってた! あああ!最近「太陽の・・・・」を食ろうてへんがな!! ああああああああ、ワテ(大阪弁のワタシの意)、「とまと星人」やったのを忘れてましたわ! 

 教訓:トマトは、ラーメンのトモダチです。


5)ネギ・薬味

  ああ・・・・つかれた。実はこのレビは最初から仕上げながら酔ってます(笑)。なので、首尾一貫性がないのを承知!薬味ネギまで、この一杯はキレイなので、レビュアーとしては嬉しいのですが、さすがに疲れた・・・・・・・・。





 総じまして、忙しくても旨いラーメンを食えるこの幸せに感謝ですよ。閉店間際とは言っても終電とはほど遠い時間帯。ビールの小瓶を一本あければ、もう酔っちゃった(笑)。

 中央線を一本ずらせて座席をゲットし、MacBookをあけてパチパチと打ってたら吐きそうになりまして、四谷あたりで閉じました。で、一旦整理しようとベースの吉祥寺駅で復活です。これ書いている最中、サンマルクでお茶してますがアップ時もきっとこのままでしょう(笑)。なので詠います。




   山積みの
  タスクの量に
  さよならし

  麺とビールで
  お気楽極楽

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 



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