ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン882】 宝龍 (東京・武蔵野市) ラーメン

【きっかけは?:ラーメンを食えるときに食いたかっただけ・・・その2】

  禁断の・・・出前ラーメンのレビュー。

  ハッキリ申し上げて悪あがきです。連続レビューが途切れるのを少しでも延命いたしたく、訪問する時間がないので、出前ラーメンのレビューとさせていただきます。そもそも、どうしてこうなったかと言うと、3月の末日にとある事情で嫁さんの実家のお留守番を仰せつかり、断るわけにはいかなかったということで・・・。店屋物とってもよいとの仰せでしたので、馴染みの中華屋を紹介してもらいました。いや〜ラーメンの出前なんて、だいたい30年ぶりかな。ということで、アットホームにてアットホームなラーメンをいただきました。





【スープ:当たり前と定番の中間のような、鶏ガラ清湯スープで醤油の輪郭がうっすら・・・】

 大体、出前というものは、ドンブリにラップが張ってあるもの。そして時間が経過しているので、或る程度の伸びと温度差は許すべき。その通りのラーメンであったが、まさしく「小池さんのラーメン」のようであった!なのでこの時点でノスタルジックを越えて子供のころの心境にタイムトリップしてしもうたがな。ハッキリ言って泣けた(笑)。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「子供のころに食べたようなラーメン。子供のころ・・・・母がまだ若かった時代の笑顔を思い出して泣きそうになる・・・」


1)甘み(旨味):鶏ガラ清湯のサッパリ系〜街中のお手軽醤油ラーメン

  西東京エリアに限らず、広く東京の中華食堂に存在するカエシブラウンが透明系です。表面の油の見た目からするに、鶏ガラとチャーシュー肉の煮出し汁がメインとい思われる細かい油感。味わいまするのまさしくその通りな、ホッとする一品です。週末に久しぶりに家で寛いでどこにも外出したくない・・・・そんな時に自宅にいて味わえるという点で、なんとも普通のありきたりが、光り輝いて見えるのが「出前」というもの。この「出前」という役務サービスも加味して評価せねばもったいないと思えるのです。味わいとしては、サッパリ醤油味の鶏ガラ系に、昆布系のアミノ酸味をじんわりと匂わすという輪郭。わりと豚骨嫌いの多い地元民に愛されるサッパリ醤油の定番な味わいと申せましょう。


2)塩気:ゆったりと醤油味と結びつく塩分、アミノ酸的塩味なエッジング

  こうもアッサリとした味わいなら、塩気できっちりとした輪郭を形成せねば・・という感じでハッキリした味わいを与える塩です。なかなか、薄味淡麗でこのクリア系のスープで勝負するのは、よほどの崇高系なお店でしょうな・・・。その塩気ですが、意外にも醤油のカエシ風味と結びつくので、「醤油が効いて美味いな!」と思えてしまうのではないでしょうか? 昆布系のアミノ味の酸味とも結びつくので、塩が出汁のように感じるのでしょうね・・・。


3)風味(香り):チャーハンセットに出て来るスープに似た醤油系ただよう

  出前のお約束ごと・・・・ラップ。このラップをはがす瞬間がまたイベント?儀式?のように思えて来てナイスなのです。そのラップをはがした瞬間にもわっと感じる湯気の中に・・・・チャーハンセットについて出てくるスープのような醤油系のかおりがもわもわもわっっっと広がるという感じです。それは水蒸気とともに鼻孔の奥の方までも刺激しまくるのです。





【麺:特別でないところが、ラーメンヲタ以外の全うな人たちを満足させうるのだ・・・そんなオーディナリーな麺】

 一方の麺ですが、書くといちいちうるさいと言われそう・・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「昔はファーストフードのようなものだったと思うけど・・・・それなりに長年製麺所も考え出したのだ・・・・と伺える」


1)風貌:手打ち風と注文したので・・・・やや平打ちな感じで微笑む

  電話で、「普通」か「手打ち」かと聞かれたので「もしや????こんなところで本格的手打ち麺!?」と少し期待をしたのだが、そりゃそうだよね。馴染みの製麺所から仕入れて来る、業務用手打ち風麺のことであった(笑)。いや、この時点でダレも悪く無いと思うのであしからず。でもその麺は、やや平べったくて、所々の縮れや捩れが弱いけれども不規則なため、手打ちというより、「手もみ麺」と言った方が適切なのかもしれない・・・。  


2)感覚:いかにも多加水系と思うモッチリ&チュルリンな歯ごたえがオモロい

  その「手打ち」風の麺なのだが、明らかに多加水のそれを見映えから感じます。その期待通りの「モチモチ」ですから・・・・これは、子供にもウケが良いと思います。妻の実家の近所に住まう甥っ子姪っ子たちも、この麺はとても好きらしいのです。前歯処理としては、スパスパといきながらも、奥歯のすり潰しにおいて、スーパーモチモチといたしますし、伸び難いと思われるため、猫舌の子供達も納得の歯ごたえがいつまでも楽しめるというものでしょう。


3)スベリ:言わずもがなな・・・・するつるコーティングが家族に愛される

  多加水ですからね〜、滑ります。表面にザラツキの「ザ」の字も見当たりません。油とか比較的少ないスープをまとっていても、滑り出す早さは中々のものです。これで、もっちりしていなければ残念感(もっと遊んでくれよクチのなかで・・・)がのこるだけですが、このモッチリがあるおかげで中々のスベリと感じ取るのでしょう。





【具:一般家庭で食するからこそありがたいのだ!】

1)チャーシュー

  どこの肉かわからないほど・・・小さい(笑)のが少し残念ながら、実は厚みがしっかりあって、そして薄味の塩系でありました。塩ダレの漬け込みというより、スープ煮出し作成において適度に脂が抜け、そしてスープから塩気を頂いたという感じか・・・・。歯ごたえが少しあって悪く無い。


2)メンマ

  メンマは、おそらく業務用のそれであろうと思われ、日頃会社でお世話になるものとあまり変わらないと思いますがいかがか・・・・。味の染み込みは普通ですが、子供には辛くかんじるかも? そして歯ごたえは、典型的なクニャリ系でこれはこれで好きというひとも多いですね!


3)さやえんどう・海苔・薬味ネギ

  海苔は・・・確かめる時間もくれないで・・・胃の中へ消えて行った・・・・。ネギは、ま・・・・そんなもんでしょう。そして、「さやえんどう」は、おそらくこちらの店主の愛情ということで!いろいろな中華に転用しているのでしょうね。未だに信じられないけど、この「さやえんどう」がきらいという友達って結構いますよね? 匂いが駄目なんだって・・・・。すごい臭覚してますね・・・・。


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 総じまして、妻の実家で出前ラーメンを食するという、最近になり面白い体験だったのでレビューさせてもらいましたという話。出前の場合・・・・お取り寄せということになるのだろうか・・・・・。そんなことはいいとして、このラーメンのお味は、出前というスペシャルな「役務サービス」を抜きにしても、昔懐かしいと思わせる味わい・・・・。ご近所界隈にお住まいの方なら、是非一度、「出前」で食していただきたい次第です。なので詠います。




   週末は
   出前中華で
   あとごろ寝


   嫁の実家で
   戦士の休息


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。






 



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