ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン859】 ラーメン二郎 目黒店 (東京・目黒) 小ラーメン ヤサイ

【嗚呼!哀愁のワンコイン二郎!!】

  アタクシのお財布・・・・デフレスパイラルゆえ、今夜だけは通勤経路上で、格安な一杯を食うしかない・・・・。ほんまに情けない管理職やで(泣)。 しかたない・・・・こういう時のとっておきな、心のブックマーク点「メグジロウ」のお世話になるしかないですな・・・。てなわけで、目黒駅前の権之助坂のラーメン銀座には目もくれず、黄色い看板だけを目指します。 訪問時、10名程度の行列ですが、比較的回転がよいのでそう苦にもならず、並んで15分程度で着席です。 たまたま・・・・同じ生産ロットに組した先客とご店主がとても仲たいい・・・。その会話に耳を傾けながら、一見強面のご店主のにこやかさがまた、ごっつうエエ感じに映ります。 お財布事情を助けてもらったこの日、心の方も暖かいものを感じ、こちらのほうも何か助けてもらったような気持ちです。 今回は、ニンニク抜きで、ヤサイコールのみとさせていただきました。




【あまりハードルの高さを感じない気軽に行ける二郎ですね】

 心は寛大になったのですが、店内は相変わらず狭いのです。そして圧倒的に今風の若者が多い客層ですが、きちんと礼儀ただしいムードが漂います。そんな先客たちに混じって、肩肘「狭い」思いで待つのもまた楽しい。しかし供せられる一杯は、意外と受け入れられる間口が「広い」と感じるのだよな〜・・・。 まずその印象は・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「ジャンキーの中にやさしさを感じるね〜・・・・全体的にカネシが響いて素敵!」


1)これまたクリアーな!非乳化系!! 浮いてる脂が水玉模様(^-^)/

  最近、二郎食ってクリアーとかアッサリとか叫びまくってますが、実は今回もたまたま同じ傾向と申せましょう。実に非乳化/微乳化系統でして、スープの表面数ミリ程度の層がキラキラ光っとるのとちゃうのんか?と思えてきますよ〜♪ なんたって、底にうごめく・・・・カネシの色濃い層が、今か今かとこちらを伺っておるかのようです。そう易々と、天地返しせえへんで〜と放置プレイです。それにしても、単なるスッキリクリアー系か?というと、そこは二郎でありまして、脂の固形物がミクロネシアの島々のように浮かんでいるのです。 なかなか・・・・これはこれで、ロマンを感じる麺顔なんですよね・・・。


2) カネシも伸びやかなでんがな!

  放置プレイも飽きたので、てっとり早く天地返しをするのですが・・・・、カネシがぶわぁ〜と広がりますな。スープの中で、まるで「カネシ・パンデミック状態」となっております。そのパンデミックな奴を、ドンブリにデッドでクチをつけて、すすり味わいますと・・・・、なんとも、スッキリしたカネシの風味だこと・・・・。当然、グルタミン酸ソーダとの結合を感じますが、その度合いが明らかに低い・・・。アタクシが勝手にグルソーな塩っけを「ジョッパさ」などと過去のレビューでほざいてますが、これは明らかに、カネシ由来の塩味主体な、オーディナリーな味わい!スープがいつも食っているよりもスッキリであるので、カネシがのびやか!とすら感じますよ!・・・・ナイス・・・・と心の中で小さいガッツポーズを取るアタクシです。


3)まるで醤油スープのごとくゴクゴク完飲ですわ!

  実にこのスープはライトで飲みやすかった・・・・完飲です。しかも、この店、5杯づつのロットで回転させるようですが、その一つのロットの中で一番最後に配膳されたにも関わらず・・・一番最初にドンブリを返したという、アタクシのハマりっぷり!今回の一杯は・・・・自分のラーメン探訪の中で、何か突き抜けた感がありました・・・。使徒の拘束具が外れて暴走してしまったかのか・・・。二郎というS2機関を取り込んでしまったようです・・・。


 ※味のまとめ(書いた割りには説明してない気がするので説明を集約します)
 ・非乳化系のサッパリタイプだけど、ラードが極度に覆うというオイリーさはない。なのでアッサリ。
 ・オイルアッサリな分、カネシがダイレクトに響く。そしてグルタミン酸ソーダ化合物も。
 ・脂固形物は実は少ない。淡雪みたいに浮遊する程度。
 ・二郎特有の塩っけさは、弱いと言わざるを得ないけど、個人的にはこれが基本とちゃう?と思えるまとまりあり。  




【二郎のスピリッツと、優しさの融合!ってな麺ですな】

 一方の麺ですが、これまたやさしく感じました。どうも年輪を重ねたというか、昔ながらのスペックを守り続けているような・・・・最近の麺とはまた違ったニュアンスを覚えます。さて、そんな麺の全体的な感想は・・・、


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「やさしさの中に二郎の個性があるのか?二郎の個性の中でやさしのか?? ともあれ広く馴染みやすい!」


1)今までの二郎の中では一番細めと感じたが

  これもまた意外なのです。二郎をまだ周り始めて半年も経たぬながら、一番細めに感じたこの麺。茹で上げる前の麺を、わずかにカウンター越しにみたけれど、これほどスマートな麺となって目の前に現れるのかと思ってしまいましたよ・・・。ラーメンとしては太目。実際は、写真で映っているよりはやや褐色な色合いです。


2)これも優しい風合い!ちゅるピチッとした感覚!

  細い上に・・・・柔らかい系な二郎麺でした。これも、馬場二郎と同じくらいに食べやすかったけれども、細い分だけより・・・・しっとりとした感性すら感じてしまいますやん! 表面のザラツキは感じられず適度につるっと滑り落ちるし、前歯処理でスパスパと千切れたりもします。また奥歯のすり潰しもクチリと柔らかく潰れますし、潰し込みのやや低めな印象すら覚えます。だが・・・・それがええねん!と思ってしまう。二郎だけど・・・。


3)それでも中太縮れ麺が二郎をアピール!

  それでも二郎を食っていると思わせてくれるのは・・・・そのうねり、縮れ、捩れのダイナミックさでしょうか。この中太縮れの暴れっぷりが、二郎の演出であり、欠かす事ができないと申せましょう!すべり良くても喉越しで抵抗があったりするだけで、あ・・・・・今、二郎を食っているオレ・・・・なんて客観視してしまいそう・・。


 ※麺のまとめ:比較的スマートなフォルムな上に、柔らかさが秀逸。されど二郎スピリッツを忘れず・・・強い縮れでアイデンティティをアピール!





【ヤサイの微妙なクタリ加減が・・・・ナイス!】

1)豚

 外れなく旨いです。やや砕けたようなロース肉ですから、まともに歯をたてて噛み千切ろうもんなら、瞬殺ですな・・・・・。 次回は、迷うことなく、豚を追加いたします。 さて・・・・・最近実は二郎に肉で分からなくなってきたのですが、「腕肉」って最近どうなんですかね・・・・。正直申し上げると、あまり豚の部位のコメントは苦手です。なので自レビに当たり外れがあると承知しておりますが、腕肉っぽい固い目の肉ってのがお目にかからなくなってきてます。調理法が皆優れてきたからなのでしょうか・・・。 ということを考えると、今回の肉は、開店当初は・・・・絶品と謳われていたのかもしれません・・・・。


2)ヤサイ

 個人的に一番メグジロウを感じるのはこのヤサイでして、アタクシのようなへタレな・・・・似非ジロリアン気取りなおっさんでも、なんとかやっつけられる代物。それは、量も適度ということですが、そのほかにも、「ややクタっている」ところ。これなら、「ヤサイマシ」でもいけそうな感じです。


 ※具のまとめ:クタり気味なヤサイがまた安堵感を与える不思議な感覚!




 総じまして、なんとなく、本店以外で、個人的にカリスマな存在感を感じている二郎で、「やさしさ」を思い知った・・・という話でしょうか・・・・。まだ、二郎巡礼も駆け出しながら、昨年、関西にまだ居たときに、大阪でインスパイアを食って恐れおののきながら、本場の二郎はどんなにサディステックやろ・・・とプルガク震えていたあのころ。 今となっては、一般的な礼を失することなければ、すごくフレンドリーだとすら感じております。アタクシの場合、妙な情報刷り込まれていただけなのかもしれませんが・・・・。

 そんな二郎を食べてきて、見栄えのワイルドさと裏腹に、安くて腹いっぱいになって欲しいという願いが込められているようで・・・・人間としてのやさしさすら覚えますな・・・・。ワイルドさ・・・・厳しさの中にやさしさあり。アタクシも、いつかそんな男になりたいと切に願っているのですが・・・・。なので詠います!



  二郎食い
  懐深さ
  思い知る


  強さ優しさ
  兼ね備えたき


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




 



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