ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン847】 富白 (東京・御徒町) 鶏ぶた塩タンメン

【ヨドバシで4時間も過ごしてしまった・・・土曜日の午後】

 ヨドバシに行くと、家電やパソコンヲタクのように一日中そこで過ごすことができるのです。最新の洗濯機の動向や、新製品の炊飯器で炊いたご飯の味見をしたり、マッサージチェアーのもみ比べを吟味したあと、各社のミラーレスデジタル一眼の性能比較を確かめ、アップルのコーナーで一通りあそび、最後はガチャガチャのコーナーで最新ラインナップを確認して帰ると、もうあという間に半日がたちます。今回は、バックアップ用のHDDが、最近音を立て始めているため、買い替えの為に来た次第。2テラのHDDが1万円と少しで購入できるのですから・・・・・泣けて来ます。会社の電子メディア機器の容量不足に対して・・・・。そんなこんなでも、腹は減るわけでして、昼だけ営業のこの店「富白」さんに訪問するのです!なんどフラレタことかこの店!ようやく念願成就でっせ!!




【ご店主・・・一人で四苦八苦ですな・・・・・】

 訪問時、軽く15名以上の行列。店内にも並んでいるのだから参ります。しかも、ご店主お一人で中華鍋から麺場の仕切りまで大変そうです。1ロット3名分づつの生産ラインですし、手間がかかる「タンメン」メインの注文ですから回転が遅いのは仕方ないね・・・・。でも、ご店主の誠実そうな感じにそうイライラもしないね。ま、土曜日ということもあるのでしょうが・・・・。でも、諸兄もご指摘ですが、「バイト募集をしてください」。そうすれば、夜営業も可能かと・・・・。配膳の瞬間は、並び始めて30分後程度だったかな。スマホの充電し忘れてたため電源が落ちるとまさに同時タイミングでしたわwwwww




【あっさり系かと思っていたら鶏旨塩豊かでナイスですやん!】

 むう・・・・タンメンという大衆系メニューでフレンドリーな雰囲気ありながらも・・・・、何というか、ちょっとかちょええ!と思える漂うスープ表面もなかなか・・・。まずはレンゲでスープから。さっそくビビと来て、今度はドンブリにデッドでごく飲みいたします。その印象は・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「淡いと思っとったら・・・割としっかり味やんかいさ!」


1)僅かな粘度と鶏コク豊さでもはや鶏白湯でんがな

  訪問前に予習をしていたとは言え、「塩タンメン」と来れば、淡い薄味な塩旨味が広がりながら「あっさり」と食わせるというイメージが先行するもの。 されど、この一杯の配膳と同時に感じるスープのニュアンスは、白濁系でして旨味のイメージが崩れていきます。そして、味わいますと・・・・動物系・・・しかも鶏のマイルドな旨味がまったりと広がるのを確かに感じますね〜。こってりまではほど遠いながら、あっさり鶏白湯の手前まできております。 鶏ばかりではないと思いますが、表面の泡も鑑みますと・・・塩こってりラーメンというより、あっさり鶏白湯ラーメンと分類した方が腑に落ちそうです。


2)意外と利いてる塩味だけど丸みを感じます。

  さらに、タンメンのあっさりイメージを覆したのは、塩味の濃さです。けっこう塩気が利いていると感じましたがいかがでしょう?多少のばらつきはあるとしても、スープを飲み干したとき、これは後で水を欲するなという感じすらしました。でもパンチ系とかシャープの切れ味というのでもなく、塩の輪郭もまたマッタリしているというか・・・丸いのです。これは、動物系のまろみと、ヤサイの汁の影響かもしれませんね・・・。これは、濃い味・薄い味どちらの系統好きでも旨しと感じ入る間合いが広いと思いますね〜。


3)香味油がまた香ばしいwww

  これまた意外と・・・・香ばしいのです。タンメンらしからぬ、香味油の感覚が前半に感じられます・・・。ご店主が配膳する間際を見逃したので、その仕上げの一手間があったかどうか不明ですが、いろいろな味が混ざり合ってるなと・・・・感じました。隣の客も同じメニューなれど、辛い方を注文しておられたので、なにやらオレンジ色のソースっぽいものがかかってたのが印象的でしたが・・・。

 ※味のまとめ:意外にも動物系のコク豊かなところが先行する「あっさり系鶏白湯?」フィーリングで、塩コクもしっかりエキサイティング!




【中太縮れ麺となれば男性的でっけど・・・女性的なしなやかさが前面でできますやん!】

 次に麺ですが、底からリフティングしたときは、ゴツゴツした風貌が気になりましたが、食しながらよく眺めると・・・めっさ「しっとり」する食べ心地ですやん!そんな印象は次の通り・・・・、 


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「キラキラ光って・・・ニュルっとした感覚と歯ごたえがええやん!」


1)太縮れ麺が高速に丸くスベっていい気持ち

  とにかく、この太縮れ麺が、とてもしなやかに滑って気持ちよいのです。リフトするといかにもゴツゴツしていて、スベリの抵抗感を強く感じるビジュアルなのですが、舌触りから喉のスベリまで、トゥルトゥル〜っと刺激を与えて落ちてゆきます。単にスベルというより、しなりながら滑り落ちてゆくというか・・・そんな感じ・・・・。もっとスカスカした麺かと思ったら、保湿的な性能もあり、しなやかだったという話です。



2)奥歯でさえスパスパ千切れる小気味良さ

  この手の麺の前歯の処理は、スパスパっといくなと思っていたら、まさしくその通り!そして奥歯のすり潰しでグンニュリするか、またクチリと千切れるかと思っていたら、意外にも、奥歯の処理もスパスパ感丸出しでした! これがまた中々痛快でして、小気味よい咀嚼感覚といいましょうか・・・・。ナイスです。結構思っていたよりも濃いスープだったため、こういう太い麺はどうかなと不安がよぎっていたのですが、この軽い目な反発感は、マッチングとしても絶妙だと思いますwwww。


3)コーティング感がまた堪らない!

  最後に・・・・表面のツヤ。妙にスープをまとっているとは言え、艶やかに見えますね〜。このツヤが麺のスベリにも貢献しているのでしょうか? 表面のヌメリ層とも想像がつかないものでして、見るからに「コーティング」を施したような感じがまた、崇高に感じさせます・・・。

 ※麺のまとめ;中太縮れ麺という重厚な見栄えと一転して、軽めの潰し感覚と、高速なスベリ!そしてしなやかさが光る!






【ここまで来たら・・・通常タンメンより上をいっとる具ですな〜】

1)チャーシュー

  塩チャーシューです!バラ肉部分でして、少々小ぶり・・・・。なので最初はややテンション低めだったのですが、あとから発掘されると計5枚も投入されておりまして、累計で考えますと非常にボリューミーと申せましょう! 塩味のベクトルもスープとはまた違った方向ですので、味わってみて面白みが増します。旨し!

2)鶏団子

  個数を絞ってでも、もう少し大きい方がいかな・・・・と思うのが本音。でも、味わいは格別です。微妙にコリコリしていて、ちょいスパイスが利いています(生姜?じゃないよな・・・)。これは、万人に受けます。


3)野菜

  キャベツ:モヤシ:にんじん=2:7:1。 中華鍋で軽く炒めてからスープを投入し仕上げるので、少ししんなりしますが、そこがまた良いところでスープのまろやかさに繋がります。そして・・・・「白キクラゲ?」みたいなものも実は投入されておりまして、ふのりの腰抜けみたいな歯ごたえがまたおもろいのです。

 ※具のまとめ:やはりスープと鍋で一緒に仕上がるた・・・クタシャキって感じのヤサイが特徴的。でもそれがタンメンなのだ!




 総じまして、開店早々にいきなり人気店になる実力度っちゅーもんを垣間みましたが、なにといっても全体的な「やわらかさ」が印象的なお店ですね〜。行列の人たちをみても、壮年風のご夫婦から、ラーメン一直線みたいなお方やら、女性2人組とか・・・・実にバラエティ豊か!秋葉原御徒町の客層をちゃんぽんにしたような客層でして、とらえどころがないですな〜。なので、あとは回転をよくして、限定など出て来るような余裕があれば、もう一皮むけそうな感じをうけました。誠に広く愛されるだろう一杯でございましたよん! もう気がつけば3月。暖かくなると人も活発に動く様になりますからね〜。今後のご発展に期待しとります。なので、詠います!  



  柔らかさ
  富てスープの
  白濁に


  笑みがこぼれる
  春弥生


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 


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