ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン796】 長崎街道 (東京・新橋) 本場長崎ちゃんぽん

【なぜか長崎県出身の方とご縁があるのです】

 関西勤務時代、上司・先輩・同僚・仕事付き合いと・・・、何かと長崎県出身の方には、助けてもらったりして今があるのです。なので、アタクシも麺好きなら、「本場の長崎ちゃんぽんも、旨かったっす!」と、いつか伝えたいものだと・・・かねがね思ってたのです。しかし、職場の近場のちゃんぽんじゃ〜・・・・胸張って言えないね・・・・。ということで、困ったもんだと思いついたときにぽつぽつとネット検索していて、こちらのお店は心の中に、ブックマークしておりました。

 そんな中、この日もやたらめったら、ランチ時の行列に遭遇して辟易気味・・・・。月と鼈、シャキシャキタンメン、と立て続けに無意味な待ち時間を潰して、ダメ元でこちらに方針転換して訪問です。この界隈・・・・新橋一番のラーメン銀座!そのお昼時に、ガラ空きでっせ!ちょいと不安もよぎりますが、アタクシの入店後、続々と、上司にあたりそうな年配サラリーマンがぽつぽつと訪れまして・・・・・・実に渋い客層だけに根付いていることを実感いたします。 



【野菜と肉、魚介をたくさん頂けるのだ!まさにヘルシー!】

 何といっても、ちゃんぽんの醍醐味は、その山盛りの具ですよね!肉野菜炒めに海鮮が入り混じって、注文を受け付けるたびに、しっかりと炒め始めるため、作り置きの具とは、勢いとか迫力が最初から違います。少々時間がかかろうと、待つ価値はある!と思いつつ・・・・・、一人分だけですから配膳が早めで嬉しい!出てきたものがこの麺顔! 具を最初からパクつきたいところですが、じっと心を抑えて・・・・・まずはスープをいただくのです。その印象はというと・・・・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「ライト豚骨スープに、肉野菜炒めからにじみ出るエキスが甘く広がる・・・。さらに海鮮コクが加わり、奥行き倍増でんな!」

 ・・・と素直に感じますね〜。某チェーン展開店でも、そこそこ旨味にはまるチャンポンですが、質実とした店舗で作りだされるその一品は、手作り感も加わり旨さにうなります・・・・・。

 ボディーのライト豚骨が、スープの下支えでしかないという贅沢な使い方。その上に乗っかる肉野菜炒めは、種類もそんじょそこらの中華屋よりも多く、量も贅沢なので丼からはみ出そうなくらい。それだけたくさんの肉野菜からにじみ出る旨味も、量に比例して多いわけでして、ライト豚骨に柔らかな甘みが入ります・・・・・。

 そこに具の海鮮が炒まった汁が加わります・・・。材料としてはイカとアサリ身・・・そして子海老!特にイカの風合いは、一気に単なる野菜炒めでなく別次元に持っていくだけの強い個性を発揮します。イカだけで、野菜炒めから「ちゃんぽんの具」に引き寄せられたような錯覚すら覚えます。さらに、子海老上品で芳ばしいエキスと、濃厚な貝のエキスが加わるわけですから・・・・・もう味重ねもここに極まれりといった具合でしょう!

 前半にスープの確認をして・・・・・・、もう我を忘れて麺と具を食し終えて、残ったスープをまた・・まじまじと眺めると、複雑なエキスの一体感を感じさせるがごとく・・・・多少の濁りとマッタリ感を感じます。改めて、スープだけをいただくと、最初に味わった味とは比べ物にならないほど・・・・・・複雑なコクが合体した旨さでありました!これは旨し!

 ※味のグラデーション:豚骨系のライトなコク>野菜炒めの甘み>海鮮類の炒め煮汁(イカ>海老>あさり)>炒め物特有の油の芳ばしさ>調味料他



【ちゃんぽん麺のフィーリングが・・・・懐かしさを覚えるナチュラルさですよね〜】

 子供のころから、就職するまで関西で生活していたものとして、あまり「ちゃんぽん」を食したものではなかったのですが、ときどき中華屋や、デパートのレストランで食した程度です。なのに、なんだか・・・・この麺のフィーリングは「懐かしさ」を覚えるのですよね・・・。それに、肩肘張らない気楽さといいましょうか・・・・・姿勢がナチュラルな感じがしてグッドですね。

  「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛OK!!」
 ※中華用中太麺の丸っこい切り口、そしてスーッと伸びるストレート麺!
 ※加水は中程度で、潰しこみが低く、茹で上げも柔目で、見栄えに反して、するするとどんどん食えるライトな感覚。
 ※前歯処理が、スパスパと気持ちよいほど軽快に千切れる!
 ※そして奥歯感が、クチ!と短いタップで一気に潰れる!

 麺自体もボリュームを感じる分量のため、途中から満腹感を感じながらの実食とあいなりました。とにかく、胃袋にも負担がかかりそうでいて、ライトな感覚なのだから・・・・・思えば不思議な麺ですね・・。



【具が多すぎて・・・・まるで歌劇団だな】

 具をひとまとめに、「肉野菜炒め+海鮮」とくくってしまいましたが、ひとつひとつ・・・・記憶のある限り記しておきましょう。

 ※具のおさらい
  豚こま肉、キャベツ(多め)、もやし(少なめ)、人参短冊切り、きくらげ、独特なかまぼこ、イカ(身とゲソ)、アサリむき身、しいたけ、小海老(けっこうあった!)、玉ねぎ????

 特に、キャベツは、外の青い部分と、茎に近い白い部分と、いいバランスでたくさん入っていたのが魅力的ですし、もやしも、炒めて汁に投入したあとでも、シャキシャキとしていたのが好印象です。ともあれ、この分量だけで・・・・一人前の肉野菜炒めの完成でして、880円という価格高の最初の印象を跳ね返してしまいます!




 総じまして、新橋の路地裏に・・・本格的な「ちゃんぽん」ありということで!長崎ちゃんぽんと言えば、やっぱり、あの尖がった屋根のチェーン店を思い浮かべますが、ちゃんぽんをさらに一般的に広げた功績は高く評価したいもの!そのチェーン店の社長の言葉を某ビジネス雑誌で見かけましたが、ちゃんぽんの世界展開を考えておられるとのこと。もはや「ちゃんぽん」は長崎から出ようとグローバル展開するかもしれませんね。その一方で、新橋の路地裏の質実なちゃんぽんもあり・・・。まさに、攻めと守りな感じですね。なので詠います!

 長崎より
 街道抜けて
 グローバル


 海超えずとも
 近くの新橋

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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