ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン791】 つけめん 若葉 (東京・吉祥寺) 鶏塩らーめん

【吉祥寺・ハーモニカ横丁の明るいディープさが好き!】

 とにかく細い路地裏のごみごみしたエリアが「ハーモニカ横丁」ですが、人がそこそこごった返すので、路地裏特有の「暗闇」とか「怪しさ」が影を潜めるのです。逆に、童心の頃に押入れや穴蔵にもぐって楽しかったことを思い出してしまう・・・。この横丁は、昭和のアナログを感じる飲み屋があると思えば、ちょっいと引っかけ気分なBARもあるわけで、暗闇の中で楽しさ100倍な感じです。そんな中に、ちょいと律儀な感じの店構えのラーメン店があり、そこがこちら「若葉」さんです。L字カウンターだけのシンプルな店構えですが、厨房には仕事盛りな年齢の3名が明るく仕事をこなしておられまして・・・・、一旦足を止めてしまえば、ラー好きなら入店しないと行けないだろう・・・・といった独特の吸引力を感じます。でもね・・・本当は事前にネットで調査して訪問したわけで・・・・こちらの限定を頂きに来た次第! つけ麺メインなお店で敢えて「鶏塩らーめん」を頂くあまのじゃくをお許しいただきたい!



【具が直球感覚でとても良い!】

 この日最後の限定にありつけたようです。アタクシのオーダー後、店員さん同士の「限定ラスト」との合図でなんとなく悟ります。その後、すぐさま厨房でフライパン調理がはじまりました。目論見通りの「鶏」と「葱」の調理だと思われます。なので少し待つかなと覚悟してたけど、7分程度で配膳が完了です。そこから、おもむろに大抵はスープの味見と分析を始めるアタクシですが、今回だけは・・・・具を先にダイレクトに頂いたのであります。なぜなら・・・・「出来立ての味わい」がとても気になるからです。焼き葱と鶏肉の塩こしょうソテー。いかにも、「できたて・調理したて・今すぐ食わんともったいないで!」と、アタクシにけしかけてくるようですもん!てなわけでして、今回もすごすごと・・・・・まずは香ばしそうな焦げ目がナイスそうな「葱」から頂くのであります。すると・・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・そして熱いがな!"(>0<)"・。ンモォ〜 」 
 「中の部分が甘くてめちゃ旨!外の焦げ目が香ばしくて鼻孔を駆け抜け渋旨!」

 お約束のように、ハム!っと噛むと中の部分だけがにゅるりんと出て来て、クチの中が激熱で悶絶してしまいそうになりまんがな!しかし、その葱独特の甘みがじゅわ〜と広がり、最後はちゅるっと喉へと落ちてゆき、葱独特の柔らかい苦みをのこして去って行きます・・・・。まさに、柔らか葱甘味を堪能!その後は、焦げ目の着いた葱の周り部分を麺と絡めていただきますと・・・・まさに「渋旨!」焦げ目の香ばしさがブワッーと鼻孔に広がりますがな・・・。葱焼きの食べ方としては、あまちゃんな食べ方かもしれませんが、このやり方で、関東葱を十分に堪能した関西人なのでありました。うまし!次に、鶏肉へと箸が伸びますが、なかなかこちらも焦げ目の加減が絶妙で、見た目にも美味そうです。するとそのお味は・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・そして歯ごたえがナイス! 」

 実にシンプルな塩味つけですが、コレに勝るものはない基本的な味わいですな。焼き鳥も塩焼き派はアタクシですから、それはもう・・・・ドはまりな美味さです。「ムチッ」とした歯ごたえ、自身の鶏脂で付いた焦げ目、食塩と鶏脂が化合したコク塩、それらが三位一体でしてこれまた旨し!肉のサイズ感も丁度でして、一口サイズがいいですね!スープへの貢献度もありましょうし、またスープからの影響度も受けていてなかなかナイスです!

 ※具のおさらい:葱焼き3本、鶏肉ソテー、薬味葱、以上(シンプル〜!)



【和風鶏塩スープ!チキンコンソメと違う渋さええねん!】

 ざっくり申して、「とても分かりやすい鶏塩スープ」と申せましょう。はっきりとした塩の味わいがしますし、ストレートに心に響きます。また鶏のコク・ニュアンスも、トッピングの鶏肉ソテーからにじみ出るのもありまして、クリアーな旨味を感じ取れます。あまりにもシンプル&ストレートな味の構成ゆえに・・・・これはチキンスープかコンソメか?と一瞬脳裏を掠めますが、あきらかに・・・「和風な鶏塩」のキャラクターを確認いたしますわ・・・。野菜の柔らかさも鑑みたのですが、やはり「節系」とか「昆布」の出汁をベースにしているからなのでしょうかね・・・。それと、焦がし葱の風味もスープにじんわりと滲んでますので、しっかりと和風に封じ込めているのであります。そのように考えながら、レンゲでスープカラーを確認すると、クリアな清湯系の表面に、無数の鶏脂の輪、それに焦げ目が溶け出した黒い斑点が浮遊しているのが伺えます。

 「さらに生姜を加えて・・・和風な渋さを演出する!」

 後半にお好みでどうぞと、おろし生姜を別皿で提供を受けます。おいいつけ通りにそれをやってみますと、また生姜独特のさわやかな苦みが、適度にスープのエキスと中和して、新たな「和風の渋さ」の厚みを増すスープに変化いたします。葱の渋さと生姜の渋さが非常にマッチして・・・・・「わらかい渋さ?」などのミスマッチな表現しか頭におもいつきません・・・・。

 ※味のグラデーション:鶏清湯のコク>割としっかりした塩味>トッピングの鶏肉>おろし生姜の風味>焦がし葱の風合い>節系の下味?>その他



【気取らなさがええと思うねん!細麺のライトな感覚】

 加水高めの細麺タイプのストレート。黄色みがかった麺でして、正直申して玉子とかカン水の多さとか・・・・その影響度合いも全然わからん輩なのです、アタクシは・・・・。しかし、これまで食って来て、わりとこのタイプってよく出くわしたよな!と思えるキャラクターでして、関西時代、学生時代によく食って来たのは、こういうタイプだったなと思い出します。大阪・梅田の地下街の店を思い出しました・・・・。
 
 「あーーー、こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
 ※表面が滑る感覚がええし、長続きしまんねん!
 ※とにかく前歯でプチリと短いタップで切れる感覚が印象的〜♪そして奥歯でムチリムチリとすり潰すねん!
 ※細麺特有のスープの持ち上げもたまらん!特に塩味加減と麺の風合いがマッチしてまっさ!

 特に麺を食する前半は、葱の焦げた部分と絡めて食ったため、とても好印象ではありました。




 総じまして、吉祥寺の路地裏の隠れた限定ラーメン。崇高系な度合いはあまり感じないけど、そこがまたこの一品のいいところでしょうな。しかし、これなら〆の一杯として食いたいというのが心情でして、そうなると「限定」という扱いをどうにかしていただかんとね・・・・。ま、ハーモニカ横丁なら、昼間からビールあおってここで〆ても不自然じゃないか・・・・。などと妄想しながら、吉祥寺のお買い物という本来目的へ行動を移すのでありました・・・・。なので詠います!

 路地裏の
 軒先そだつ
 若葉見て


 我まだまだ也
 初心者マーク (まだまだ知らない麺ばかり・・・)

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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