ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン652】 中華そば とみ田 (千葉・松戸) つけそば

【最後の一杯を滑り込みで食う!待ち時間、脅威の15分!】

 もうどうせ麺切れで食えへんやろ・・・・と思いながら万が一を狙って、関東のラー友と「とみ田」に突撃。午後5時を少し回ったところでしたが、最後ということで食えました!行列も消えかけたところに連結でして、15分程度で着席、そしてすぐに配膳という奇跡です。なんせ・・・・この一杯を食う為に、2時間10分炎天下でならんだことを思うと、その偶然はひとしおです。短い間の行列中に、スタフと常連の関東ラー友は会話を楽しみます。やっと営業を終える安堵感と、偶然食える幸運感が入り交じり、しばしのその歓談に心が和みます。何と言っても、この一杯と出会わなければ、ラーメンレビューなんてやろうとは思わなかったこの一杯。初期から通い続けてその味の変遷を、関東のラー友と共有したものです。関東ラーとも曰く・・・・・もう随分と洗練されて完成度感じるよ・・・というこの一杯を、再度また気持ちを改めてレビューいたします。



【かつての魚粉パンチからは随分と洗練された煮干し感覚が素敵!】

 数年前は、その魚粉パンチで気持ちよく打ちのめされたもんですが、今のつけダレは、過ぎた魚粉感覚が陰を潜めたかの如く(それでも一般的には相当濃いのだが)、煮干しの香ばしさでさらっと食わせてくれますね。濃厚なのですが、さらっと食わせる・・・、それがこちらの所以だと今では感じています。

 「もはや・・・濃厚豚骨魚介で「ドヤ顔」すら大人げないと思える余裕の一杯」

 ・・・とすら思います。十分に煮出した豚骨ぶりは無鉄砲のよりサラリと食わせますが、程よい苦みと煮干しの甘みが広がる香ばしい展開・・・・。このニュアンスを久しぶりに体感しながら「あ!やっぱり・・・とみ田!」と感じる個性ですわな。フレッシュな刻みネギの苦みさえガッツリ受け止めてくれる安定感ありです。食後の感覚は・・・・以前は、一日中自分の魚粉臭さに襲われたもんですが、今はその感覚が本当に少ない。胃腸の負担すら軽くなったと思わせる完成度と言えば言い過ぎでしょうかね。粒子のざらつきも健在ですが、気のせいでしょうが細かくも感じるし。濃厚豚骨魚介つけダレの一つの完成系ですな・・・。

 ※味のグラデーション:濃厚豚骨>魚介(煮干系)>いわゆる魚粉ざらつき>ゆず風味>その他
  ゆず入りの豚骨魚介は、個人的にはここで初めて食ったんだっけ・・・。当時の衝撃は忘れられまへんな。



【宣伝 POPと同じ完成度ですね・・・・・麺の美しさと存在感】

 とみ田の麺を食うとき・・・胃が張る気分に襲われます。旨く言えないが・・・・麺の密度が濃いというか、潰し込みがしっかりしていると感じています。そのため以前の過去の代々の麺のニュアンスは受け継いでいるかと察します。今では全粒粉配合が当たり前ですが、それ以前の全粒粉無しの、やや白いタイプのモッツリしたタイプも好きだったな・・・。今の麺は全粒粉の潰し込みも良く効いていて全体的な褐色になりましたよね・・・。とても美しいと思います。

 さて3本先に何もつけずに風味を確かめます・・・・。しっかり氷水でしめた感じが分かりますよ!これで無くちゃと食ってるこっちの背筋がのびる思いです。表面ざらつきそうに見えて、水々しく滑らかに食わせます。加水が低めでしっかりとしたか見応えと思わせて、わりと普通にクッシリ食わせます。中の中心部の芯が、ほんのりと視認できる茹で上げで、まさにベスト!今では極太標準の剛麺。途中まで均一な反発で最後でクシりと千切れる感覚。スパスパと噛みちぎれない適度な粘度がスペシャリティを感じます。

 ※麺の感覚:全粒粉の加水中〜低のクッシリ感、風味あり、見栄えほど剛麺でなく、するする食える
 ※麺の形状:極太ストレートの典型、正方形に近い切り口がやや膨らむ形状
  これほど艶やかなのに・・・ざるなしで水切り完璧!温度感も最高!



【チャーシューが多いねん!せやけど好きやで!!】

 薄味のバラロールタイプでして、結構厚く切ってくれてるのがいいんですよね!つけダレの味で食わせるのでして、味と味が全くぶつかりません。3枚弱入っていたかな・・・・中に沈んでいるのでそうは見えないので、ちょっと驚く・・・。またネギが多めで大変うれしい!関東平野でたくましく育った苦みがまたこのタレに負けずに良いですね!歯応えも相まってよいです。ネギとチャーシューは後でスープ割り用に取っておく必要ないのでご安心!なんたって追加してくれますからね!

 ※具のおさらい:チャーシュー(バラロール3枚)、ネギ(こんもり)、ナルト、メンマ、海苔、魚粉



【スープ割りにすると「濃くなる」というアンチテーゼ】

 今回は、思い切ってスープ割りは「こってり、チャーシューとネギ入り」でお願いしました。そうすると・・・・量が増えて、濃度がさらに濃いか!思うほどのこってりスープ割りがでてきます。腹一杯状態でこの攻撃は、まるでギャグですよ(笑)! 一般的な濃厚つけ麺のつけダレより濃いというアンチテーゼ・・・。是非、スープ割りしてから麺をつけて食していただきたい!絶対薄いなどとは感じませんから!

 つまり、アタクシ的には、「濃厚をさらっと食わせる」のが、とみ田の真骨頂と思っているわけでして、あの濃度濃い割りスープでさえ、辛いと思うことなくゴクゴクと飲めてしまうのですわ(笑)。なので、この「濃厚をさらりと食わせる」テクニックは、スープ割りでも存分に発揮される次第ですね!

 ※「こってり」と「あっさり」の2タイプある割りスープ。それに、刻みチャーシュー&ネギの追加有る無しを選べます。「こってり」で麺を3本程度のこして、スープ割りで敢えて食うのがおすすめ!



 総じまして、ここを訪問すると充実感もあるのだけど、一仕事終えた疲労感も漂いますな・・・(笑)。もう・・・その日は何も食いたくない気分になります。最近は、イベントなどでもちょくちょく食せるようになりましたし、濃い味好きな人は、一度食されてはいかがでしょうか?お土産(御取り寄せ)で先に体験するのもいいかと思うけど、やはり、スープ割りは店でしか体験できないので、おすすめです。ということで合掌!今日も心地よい疲労感・・・・。今日も本当にごちそうさまでした。









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