【西東京エリア初の・・・つけ麺挑戦です】
前回、吉祥寺訪問の時はお休みだった為、今回はリベンジをかねて突撃いたしました。しかし、支店とは言え既に御飯時は過ぎているという時間帯に、行列8名ですよん(泣)。半数が女性というのは土地柄か・・・・。いや・・・でも女性だけの客層もおられるし、さすが「つけ麺」については関東の方が浸透度合いが違いまんな!アタクシ・・・・時間帯を気にして普通もりやのに、前客の女性はどうどうと大盛りでっさかい。こちらは、ベジポタつけダレが有名とのこと。では、関西の六三六グループで鍛えたボジポタ味覚でいざ挑戦でございます。
【あんたら・・・・宮田麺児かいな・・・】
まづ・・・出だしで戸惑うのは、麺のチョイスですね・・・。4種類あるところを今は3種類にしぼってますが、選ぶところから始まります。このスタイル・・・・今は無き、大阪・東心斎橋の「宮田麺児」を彷彿とするスタイルでんな!通常なら、オーストラリア産プライムハードっぽい・・・・もちもち麺を選びたいところですが、「当店代表麺」とわざわざ但し書きされた極太胚芽麺を無視できず、これをチョイス。何やら、この時点でもまた、京都のカリスマ製麺所を思い出してしまうのだが・・・・病気かおれは・・・・。
【麺がイケてる!風流でビシッとしてると感じ入る】
見た目と海苔の感じが・・・・大阪の「つぼや」を連想してしまいますね・・。一本引きづり出して味わいますが、いやいや・・・・なかなかのハードタッチな素敵な麺!すきでっせこれ。潰し込みがしっかりしていて、それでもって固過ぎないところがナイスです。胚芽が完全につぶれてないところがまた風味もありますし、少しばかりのざらつきを覚えて楽しいです。確かに極太ながら、標準てきな極太なんで広く抵抗感無く受け入れられるでしょう。ストレートですが、ややウネリがあってそこがまた、すすり上げるタイミングで踊るので食感演出のボルテージもあがります。しかし、あがりすぎて・・・・ワイシャツに汁が跳ねてしみてしまいましたがね!(号泣)。
ハードタッチが強いけど、余裕を感じさせるしなやかさも持ち合わせた剛麺。最初緊張しますが途中からそれがほどけるといった噛み心地がすてきだという全体印象です。
【甘くないベジポタ感覚がいいね!】
豚骨魚介に野菜の甘みがふんだん・・・とうイメージに外れてるわけじゃないと思いますが、少しええ感じて裏切られたと思っています。野菜の甘みもありましょうが、しっかりと塩分も感じるところが感心なのです。味のエッジ感が立っているというベジポタかな・・・・。カエシが立つというのとはまた違うし、単なる塩味が濃いのでもない・・・。魚介の塩分なのでしょうが、妙に甘ったるくないところがいいです。
また、ゆずと三つ葉の控えめな柔らかさもいいバランスだと思うし、濃厚のようでさっぱり感演出が効いています。ペジポタの粒子も細かいようで、どこか微妙に欠片感を残したような気もするし・・。ベジポタとひとくくりにしてみても、いろいろと特徴があるな勉強になります。
【スープ割りはポットが基本だが・・・・】
さあ、スープ割りだと思ったら、ポットが引き上げられ入れ替え準備に入ったまま、なかなか戻って気まへんがな!しゃーないのでスープ割りコールです。関西人やから・・言い方がきつかったのか、店員さんがポットだけ置いてくれはって後はセルフでやりまんがなと言いたいが、直に注いでくれました。あ・・・・割り用のスープ単体のレビもしたかったのにな・・・・残念。結論、普通に淡くなるタイプでして、割りにしてまた味の大きな変化を楽しむ系ではありません。しかしながら、丁寧な仕事が伺える割りでありましたよ!
総じまして、突き抜けた一杯というよりも、安定した実力度ある一杯と申せましょう。もう過ぎ去ってしまった豚骨魚介つけ麺の流行ですが、それでいて、やはりこの系統は旨い!と引き戻される思いもしますもん!それにこのつけダレに、3種の麺がすべてマッチングするというのはすごいですやん!そういうところが、「宮田麺児」とちゃうとこでんな・・・・。最近、関東の名店が関西に出店するパターンも増えてますが、むやみに出店拡張することなく、この味と品質で通していただきたいな・・・・。ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。