ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン445】 八雲 (東京・池尻大橋) 白だし・特製ワンタン麺

【午後の部が早く始まるのがいいですね】

 早めに用事にカタを付け、早めに空いている時間帯に品達でサクっといくか、東京ラーメンストリートをチェックするかと迷います。なぜだか昼間訪問に迷ったこちらが頭をよぎり営業時間を再度確認すると「17:00から」スタート!とのこと。ならば、6時過ぎに行けば並ばずに済むか・・・・・とのことで訪問決意です。それと、昼間食べた豚骨魚介がまだおなかに残っているような気もしますしね・・・・・。この日は端から塩系狙いです。訪問時、先客4名。だけども大き目のハコですんで、余裕で座れます。今回は、滅多に喰わない「ワンタン麺」を・・・・・それも特製ってやるを食することにしました。





【いかにも東京らしい・・・スタイリッシュやね・・・・】

 地味〜な電光看板が2階へと誘うけど、入口質素で、中はスッキリした大きめなオープンキッチン!わりとかっちょえー店ですし、ご店主のこだわりもちょいと見え隠れする・・清潔感ある店内です。男が入っても恥ずかしくない雰囲気がいいね! ワンタン麺は、肉ワンタン、特製ワンタン(肉+海老)、海老ワンタンという段々と値段が上がるメニュー構成。そして、スープを黒だしと白だしで選びます(醤油か塩)。そう滅多にこれないから、特製しかないわね・・・。

 配膳の瞬間は、ヌーベル・シノワ・ラーメンでっせ。食紅縁取りのチャーシューが一段と中華風を気取りますが、海苔が日式ラーメン範疇に押しとどめます。ワンタンが、肉3つ、海老3つとい豪勢ふりやな・・・・。思えば1000円弱もするんやった・・・・このあたりCPきついかどうかのせめぎ合いですね・・。



【普通にあるようで、普通にないぞ・・・このスープ】

 最初のスープの印象は、どこにでもある「旨い」の範疇かなという感じです。塩スープによくある華やかな「酸味」もないし、アサリ等貝類が全面にでてくる「滋味」溢れるわけでもない、普通の丁寧な塩の仕事なんです。その時点でいったん・・・・心のどこかで・・・・・もおええわ、ワンタンに期待しよう、とあいなる。実は、他レビュアーさんとは異なるのですが、最初は「濃くない」と思ったんです。

 で、ワンタンを一通り試して「やっぱり旨いわー」となり、再び麺やスープを食するのです。そうすると、結構「味ちゃんとはいてるやん!」と考え直すのですわ・・・。最後の残ったスープをレンゲですくう時点で、少し濃いかもとすら覚える・・。

 ワンタンを食べることを計算している…最初の淡さかもと、思うのは買いぶりすりかもですが、そこは、駄舌とまそん故、ご勘弁を。最初からガツンとこないジンワリすーぷ。鶏系の旨みではなく、豚肉????ハムのゆで汁のような塩加減な旨みと、昆布貝等のじんわりアミノ酸を・・・・どことなく感じる、角がないスープです。だれでも嫌いな人はいませんね・・。




【標準的高品質な麺ですが、東京だからハードル高いだけか・・・・】

 これを関西で喰うと、マジ旨とか言ってしまうかも?東京ラーメンツアーだとテンションあがるところを抑えていうと、どこかのブランド製麺諸が仕立てた高品質麺たる風格は感じます。だけど、特別ここでしか食えまへんでこんな麺!とまでは正直いかない。言わば、わきまえた高品質と表現いたしたく!

 表面は薄く一枚、ぬめりを伴う層があり、そこが見栄え的には半透明に写って綺麗。しかしぬめるのは一瞬で、そこから想像する「モッチリ感」は一切ありません。詰まった中加水の「クッシリ」感が支配する麺です。言わば・・・「軽るヌメクッシリ」な麺(そのままやん・・・・・・)。太さも見栄えも標準的ながら、悪くいう人はいないと思いますよ!



【もうワンタンしか見えない・・・・・】

 もう・・・そりゃ自家製でしょうね。結構大き目でしっかりしたワンタン!肉ワンタンは、結構スパイシーなひき肉が芳ばしく、割と丁寧に挽いてあるために一つの塊感が強いです。噛むとジュワーと口とスープに流れ込み、旨みを足します。ワンタンのちゅる!とする感覚と、ワシっとする肉のコントラストが面白いです。

 一方海老ワンタンは、こちらの一番の自慢でしょう!やや大きめの芝エビがぷりぷりっと一尾入ってまして、それをダイレクトに皮で包みこんでいます。少しばかりの餡も一緒に・・・。皮がちゅるっ!海老がプリッ!スープジュワーっというトリプルな感動がありますよ!海老嫌いでなかったら、これお勧めです(少し高いけど)

 また、チャーシューはいかにも中華風な見栄えと肉厚さでして、脂肪分少なく、肉をかみしめて旨みを感じてくれい!という肉。悪くないです。




 総じまして、マイベース店の、大阪・京橋のCliffを少し思い出しました。系統は違うものの、店の空気感が似たような感じかな・・・・。ちと高級なんでそう頻繁には食えないけど、近くに寄ったり何かの気分転換や記念に是非寄りたい・・・・。でも、向かいには、和利道があるというこの皮肉なことよ・・・・。ともあれ、この界隈なら昼は、和利道、夜は、八雲で決まりですね。ということで、合掌、滅多に喰わないワンタン麺に感謝、そして今日も本当にごちそうさまでした。

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