ビジネスシーンで、どこにでもある風景としての代表格が「長い会議」「結論の曖昧な会議」ですよね。「うちの会社は、船頭が多くてそれぞれの指示がバラバラだもん・・・」などという話は、社外の飲み会などでもたまに聞いたりするところ・・・・。まぁ、似たようなこともなくはないか。
【バラバラで独自ロジックを対立させている】
そういう会議を良く観察してみると、パワフルなキーパーソンがそれぞれ注力するポイントがバラバラであることも問題だけど、ご本人たちは実は自分なりに、ロジック立てて会議を誘導しようとしているのが分かる・・・・。意識的にしている人と、無意識にやっている人など差はありますがね。
例えばAさんは、問題事象の因果関係に注目し、そこからロジックツリーを組み立てようと緻密に考える。
しかしBさんは、いきなり枝葉にとらわれずに、本能的とも思える速攻で、本質的な重要部分に焦点をあてようとする・・・いわゆる重点思考。
またCさんは、いろいろな複数の意見から共通項を導き出して、帰納法的に解決策を模索しようとする。
【一言いいたい・・・それ余計・・・・】
これらの方々は、これまでのご自身の経験に裏打ちされただけに、独自ロジカルシンキングに相当の自信をお持ちであるのですが、対立してもまで押し通そうとは思わない・・・いわば大人な方たちです。なので主催者の考えに乗るか、事務局(進行役)の意思に結局は従います。しかし、会議は発言する場なので、後半のどこかで、「言うだけいう」のです。だから、結論がぼやけるし、それに少なからず対応するので時間が延びる・・・。
【いろいろなロジカルに備えておこう】
解決策といか・・・・少なくとも我々がこういうことに陥らないようにするには、いろいろなロジカルシンキングに触れておくこと、そして流動的に対応できるように訓練しておくことですね。というわけで、今更ながらロジカルシンキングの名著をパラパラと捲っています。こういうビジネス書って、読んだ直後は目からうろこなのですが、時間が経つと本当に忘れていることが多いですね。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
- 作者: 照屋華子,岡田恵子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 単行本
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