【今週のラーメン３５０】桃花春（京都・福王子）チャーシューメン・並

＜京都で最後の一杯を食うとしたら、桃花春！＞

【ここでラーメン店の原風景を強く感じるのです】

　旨いラーメンを生み出す努力は大変だと思います。製法にこだわり、原材料にこだわり、○○を使ったとか宣伝したくなる気持ちは大変理解できますよね。僕達もその美味しさに感動したりしますもん。でもね・・・カーレースでいったらＦ１みたいな世界しか旨いもんがない・・・そんなことないと思うんですよね。例えばラーメンで言ったら有名な行列店。しかし、地方の辺鄙な場所に平凡なラーメン店があって平凡なメニューがあって・・・・それがとても旨くて感動を受けたのが、こちら「桃花春」さんです。京都というテーマで選ぶにあたっても、この店を越えた辺鄙な南京都にあるカリスマ店や、東京新宿出身の塩の使い手の店と迷ったんですが、【この脱力感が好き】なので決定！少し悲しいのは・・・・、ここもそれなりに有名店になりつつあるということ・・・。　

【今日は思いっきりいっちゃいましょう〜「チャーシューン」で決まり！】

　タダでさえ多いチャーシューの量。６００円の並みでも、初めて来たときはオーダーミスかと思いましたモン。京都ラーメンの薄切りチャーシューは、底なしで食える気がするので、多いのは大いに結構×２なのですがねｗ。記念ですので、チャーシューメンはどんな感じかと興味津々でしたが、出てきたのを見て遊んでんのか！と思いました（笑）。

【はみ出しそうな・・・じゃなく、どこまではみ出せるかを実験していませんか？】

　・・・と疑いました。で、なぜこんなことになるのかと、一枚はがしてみたら、一枚一枚がデカイわけですよ。ちょっとしたハムよりデカいっすよ！！なので、丼中心から３６０度に広げるとあんな感じになるんですね・・・。そんな感じでやはり多いチャーシューですが、最後はチャーシューだけが残ってしまい、嬉しい悲鳴を上げてしまいました。

【オーソドックスな京都風醤油スープ・・・・隠し味は味噌と・・・？】

　特徴は味噌と一味とうがらしです。食すると、「なんともコクのある濃厚醤油な京都ラーメンやな・・・」という感じが分かると思うのですが・・・。その醤油風にコッテリさせているのが、個人的には味噌と思っているんですが自信はまったくなし（アーハッハハハハ！）。でもそれだけでもなく、それに一味とうがらしが加わって、こってり醤油っぽく味の輪郭を構成しているのだと因数分解をしてみました。「鶏ガラ＞豚＞チャーシュー醤油ダレ＞味噌＞一味唐辛子、ニンニク他」いかがでしょうか・・・・先輩レビュアーの方々・・・。つっこみ待ってます（笑）。

【麺は特徴がないのが特徴というか、欠点がないんです】

　クッチリ歯ごたえの中加水麺のストレート。いかにも標準的でしょう？でも一つ言うなら今日はほーーーんの少しだけヤワだったかもです。でも十分許容範囲ですが、口うるさくてすみません、大将。今日はチャーシュー圧倒されて、イメージ薄いのが残念。　　
　そのほかメンマは濃い目の味付けで小さめがポロポロと・・・。ねぎは意外と少なかったけど、チャーシューがでかすぎて目の錯覚かもしれません。

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　総じまして、自分の採点評価に関係なく「一番印象に残っている」一杯として、こちらをあげさせていただいた次第。ところで、これからの僕ですが、基本的には近々異動です。少なくとも妻子はその準備の真っ最中でして、バタバタ状態です。ま・・・、サラリーマンというのはそういうものかとしみじみと感じています。