ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン349】 群青 (大阪・天神橋筋六丁目) 煮干しそば

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<大阪で・・・最後の一杯を食うとしたら、群青!>

【食べる側に問う!やさしいスープですが、これは挑戦的なスープですよ!】

 熱くないスープをどうとらえるか!を考えさせられるスープです。初めてスープをすすって思うことは、少し正直ぬるいということ・・・。先輩レビュアーさんもその温度をご指摘されてますが、この微妙な温度は、作る側の狙いでしょうね。

 熱すぎると風味が飛ぶという話を聞いたことがあります。京料理は、それぞれ適度な温度で出すタイミングを計りながら作るともいいます。このスープは、この温度で食べていただきたいということで、風味を十分に感じ取って欲しいというメッセージでしょうね。



【煮干しの甘い香りが濃厚だー】

 味わいとしては、『あ!群青らしい味付けな「煮干しやな」』と思います。前バージョンの「清湯なんとかそば(忘れたゴメン)」を食べたことあれば・・・。高濃度な煮干しをはじめ節系を感じますが、洛二神よりははるかに動物系を感じます。表面の油は魚系かな・・・(自信まったくないけど芳ばしさから・・・)。豚骨を控えた(極力使わない)そのスープは、ある意味玉ちゃんと対立的でもありますねー。これでもかー、と思うくらい煮干しの甘い香りに覆われます。甘さを最大限に感じる温度かいなこれが・・・。問題作です。



【つけ麺と同じ麺! 煮干しそばにとっても合う!】

 スープが問題作なんですが、麺は異様に旨かった!相性が抜群ですわw。ラーメンとしては極太なんですが、スープの甘さを上手く受け止めてて全体としてもバランスの良さを感じます。以前より更にコシが強くなったその麺は、ラーメンでも健在で、クチに含むと「ぷりぷりわしわし」と歯ごたえが楽しめますし、風味すら感じる旨さです。



【炙りやめたのねチャーシュー・・・・それ、正解と思いますよ!】

 以前の中華そばにあった炙りチャーシューは、炙りがなくなりました。でもこの一品には断然そのほうが合うと思います。力強く無くなったわけではありません。その分厚さといったら・・・・最大で2cm程度という感じ。ロールがばらけても、ブロック肉ですから、まさに食べ応えありなんです。醤油味じゃないのでスープとのマッチングもOKです。

 尚、青菜は・・・小松菜と記憶。メンマは小ぶりですが本数多く、表面の油を纏っていい感じの風味で食べられます。全体的な店内のオペレーションも混雑時とはいえ、非常に落ち着いたものでした。


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 総じまして、食べ終わって帰宅までの間、ずーと「温度」のことを考えさせられる・・・。忌憚なく言うと、あの濃い煮干し風味は、ちょっとやそこらの温度で、残念なまでに風味を失うとは考えたくない。以前の中華そばにあった・・・クチの中やけど覚悟の熱さも恋しい。しかし、ご店主は、これを作りたかったのでしょう。メッセージ性溢れる一杯なんでですね。並で300g(700円)という量と価格も愛情を感じます。アッタカイ男意気を感じるラーメン屋さん「群青」なのであります。関西にいるうちに、関東のラー友をまた引き連れに来ますよ。春は引き継ぎのシーズンなのです。

 という訳で今日も勉強になりまして、ありがとうございました。そして、今日も本当にごちそうさまでした。
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