【今週のラーメン３３１】中華そば源さん（大阪・玉造）大中華そば　〜ケンドーコバヤシ伝説の店

この味盗む気ありませんのでご安心ください

　以前テレビでケンコバが語っていたラーメン店がこちらだそうです。ケンコバ自身がラーメン屋な風貌なもので、機嫌よくラーメン食ってたら、突然ここのご店主が同業者が味盗みに来たと勘違いして激怒しされた事件。その現場です。前から一度訪問したかったんですが、東成きんせいが近いため、これまでかなわず。今日も、実はきんせいのつもりだったんですが、最近行列が増えたようで、いい機会だからこちらに転向した次第です。ご安心くださいご店主！。いたって小心者なものですから、味を記録することはあっても、盗むようなことはいたしませんので・・。さて、店内はというと、Ｌ字カウンターと臨時用カウンターだけのよくあるラーメン店。メニューもシンプルで、中華そばと、チャーシューメンが基本。「そば大」とだけ告げ、しばし待つこと８分程度。女将さんが配膳してくれます。

盗むも何も、有名かつ定番とも言える高井田系な一品ですね〜

　配膳の瞬間、「そっか！ここは東成・・・城東エリア！高井田系やん！」と閃きました。ラーメンとしては極太ストレートでまん丸麺。透明な醤油スープ。これにざく切りネギがもっとこんもりと載せてあれば、高井田系ですよねー。これは、普通の醤油ラーメンと思ってて予想外の展開で正直嬉しかったです。

スープは熱々・・・・、ご店主のこだわりか！

　少し強面のご店主が、ぬるいスープを提供するはずないっすよｗ。キンキンの熱々です。これが使い古されて模様がはげている、見飽きたラーメン丼にたっぷりと注がれています。最後まで熱々でこれだけでも、満足感アリありな一品です。少し濃い目の醤油味。鶏がら主体の透明スープで、魚介を感じない・・。久しぶりのスッキリ透明醤油です。少し喉渇きそうな醤油由来の塩分からなる味の輪郭が、香ばしくもあり、食欲をそそります。

食べ応えありな独特な食感！高井田系に良く見る太い麺

　関西でよく食べられる「細うどん」に近い太さ。しかしながらその食感は、うどんとは似て非なるもので、若干のざらつきがあり、アルデンテな芯の粉っぽさを感じるのですよねーこれが濃い醤油味とマッチするのです。ラーメンらしからぬ「わしわし」とした噛み応えも少し体感でき、まさにこの界隈でしか食べれない麺だと実感できます。

　味つきメンマも多めです。チャーシューも小ぶりながら４枚。ただし、麺とスープの個性には埋没してしまいそうな感も否めず。でもこれは仕方ないな・・・。