【ザキンでシースー!ならぬ、ザキンでめんつけー!】
田舎モンでっさいかい、銀座といえば「ちゃんねーと、ザキンでシースー」というフレーズが今でも頭に浮かぶんです・・・。僕としては、つけ麺とはいえ、銀座は今でも華やかで先日の北新地でつけ麺以上のプレミアム感があるのです。そんなわけで、北新地の「ぼんくら」さんでメニューにシャンパンを載せるくらい洒落た感じを少し期待したものの、数奇屋通りという一等地にしては、地味な佇まいと真面目な店舗作りなのでした。午後の部開店前に到着したものの、訪問時には行列発生・・・・、銀座まできて行列に連結か・・・。とはいえ、一巡目ゲット!
【一筋の黒い帯状の液体・・・これに凝視!】
銀座という土地柄・・・、カップルかこれから飲もうかという前哨戦的なサラリーマンの集団といっしょに一巡目の配膳を仲良く共有しました。まず先に配膳されるつけ汁にみなが凝視(全員がつけ麺を注文!)。表面の黒い液体の帯に、全員の頭上に「???????」が浮かびます(7人席ですから)。僕を含め、内3人が同時にとった行動は、【割り箸の先に黒い液体をつけて、チューチューと味わってみる攻撃】です。不思議な一体感でしたが・・・・正体は不明です。濃い魚のエキスを感じましたが・・・・、お粗末!
【つけ汁は、点数つけるのももどかしい・・・】
関東の評判店クラスの豚骨魚介のつけ麺用つけ汁であることは明白。ですので、コメントするのも恥ずかしい気持ち(笑)。そこをあえて言うなら、【濃厚さが泡立ちとなってふくよかな味わい感を与えている】のが、ここの印象でした。ドロンジョ系のどれくらいか・・・・という粘度の係数評価も無意味かと。とにかく、大切につけ汁を扱うご店主の所作も印象的で、気合入っているなーという印象です。ちなみに、先に単独で訪問した「関東のラー友」の弁を紹介すると【亀有の「道」と似とるなー】とのこと。僕としては、もうどちらもハイレベルなので一緒だと思いますねー(汗)
後半、備え付けの「酢」を入れても、金属的な酸味ではなく華やかな酸っぱさが広がる・・・。一味を入れても面白い。そういった趣向を幅広く受け止める度量のあるつけ汁と述べさせていただきますねー。
【麺は、見栄えよりサクサク食えるので中か大盛がよろしい】
重そうなビジュアルですが、サクサク食えます。中で360gということでビビッてしまいましたが、これなら食えます。決してライトな麺じゃないけれど。麺の密度がそれほどないということかな。しかし、並の240gではものたりない程度なので、男性なら、デフォは、中盛で!(料金は中なら同一)。
芯を感じるねちっこい腰ではなく、適度なレベル。風味もそれなりに感じるし、ワシワシっと大量にクチにほお張り、ごくりと胃に落とし込む豪快な食べ方にも合っている・・・いかにも関東の麺だなーと思います。
【あ・・・・具の印象ないや・・・・(笑)】
つまり、つけ汁に圧倒されたということです。味玉も温度とトロミも完璧だったのだけれど、チャーシューのイメージが思い出せない・・・・(最近、物覚えが悪いだけ・・?)
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総じまして、銀座でこの価格というのは感心する次第です。クオリティーも場所柄気を抜けないし・・・。そういうところちゃんと客もわかってて、食べ終わって店を出るときは、行列が延びていました・・・・。なぜだか、久しぶりに・・・・大阪・天六の群青に行ってみたい気がしました。激戦区ながら、こじんまりしている店舗を見ていて、イメージがダブりました。やっぱり、【つけ麺は豚骨魚介か?】と頭によぎる寒空の夜を、帰りの新幹線へと急ぎます。今回も、旨い麺ありがとうな! そして、今日も本当にごちそうさまでした。