【中はまるで居酒屋かよぉ〜(笑)気持ちよく酔ってるな・・・おっちゃんたち】
さる先輩レビュアーさんの塩元帥レビューを拝見して塩が食べたくなり、そのまま塩元帥というのも芸がないので、こちらの訪問を決意です。実は4度目の訪問でようやく営業日に合わせられました。臨時休業が多かったのですが、やる気が無いのかと思っていたら、コンビニに売られているラー本では、結構おっかないご店主が孤軍奮闘しておられるよう・・・、誤解いたしておりました。m(_ _)m
立花駅の商店街は、立飲み屋が充実しています。結構雑然とせず静かな立飲みやが多いな・・・と思っていたら、こちらのお店も地元の憩いの場のような雰囲気もかもし出しています。テーブル席スペースだけは、異様な盛り上がりでおつまみセットとビールの注文がバンバン入っています。ラーメン客はカウンターのみです。寡黙な店主が、まずおつまみセットの処理をされて、次はラーメンの作業と・・・四苦八苦して作業されてて熱意と忙しさは伝わります。さて今回の狙いは、実は塩系でも「ワンタンメン」だったのです。しかし「鶏そば」というなんとも魅惑的なメニュー名を見てしまったものですから、激しく葛藤の上、方針変更!意志弱ゎ〜・・・。
【ご店主が渋い!ラーもとても基本に忠実な鶏塩ラーメンで渋い!】
冒頭にありました通りの混雑ぶりで、夜11時とは言え配膳までに結構待った・・・。しかし、その甲斐あったと思える一品でした。当初期待通りの透明系スープ。蒸し鶏肉のスライスが5枚とは結構サービス品かもしれん・・・・。スープの印象はと言うと『一見素朴とも思えるシンプルな塩味ながら、腹八分目のボディ感』というものでしょうか。シンプルとは言え、節系素材の旨味も十分ありますが、最初の一口目はやや塩味が少しだけアピールしているなーとのものです。この一品のビジュアルから「超〜あっさり」味をイメージしがちで、それとのGAPがそう感じさせたのかもしれませんが。ま、これはこれで、充実した塩の輪郭をきっちり残しています。
一般的には、あっさり系の一品には違いないです。この塩清湯スープには、とてもおいしいラーメンの基本に忠実な印象をいだきました。表面の脂の円は適度な分量で、そのスープ奥の深みはシンプルさを伺いしれる色合い。この素朴さは、居酒屋化している後ろのテーブルの雰囲気とは別世界でありますねー。
【このスープに合うねー!このクッチリ感が合うな・・・・柔らかそうでしっくりした麺】
このスープには、中〜やや多加水の麺が合うなと思いますし、その通りな麺でした。個人的な趣向としては、芯を感じる固めが好きなのですが、この一品には「ちゅるちゅる」感ある麺が合うと思い増したし、次に述べる鶏肉の歯ごたえとも相性が合うと思います。歯触りの最初はヤワいように見えて、全体的には程よい麺密度のためか決してヤワくない。芯を感じないけど、歯ごたえも楽しめる麺であります。
【具がまた・・・一番シンプルなんだよなー】
なんたって「鶏そば」ですからここがこの一品におけるピークですね。皮つき鶏もも肉の蒸したものでして、食べ応えも考慮してか程よい厚さ、その数5枚です。味付けは感じるか感じないか程度の薄い塩味。これがスープと一体化したときに丁度良い塩加減を発揮します。ご飯に合う・・という味付けではありませんね。鶏の旨みをジックリ味わってください・・・という味付けです。
スープのやや塩の輪郭ありなところと一緒に食すると、丁度いい鶏塩加減のお味になります。じんわりと鶏の味わいを楽しめますし、麺のクッチリした歯ごたえと、肉のモッチリした歯ごたえが、も似た感じがして、ここでも調和を感じます。後半に、備え付けの塩をほんの少〜しだけ・・・・鶏肉にだけかけて食べるのも、結構おつなものでしたよー。
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総じまして、こちらは居酒屋ちっくな雰囲気もありますが、塩系以外にも、醤油、味噌、味噌坦坦などと・・・・結構、個性的なバリエーションが楽しめそうで、器用さも感じます。寡黙そうなご店主のイメージと裏腹な気がしないでもないですが、遅い時間にこの人気ぶりは、夜のさびしい商店街の中では、貴重な存在です。地元に愛されていますね・・・。と、いうことで今日も通勤途中という、非常に都合がよいところで、良い店を発見できて大変満足な夜でした。今日もありがとうございました。そして、今日も本当にごちそうさまでした。
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