職業柄、女性の派遣さんに結構助けてもらっています。いや〜、これが中々皆さん仕事できる方たちばかりで、毎日頭が下がる思いです。
先日、派遣法の内容徹底ということで、ある派遣会社の方と打ち合わせを行いましたが、この法律は、結構おかしいところが満載ですねー。派遣さんたち本人の役に立っていないどころか、このままじゃ首をしめかねない内容です。
確かに、２６業種とかこつけて、債権回収や営業活動までやらせるのは問題で、派遣さんたちを守る必然は理解します。しかし、それと同列で、「梱包作業はだめ」「郵便物の送付、回収配布はだめ」等・・・・一連の関連作業で切り離せないものまでひとくくりです。これでは、現場は、やってられません。
また、大前研一氏が以前から指摘していますが、長く派遣さんを使ったら正社員として採用しなければならない・・・というのは、愚の骨頂です。正社員になるならないは、本人意思ですし。採用促進なのか、派遣のワークシェアリングを目指しているのか・・・わかりません。このままだと、企業は逆に派遣さんたちを使うのを面倒くさがって、派遣労働機会が減るだけです。その結果として、海外に仕事そのものをアウトソーシングするか・・・といううのは理論が発展しすぎですが・・・。大前氏の比喩として「３回デートしたら、即結婚なんてありえるか？」というのは、笑わせていただきましたが。
雇用統計とか、失業率に振り回されすぎです。これらが数パーセント改善したからといって、景気全体がどうのこうのという実感も、薄いですし。もっと現場を見た政策とか、、法律であって欲しいなと思うこのごろです。
