【今週のラーメン１５６】ラーメンたんろん（兵庫・西宮）冷やしめかぶつけ麺＜８月下旬限定＞

僕は、たんろんのメルマガ会員登録をしておりまして、この限定メニュー提供開始以来、訪問時期を狙っておりました。本日ようやく訪問が叶いました！

ＪＲ西宮駅から徒歩１２分。今日は珍しく風が少しあるのが救いの午後８時過ぎに到着。先客１名。ここのご店主どこか控えめで、その一方、この先客がいい感じでくつろいでおられました。まったりとしたこの微妙な空気感の中、着席即座に「冷やしメカブつけ麺！」と、つんのめるうようにオーダーしました。雑誌もない店内で携帯見ながら過ごすこと１２〜３分、配膳が完了いたしました。

第一印象は、「めかぶの量がハンパねーー！」ですね、やっぱり。
麺の器の１／３強は、この「三陸産岩手県漁連直送！めかぶ」で多い尽くされていますから！子供の頃や、若い時分は、こういう海藻類って絶対食べなかった性格だったんです。しかし、年齢重ねるとこういうの何の抵抗なくなるというか、欲しくなってくるんですよねー。個人的にはＷｅｌｃｏｍｅですが、やはり常連の若い方がどう捉えるかは興味がわくところです。

その他、麺器の目につくところとしては、半熟玉子１／２、メンマ、チャーシュー４〜５枚。すだち１／４切。このチャーシューが、脂身が少ない部位で薄切り、かつ薄味で少しいい感じに冷えています。冷酒のあてとしても合いそうな出来栄えで、なかなかでした。

さて麺はというと、先日いただいた「冷やしぶっかけ鮎白湯まぜそば」と同じ麺でした。太さが少し違うでしょうか（細め）。なかなか風味よく、口の中でスパスパ噛み切っていくのが気持ち良いコシの強さです。確かにとろみ強めの冷製つけ汁には、極太麺より、こちらの方が合いそうな感じです。

次につけ汁ですが、何といっても「冷製」が特徴的。供せられるまでキンキンに冷蔵庫で冷やされているのは当然。これだけでなく、食中に温くならないよう配慮で氷がはいっています。しかしこの氷で汁が薄まってはいかがなものか・・・・。そうならないようにと、氷は「だし汁氷」となっています。シャーベットを硬く固めたような出来具合の氷です。

つけ汁のお味は、というと「めかぶのだし」が最初にたち、追って後からほのか〜に酸味が追いかけてくる感じですね。この最初の一口が、この一品を好きになるかならないかの山場だと思います。全体的なとろみ加減、おくらとの相性など絶品で、それを下支えする節系の出しもほのかに感じられます。これは、夏場にご飯にかけるのが最高のつけ汁！もはや日本料理の〆飯の領域です。これは旨いです。

総じて、個人的には好きですが、『一般受けを考える』なら、そこまで、めかぶを推さなくてもいいかと察します。

今回、麺丼に主役として鎮座するめかぶの量をもう１／３に減らしても、メニュー名に見劣りするものではないかなー。また、つけ汁もめかぶだしの割合を少し減らしても良いかと思います。めかぶを汁に投入すると麺以上に汁を持ち上げてしまいます。口の中がめかぶ味だらけになってしまうタイミングが、少し長いかなーと思うのです。それだけ、質の良いめかぶなので、僕らが知っているめかぶより、風味の主張をするんですかねー。すみません、素人の分際で！　m(_ _)m

ともあれ、神戸に住んでいる期間は、たんろんさんの限定メニューは、必ず食するつもりでおりますので、今後にも期待です。大変おいしゅうございました（岸朝子風）。

今日もハイレベルで創造的な麺にであえて感謝！　今日も本当にごちそうさまでした。