ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

桂南光の「ジョブズvsゲイツ」の小噺は面白かった・・・さらに再考

少し古い話になりましたが、GW中お昼にテレビを観ていたら、桂南光さん(未だに・・・べかこの方がまだしっくりくるが)が、スティーヴ・ジョブズと、ビル・ゲイツの過去の攻防を、分かりやすく、面白おかしく、大阪弁の小噺で披露しておりました。これが、なぜすぐに録画しなかったのかと思うほど、よくできていました。(池上彰とまでは言いませんが・・・)。







シリコンバレーの競争もある意味特別じゃない】

シリコンバレーは、とてもドライで、スタイリッシュなイメージがあったのですが、意外にもドロドロ、裏切りの連続で・・・確執があるものだな・・・という内容でした。これは、発見でした。IBMへのDOSの売り込み、XEROXからのマウス操作ノウハウのパクリ。ユーザインターフェイスの真似等・・・、なんだ全部創造的でも無かったんだということですね。とは言え、変化のスピードは他の業界以上に厳しいことに変わりませんが。







【ヒット商品における本当のヒーローは誰?】

例えば、最近僕も予約した「iPAD」ならびに「iPhone」ですが、このヒット商品を生み出したヒーローは誰?という質問をすると、かならずみんな「スティーブ・ジョブズ」と答えますよね。でも、数々のヒット商品みな、彼のアイデアなのでしょうか?全部というと・・・・そうではないと思います。でも、本当にアイデアを出した方の名前は、誰もでてきませんよね。昔を考えてみれば、今は影がまったく薄いソニーウォークマンソニーの社長が考え出したなんて誰も思いませんよね・・・。この違いは何なんでしょう。







【日本はそもそも「共創」する文化、分業とチームワーク重視の社会】

日本で、この商品のヒットは、ほとんど自分のアイデアあってのことだー、と声だかにいうと、バッシングに合いそうな気がします。よほどのことでない限りです。その、よほどのことが「青色発光ダイオード」の発明だったのでしょう。誰も自分だけの力で仕事なんてできないのですから、なおさらです。私の父は、京都で京友禅という着物の職人でした。着物一反できるまでにも、縮緬を織る業者、図案・型紙を作る業者、糸目という色滲み防止の作業をする業者・・・・もっとこの先いろいろあります。これらの方が、専門のプロフェッショナルを発揮して、いいものが出来上がります。日本のマニュファクチャリングの原点だと思っています。だから、着物の展覧会で、賞を取ったとしても、それぞれの工程に携わったものが、均等に栄誉を与えられた気分になるものなのです。







【アメリカは常に何時でもヒーローを待ち望んでいる、特別な能力評価主義?】

一方、アメリカで日本と同じようにならないのは、ヒーローを待ち望んでいるというか、ドラマ性を重視している文化からではないでしょうか?(極めて個人的な感想です) 一部に、アーミッシュのように、とても自重性のある国民もおられるとは思いますが、広い荒野を開拓していった時代のリーダーシップ性が、根底にあるような気がしています。







【日本は日本なりの得意な仕事のやり方があるはずだ】

今日本は、ジョブズのような人物、そういうリーダーシップのもと創造性ある商品の開発が、あちこちでもとめられています。でも、みんな右に倣えしなくてもよいのではと思います。トヨタや、キャノンのヒット商品にいちいち、社長やCEOの顔が浮かびますか? ビジネス誌に、ハイブリッドエンジンの開発チームリーダーは紹介されるでしょうが、購買する方はいちいち考えていません。日本は日本のやり方のチームワークで、やりとげればよいと最近、特に思うようになりました。





最近、混迷期にリーダー不在だと、欧米風なビジネスライクなリーダーが必ず必要ではないということを感じています。と同時に、日本なりのスタイルで「意思がぶれない」リーダーも、少なくなってきたな・・・という感じもしています。













リーダーシップが身につく本
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嶋田 有孝

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