ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4704】 めん屋 平右衛門 (東京・東小金井) 生醤油オールスター 大盛 + キリン一番搾り生中瓶 〜淡麗なれどハンドメイド感溢れる雰囲気と味わい!凛々しくも優しさ溢れる醤油そば!

優しい醤油麺ならココ!地元のファンに支えられた名店かと!
 久しぶりにこちらへ。いつもこの近場の七彩系譜の店に入り浸っておりますが、何気にいつも気にかけておりますよ。言葉だけでなく、今回は実行に移しただけで、看板メニューの「生醤油オールスター」と対峙させていただきましょう。行列にはならない程度で、常連客が入れ替わって満席状態キープ。やっぱり地元のファンをガッツリ獲得してる感じですね。
 

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<酒> キリン一番搾り生!少し熱気を帯びた秋空の下・・・勝手に堤真一になりきって一人CM気分!嗚呼幸せぇ〜!

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 飲めるタイミングなら飲むよ!今回はキリン一番搾り!実は最近この味がまた嬉しくて、自宅では飲みまくってる次第。重すぎず華やかで味わい深いし・・・それなりにお手頃価格。こちらでは520円で中瓶提供で、昨今では実に良心的!?。華やかな麦芽と酵母の風合いを楽しみながら・・・あゝ、幸せ・・・などと、堤真一になりきって店内堪能ですわーーー。青空広がる昼ビールは最高すぎる!。
 

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<全体> 丁寧に作り込まれた質感ありあり!柔らかく透明感ある醤油ブラウン!自家製の優しいオーラ感!

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 「オールスター」とは具材が全部麺顔フィールドで活躍していると言うこと。千円を下回る設定が嬉しいです。それにしっかり迫力伝わるじゃないか。肉は炙りの入った豚バラ肉と今や定番の低温調理肉。海苔は3枚立てられて、メンマは素朴な質感あり。少し割れ目がご愛嬌なツルツル味玉の表情も美しき哉。そして・・・何と言ってもスープの、柔らかく透明感ある醤油ブラウン!自家製の優しいオーラ感がナイス!。
 

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<スープ> 生の風合い豊かな円やかスッキリ醤油!ベースの動物系穏やか!仄かで甘い乾物の広がりは煮干??

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 「生醤油オールスター」ってメニュー名がいいね。これだけ聞くとキリリとカエシを感じさせる淡麗極まる醤油系だと思わせるが、実は個人的には違った印象。乾物や魚介が溶けて優しく円やかな醤油仕上がりです。確かに非加熱な生醤油らしい、スッキリした醤油感覚。尖らないどころか円やかな塩気です。それを下支えどころか多い尽くすように、別の下味の甘味が溶けてるような印象で・・・ニボらないが煮干の甘味のような気がします。
 

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 香味油には鶏油の濃厚さは全くないどころか、豚系のやさしい浸透すら覚えるほど。メニュー名のインスピレーションとは違った展開だけど、それがまた旨いのだったわー。
 

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<麺> 自家製麺!引き締まりつつ出汁の吸い込みも得意なストレート細麺!中盤以降の出汁と甘味の一体感素晴らし!

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 自家製麺に切り替わる前から食ってるお店ですが、当時その完成度に驚いたような記憶です。スープのニュアンスと実にマッチする中程度の加水感。ピンと凛々しいストレート細麺です。素地の風合いは見た目よりも湿った感覚で、素地は風味より甘味を優先した感覚。
 

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 そこにスープをバクバクと吸い込むと、炭水化物と出汁エキスが一体した昇華した甘味が伝わります。この感覚は中盤以降が如実?いや終盤に近づくほど旨いかも。実はそんな感じで尻上がりな旨さの展開です。
 

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<チャーシュー> 炙りで分厚い豚バラ肉!低温調理で下味浸透見事な低温調理豚肩ロース!特製盛の充実感!

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 実にしっかりしてます。分厚く大判なばら肉。周囲はローストが脂身に効いており、スライス麺にもハンディーバーナーで仕上げられた焦げ目があって旨そう!。このひと手間が大切で、脂身の溶け出す甘味がしっかり表現されてます。加えて香ばしさも漂いつつ出汁にも薄ら溶ける様子。
 

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 出汁に浸しきってもまた旨し。さらに、一枚だが低温調理の肩ロースがまた嬉しいですよ。この一枚がなかったら地味に感じたかもしれず、見栄えだけでなく今風の赤身本来の肉味を最大限に引き出した旨さです。もう一枚あったらかなり興奮ものですがー。
 

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<メンマ> なかなか下味感がよくていくらでも欲しくなる!ちょっぴりスリムで長めな極上仕立て!

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 侮ってるつもりは無かったが・・・メンマも旨し!。これも自家製?柔らかさと微妙なコリコリ感が非常にそそるバランス感。それだけでなく、下味の醤油系の甘めな味わいが、メンマ素材の旨味と実に調和した旨さで、これはメンマご飯にして最適なのではと!。醤油出汁が浸透した加減も絶妙で、次回はメンマ増し確定!。
 

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<味玉> 濃密な卵本来味をマスキングせず!ストレスなく深く浸透!微笑みたくなる濃密で柔らかい味わい!

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 少し割れガチなのが残念だけど、仕立ては丁寧なのは伝わった!。これはストレスなく薄出汁を浸透させたのがありありです。割った白身の断層は色合い均一で、ふわふわ感が微かに残ってる。卵黄はジュレ状態と言うより、トロトロな粘り腰。味わうと・・・熟成感と言うより、出汁と素材の旨味ありと言う展開です。濃密な卵黄の旨味も伝わる旨さ!。やっぱり味玉はハズレない旨さ!。
 

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総じまして「淡麗なれどハンドメイド感溢れる雰囲気と味わい!凛々しくも優しさ溢れる醤油そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。生醤油の緊張感に魚介出汁の旨いが拮抗する和やかな味風景!しかも自家製麺との相性抜群で語っても及ばぬレベルかと!。意外と地味な存在ですがコアなファンも抱えている様子!。質実極まる醤油そばですよ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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【今週のラーメン4703】 中華そば 青葉 中野本店 (東京・中野) 特製中華そば 〜中毒性思わせないのになぜか旨さ中毒性!?中野のランドマーク的代表的崇高中華そば!

思い出すと急に食いたくなる・・・それが「青葉」
 もはや理屈でなく、ふと青葉を思い出すと無性に食いたくなる!。特に中毒性あるタイプではないのだが、あっさりしては物足りない、こってりしては重すぎる、ほっこりしたい気分にはもってこいなのです。令和の今だからノスタルジックにも感じる味わいかもしれないが、やっぱり中野と言えば青葉!。今回は、午後から出社の機会を利用して、1年ぶりに中野本店へとやって参りました。因みにくどいようですが、やっぱり青葉は、平成を代表する店だと思うので、下記ご参考まで。
 

 

  
<全体> もはやアイコンとも感じる平成定番の傑作!優しい茶濁出汁を見るだけでほっこり!質実豊かなライト豚魚の安心感!

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 おおお!最近は女性のみのオペレーションもあるのね。実に堂々としつつキビキビした動きで頼もしい限りです。そして程なく配膳された一杯・・・もはや見慣れすぎて目新しさはないけれど・・・アイコン的プレゼンスというか、The拉麺とも感じさせます。たまにはつけ麺!とも思うのだが、やっぱりワンパターンで特製の汁そば系。千円を下回る特製の有難さが正直嬉しいです。流行るラーメンってとても真似されやすく、似たものが派生するものだけど、この青葉だけは、他にありそうでも、そうでない味わい。更に本店で食らうと言う特別感もあって、今回も満足度が高いです。
 

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<スープ> 豚も魚介も優しい溶け出しでストレスなし!コク深し!和風出汁と洋風ペッパーの不思議な一体感!食欲倍増!

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 かなり前から「魚介系」と「動物系の白湯」のダブルスープ方式ではなくなったのね。私の体調によっては魚介だったり、豚鶏だったり、主張のバランスを感じるのですが、共に双方の甘みは実に芳醇です。今回は魚介の方のバランスが非常に良いと感じる次第。魚介の甘み感がしっかりと出ているし、とても円やかに感じさせます。ライトに食わせるナイスバランスもナイス!。
 

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 そしてライトで食べ応えを感じさせるとなると、やはり豚鶏のコクが欠かせない。これが魚介に負けずカオスな旨味。更にチャーシューにふりかかるブラックペッパーがいい!。自然にスープに落ちて溶けるのだが・・・これがまた新たな旨味扉を開けるのだった。ちょっと刺激があると妙に旨さが際立つ!。食欲が一気に刺激されてしまいます。
 
 

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<麺> しなって弾むモチモチプリプリ多加水麺!軽くボコついて見た目も味わいも素朴!出汁を吸い込み尚旨し!

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 密度は低めで加水の高さと薄く黄色い色合い。汁系ではやや一回り太めで、微妙に平打ちな気配あり。ストレートのようでボコ付きが全体的にあり、妙に素朴に感じさせます。軽いボコボコ感だが啜りの滑らかさと軽いタッチ感を生み出し、麺食ってる!って充実を覚えるかと!。
 

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 風味より汁との一体感の甘味が得意な感じ。汁の浸透感というより、濡れた程度でも滑りが吸着?。そして出汁旨味と素地の一体感が楽しめます。ツルツルとした食感は、広くウケそうで、プツプツと小気味よくちぎれるところが、チャーシューやメンマなどのトッピングと食うときに、一体感が楽しい!。
 

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<チャーシュー> 程よく脂が抜けて解れる柔らかさ!出汁を吸い込んで旨し!出汁と肉味の融合侮れぬ旨さ!

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 赤身と脂身のバランスが良い肩ロース。程よく脂が抜けて優しくも柔らかい味わい。良い意味でスカッと全体的にしています。更に周囲のタレが浸透してるところが少し味わいが濃くて、ペッパーも刺激して旨し。そしてバクバクとスープを吸いこむところも旨いのです。肉エキスと出汁が合体して・・・更に上の旨味へと高めてくれます。やっぱりここでは特製にしといて良かった良かった!。
 

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<味変化> ゆず唐辛子:本来つけ麺用だがちゃっかり応用!辛さよりも風味の明るさ印象的!

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 後半に味変化。つけ麺用らしい「ゆず唐辛子」をあえて汁系に溶かします。ゆずが苦手な人でもオススメ。ゆずが尖らず淡いく感じるレベル感。辛さも全く尖らず、むしろマイルドです。いつものように、レンゲに移し替えてゆっくりと溶かしこみ全体に馴染ませます。半分づつレンゲで溶かしながら、段階的に調整するのが良いでしょう。激しくオススメかと!。
  

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<メンマ> ほっこり豚骨魚介出汁に馴染む優しい味わい!解けるようなコリコリ感が楽しい!

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 この店は、肉増し・メンマ増しなど、個別トッピング増し対応がないのが勿体無いんだよねぇ〜。デフォルトにメンマ増すと楽しいだろうなぁといつも思うのに。ほっこり豚骨魚介出汁に馴染む優しい味わいで、解けるようなコリコリ感が楽しいメンマなのです。飲めない店だが、酒に合いそう!
 

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<味玉にハズレなし> 白身にかなり深い出汁浸透!黄身はジュレと固茹が共存!浸してスープと染み込ませて更に旨し!

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 トロトロなジュレ部分と固茹で部分がはっきり目に共存したような模様を感じる風貌。淡い甘目の出汁の深い浸透を白身にも感じて旨いです。レンゲですくってスープもろとも食うのが一番!。マイルド豚魚出汁に大変相性がよく、卵黄もマチュアに一体した味わいが旨し!。嗚呼、今回も味玉の旨さにハズレなし!。
 

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総じまして「中毒性思わせないのになぜか旨さ中毒性!?中野のランドマーク的代表的崇高中華そば!」

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 ・・・と言う感動!。なんだかんだでやっぱり青葉の旨さは素晴らしいのです。春夏秋冬どんなタイミングでも、ほっこり食えるコク深い豚骨魚介の旨さは唯一無二かと!。たまには本店へ出向いて食らうのも激しくオススメ!。そんな応援とますますの期待を込めながら、・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
  

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4702】 支那そば あおば (東京・武蔵野大学前) 塩ラーメン 〜さすが味に気と手を抜かぬ頑固っぷり!旨さに背筋も伸びる極上王道支那そば!

秋晴れ、青空、鰯雲、平和なひと時に鬼血統の支那そば旨し!
 
 コロナ禍も少し落ち着いたし、秋晴れ快晴で過ごしやすくて気持ちいいし、家の中でじっと仕事をしているのが馬鹿らしく思えて来ます。しかし忙しい・・・。こうなれば気晴らしに、ググッと質感の高いラーメンを食らおう!。酒類解禁状態なので、ふらっと飲んでしまわないように、近場でアルコール類がなく、旨い店となると・・・ちょっとばかり陸の孤島の「支那そば 青葉」さん。チャリを軽く走らせるとやっぱり満席?。ひと席だけコーナー折曲がったところが空いてるので、座ろうとすると、そこ使ってないからダメと注意を受けてしまいました〜:汗。密を避けるためにも間引きして使った方が良い気もするが・・・。
 

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<全体> いつ見ても惚れ惚れする佐野ジャパン系譜らしい凛々しい存在感!乾物と揚げ玉葱の溶け込みにワクワク!

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 毎度よく同じものを何回も何回も食ってレビューが長いなと言われますが、思いの丈をぶつけてるだけ。今回もそういう感じで、実に飽きないのです。まさに佐野ジャパン系の支那そばを忠実に引き継いでるって感覚ですな(戸塚は数回しか行けてませんが)。個人的には、出汁の雰囲気と揚げ玉葱の薬味展開を見るだけで佐野実師を想像させるよう。ここは味玉設定がないので、トッピングがシンプルなのですが、全然寂しさを感じさせず、具材が堂々としております。メンマの色合い!チャーシューの肉厚さと大判さ!中央には関西人も嬉しい青葱が鎮座。さあ食らおうか!。
 

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<スープ> 鶏豚エキスにしっかり塩気を感じさせつつ・・・魚介の甘味と揚げ葱の香ばしさが深く溶ける旨さ!

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 ひと口含むと、嗚呼やっぱりこれだよ塩系支那そばってな感覚。実にティピカルな味わいですが、実は結構複雑です。ベースは鶏豚系ミックスの様子で、明るい動物感には鶏を思うし、派手さはなく優しい展開は豚を想像するような・・・。そして塩ダレが結構ビシッと効き目ですが、塩っぺーと感じさせないのは、こういった動物感と魚介系、そして薬味の仕事が素晴らしいからです。
 

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 魚介系は節系と感じるニュアンスですが、スープ表面に漂うエキス感からは、いりこ煮干しも少々溶けているような様子。その甘味が実に落ち着きます。甘味と言えばやっぱり揚げ玉葱で、玉葱の甘さと揚げ油の余韻の甘さが重なって出汁に溶ける。と同時に揚げの香ばしさが全面的に広がるのです。この甘くて香ばしい味わいに、青葱が実に合う。塩気も甘味も香ばしさも、シンプルに見えて実に複雑に重なる旨さですよ。
 

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<麺> 三河屋製麺!出汁を気持ちよく絡め持ち上げるストレート細麺!品やかで優しい風味が塩出汁染みて爆旨!

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 店自体は無骨なんだけど、麺はとても品やかでどちらかと言えば女性的かも。ストレート細麺で色白な地肌が美しく、麺線も際立つフォルムです。微妙にスリムなので、寄り添いつつ出汁を絡めて持ち上げるのが相当得意。同時に揚げ玉葱等の薬味も引っ掛けて来るから尚旨しです。
 

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 クスクススパスパと小気味よく千切れて奥歯へ運んで潰すと、いきなり素地の甘さと出汁の甘味が一体する旨さ。支那そば系らしいライトな滑りと啜り心地が快感です。塩気の出汁を完全に吸い切ってからも甘味を感じるような妄想を覚えますな。例によって具材を巻き付けて食らい倒しましたが、デフォでも程よいボリューム感なので、これ一杯でも相当満足感が得られます。
 

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<チャーシュー> 頑なさ感じさせる質実丁寧な煮豚肩ロース肉!塩出汁浸透を計算に入れた淡く滋味深い味わい!

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 実にほっこりさせるようで、分厚く大きく逞しい一枚肉です。典型的な煮豚タイプの豚肩ロース。脂身が少なめでロースかと思ったけど、脂身の差しもまた旨しです。見た目以上に柔らかく、どの方向から前歯を立ててもパフパフっと千切れる。
 

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 肉厚な分、出汁をたっぷり吸い込んでおり、赤身の肉本来味と出汁旨味が、噛み締めるとスポンジから汁が溢れるように口の中に広がります。・・・ううう、まさにチャーシューのダイナミズム!こちらチャーシューメンもかなり人気なのも当然ですな。ちなみにコロナ禍以来なのか?ワンタンは最近ずっと封印ですー。
 

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<メンマ> 漆塗りの如く濃ゆい色合いで艶めく!醤油ニュアンスと素材の味わいがナイス過ぎる!

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 ワンタンが封印だったら、メンマ増しもいいかもしれない。いやオススメ!。古風なんだが、これまた凛々しい感じで、その色合いはまるで漆塗りのような深さと煌びやかじゃないか。コリコリとした歯応えが痛快で、少し醤油気味な下味がナイス。酒を欲するとはこの味わいです。それに素材感もしっかりあって、単体でかなり旨いはず。次回こちらに伺う際は、メンマ増し食らうと今から宣言してきましょう!(記憶力鈍ってるけどー)
 

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総じてまして「さすが味に気と手を抜かぬ頑固っぷり!旨さに背筋も伸びる極上王道支那そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。やはりいつ来てもブレない旨さだね。昼間の通し営業だけで、酒も出さずに何年もシンプルなメニュー構成で、ずっと営業し続けてコアなファンを永く惹きつける名店。さすが!としか言えない極上支那そばです。陸の孤島だけどバス使えば楽ですー。秋の散歩の途中で一杯と言うのも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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【今週のラーメン4700】 つけ麺 大武 (川崎・平間) 特製中華そば 中盛 + 辛味 + ハートランドビール 小瓶 〜つけ麺旨いが汁そばもナイス!期待を超える旨さ!辛味で2倍楽しめる突き抜けた味わい!

早や2回目訪問!汁そばも期待を超える旨さ!辛味で2倍楽しめる突き抜け感!
 
 緊急事態宣言解除あっても、感染リバウンド防止などあって、まだまだ不自由さが残りますね。とは言え、久しぶりに神奈川方面に向かう用事があって、昼飯でわざわざ南武線利用で平間駅です。なぜって?へへへ・・・久しぶりにどハマりした新規開拓店を訪問するからです。「つけ麺 大武」さん!つけ麺が非常に好印象だったから、汁系はどんなものかと、単なる好奇心に過ぎません。ところが、実はつけ麺以上にハマったかもしれぬ!。今回は、突き抜けた旨さを見つけたって感覚で、少し興奮気味ですー。
 

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<酒> ハートランドビール!キン冷えな専用グラス!麦芽感しっかりしつつライトな風合い!清涼さ突き抜ける旨さ!

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 飲むぜ!仕事ないから!。券売機のボタンが400円だったので、小瓶と分かっていたものの・・・キンキンに冷やされたハートランド専用グラスだったからかなり嬉しい!。注ぎ入れる度に絵になるシーン。
 

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 味わいは、随分馴染みなんだが麦芽感しっかりしつつライトな風合い!清涼さ突き抜ける旨さ!。軽やかさがいい!。重いだけがビールじゃないと再認識です。日本のビールも世界に誇れるかと!。
 

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<全体> どの具材からも凛々しく感じる質感の高さ!濃厚さ感じさせる艶やかな醤油ブラウン!良い一杯の予感ありあり!

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 つけ麺食して、てっきり濃厚豚骨魚介系の店だと思ってたら、出てきたラーメンは、醤油系でした。さすが特製!麺顔の過半数を覆う肉の蓋感!そして具材の質感がどれもハイレベルで、全体として旨さのオーラ感バリバリ!食らう前から旨いの決まってるって感覚です。面白いのはスープの表情。単なる醤油そばとは言い難い、とてもまったりとした濃ゆさがありつつ、少し黄色みがかったエキスの色合いが表現し難い。動物系の肉厚さに、魚介の風合いの濃さが伝わる味イメージ。
 

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<スープ> 芳醇で分厚い豚鶏の旨味!尖り知らずの円やか醤油!鯖節??甘味がとっても豊かな魚介の溶け出し!一口目から魅了!

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 味わって、一口目からアタリ!頭に浮かぶ旨さです。まず醤油は塩気より旨味と感じる円やかさ。塩気や酸味が溶けていようが、頭に浮かばないほど円やかです。そしてやっぱり動物系の旨味が芳醇!。鶏と言いたいが豚の優しさが色濃い。鶏油のような濃厚さも多少感じるが、バターのような図太さはないような・・・。
 

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 そして豚系の優しさも感じたりして、判別つかず駄舌っぷり丸出しです。妄想の中では・・・さっぱりラードに魚介系が溶けたような味風景。動物系の旨味に魚介が溶けているですが、鯖節じゃないのかと思うほど、個人的には好みな味わい。その一方で、表層に微かに煮干のエキス膜が浮かぶ様子もあるので、節一辺倒な旨さでもないのかと感じます。かなり構成は複雑だが、味のベクトルが全部一致してるかと!。
 

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<麺> 菅野製麺所!出汁の絡みつきと持ち上げ最高!クスクス歯切れの後に素地の風味!出汁を吸ってからの甘味展開!中盛サービスが泣かせる!

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 つけ麺に続き、麺の旨さが印象的。素地の風合いをダイレクトに感じさせるのがいいね。それでいてパツパツな加水低めなハードさは低めで、クスクスとした歯応えの余韻に混じる素地の香りがいい感じ。自分の咀嚼で、出汁と麺の風味と旨味を掛け合わせて、甘味へと昇華!。
 

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 しかしこの麺・・・後半が旨い。出汁を吸い込みガチな状態からの甘味がいいね。もちろんスープの旨味が主体ですが、麺自体の味が濃くなる感覚もあるかと!。こうなると具材を絡めて食らうとどれも旨い!。
 

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<チャーシュー> 脂甘味を伝える煮豚ばら肉!赤身肉味を崇高に伝える低温調理肩ロースの豚2種肉!厚さ大きさ文句なし!

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 豚バラ肉が柔らかくて箸で持ち上げると千切れるほど柔らか!。分厚くとろとろ大ぶり豚ばら肉で、下味もいいがベースの醤油スープも絡んだ旨さが光ります。豚鶏旨味に魚介の甘味が加わった味が、脂身の甘味ともマッチ!。脂の旨味が口の中で蕩けて旨さ絶品!。
 

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 やはり特製して肉増!それだけじゃなく、今回は低温調理系の豚肩ロースもいい感じ。まさに赤身肉味を崇高に伝えるって感覚で、出汁に染まらずとも素材の旨さが塩気に混じって最高!。ビールを更に欲させます。分厚さも大きさも文句なしだし・・・ここに来たならせっかくだから、特製にして肉増にしてしまいましょう!。
 

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<メンマ&青菜> 見た目も味合わせる美しさ!噛み締める小気味よさに素材の旨味をしっかり伝える逸品!

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 前回も思ったが、ここのメンマは旨い!ややスリムな短冊タイプで、醤油出汁によくマッチする印象だし、それによく絡む。下味ナイスで作り込み丁寧な短冊タイプでふにゃこり歯応え心地よいのがいいね!。また青菜は小松菜で、色合いが良いだけでなく、歯応えと野菜らしい仄かな苦味が、スープの味にも似合う!。もっと増してみようかしら?金なら出す。
 

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<海苔> 肉厚さと風味の高さで頼もしい板海苔!出汁と麺に絡んでも磯旨味を伝える!

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 いつもは海苔まで言及しないんだが・・・妙に旨いのだわ!。肉厚で香りが高いのは通り一辺倒な表現ですが、小さい海苔目が一枚づつ重なったような風合いと肉感厚がたまらん!。ひょっとして冷酒に合うタイプなのかもしれません。そんないい感じの海苔を、今回もまあ性懲りもなく、麺に巻き付けて巻き付けまくって食らい尽くすのみ!。
 

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<味玉> 優しい旨さハンパなし!白身はプルプル黄身はシットリ!出汁の柔らかさに卵黄の濃密さが深く結合!明るく味わい深し!

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 つけ麺の時よりも妙に優しい旨さ!やっぱり白身の内側に深いところ・・・卵黄と接する部分がプルプルと緩い。一方で卵黄は全体的にジュレっぽい仕上がりなんだけど、まるで裏漉ししたような滑らかさ。更に歯応えが赤ちゃんほっぺのように柔らかい。薄出汁仕上げなのもいい感じ。下味やつけダレと混じって一体化する濃厚でマチュア風合いを楽しみ尽くしました!。
 

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<辛味> 滑らかなで香る辛味!和山椒の刺激溶けて味わえる辛さ!出汁に溶かして一変!崇高な辛さで別物別格の旨さの展開!絶対に追加すべし!

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 おいおいおい!この辛味がいい!。いかにも刺激的ですが、尖る刺激がまるでない。マイルドな辛さですがキリリとした刺激があってナイス!。
 

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 赤唐辛子の刺激もあるが、個人的には和山椒と勝手に感じる清涼感がすばらしき哉。甲殻の旨味までは判別つきませんでしたが、芳醇濃密な醤油出汁との相性が抜群!。これを一気に溶かすと、また別のもの一杯に対峙したような、2倍のお得感があります。徹底的に、もう一度これまで食したパターンを擬えて食らいます。これ絶対に追加すべきかと!。次はつけ麺でこれを溶かしてみたい!。
 

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総じまして「つけ麺旨いが汁そばもナイス!期待を超える旨さ!辛味で2倍楽しめる突き抜けた味わい!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。つけ麺看板の屋号ですが、つけ麺だけじゃかなり勿体無い!汁そば系も食らうべきですよ!特に南武線利用者や川崎のラーメンラバーなら絶対に食っとくべきかと!超激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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関連ランキング:つけ麺 | 平間駅

 

 

【今週のラーメン4699】 KEN軒 (東京・武蔵野市西久保) 特製濃厚魚介らぁ麺 + 辛味 + アサヒスーパードライ 〜崇高なる整い!芳醇極まる豚魚の風合い!アグレッシブに広がる辛味の競演!食うべし!

雨の午後はヤバイゼ・・・
 
 朝からずっと重い雲。肌寒い風が流れ、雨もぱらつく。こんな雨の午後はヤバイゼ・・・。早朝からずっと在宅勤務で、朝飯食わずで昼休憩は返上。午後になると気力も体力もガス欠状態。これ以上ヤバくならないように、サクッと水曜日限定営業の「KEN軒」へと遅れて訪問してみましたー。こんな日は、少し空いてるだろうなという予想は的中で、行けばすんなりと入れた!。仕事切り上げなので、心置きなく酒と麺とまいりましょう。
 

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<酒> アサヒスーパードライ!ワンコインでガッツリ中瓶!キレある辛口で滅入った気持ちを憂さ晴らし!

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 お!ケンさんのサポートに入っているのは、麺屋さくら井店長その人ではないか!。厨房はNo1&No2が仕切る状態とは久しぶりに見た感覚。頼もしく感じながら、ささっと出されたスーパードライでしばらく凌ぎます。まぁ憂さ晴らしにはもってこいなのが、この国産辛口生ビール。暑い最中では最高の喉越しと切れ味を、苦味で演出してくれますが、仕事終わりでヘトヘト、さらに下げモード気分のタイミングには、旨さで痛快に憂さ晴らししてくれますな!。ビールの苦味が旨くて甘味とすら覚えるほど。最近、自宅では一番搾り箱買いに変えたのだが・・・次はまたスーパードライに戻ってしまいそうだわー。
 

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<全体> さくら井と言えば肉!上品さとワイルドさを合わせ持つ肉!濃厚ぽたぽた感の深い魚介!後で楽しみ辛味変化!

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 つけ麺人気な様子ですが、やっぱり私としては汁系の方がしっくり来る感覚。別に、麺屋さくら井の延長線上で感じているわけじゃないが、特製にした時の肉迫力が楽しくてなりません。KEN軒がオープンしたころと合わせて新たにリリースされた吊るしチャーシューが大迫力。丼からはみ出しおりますが、その質感が3D状態で香りを伝えるよう。ビールとの相性は言わずもがなです。その横には人気絶大の半レア肉が美しく整う。そしてそれらの背景に広がる豚骨魚介スープは、その濃厚な色合いがコントラストを形成して際立つ感覚。
 

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<スープ> 甘味の中のビター感!煮干を感じさせる魚介に鶏豚のコラーゲンが溶ける濃厚濃密出汁!

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 その日その日で少し感じが違うのは計算なのか?。前回も食って知ってる味わいのはずが、今回も飽きずに新たな発見もあります。濃厚豚骨魚介系って、似た味わいになりがちとは言え、今回に至っては魚介と言うより、煮干感がしっかり目に出ていたかと。魚介の香ばしさの中に、煮干し特有のビターな味片鱗があって、ちょっと他とは違うって感覚にさせます。
 

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 受け止める動物系も重厚な雰囲気。ぽたぽたと貼り付くようなトロミが微妙にあるところから、鶏コラーゲンも少し溶けているのではと、妄想が止まりません。鶏豚に芳醇な煮出しが旨さを支えてるってところもあるみたい。で、動物系に一気に振れるかと思いきや、薬味として魚粉を少し散らしているから、やっぱりまた魚介感に引き戻されるような味風景。食えば食うほど、色々と楽しませてくれます。
 

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<麺> やっぱりオレは細麺派!濃厚出汁をしっかり受け止める強い素地の風味!持続するクツクツ歯応え!出汁を絡めて持ち上げる旨さの一体感が素晴らしい!

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 店としては太麺推奨みたい?・・・だけども悪いが私的には細麺にハマってしまいました。煮干らぁ麺で食らう時より、妙に素地の風合いを強く感じるようで、一層パツパツと感じる歯応え。濃厚な出汁に負けずしっかり受け止めるような素地感がいいね。また重厚な出汁は、浸透圧の違いのせいか、麺にはなかなか染ろうとしないので、最後まで麺は風味よく味わえるというストーリー。
 

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 なのであまり品やかになりすぎず、麺は出汁を絡めるように持ち上げたり、また具材で巻き込んでも素地の味わいも主張するようでナイスです。ううう・・・毎回ここでは細麺にしてしまうかも?。肉多めだったから並盛にしたが、せめて中盛は必須でしたー。
 

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<チャーシュー> 美味競演!釜吊るしの香ばしさが逞しい豚バラ肉!しっとり円やかな旨味の低温調理豚肩ロース!

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 低温調理が得意なお店。そこで新規に出てきたのが吊るし焼豚で、そのスモーキーとも感じる香り高さと、汗ばんだように滲む脂の甘味が最高!。肉厚でデカいから、これ一枚でもビール瓶が空いてしまうだけでなく、茶碗飯すら空になるほど、食欲をかき立てる旨さです。大満足間違いなしかと!。
 

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 そしてやっぱり定番の低温調理肉も旨し!。半レアといつも表現してしまうが、不思議なほど全体的に柔らかい熱入りで、レアの不安感を微塵も感じさせず。赤身本来の肉味を、仄かな熱入り状態で旨さ最大限に引き出しているようす!。私が何度も東京トップクラスと申し上げてるのはこの肉でございます。尚、最近では煮豚タイプのチャーシューも別注文で出してくれるとのことで・・・益々、肉の可能性と楽しみが広がる一方!。
 

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<味玉> プリンのように出汁浸透円やかな白身!本来の濃厚コクに和菓子と妄想の芳醇卵黄!

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 味玉も特に旨いね!薄い褐色というか、大理石というか、クリーム色が上品そうな薄出汁に均一に染まったって感覚。割ってみても浸透による断層は見当たらず、プリンのようにふわふわとした白身です。淡白な白身は、出汁のゆったりとした旨味が広がるイメージ。少しハードな茶碗蒸しを食ってるよう?。そして卵黄もいいね。コク深く元々濃密感あるブランド卵らしいのですが、薄出汁がここにも深く浸透し、まるで和菓子を思わせる豊な甘味!。思わず冷酒を追加しようかと思ってしまいました。そのまま食い切ってしまおうと思ったが・・・・やっぱり習性と言いますか、出汁にも絡めて味わい倒す!。
 

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<辛味> そのまま食えば香ばしい滋味辛さ!出汁に溶かすと一気に辛味が生き生き!煮干に呼応する辛さが痛快!

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 もっとくれと言えば、辛味の量を追加してくれるようです。まずそのまま少し味わうが、実は刺激感が低め。チリッとする辛味はあるんですが、胡麻の風味なのか、甲殻の旨味なのか??そのままでも旨いです。後で少し追加してもらおうと思いつつ、出汁に溶かしてみるが・・・印象一転!。出汁に溶かすと一気に辛味が元気に復活するような展開で、旨辛い感覚が絶大に広がる!。それも何となく、出汁の煮干し部分と呼応するような味わいで、これがまた旨いのだった!。どうせなら、辛味追加して最後まで楽しみ尽くしませう。
 

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総じまして「崇高なる整い!芳醇極まる豚魚の風合い!アグレッシブに広がる辛味の競演!食うべし!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。単に旨いと言ってしまえばそれまでだが、本当によくできてる!っていう質感の高さが如実に伝わる豚骨魚介の一杯!。百聞は一見にしかず?いや一食にしかず!。三鷹駅から少し歩くけどその価値ありでございます。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4698】 風雲児 (東京・新宿南口) 得製らーめん 大盛 〜10年以上経っても旨さと人気新宿トップランナー!もはや新宿名物?並んでも食うべし!

踊る麺場捌き!厨房がまるで劇場!?
 数年ぶりに新宿南口の人気店「風雲児」さんへ。行列覚悟でやってまいりましたが、コロナ時期で割と少ないのと、インバウンド客が居ないので、ランチタイムでも30分もしない内に座席に着くことができました。行くなら今しかないかもね。さて10年前から男前で有名な御店主は、やっぱり動きが活発!。厨房の指揮命令は完璧な上に、スタフへの言葉遣いが丁寧・・・管理職として見習うべきです:汗。そして自分から動いてる!。いらっしゃいませの呼び込み・ありがとうございましたの送り出しは、率先している上に、店内の座席誘導や、食券の受け取りまで、スタフよりもテキパキと実践ですよ。しかも、定位置の麺場での動き・捌きはまるで踊っているかのようで、流麗で無駄がない。まさに厨房全体が、御店主の劇場化しております。いやー・・・眺めているだけでも楽しいね。
 
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<全体> 優しくも明るいベージュの濃厚スープ!具材薬味はどれもガッツリ多め!しかも大盛!お得感!

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 2〜3年前に食ってる筈だが全然覚えていない:汗。なので配膳の瞬間は、結構新鮮な受け止めで、濃厚そうなのに優しくも明るいベージュ色がとても旨そうに感じます。しかも魚介の甘く芳ばしく立ち昇る香りだけですでに旨い。そして千円少々な割と抑えた設定の特製なのだが、具材と薬味の盛り付けが実に頼もしいボリュームです。こんなにコスパ良い記憶はなかったのですが、これなら人気持続するのは分かるね。しかも麺大盛無料と言うのだから頭が下がるとはこのこと。
 

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<スープ> 濃厚鶏白湯を思わせる分厚いコク!溶け込む魚介の香ばしさ!自然な甘味はまるでベジポタ!

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 おおお!こんなに旨かったっけか?それとも単に腹が減りすぎていたからか?。正直ちょっとびっくり。こちらは濃厚鶏白湯のイメージだったんだが、そんな枠を超えた複雑で円やかな旨さが濃ゆい。まず鶏エキスだが確かに濃密なれど、モミジ系コラーゲンのペトペト感は割と抑えめな印象。なので意外と重くなくてグビグビと飲み干せる感覚です。しかもカエシがしっかりと入っているため、魚介系の甘味一辺倒にもなる様子がありません。その魚介ですが、記憶ではつけ麺では粉っぽさがあったようですが、汁系ではしっとりと全体に溶けて撹拌してるよう。なのでその甘味が実にナチュラルに感じ取れるレベルです。これぞ実にいい塩梅。その甘味のナチュラルさから、ひょっとしてベジポタも統合してる??などと思わず邪推してしまうほど。終盤は味変化で七味唐辛子を入れてみましたが、それも結構合ました。ペッパーよりはいい感じかと!。
 

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<麺> モチモチクッシリ中細麺!濃厚出汁を絡めまくっても受け止める素地の風合いと分厚い旨味!

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 麺も覚えてなかったんだが・・・こんなに旨かったっけか?。モチモチしてる麺だと記憶してたんですが、過去の自分のレビューをチェックすると、引き締まりあるモチモチ感と表現しておりました。ところが今回は、クッシリと言う擬態語を追加したいと思うほど、歯応えが気持ちよく、素地の旨味をしっかり伝えるところが秀逸でした。また濃厚なスープを徹底的に絡めて持ち上げるようで、それでいて出汁の旨味を受け止めて負けない風味が素晴らしい!。繰り返すが大盛サービス。店主だけでなく、サービス内容も男前であります。隣客のつけ麺大盛は、見た目だと300g程度。汁系だと大盛は250〜280弱??。スープの完飲と合わせてば結構腹パンになりますのでご参考まで。
 

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<チャーシュー> ぶつ切りとスライスの2種豚バラ肉!煮豚の脂甘味と濃厚白湯の旨味が赤身に染みる

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 食うのに撮ったりするのに気を取られて・・・多分豚バラ肉。脂身が多めなのが好印象で、濃厚なスープに濡れてさらにコク深しです。蕩ける脂の旨味が口の中で広がり、赤身を噛み締めると本来の肉味と共に染み込んだ濃厚出汁もほとばしるから、旨さの洪水状態!。スライスとぶつ切りと2種類あるようで、ボリューム感もかなりサービス的です。スライスはクッシリ麺を巻きつけながら食らいましたが、へへへ・・・妙にパスタ食ってる感覚?。別に御店主がイタリアン出身なのを捩ったわけではありませんが。
 

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<メンマ> メンマの追加に意味はあるのか?これは嬉しい大量盛り付け!板状コリコリ歯応えが痛快!

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 特製で肉が増えたり味玉が追加されたりするのはよくあるが、メンマもここまで増すのは中々ないね。メンマ追加の券売機ボタンに意味はあるのかと思うほど。デフォと得製は200円差でメンマ追加は150円だからね・・・。今回はこのメンマでも大満足でございます。板状のコリコリした歯応えが痛快で、下味が割としっかり感じ取れるもの。ビールを進ませる味わいです。得製でガッツリメンマを食らおう!。ついでに付け加えると、青ネギの盛りもかなりのもの。薬味までサービスが男前です。
 

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<味玉にハズレなし!> 下味がしっかり浸透しハードジュレ状の濃密卵黄!白身も仄かに味わい深し!

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 スープも麺も個性が分厚いけど、味玉は埋もれず個性を発揮。色合い以上に出汁がしっかりと浸透しており、優しく味が染みてる感覚。卵黄は特にそうで、ややハードなジュレっぽい状態で、味わいは実にマチュアと思わせる甘味が濃厚!。舌に絡みつくようにねっとりと貼り付き楽しませてくれます。白身も出汁を感じて仄かに味わい深しと感じるほど。つくづく・・・200円アップで肉とメンマがアップしてこの味玉が付くとなれば、得製の値頃感ハンパなし!激しくオススメ!。
 

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総じまして「10年以上経っても旨さと人気新宿トップランナー!もはや新宿名物?並んでも食うべし!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。正直ここまで旨かったと記憶してなかったのが恥ずかしい。どれだけ人気高まっても支店展開聞いたことないし、ずっと店主が厨房に立ち続けるところが実にストイック。風貌だけでなく中身も男前と感じいる次第。また機会見つけて次回はつけ麺狙います。新宿で一杯啜るなら、少々並んでも食らう価値ありかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4697】 丸幸 (東京・武蔵境) ネギメンマラーメン + チャーシュー皿 + アサヒスーパードライ 中瓶 〜穏やかに飲み食いできるノスタルジック中華そば店!質実さ溢れるつまみと拉麺!まさにオヤジ泣かせ!

祝日だった平日に有休あてて味三昧!
 コロナ禍で不自由な期間に、貴重な祝日を移動させられてもね・・・。たとえ遠出はできなくとも、きっちり有休をあてさせていただきました。実は色々手続き事もあったので有効利用しただけー。昼飯タイムに陽気に誘われテクテク徒歩で、今回は「丸幸@武蔵境」さんへとやって参りました。緊急事態宣言が解除されたら、すぐにでも行きたかったところ!。今回も昼間から飲み食いで弾けさせてもらいましょう!。
 

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<酒> アサヒスーパードライ!真夏日思わせる暑さに染みる冷たさと苦味!コクと切れ味最高!

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 なんだかんだ言っても、スーパードライはいい仕事してくれます。特に秋なのに真夏日なほど快晴だった昼間。ここに来るまでそれなりに汗かいて喉渇いてたから、辛口ビールは、沁みるほど旨いのですわー。暑さに染みる冷たさと苦味!コクと切れ味最高!。お通しのメンマもいい感じで和ませます。
 

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<チャーシュー皿> 実は人気メニュー!2種のトロトロ豚肉スライスに山盛りの味葱!辛子を添えて最高!

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 へへへ!この板では個人的に初紹介。実はここは「チャーシュー皿」が常連では人気なのです。休日の昼間は、これで瓶ビールを空けまくる常連多数。「中華そば みたか@三鷹」状態に近い嬉しさです。こちらのチャーシューは、「蕩けるスライス」なのが魅力的で、肩ロースとバラ肉がダブルで重ねられた上に・・・・味ネギがこんもりと山盛り。嬉しいのが辛子がペットリと、左官のように多めにネジつけられてるのだわ!。
 

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 うふふ!葱を肉で巻く。辛子もねじり入れる。甘めの醤油ダレを絡める。口に入れると絶品でございます。煮豚とは言え、脂身の甘味とタレと一体化する赤身の肉味!。葱の甘味で旨さが加速して、辛子の刺激でさらにアクセラレート!。この一皿、ラーメンより少々お高めなのですが、酒好きならアテる価値あり!。
 

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<全体> 一見地味な色合いに旨さの深みを伝える質実さ!オヤジ泣かせなレトロな風貌がナイス!

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 チャーシュー皿とビールで相当満足してしまったのですが、一杯引っ掛けてから帰りましょう。アテで肉三昧したので、選んだのが「ネギメンマラーメン」。一見地味ですが、オヤジ心をくすぐるクラシカルな面持ち。関西オリジンな私から見ると、いかにも関東流儀と感じてしまう、深めな醤油浸透の短冊メンマが大量です。その上には、葱好きネギ星人を興奮させる味葱がこんもりと鎮座。辛葱じゃないところがポイントで、深く全体に溶けこむような葱山なのです。この店ではあまり出ないメニューだと思うけど、いやいや質感高いよ。
 

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<スープ> 優しい豚肉エキスに染み入る本鰹の深い旨味!ライトで滑らかな醤油がナイスバランス!

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 優しい動物系の煮出しに、深い溶け込みを思わせる魚介。なのに全体的にはとってもライトで、クラシカルな味わいです。そのクラシカルさがナイス。派手さはないのですが、優しく傾聴してくるような穏やかな醤油系です。塩気を感じさせず、じんわりと甘味を感じさせるか・・・・。動物系は豚肉の煮出しってなフィーリング。そして魚介は、節系メインらしいが、明るさ控えめで質実とした大人しさです。オヤジ心をくすぐる味わい。地味に見えるが、滋味と感じるかと!。
 

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<麺> 自家製麺!卵麺を選択!素地の風合いとプリッとした歯応えが快感!出汁をゆっくり吸い込み甘味呼び込む旨さ!

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 「国産そば粉入り」が定番のはずが、前回訪問からすっかり卵麺に鞍替えです。不思議と卵麺の方が、麺の素地感があると思え、またプリッとした歯応えもそれに呼応して気持ち良いです。そば粉入りよりは、ゆっくりめに出汁が浸透する感覚ですが、やっぱり出汁に混じり浸透し切った状態は、炭水化物系ならではの甘味を感じて旨し!。啜るスベリも滑らかで心地よし!。大盛でもよかったかな。
 

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<メンマ> 醤油深い色合いに下味の優しい出汁感!フニャコリとした歯切れに素材感じる旨さ!

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 きっとチャーシューの醤油タレと同じなのでしょう?。中華鍋で焼煮しながら作るのも好きだが、じっくりと煮た?いや炊いたようなメンマもいいね。しっかりと醤油ダレが浸透して深い褐色感。塩気や味が強めに見えるが、全くその逆で、下味の優しさが滲みます。フニャコリとした歯応えも馴染みやすく、クラシカルめんまの王道かと!。
 

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<ネギ> 塩ダレに薄らごま油感!柔らかめのシャキシャキ歯応えに葱本来の濃ゆい甘味がナイス!

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 ラーショ・クラスのごま油感はないが、旨味に多少は忍ばされているような感覚。細切りにされた白ネギから滲む甘味としっかり融合してます。多少醤油ダレが混じるような淡い褐色が旨さをそそる!。味わうとタレと葱の旨味の一体感が素晴らしい。多少辛子が混じる味も邪魔しない。次回、ネギ皿にしてみようかしらと・・・少し考えています。嗚呼、柔らかめのシャキシャキ歯応えに葱本来の濃ゆい甘味がナイス!。
 

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総じまして「穏やかに飲み食いできるノスタルジック中華そば店!質実さ溢れるつまみと拉麺!まさにオヤジ泣かせ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。とにかく、大衆的雰囲気で、酒→つまみ→拉麺と言う流れで楽しむなら格別かと!。日本酒もハイボール・サワー系もありますので、競馬新聞睨みながら飲み食いして過ごしましょう!。昭和オヤジにこそ激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4696】 中華そば みたか (東京・三鷹) 五目ワンタンメン + チャシュー皿 + キリンラガービール 中瓶 〜懐かしのノスタルジー!大衆的贅沢感覚溢れるご馳走麺!

緊宣解除後ようやく訪問!今日も午前中から麦酒が染みる!
 最近、ずっと週末が忙しいので思い切って日曜日の一巡目を狙って訪問してみました。開店30分前に並んで何とかギリギリGET。このタイミングでは実は初めてです。ほぼ常連さんばかりという顔ぶれで、開店するなり好きな席に散らばるのですが、御店主いきなり、秒のタイミングで「チャーシュー皿」をそれぞれ出してくる。そしてそれぞれお好みの「ビール」が出てくると言う状態です。一言も発せず、いつものメニューが出てくる。ううう・・・やっと私、この店のヘビーユーザー・常連重鎮の足元に及んだと自認いたします。しかし、他の常連さんは、空瓶ビールをここから並べたてるわけで、さすがにそこまでは:汗。嗚呼、今日も午前中から麦酒が染みる!
 

 

 
 
<酒> キリンラガービール!派手さはないが旨さしっかり!苦さ軽快思わずツマミが進むよ!

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 顔見るなり、アテとビールを出してくれるのは非常に嬉しかったのだが、赤星でなくキリンでしたー。確かに昼の部店主の前ではキリンばかりだったわ。これも好きなビールなので嬉しくそのままいただきましょう。
 

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 今では、地ビールを始めクラフトビールが花盛りですが、その昔ではズシリと感じさせるのがラガービール。今では生ビールになりましたが、昔学生のころ、親父の分のラガーをくすねて飲み味わった味わいは、忘れられませぬ。酒の味覚えたのはこのブランドです。
 

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<チャーシュー皿> これも久しぶり!メンマ同様に魔法の醤油タレに絡むノスタルジック煮豚ばら肉!

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 もうこれを頼まずにおれない。コロナ禍で訪問した時、ノンアルだったのでスルーしてしまったが、嗚呼、やっと本物の酒でここで飲んでこれが食えるよ。チャーシューじゃなくて「チャシュー」が正式名だが、注文するときはなぜか「チャーシュー」とか「豚」とか言って伝えてしまいます。
 

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 非常に薄味の豚バラ肉のカット肉。ちょっと細かすぎないかと思うほどサイズは小さいが、それがまた良い。酒のツマミ的にはジャストフィット。ラーメンよりも、ツマミを目指してるのかと思うほど酒に合います。醤油ダレを垂らして薬味ねぎを絡めて食らうのが最高!。そして酒を流し込むのが快楽です。同様にメンマもしっかり盛られており、醤油ダレに絡むメンマの味もまた格別。調味料の旨味も加わって楽しいですな!。
 

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<全体> 素朴な具材が豪勢に盛り立てる昭和レトロなご馳走感覚!彩豊かでボリューミーな一杯!

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 昭和を感じる麺顔。でも本当の昭和の頃は、こんな贅沢なラーメンを食ったことがないです。具材のレトロさがまずアピール。懐かしいお弁当のオカズが乗るようなほのぼのとした感覚にさせます。そして透明で穏やかな醤油ブラウン。あっさり醤油系は、やっぱり東京大衆感ですねー・・・。私、関西オリジンで、こういう感覚は上京してからなのですが、こうも関東で過ごす方が永くなると、昔から食ってたような気にさせます。それほど、ほっこりと感じる麺顔がナイス!。
 

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<スープ> 豚のエキスに明るくライトな醤油感!野菜と昆布の優しい煮出しが実にしみじみ沁みる!

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 べろ酔いでもさらりと食えるほど、実はライトな醤油出汁。チャシュー皿を平げたあとに残った醤油タレを、後のラーメンに投入するのは、いかにも常連っぽい所作です。何度もこの板でお伝えして恐縮ですが、白い粉と魔法の醤油ダレに気が行きがちですが、実はとっても健康的なスープ。ベースストックの入れ替えなど見ると、大量に投入された野菜類と昆布のすごさは圧巻です。味わうとそのう優しさが如実で、薬味葱に至っては、粗微塵と細微塵と両方入ってて使い分けてるところも秀逸!。
 

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<麺> そば粉入りより蕎麦ライク!?素地の風味にざらつく地肌!噛み締めて旨し!

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 すみません、YouTubeで上げようとするとどうしても、麺に触れないわけにはいかず、同じようなコメントで苦労します。でも外せないのが「蕎麦ライク」な点。これまで、蕎麦粉入りな麺をそれなりに食っておりますが、それらよりも蕎麦に近いような感覚。
 

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 しかも今回は、注文の流れで一杯だけの調理対応だったので、素地の風合いもしっかり感じるほど。前歯で風味を堪能し、啜って舌でざらつきを楽しみ、奥歯で甘味を味わうといった流れ。これが何年通っても全く飽きない!。
 

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<具材> 昭和オヤジを泣かせる!ピーマン・ハム・茹で卵!定番具材と一体化して盛り上げる!

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 昭和を盛り上げる具材たち。まず王様は茹で卵。昭和の昔は、とりあえずこんな卵が料理に乗っているだけでスペシャルだった。次にボンレスハム。お中元・お歳暮が届くたびにハムではないかとワクワクしていたものだ。そしてピーマン・・・あんなに昔は嫌いだったのに、今はこの苦味が楽しくてなりません。もやしに至っては、なぜこんな味がしなものを食べるのだと思っていたけど、今となっては仄かな甘みを感じることが嬉しい・・・。こんな具材演出を、若い世代が受け継いでいるのが、また嬉しいよね。
 

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<ワンタン> 厚めで大判な皮に小粒な肉餡!たっぷり出汁を吸い込んで染まる滑らかさ!旨さ飽きず!

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 保管されたタッパから取り出し、高い位置から茹で釜へ一枚一枚。手裏剣のように投げ入れる。一度、この動作を自宅で晩飯手伝って鍋で真似してみましたが、コンロの周りがお湯浸しになって、嫁から激しい注意を受けましたー。後で掃除したけど、逆に油汚れが取れてスッキリ。話がそれましたが、とにかく一枚一枚が泳ぐように茹でられるので、とても優雅な雰囲気に仕上がるようです。豆粒みたいな小さい肉餡がまた愛しい。
 

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 奥歯で一瞬に潰して味わったあとは、出汁をたっぷりと絡んだ皮をいただきます。何と言っても看板商品で、常連の中ではこれを、チャシュー皿の上に追加してもらうほど。とってもレトロなワンタンですが、広くウケる味わいですので、これも激しくオススメ!。
 

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総じまして「懐かしのノスタルジー!大衆的贅沢感覚溢れるご馳走麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。やはり麦酒と一緒だと楽しめる!。まだまだリバウンド防止にも気をつけねばですが、以前の盛況は肌で感じる有難さ。新しいもの追いかけるのもいいが、いつ食っても飽きない旨さがやっぱり心安らぎます。三鷹エリア老若男女の心の味!秋に街ブラ感覚でサクッといかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

 

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【今週のラーメン4695】 洞くつ家 (東京・吉祥寺) チャーシューメン + アサヒドライゼロ 〜朝から優越!本格的家系焼豚麺!1日の始まりに是非是非いかが?

すっかり朝ラー定着の吉祥寺?
 休日もやることあるのに朝寝坊。確かに多忙で疲れているんだけど、どちらかと言えば体力の衰えを感じるこの頃です。とは言えまさに秋晴れ!妻からのお言いつけを実行に移す前に、少し遅いが朝飯!朝ラーメンへとくり出しましょう!。今回は時間がないので近場の吉祥寺へ。すっかり朝ラーで困らなくなったエリアとなりましたが、駅からほど近いこちら「洞くつ家」さんへGO!。ブランチ気分でガッツリとチャーシュー麺とさせていただこう!。
 

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<ノンアル> アサヒドライゼロ!慣れてくればビールに錯覚!スーパードライ譲りの辛口と苦味のフィーリング!

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 こちらは券売機でなく口頭現金精算のスタイル。まだ大っぴらに飲めないタイミングでしたので、アサヒドライゼロでございます。ま、飲めても朝から飲むと言うのも気がしけるし、ちょうど良いか。平日自宅に居る時は、最近では昼間でも抵抗感がなくなりつつあるのはいかがなものか。だってヤク安で買えばジュースより安いし・・・。そんな感じで、すでに慣れてしまった感覚。もはやフツーに気分だけビールとして楽しめてます。何度何度もこの板で語ってますが、お手本はスーパードライ。スーパードライに近い味だからこそ、フツーにビール飲んでるような錯覚を呼び起こすね。!前向きに飲む気にさせる感覚。キレある苦味。飲み口は軽いが刺激。
 

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<全体> ガッツリと家系イメージの海苔とチャーシュー!迫力の中に穏やかさ表す出汁!

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 朝の家系風景は、若い方やガテン系のお兄さん等のイメージですが、さすが吉祥寺・・・カップルもおられます。いい時代だよなぁ〜・・・なんて感じてたら配膳完了!それがこの麺顔です。おおお!確かにワイルドなんだけど、食べやすそうな雰囲気。確かに海苔と焼豚の迫力はありありで、ほうれん草も多めなのが嬉しい一方で、スープが穏やかに乳化しているのが、心に響きます。何となく、愛しさと切なさと心強さを感じる麺顔ですな!。
 

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<スープ> 野趣抑えめの豚骨煮出しとコク深い鶏エキス!塩気はまさにいい塩梅!濃厚なれどゴクゴク飲み干す!

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 別に朝仕様じゃないが、妙に飲みやすいほどに旨いのだった。まず豚骨の野趣感覚が比較的抑え目なのが印象的。クセがない印象だけど煮出しのエキス感はありあり。こう書くと頼りなさそうと思うこと勿れ。動物感はやっぱり芳醇で、個人的には鶏油とは別の鶏エキスの貢献を感じるのだった・・・。また塩気も実にコントロールされており、しっかりと動物系の旨味を受け止める塩気ながらも、塩っぺーと言うニュアンスは微塵もありません。塩気は全て旨味と同化している様子。嗚呼、まさにいい塩梅とはこのこと也!。
 

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<麺>  中太なれどスパスパと歯切れて快感!ゆっくり出汁を吸い込む後半の甘味!具材全てを絡めまくって旨味三昧!

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 ご存知!家系と言えば酒井製麺。説明不要かもだが、やっぱり中太で緩い縮れと微妙な捩れが実に印象的。ほんのりと薄く黄色みがかった地肌に、密度感はやや低め、そして加水はやや高め。カタ麺主義者ですので、カタメとしましたが出汁と絡みやすくじわじわとゆっくり吸い込むので、中太麺なれどスパスパと歯切れて実に快感!。奥歯で潰すと甘味と出汁の塩気が混じって旨しです。
 

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 へへへ・・・今回も味変化。定番のおろしニンニクと生唐辛子を少し投入!。これでかなり味わいが引き締まり、一気に男性的な味わいへとシフトするのも楽しい!。やりすぎるとバランス崩れるので、慎重に少しづつ溶かして味わい堪能いたしました。
 

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<チャーシュー> スープにゆったりと浮かび程よく塩気が滲む豚肩ロース!赤身ふわふわ!脂身ふるふる!朝から興奮の肉肉三昧!

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 ミニサイズの時は、大中小サイズ様々のの肉肉感覚でしたが、レギュラーの場合は、割とサイズと厚さが揃った肉座布団状態でした。例によって片っ端から食らいつきますが、嗚呼・・・濃ゆい出汁が少し染みてどれも旨し!。
 

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  赤身はフカフカふわふわと、そして脂身はふるふる柔らかい。スモーキーさはやっぱり低めだが、実にしっかりと肉味がが感じ取れてナイスバランス。特に、脂身がしっかり肉が脂の甘味も染みて、いくらでも食えるような感覚です。
 

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<ほうれん草> クタりつつも野菜の甘味を伝える茹で加減!素材と出汁の一体感がが素晴らしき旨さ!

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 ほうれん草が侮れない。家系定番のクタり気味なほうれん草ですが、そのクタった状態が素材の甘味が濃ゆく、そこに豚骨醤油出汁が染みるよう旨しです。当然、麺に絡んだりしても旨い。この柔らかい茹で加減と素材甘味を、スープに浸し、麺に絡めながら存分に楽しみ尽くしました。
 

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総じまして「朝から優越!本格的家系焼豚麺!1日の始まりに是非是非いかが?」

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 ・・・と言う感動の嵐!。朝から家系ラーメンなんて重いでしょと思われるかもですが、これが意外とさらりと食える。調整次第でがっつり食えるし、実によくできた家系です。さすが六角家系ダテでなし!朝でなくとも激しくオススメ!でございます。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4693】 くじら食堂 nonowa東小金井店 (東京・東小金井) 特製味噌 大盛 + 辛玉 〜麹風味に甘味が優しい味噌!背脂と具材の旨味!薬味が痛快にキマる展開!秋冬に激しくオススメ!

忙しさに通し営業がありがたし!憂さ晴らしでガッツリ味噌麺!

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  正午前の会議が伸びているのに、午後イチの会議が設定され、嗚呼気持ちが休まらない・・・。腹は減るのだが腹が立つので、そのまま仕事を続けて昼飯タイムは後ろ倒しさせてもらいました。ところがその午後の会議も伸びてしまい、フツーに午後3時が近づいてくる。近場の味噌専門店で食らうつもりでしたが、時間の都合で通し営業の店で味噌麺をゲットしてまいりました。一駅分だけ移動して東小金井。またいつもの店「くじら食堂 nonowa東小金井」さんへGO!。 
 

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<全体> レギュラーメニュー昇格して背脂アップ?ワイルド感アップ?コーンと焼き目も加わりバージョンアップ!

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 昨年秋に限定麺として好評だった味噌麺が、今では秋冬レギュラーメニューとなっております。結構好きなのでこれは嬉しい対応!。憂さ晴らしに「特製」「大盛」とさせてもらいましょう!。
 

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 おおお!ちょっと麺顔イメージ変わったね。ワイルドの中に上品さがあった記憶だが、ワイルドさが強調されてバージョンアップ!。まず背脂感がアップし、肉にははっきりと炙りが入りカイエンペッパーが投入されているのが、変更点かしら。そしてコーンが加わったのは見逃せません。そして生姜がトッピングされ・・・上品なようでガッツリ!ガッツリなようでサッパリ??。へへへ・・・今回は「辛玉」と言う味変化アイテムも備えておりますので、既に知ってる味わいのはずが、初食のごとくワクワクしますな!。
  

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<スープ> 麹の風合いに優しい甘味!円やかな濃密豚骨エキスに背脂じっとり!生姜とカイエンの刺激が馴染む!

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 さあスープ!やっぱり、やっさしぃ〜!そして円やかで濃ゆい!。昨年バージョンは、米麹の粒が浮遊してたりしてましたが、背脂で占められております。その味噌ですが、麹の発酵感が優しく甘味を感じる展開?。個人的には麦味噌っぽいのがブレンドされてないかと妄想しますが、アテにしないでください。ともかくベースの味噌はマイルド。ところがここに分厚く背脂が投入されて、胃袋にズドンと旨味を落とし込み浸透させるのです。
 

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 この時点で既に魅了されとりますが、ベースの出汁がまた分厚い。豚骨の煮出しはありましょうが、まるで鶏系のコラーゲンを感じるほど、口の周りに微妙に感じる貼り付き感あり。まさかモミジ投入とは妄想が過ぎますが、ともかくボディーがしっかりしてる上に、重くなくグビグビと飲み干させる余裕があります。さらに擂りおろし生姜が響く!味噌と豚骨の分厚いコクにジリリと響く清涼感!グイグイ飲ませる!麦味噌系の甘味に溶かしたような味風景と似ており、味噌麹の仄かな後味に痛快に結びつく清涼感がナイスです!。カイエンペッパーとも喧嘩しない刺激展開。
 
 

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<麺> うほ?麺変更?少しハードで明るい平打ち手揉み太麺!濃厚味噌を受け止めるヌッチリ歯応え!野菜・薬味・肉を絡みつけて感じる素地の旨味!

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 駄舌ゆえに嗤ってもらって結構ですが、麺を変えてない??。スープが味噌に変わるだけで麺のフィーリングも変わるのかもしれませんが。いつもの定番手もみの平打ち太麺と思いきや、ヌチヌチした歯応えに引き締まりがあり、微妙に物腰がハード?。それだけでなく、色合いも少し明るくも感じはじめ、濃厚な味わいを受け止めつつ、ゆっくり染まってゆくような展開です!。
 

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 それにしても、背脂とスープを絡めまくるぜ。まるでスープで分厚くコーティングされた風貌。噛むたびに麺の甘味と出汁の旨味が一体化し、唾液で糖化を促され一気に別の旨さに昇華するようです。今回大盛にしてよかったとつくづく思うが、どうせなら特盛でもよかったかも。同一料金なのが泣ける!。一点注意すると、卵太麺のように啜るとぶるぶると震え暴れるから汁ハネはご注意を。シャツを汚してまた嫁に叱られる。
 

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<チャーシュー> 焦がして香ばしく蕩ける脂身!脂の甘さが赤身と出汁に溶け入る旨さ!炭水化物系に相性抜群!

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 くじら食堂の肉と言えば定番豚バラ肉!。今回は徹底的に炙りが入れられ、焦げた部分を味噌出汁に浸して食らう喜びが溢れる。分厚く長めが一枚、そしてブロックカットが数個。整った赤身と脂身のパラレルを見せつける肉。外側はローストされた風貌が強く、肉の香ばしさが香りがナイスです。
 

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 はははっ・・・箸で持ち上げるだけで崩れそう!めちゃ柔らかい。そして汁をスポンジのように吸込み旨さが多層的にじわじわと広がります。赤身は下味とロースト風味を醸し、脂身は蕩けて円やかな甘み!。汁が染みこんだ部分は、まさにトロトロで崩れそう・・・・。最終的には麺に巻き付けて一気に味わいますが、白飯をサイドに置くのも手ですね。白飯オススメかと!。
 
 

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<野菜> カイエンと生姜に塗れて熱々シャキシャキのモヤシ!汁浸して歯応えと甘味が濃厚味噌味に清涼さを与える!

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 味噌には定番の茹でモヤシ。熱々シャキシャキのモヤシ山だが今の私には最適のボリューム!?。ジロリアン諸兄には物足りないかもしれませんが、これはこういうジャンルなのでいい感じ。中盤は天地返しで汁浸しにしてしまいました。とにかく背脂が滲み濃密濃厚!なのでモヤシ汁が染みて仄かな野菜甘味が溶けるところが、期待通りの旨さです。さらに麺に混じると歯応えが実に複雑!旨さの体感が倍増かと!。モヤシ追加50円ってサービスあってもいいかも!。
 

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 また今回はコーンが入っていたが、バターコーンってのがいい感じみたい。後で語る辛玉とはかぶるので、今回は控えました。でもそのままのコーンの甘味がやっぱり味噌には定番的に合いますな。
 

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<味変化> 辛玉!ただ唐辛子で辛いだけじゃない!複雑に薬味と甲殻がすり潰された刺激的旨さ!真っ赤に染めても味わい深し!

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 今回はこれを試したかった!。昨年の限定の時は悔いを残していたのです。期待のハードル高めたけど、上回る旨さ!相性の良さ!。
 

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 元々自家製辣油が得意なお店と存じておりましたが、ただ辛いだけでなく辛さに旨味をしっかり感じます。
 

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 唐辛子、及び唐辛子粉はもっとハードかと思いきや、他の旨味がしっかりカバーして溶けこむ感覚。山椒と言うより、もっと馴染み深い薬味が細かく入っているようで、しかも甲殻類もあるような味わい深さもあり様子。これを味噌出汁で溶かすのが一苦労しますが、ゆっくり硯をするように気を落ち着けて行きましょう。
 

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<味玉にハズレなし!> 下味濃密で円やかな甘味が舌に纏わり旨し哉!味噌に負けずコク深し!

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 嗚呼、卵黄の出汁が浸透した味わいが好き。ハードジェル状態でトロミはほとんどないが、ねっとりと湿り気が多く濃厚さは確実。出汁がしっかりめに深く浸透し、熟成したような甘味がたまりませんな。濃厚な味噌味に浸しても負けずにコク深しですよ。やっぱりこちらの味玉は甘味アピールでナイス。味玉にハズレなし!。旨し!。
 

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総じまして「麹風味に甘味が優しい味噌!背脂と具材の旨味!薬味が痛快にキマる展開!秋冬に激しくオススメ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。秋も深まれば、やっぱり自然と味噌のコクが恋しくなる!一方で濃厚でコッテリした旨さも欲しくなる!両方一気に堪能できる上に、辛玉で激しく味変化もかなり楽しい旨さ!これは間違いなく激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4692】 はつね (東京・西荻窪) タンメン 大盛 〜The タンメン!美しさと大衆感の両立!好きなら絶対食っとけ!

マジで愛するタンメン
 マジで「タンメン(湯麺)」を知ったのは、上京して4〜5年経ってからです。関西では、特に生まれの京都では、昭和の時代は存在しなかったのでは?とすら感じてます。自分なんか、たとえ知ってても当時はワンタンメンの略語とすら思ってたことでしょう。そんな関西オリジンな私が、どっぷり一時期にタンメンにハマった備忘録は以下の通りです。
 
 タンメンの沼にハマったキッカケは、ズバリ「はつね」でしょう!。関西でラーメン食い続けてかなりイキってた当時の私を、おいおい、お前なぁ〜・・・と優しく受け止めつつも、こういうラーメン文化のあるのだよと、指し示してくれたのは、はつねのタンメンでございます。実に3年ぶりに今回訪問しましたが、御店主が妙にバイキングの小峠みたいにカッコ良く感じます。更に接客も柔らかくて素敵!。カウンター6席のみと言う非常に限られた世界観なので、流石に今回はいつもよりすごく丁寧に・・・「撮ってよろしいでしょうか?」と確認し、了解済でございます。
 

 

 
 
<全体> 素朴さに潜む美しさ!明るく眩しい大衆湯麺此処にあり!

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 「はつね」のタンメンが魔力的なのは、まず「美しさ」でしょう!。写真や動画では伝わらないのがその迫力。雑多な野菜が浮かぶ塩出汁麺ではないのです。タンメンは、通常炒めの際の油や諸々の調味料等で、少し暗く濁るスープになりがち?。ところが・・・透明感バリバリでスープから透けて底の麺がうかがえるほど。それだけでなく、表層に浮かぶ油の煌びやかさが美しさに拍車をかけましょう!。画像が淡白なのは、iPhone動画スクショだからであしからず。(・・・う?画質で媚びるとAppleから怒られそう??)
 

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<スープ> 澄みきる透明感!淡い豚塩旨味に優しい野菜の旨味が浸透!やがて麺の風味も溶ける旨さ!

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 ほぼ客の9割は「タンメン」です。近年では「チャーシュー」付きが人気ですが、今回はピュアに野菜と出汁のコラボを楽します。さてこのスープ・・・草食系な方なら確実にド・ストライク!。何が良いって、その野菜の甘味がしっかり出ており、多少濃ゆめな野菜スープとも言えましょう。
 

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 香味オイルが植物系だと邪推してますが、ベースの塩気がグイグイと野菜の甘味を引き出す様子!。そして、ほんわりとした豚は豚骨と言うより、これは「豚肉」のエキスなのでは?。淡い豚塩旨味に優しい野菜の旨味が浸透であります。へへへ・・・このあと後半お楽しみあれ。麺がスープに良い仕事をかまします。スープが霞みがかって更に昇華!。
 

 

 
 
<麺> 少し縮れた細麺!微かに加水低めで仄かなクッシリ感!出汁を吸い込み野菜を絡める旨さ!

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 茹で釜に泳がせつつ、経験による感と直手で確認しつつタイミングを見計らい、平ざるで湯切り!。派手なアクションなく丁寧です。その麺ですが、見栄えで想像するよりもクッシリとした風合いはあります。優しい出汁を十分に吸い取ったモチモチ感と思えば、実は少し芯を残すのか?と思うほど風合いがいい。そして、この風合いを生み出す部分が、ゆっくりと汁を吸い込むと同時に麺の風合いを吐き出すようです。
 

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 フツーなら濁るところだが、透明な出汁は軽く霞む様相。その軽く濁った出汁を、逆に麺が持ち上げて美味しく食わせるのです。・・・うう、旨さの核融合ですかな?しみじみ旨し!麺の風合いと、野菜の優しさが、同時に味わえコラボする旨さ!。
 

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<野菜> スープを逆にバクバク吸い込むようなしっかりした旨味!噛み締めて旨し!

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 野菜を派手に炒めつけないのが印象的。炒めの音がしてたな・・・と思った矢先に、中華鍋には野菜と出汁がたっぷりです。決して野菜を出汁で煮てるわけじゃないだろうが・・・味を染み込ませてるような感覚。だから、透明なスッキリ出汁に思えて、野菜の甘味がしっかりすぎるほどに溶けています。その出汁に塗れて逆に野菜が旨い!。特にキャベツは薄い部分は透明になって甘味を出し切ってる。もやしは、シャキシャキしつつも、それもそろそろ限界と思わせるほどに、熱く熱った優しい甘味を炸裂しつつある状態。嗚呼、そのままでも堪能できるが、あえて麺と絡ませましょう!旨し!。
 

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<味変化> 少しだけお酢と辣油!出汁は円やか!野菜は甘味変化で尚旨し!

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 タンメンに「酢」は邪道か?。「辣油」は邪道どころか無限地獄に陥りましょうか?。ビクビクしつつも、少ぉ〜〜〜しだけ味変化をトライ。結果として悪くないと思ってます。まず、お酢は酸味より出汁を円やかに軽やかにする風合いが楽しく感じます。後半にオススメ。そして辣油・・・透明な出汁を汚しそうで躊躇われたが、逆に辣油が斑点に浮かんでポップかと!?。これは野菜自身に甘味を逆に感じさせるようで面白い展開です。
 

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総じまして「The タンメン!美しさと大衆感の両立!湯麺好きなら絶対食っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。通な方なら、タンメンってのはそんなに上等過ぎるもんじゃねぇと叱られそうですが、それでも「これだけは!」と具申したい!。また一方で、もう少し歳とったら夫婦でフラッと食いに来たいようなお店とその麺。西荻窪って雰囲気あるグルメ店が多いんだけど、ここも確実にその一角です。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4689】 中華そば こてつ (東京・下北沢) 特製中華そば + 皿ワンタン + キリン一番搾り350ml缶 〜さすがミシュランガイド掲載店!定番醤油が実に旨し!何食っても旨い店!

塩人気な店?いやいや醤油も絶品!さすがミシュランビブグルマン!
 
 緊急事態宣言解除されて初めての日曜日。金土と二日続けて酒と麺の日々。こうなれば3連チャン!と考えて、日本酒と麦酒両方置いてるラーメン店を物色です。意外と日曜日休みとか、臨時休業の店が多かったりして・・・頭捻って選んだのが、こてつ@下北沢さん。ところが・・・まだ解除されて間もないということもあってか、お酒は「ビール」か「日本酒」のどちらか一つしか選べずスミマセンとのことだった:号泣。暴れようかと思ったが(ウソです)、隣客の女性客が美人過ぎてやめときましたー。最近のラーメン女子は、モデルか?と妄想してしまうこともあるのだが・・・今の若い人本当に羨ましい。
 

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<酒> キリン一番搾り生!レギュラーメジャークラスで一番酵母が華やな麦芽麦酒!料理も華やぐ!

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 もう一回暴れようかと(またウソ)思ったのは、ビールが瓶から350ml缶に変更になってることだった。どちらか一つなら・・・せめて前みたいに中瓶を置いてよ〜と、声を出さずに唸った次第だが・・・隣の女性客にドン引かれても仕方ないので、本来なら30秒とかからず飲み干すところだが、チビチビと味わいましょう。
 

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 ま、やっぱり一番搾りもうまいので気分が高まります。最近の自宅冷蔵庫の中はスーパードライから一番搾りに切り替わっているのだが、近くのスーパーが少しだけ安くしてるからなのよね。それで今になって毎日飲み続けているのだが・・・妙にまた旨く思えてきたわ。たくさん量を飲み干せるタイプじゃないのだが、レギュラービールの中ではボディがしっかりしてるし、麦芽100%らしい飲み口だけでなく、酵母感覚が華やか!。料理に合うビールとして私の頭の中にはインプットされております。なんだかんだで、暴れたいという気分はビールのように泡と消えたー。
 

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<ワンタン皿> 真紅の酸辣なタレに絡む優しい肉餡と皮の味わい!食えば食うほど更に欲しくなる旨さ!

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 おつまみセットもあるんだが、同価格なら当然こちら「ワンタン皿」ですよ。こちらは、タレに特徴があって、辣油ダレが垂らしてあるので酒のつまみとしては絶品。更に少し酢が混じっているため、どことなく酸辣な感覚で味わえるのも一興です。
 

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 ふわふわトロトロなワンタンも6つ程度入っており、優しい味わいにハードなタレが絡んだ味わいが、旨さのコントラストを形成して旨さが際立つ!。まさに、食えば食うほどまた欲しくなってしまうのであった!。激しオススメ!。
 

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<全体> 深い透明感の醤油ブラウン!艶めく出汁と質実な具材の数々!ヴィヴィドな麺線美し!これで880円はお得!

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 このお店はビブグルマン掲載だけでなく、メディアにも時々出るのですが、なんとなく塩推しな伝わり方。私もその印象で最近は塩ばかり食ってるので、たまにはと選んだのが特製醤油です。ま、そんな味のリマインドがチョイスした割には、配膳の瞬間は・・・スゲー質感整ってると思える雰囲気。東京中心地でこれで880円と言うのは驚きであります。
 

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 こんなに透明感ある醤油ブラウンだったっけ?艶めきに香味油が細かく浮遊し煌めいてます。そして琥珀色が深い。濃口醤油を思いわせるほど深いが、これもスッキリとした印象で、崇高感すら覚える質感ですよ。また透けて麺線が見えるだけで、ググッと印象も高まります。具材も一つ一つ作り込みがしっかりしてそうだし、これは長らく食ってなかったことすら、機会損失と思えてしまう。
 

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<スープ> 醤油センス豊かで円やかさ残すカエシ!サラリととした動物感と甘い乾物のエキス感!

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 腹が減ってる時は敏感になるものだとしても、やけに旨いじゃないか。まず醤油のセンスがいいね。色合いよりずっと円やかに感じる醤油で、どことなく生っぽい。塩気の刺激はなく、醤油ならではの醸造感が広がるようです。ベーススープはスッキリ系清湯で、全く重くなく動物系が優しく溶け込む感覚。
 

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 鶏油の分厚さがかなり低く、お子様でも納得です。豚も滲むのか?溶ける乾物が複雑で、一瞬貝類かと思ったが、個人的には煮干の軽い甘味が非常に良いと思ったりして・・・。中盤以降は、麺の風味も溶け出すので、甘味が余計にナチュラルに仕上がります。
 

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<麺> キッパリとしたややカタメな仕上がり!最後まで持続するクシクシ歯応え!素地の風味と甘味もしっかり!

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 パツパツとした感覚より、もう少しだけ緩やかなクシクシとした歯応え。これがずっと終盤まで維持されて、カタ麺主義者の心をすこし揺さぶります。素地の風味が口の中で最後まで伝わるようだし、また終盤になって少し出汁を感じて一体化する味わいには、甘味すら覚えるか??。個人的には、特製ならここに一枚でも海苔があれば、その麺の風味と甘味を絡めてみたいと妄想してしまいます。
 

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<チャーシュー> ハードめな半レア感の豚肩ロース!赤身の肉本来の味に染み入る出汁と脂の共演!噛み締めて旨し!

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 特製ならもう一枚あってもいい?と思えど、この価格設定ならそれは我儘と言うもの。赤身主体で脂少なめな豚方ロース。ロースト感低めな半レアタイプだが、熱入りはややハードと感じます。噛み締めると旨いタイプで、赤身ならではの肉本来味と、脂が薄らと混じりいる甘味、そして円やか醤油出汁を吸い込んだ味わい・・・それらが噛み締めると一体化して口の中で溢れます。このタイミングでビールが欲しいが、ほとんど飲み干してしまってた。この肉の旨さと酒への渇望から、このあと帰り道にワインバーで肉を当てて飲もうと決めた次第(本当に実行したから阿呆だ)。
 

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<ワンタン> スープをたっぷり吸い込む皮と肉餡!滑らかな食感と優しい旨さ!

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 ワンタン皿とダブるので、特製よりチャーシューメンにすれば良かった?。いやいや、汁麺に浮かぶワンタンは、また別物の旨さです。こちらは、肉餡も皮も出汁を吸い込んだ旨さがあり、肉餡からは挽肉の崩れるような柔らかさが楽しめ、また皮は出汁と完全に一体化した旨味と、滑らかさ極まるスベリが楽しめる。ここではワンタン麺が人気あるのも十分頷けますな。
 

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<メンマ> コリコリサクサク歯切れの良さ!薄味ゆえに素材感の旨味あり!もっとくれ!

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 薄出汁仕立てで素材感が味わえるタイプ。繊維質が引き締まっているように見えるが、サクサクコリコリ!コリコリサクサク!とどの方向から前歯を立てても小気味よく千切れるのが痛快です。メンマ増しもおすすめかもしれない。特製の価格設定低めだから、具材増して厚化粧して味わうのも楽しからず哉。
 
 

 

 
<味玉> 色合いよりずっとマイルドな味わい!少し固茹でな卵黄が崩れるように出汁を吸い込み旨さナチュラル!

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 熟成濃密トロトロ味玉が多い中・・・こちらの味玉は実にハートフルです。外観は出汁が相当深く浸透した色合いで、濃密マチュアな甘味を想定しますが、むしろ逆。イエロー卵黄で、少し固茹でな感覚。味わいも卵本来のナチュラルな旨味をキープしており、かえって出汁の円やかさとマッチするようです。優しい味玉ですので、これもオススメ!。
 

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総じまして「さすがミシュランガイド掲載店!定番醤油が実に旨し!何食っても旨い店!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。今回は飲酒プランは多少崩れてしまったものの結果オーライ。いつも塩系ばかり食らっておりましたが、円やかな醤油出汁の旨さを改めて認識です。根拠ないけど醤油はブラッシュアップされたのか?。基本的に何を食っても旨い店だが、特に塩系しか食してないラーメンファンには、醤油での再訪を激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4688】 メンドコロ kinari (東京・東中野) 味玉 Ra-men 濃口醤油 + 和え玉 + 鴨胸肉 + サッポロ赤星中瓶 + 純米吟醸 奥の松 〜落ち着きと明るさと崇高さ!そして大人びて映える醤油感!麺も具材も質感味わい隙なしの極上醤油麺!

緊急事態宣言解除2日目週末!もう外で飲むことしか考えられない!
 DAY2。もはや麺活動か酒活動が判別つかない心境です。フツーにラーメン食ってるだけでは落ち着かず、飲みを中心に朝から店選びに没頭です。で、色々考えてやっぱり馴染みの店で落ち着こうと「中華そば みたか」に開店時間より当然早めに向かってみるが・・・なんと地下にある店前から行列が地上へと到達せんとしてるじゃないか!。常連が一旦座ると空ビール瓶並べるほどですから・・・ここは早々に退散ですわ〜。なので少々東へと中央線で移動して、やってきたのが東中野。なんとか「メンドコロKonari」の一巡目をゲットです。ところで「きなり」と言えば、所沢の店が心配ですが、いずれまたいいタイミングで寄らせていただきますよ!。
 

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<酒1> サッポロラガービール赤星!やっぱりこれだよ!国産最古のブランド麦酒!苦味のズシリ感と麦芽の旨味が渋いぜ!

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 今回は、日本酒が飲めるという店選びですが、少し気温が高くて暑さを感じるのもあって、やっぱり最初はビールです。へへへ・・・ここにはサッポロ赤星があるのも折り込み済みでの訪問。久しぶりに堂々と気兼ねなく味わいます。もはや説明不要の重厚感あるラガービール。
 

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 初めてビールの味を覚えたのはこういう味わいで、ずしりとした麦芽の旨味とコク!そしてズドンとしたホップの苦味と清涼感が最高でございます。最近コンビニやスーパーで売ってないのもあったし、外で飲む機会がほとんどなかったので、瓶ビールが特にうまく感じる!。やっぱり平和が一番だと・・・コロナが教えてくれたようです。
 

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<鴨胸肉> 明るい弾力的な肉質に心地よい野趣感覚!焦がしの香ばしさに染みる脂の重厚な旨味!

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 酒のアテとしてサービスで「浅利の煮付け」がつくのもいいが、やっぱり追加してしまうのが鴨ロース。牛豚はロースト言えば背中だが、鳥類はロースト言えば胸。つまり肉類では一番淡白とも感じる肉味ですが、そこは鴨なので・・・ほんのりと感じる野趣感が素晴らしい。鴨は実に食べ応えあるし酒に合うのですな。それだけでなく、皮の部分に炙りも入っており、その香ばしさと溶け出したばかりの脂の甘味が混在して、その味わいが実に舌に絡みつくよう。それを酒で洗い流すのも楽しさでございます。ううう・・・最高の休日!。
 

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<全体> 透明感明るい醤油ブラウンに浮かぶ動物系エキスの煌めき!艶かしき肉迫力と裏腹な今風淡麗な落ち着き麺顔!

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 酒と肴をゆっくり味わい過ぎて、想定より先に着丼してしまいました。とは言え既に食らう気満々。その麺顔は、やはり・・・百名店・tabelog Bronze・ミシュランビブグルマンと受賞名店らしい、迫力と美しさが交錯する様相です。濃口醤油という割にはとても透明感と深さを覚える質感。令和王道の低温調理肉の質感もありあり。凛々しく黒々とした海苔がビシッと緊張感を与え、出汁の中に浮かぶ細麺の麺線が優雅。まさに今風淡麗醤油そばのど真ん中の安心感です。
 

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<スープ> 濃口?こいくち醤油のようで生揚げ醤油のような柔らかいカエシ!複雑な滋味の仕掛け溶け込む奥深い味わい!

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 もはや知ってるはずの味わいのはずが・・・濃口醤油を食ったのは三年前。そんなのもあって妙に斬新に味わえました。てっきり濃口醤油のイメージではっきりしたキレと分厚い塩気で待ち構えていた舌に、なんとさらっと流れて浸透するタレ旨味なのだ!。塩気自体に味わいすら覚え、その感覚があまりにもナチュラルだから、生醤油系?ひょっとして生揚げ??とすら覚える柔らかいカエシです。ベースは地鶏の煮出しと思われますが、実は鶏醤油系と単純に割り切れない滋味が溶けてる・・・。
 

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 その滋味なんだが、赤星で酔ってるためか複雑に感じます。乾物は一通り溶けていると思えど、煮干し感は低めでほのかに貝出汁すら感じる落ち着いた旨味あり。単純に乾物の溶け込みと思ったが、ううう・・・非常に落ち着く旨さですよ。こちら、白醤油と山椒系が人気なんだが、デフォの醤油が侮れないぞ!。
 

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<麺> 出汁を吸い込みつつあるクシクシ歯応え!素地風味と出汁旨味の交わる刹那!噛み締めて一気に甘味へと昇華!

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 大盛り不可の店らしい、麺の風味が高い感覚。加水は低めだがパツパツ系とは少し遠い感覚。クシクシとした歯切れ感だが、乾いた感覚はなくむしろしっとりとした素地の風合い。噛み締めると素直な甘味すら感じます。そこに出汁がゆっくりと浸透すると、複雑な滋味も効果的で、炭水化物らしい甘味と一体化する旨さが生まれる様子。
 

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 汁の抜けがあるようでも、麺がまとまって出汁を持ち上げるようで、するするとライトに啜り食えるのが上品です。これは、味つきの和え玉に激しく期待を寄せてしまうこと必定の流れ!。
 

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<チャーシュー> 令和王道!低温調理鶏豚2種肉!脂のコク分厚い豚肩ロース!淡白な素材滋味が上品な鶏胸肉!

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 平成後半から令和にかけて一気にポピュラー化した低温調理。その中でも少しレア感を多く残すような仕上がりか?。酒のアテとしては最高です。脂身が固まってるようで実は舌の熱でも蕩け出す感覚で、その脂甘味が赤身にじわじわと口の中で染まる旨さ。淡麗醤油出汁も絡まってかなりうまい。
 

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 低温調理の雰囲気は、鶏胸肉も同様で、しっかりと茹で上がった引き締まりを感じるような見栄えだが、はしで持ち上げると面白いほどに蕩けるように全体が柔らかい。噛み締めると鶏肉自体の淡白な旨さが凝縮してる感覚。まさに冷酒に合わせたい一品ってイメージで・・・これは別皿で酒と合わせ追加してみたいと感じます。
 

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<味玉> カエシが効き目な下味にフィットするトロトロ卵黄のナチュラルなコク!味の濃密感さらにアップ!旨し!

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 久しぶりかもしれない。出汁が深く浸透してマチュアに思わせる深い甘味・・・そんなイメージで食らうと、実はカエシの雰囲気がそこそこあるのだった。さらに割と緩い卵黄の仕上がりで、生卵に醤油を垂らした旨さが凝縮したようなコク深さと感じます。決して甘味がないとは言ってませんが、白飯にも合いそうなニュアンスが面白いじゃないか。醤油出汁に沈めて味わってもよく似合う味わいです。特に醤油系なら味玉追加を激しくお勧め!。
 

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<具材他> 出汁を吸い込み柔らかく避ける極上穂先メンマ!出汁でクタる寸前の柔らか青菜!

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 軽く触れておくと、穂先メンマもいい感じ。定番の柔らかさだが解ける感覚でもなく、噛み締めて崩れるような仕上がり。素材感もあり出汁を含んで一体化した旨さと感じます。大ぶりなのも好印象。そしてたった少しでも青菜があるのが実に嬉しい。見栄えのアクセントだけでなく、あるだけでほっこりさせるし、クタる寸前の柔らかさは、汁系の中に浮かぶと吸い込んで旨しです。
 

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<酒2> 純米吟醸「奥の松」純米の図太さに洗練されたキレもあるバランス感豊かな冷酒!

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 和え玉をコールする前に・・・少しゆったりと過ごそう。冷酒をちびちび味わいながらインターバルを過ごします。八海山とは違う図太さと洗練さがある感じ。純米酒らしいズシリとした旨味ありつつ、辛口感がライトでキレを素直に感じる酒。
 
 
 料理にも合いそうで、バランス感が高い冷酒といえましょう。残しておいた浅利の煮付けにも合う。嗚呼・・・昼の冷酒はなんと心地よい酔い加減なのだ・・・。
 

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<和え玉> 鶏油はスッキリ!意外と映える醤油の明るいカエシ感!胡椒添えればパンチも生む食べ応え!

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 岩海苔が乗ってるので、魚介系の味わいかと思えば、鶏醤油のニュアンスもありかなり旨い。麺の風合いが一段と強くて素地を感じさせる一方、醤油の輪郭が想像以上にはっきり。この意外と映える醤油の明るいカエシ感覚がナイス!。
 

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 このまま醤油感を高めようと、ブラックペッパーと残ったスープを垂らしかけて後半は楽しみました。しっかり1玉あるのでこれ食うとかなり腹パン。ハーフサイズもあるので、ぜひ試していただきたい一品です。
 

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総じまして「落ち着きと明るさと崇高さ!そして大人びて映える醤油感!麺も具材も質感味わい隙なしの極上醤油麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。基本的に何を食っても旨い店で限定麺の注目を集めますが、デフォの醤油は見逃せません。酒もいいからカップルやご夫婦でゆっくりと味わい楽しむには激しくオススメ!。旨しなので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4687】 麺屋さくら井 (東京・武蔵野市西久保) 煮干らぁ麺 + 味付き替え玉 + 生卵 + チャーシュー盛ハーフ + 酒諸々 〜すっきりしつつ腹に染み入る満足感!淡麗に芳醇さプラスの極上煮干麺!

緊急事態宣言明けで・・・真っ先に飛び込んだのはココだった!
 決算対応も実働2日目からが本番なので、思い切って月初1日は、午後休暇。なぜって?・・・へへへ、緊急事態宣言が明けるからですよ。外で飲める!しっかり拉麺&酒の予定を組み込んでおりました。しかし、台風16号接近ですよ:号泣。少し落ち着く夕方以降に繰り出そうかとも思ったけど、それだったら半日休暇取った意味がないじゃないか!。なので三鷹駅界隈で、一番弾けそうなところといたしましょう。
 

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 個人的には「中華そば みたか」と「麺屋さくら井」で激しく悩むところですが・・・日本酒も飲めると言う理由で、今回は「さくら井」さんへ!。向かう道中、風雨が強くなって足元びちょびちょになったけど・・・それでも数名店先に並んでたのには感服です。
 

 

 
 
<酒①> 純米爽酒ひまわり!純米らしい豊な甘味に微かな酸味が清涼感を香らすか!?

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 あ、この銘柄以前にも飲んだことあります。確か春の季節だと「さくら」と言う名称だったと記憶で、屋号ともマッチする。もう秋だけど夏のひまわり。宣言下の最中でひっそりと飲まれるのを待ってたことでしょう。
 

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 こちら吟醸は置かないみたいで、いつも個性的な純米酒を楽しませてくれます。こちらは、「爽酒」と謳うが如しで実に飲みやすい。具体的には口当たりがかなりいい。もわっとするズシリ系純米酒よりはライトイメージ。米由来の甘味も華やかに伝わるのがナイスで、ひょっとしたら酸味もあるのかと勘違いするほど。いや微かにあると思ってて、それが銘柄根拠なんだろうな・・・と妄想するほどです。芳醇な旨味と微かな酸味が、夏にぴったりの清涼感へとつながる様子ですー・・・そんな味わいいかが?。
 

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<酒②> アサヒプレミアム熟撰!軽やかなれど確かな苦味!しっかり旨味!淡麗さに厚みも感じる極上麦酒!

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 プレミアム系の「重厚感」「ズシリ感」「華やかさ」などある中で、「熟撰」まとまりが良すぎるような印象か?。私個人的には、やっぱり熟撰は「軽やかプレミアム」と言う感想で、スーパードライにはないキレがあり、軽やか苦味に確かな旨味があるよね!。料理の味よりでしゃばらない!といつも感じております。そのライトな感覚が実はあって、スッキリ淡麗感ある極上麦酒!。これからガッツリ展開されるチャーシュー皿と煮干と替え玉・・・と言う流れの前に、軽く味わうにはピッタリかと!。
 

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<つまみ> チャーシュー皿ハーフ!しっとりさが際立つ低温調理系鶏豚二種肉!これもこの店で食らうべき逸品!

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 この店は、絶品の低温調理肉がオススメなんだけど、最近の業界全体の傾向から「吊るし」「釜焼」が原点回帰のように復活基調と思ったりしません?。そんなのにもしっかり対応してるこのお店ですが、やっぱり低温調理の旨さをここでは伝えたい。特に鶏胸肉だと、どの店でも似たような味わいになりがちなんだが、温度管理が素晴らしいのか、「しっとり」とした感覚がハンパないのです。それは肉の素材味の伝わり方にも反映されるのか・・・妙に肉として旨いのだったわ!。
 

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 豚肩ロースだともっと分かりやすい。先に脂身が溶けるのか非常に緩い状態になっており、赤身に「しっとり」と脂が浸透。噛み締めると肉片が溶けるようにすぐ無くなってしまう感覚です。実は数年前までは、もっとレア感があって今でもあれが神の味だと感じてます。過ぎた低温調理に対する警鐘を気にしたんでしょうか・・・。
 

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<全体> 煮干が泡立つ荒々しさありつつ・・・やっぱり淡麗に落ち着くオーラ感!麺線流麗に整って上品!

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 「麺屋さくら井」と言えば、やっぱり看板は「醤油」。そしてこの時期は、「秋の限定つけ麺」がある。そんな中、なぜか今回私は「煮干らぁ麺」。昨日の「西永福の煮干箱」の余韻が残っていたんでしょうね。こっちの煮干も恋しくなっただけ。
 

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 ううう!何回出会っても、煮干の荒々しさを上手に今風に淡麗系にまとめた凄さがうかがえる印象です。スープに煮干成分だけ見ればニボニボ系アピール満載で、ガッツリと苦さを感じさせるワイルド煮干かと思わせる。ところが、引いて見れば美しい淡麗中華そば観。具材の並びにも気を配ってると思うが、何と言っても麺線の整いは際立つね。やっぱり淡麗に落ち着くオーラ感!麺線流麗に整って上品!そんな感じ。
 

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<スープ> チリっと苦味とも言えず微かに感じるニボ感!旨味が深いのにどこかスッキリ?泡立ち仄かな淡麗ニボ出汁!

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 煮干系って好みがとても割れますからねぇー。レビューするとき困ってます。「濃厚&淡麗」「苦味&甘味」というポートフォリオで整理したいが、「やや淡麗」「やや甘味」と言う路線を行くようです。「やや」っていう表現がムカつくとお考えでしょうが、あしからず。例えば私も「原則、○○です」って言われるとイラっと来ますから、お気持ち察します。例外も併せて言えよと。
 

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「やや淡麗」・・・裏を返すと淡麗とは言い切れない「芳醇」さが見事とお伝えしたい。淡麗なんだけど、淡麗の枠を突き抜けたイメージで、それに引っ張られて煮干の「甘味」もしっかり出ている様子。この部分はアゴ煮干の貢献なのかしら?それともフツーにイリコだったりしてー。実はほんのり椎茸ですと言われるとズッコける。
 

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「やや甘味」・・・上述の流れだと「甘味」と言い切ればいいのだが、実は香ばしいまでにスッキリとした苦味があってこれが快感なのですよ。これは確実に片口鰯の頑張りだと思っているのですが、色合いも深いことから背黒と思う。実は単に醤油ダレの色ですよと言われるとまたズッコけるが。
 

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<麺> 加水低めで素地の風味をしっかり伝えるストレート細麺!湿り気のあるパツパツ歯応え!風味と甘味を同時に伝える!?

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 こちらも確か三河屋製麺。そして加水低めの風合い強いタイプ。煮干らぁ麺だけ麺を変えているらしく、妙に昨日の店と似た傾向。ツーか煮干麺には加水低めがやっぱり合うと言うことでしょう。
 

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 正確にはパツ麺と言われる低加水系とは少し違うと感じており、風合い強いところがあるけど、微妙な湿り気を思わせるしなやかさがあるようす。なので味が個性的な煮干出汁に濡れて吸い込んでも、しっかり負けない風合いを伝えるのが痛快です。ゆっくり咀嚼していったり、出汁の中で時間が経つとやがて一体化してゆくが、それでも甘味がます様子で、どう転んでも旨いに決まってるのが煮干麺の流れですな。
 

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<チャーシュー> 皿盛りより更に赤身主体!肉本来の味わいに煮干出汁を染み込ませる旨さのマリアージュ

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 ここは、チャーシュー皿の延長になってしまうが、皿よりは脂身部分が少ないようで、細かい割れ目や切れ込みから、煮干出汁が赤身にバクバク浸透するのが分かります。煮干と肉味ってのも意外と合うもので、特に淡白な味傾向なら旨さがフィット。煮干とぶつからない旨さと言えましょうか。肉本来の味わいに煮干出汁を染み込ませる旨さのマリアージュ!そんな感じ。
 

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<薬味具材他> 岩海苔は磯の風味を溶かして煮干感を高める!メンマは上品な歯応えと下味!旨さヤミツキ!

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 軽く他のトッピングをされえると、まず岩海苔。これは煮干味と相性よいのは分かるはず。別の派閥でも所詮同じ自民党でしょってなまとまり?。海の仲間どうし協働して頑張っております。そしてメンマは、岩海苔とは合い交えないが、煮干出汁とは仲がいい。そして単体で自立した旨さを発揮です。サイズも繊維質もよくてコリコリ歯応えが痛快なのに加え、素材の味わいもいい。実は拉麺の具材の中でメンマは、何でも仲良くなる存在で、主流派ではないが、かなりやり手だといつも感じてます。
 

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 そして感謝!B卵ありがとう!麺を食らうと中から発掘されたのが、崩れ気味の味玉。商品として出すのは気が引けるのを、こそっとサービス追加してくれてあざっす!。最近、それを見越して味玉らぁ麺を頼まないズルい私ですが、ごめんちゃい。割としっかりめに下味を浸透させて、卵黄をマチュアな甘味に染めるタイプ。もちろんそのままでも旨いが、煮干味を加えるようにして沈めて味わうのも楽しからず哉。
 

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<替え玉> いつもは生卵をすき焼き風に食するところを・・・今回はドボンと入れて 和え玉にしてみた

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 最近、「特製」とか「大盛」にしないとスッキリしない気分。ここに至るまで飲み食いしてるものの、さらに替え玉追加です。ここの替え玉は煮干らぁ麺オンリー対応なのですが、激しく生卵付きがオススメ。卵を器の中で溶いて、それですき焼き風にして、替え玉を食らうのが旨いのですが・・・・今回は敢えて、生卵をそのままドボン!(単なる気分転換)。
 

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 このやり方だと多少調整が必要です。まず胡椒はふりましょう。そしてそれだけでは、粘りが強いから、少しだけやっぱり残ったスープを垂らし加えるのがよろしいかと。那須御養卵ですから卵黄の旨味濃ゆさがハンパないです。煮干の甘味と胡椒の塩気、そして卵黄のコクが・・・ぬくぬく熱々なストレート麺の風味に絡む!その旨さ至極。
 

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総じまして「すっきりしつつ腹に染み入る満足感!淡麗に芳醇さプラスの極上煮干麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。緊急事態宣言が明けて酒と麺を楽しむ人がこの週末一気に増えそう!。台風接近の中、真っ先に実行できて痛快気分です。さて台風一過の週末は何を飲み食いしよかと今から悩んでますが・・・計画中の方には、こちらはいかがと激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4686】 西永福の煮干箱 (東京・西永福) 特製煮干らーめん + れんこん + 和え玉 + 生卵 〜煮干名店の発展系Reスタート!そして淡麗煮干しの更なる探求!煮干しなら一回行っとけ!

新たに移転!ちょっぴり変化!更なる発展期待!
 名店の存在感が大きい浜田山と永福町。その中間地点が「西永福」。割と穴場でいいとこに開店しましたね。「Bonito Soup Noodle RAIK」の月曜だけの間借り営業ながら食べログ百名店ゲットと言う「月曜日は煮干rabo」さんが、こちらでフルタイム営業として再スタートとのことです。どうせ混むので平日の遅いランチタイムで利用させてもらいました。さすがに間借り時からはスタフが増えて、一層活気を感じますな。そう言えば、最近煮干し麺の頻度が下がっておりますので、個人的にはいいキッカケを与えてくれる印象です。既に知っている味わいですが、それだけにハズレを感じない安心感のままいただきました。へへへ・・・そして今回はれんこんを追加!れんこん大好きですねん!
 
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<全体> 食べログ百名店「月曜日は煮干rabo」から出汁が黒っぽくバージョン変化?煮干感アップ!肉感もアレンジ変化?

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 おおお!?照明の光の加減かと少し思ったが、移転前からスープを少しニュアンス変えましたね!以前は、こんなにハッキリと煮干しが濃ゆい色合いでは無かったはずだと言う印象。丼の内側に貼り付く煮干しの泡からして、煮干しの度合いか種類を変えたのでしょうかね?。まずそこが驚き。そして肉の釜焼風の迫力にも圧倒・・・以前はこんな肉だったかも覚えていないが、とにかく意外だったです。やはりベースは押さえつつ、屋号も場所も一変してアレンジをし直したのではと、勝手に邪推しております。
 

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<スープ>  磨き抜かれた煮干感!濃ゆいけど優しく染み入る風味!まるで煮干しの大吟醸!一口目から旨し!まさしくアニマルオフ!

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 煮干しの色合いが濃ゆいが、片口鰯でも背黒と言われるやつなんですかねー。などと知ったかぶりしながら、ゆっくり味わいますが、ふふふ・・・ニボっとしつつ苦味はすごく引き際がいい感覚。そしてゆったりとナチュラルな甘味が広がるところは、移転前に味わった展開と同じです。淡麗というとアッサリ系に感じるが、分厚いようで優しい煮干し味がナイス!淡麗より芳醇と言った方がしっくり来ます。
 

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 さて、どんな煮干し使ってるかは、店の蘊蓄書きや他の諸兄のコメントに譲るとして、個人的に面白いと感じたのは、煮干の脂がしつこくなくサラサラしているところです。後で和え玉を食するタイミングなんか、アニマルオフでも温度が下がって、脂の膜がはったり浮いたりするのですが、それが全くないね・・・。なのに煮干し味わいはしっかりしてるし、円やかとすら思うから不思議。個人的妄想では・・・磨き抜かれた煮干感!濃ゆいけど優しく染み入る風味!まるで煮干しの大吟醸!などと感じ入った次第ですよ。これは旨いわ。
 

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<麺> 三河屋製麺!煮干を受け止める素地感たっぷりなパツパツ麺!出汁を染み込ませ甘味を発する旨味!カタ麺主義者なら痛快!

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 店前に積まれた麺箱に書かれた電話番号で「あ!三河屋製麺!」などと頭に浮かんでしまいます。昔から試験に出ないことばかりは覚えるのよね:汗。さて、言うまでもなく煮干しにはパツパツ麺。濃厚煮干ならばっちり当てはまりましょうが、淡麗系ではバランス崩れそう??いやいやいやいや〜そんな心配一切なし。
 

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 出汁も味わいがしっかりしてるし、また受け止める素地の風合いが見事にマッチします。出汁を吸い込んでからはその風合いが、出汁と一体化して甘味へと転じるのもまた旨し!。性懲りも無く、今回も具材を絡めてみましたが、これは素で食った方がいいかもしれませんね。
 

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<チャーシュー> バラと肩ロースの釜焼2種豚肉!低温調理でパフパフの鶏胸肉!3種でリッチ!

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 この肉だけは・・・酒と合わせたかった。後少し待てば緊急事態宣言明けるのに、待てなかったのが痛い。釜焼風の豚2種肉。スライス面から、サウナに入った親父のように、旨味の汗をかいたように滲み出るようです。そして口に運ぶと・・・スモーキーな香ばしさと肉の脂が染みて旨し!。肩ロースは程よく脂身が染みた赤身が旨いし、バラ肉はなんと言っても脂身自体の甘味に香ばしさが乗り移るようで、これがたまらんのだった・・・。
 

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 確か移転前は低温調理だったっけか?と思い出しつつ、鶏胸肉を食む。嗚呼、これは旨さテッパンですやん!。箸を当てるだけでフカフカ感が伝わる柔らかさ。箸で持ち上げると肉繊維の割れ目がしなりと共に均一に広がり、そこから出汁を吸いまくっているじゃないか。噛み締めると、低温調理時の下味の旨さに胸肉独特の淡白な滋味が結合。そこに煮干し出汁が混じって溢れ出す旨さ也。
 

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<れんこん> サクサク小気味よく裂ける歯応え!淡く和風煮付けな味わい!煮干し出汁にもマッチ!

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 れんこんには目がない。いくらでも食えます。あの淡く割れるように切れる歯応えがまずそそるし、土っぽさを感じる素朴な風合いも好き。特に和だし系に染まった味が好き。なので、このアニマルオフのスープに合わないはずはないのです。デフォが何枚か忘れたけど、追加した結果5枚入っとった!。この数年、こんなにれんこんが入ったラーメンは見たことないので、かなり興奮気味で楽しみました。
 

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<味玉にハズレなし!> 出汁の深い浸透で卵黄はマチュアで甘味芳醇!白身もしっかり味わい深し!卵黄のコクと出汁の甘味がナイスバランス!

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 割としっかり深めに染まってます。カフェオレような色合いで、表面だけかと思ったら白身の割れ目で分かるように均一に深く染まってる。そして濃ゆい出汁かと思いきやとても柔らかい出汁。白身だけでも風味を感じます。当然卵黄にも出汁が染みてますが、マチュアに甘味を発する部分がしつこくなくていい感じ。微妙に卵本来の味わいを残すようで旨し。舌に絡む上に、ネットリとした食感もナイスです。嗚呼、今回も味玉ってホント飽きない。
 

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<和え玉+生卵> 移転前からこれもアレンジ!汁多めで煮干感が少しスッキリ!出汁は白バージョンに変化??

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 和え玉の食券は前もって買ったあと、隣の素敵そうな女性が、和え玉と生卵を注文しているのを見て、オレもオレもとソワソワしてたら、お店の方から+50円現金でできますよと言われましたー:爆。
 

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 さてその和え玉。当然味付きだが、以前食った記憶は結構汁無しの割には、汁ありだったような記憶。今回もそのようである。しかし・・・タレがやっぱり変わってる。煮干しそばが色黒く変化したのに対して、和え玉のタレは色黒から色白にイメチェンしたような仕上がり。味わいはピュアな煮干し味に違いなく、少し濃いめの出汁に軽く濡れた低加水細麺をパツパツクシクシと楽しみましたー。
 

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 ふふふ・・・そして生卵。「麺屋さくら井」ではすき焼き風にして食らうのがいいが、スープがさらりとしているので、生卵をそのままドボンと和え玉へイン。中で卵黄を崩して溶かしながら、その混じり切らない溶き切らない状態で、ズボボボボボボボーーーーっと啜り食らうのが痛快!。途中で少し胡椒をふったりして味変化も、また生卵には合うのだった。ううう、ここに食えば毎回和え玉頼んでしまいそう。
 

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総じまして「煮干名店の発展系Reスタート!そして淡麗煮干しの更なる探求!煮干しなら一回行っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。旧店舗から単なる移転ではなく、屋号変更とあって少しアレンジ変化してるのも今回は魅力的だったし、むしろ進化とも感じました。京王井の頭線でラーメン活動するなら急行乗らずに各駅停車。西永福駅チカに崇高煮干麺あり!激しくオススメ!旨し!・・・と言うことで、今日も最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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