ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3344】 おおぜき中華そば店 (東京・恵比寿) [限定]冷やしにぼしそば + ごはん ~アイデア尽きる事無しのミラクル限定!王道回帰の質実冷やし煮干麺!

<朝ラーメンを始め、昼から通し営業で質感高い一杯を提供!とっても重宝な店!>

 そろそろ盆踊り準備もピークなのでしょうか。東京あちこちで櫓の設営やらチラシ&ポスターなどを見かけます。暑さはまだ当面居座るでしょうが、祭りは始まる前が一番盛り上がり、いざ始まると同時に一抹の寂しさを感じ始める・・・・。JR恵比寿駅前は、外国人も多いのでさぞかし盛り上がることでしょう。

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 そんな駅前から歩いて数分にある「おおぜき中華そば店」は、私にとって大変重宝させてもらってるありがたい店。当然「旨い!」からなのですが、それだけでなく「朝ラーメン」も汁系とつけ麺と出してくれるし、昼から深夜にかけての通し営業は、外回りが多いサラリーマンにとては確実に助かる。平日だと割と遅くまで営業してくれるので、〆のラーメンにも使える上に、なんと基本的に無休ですから、これはもラーメンファンとしては感謝にするしかないです。

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 こんな好条件連発のお店なので、困ったときにはよくこの店のTwitterアカウントをチェックするのです。今回は、限定で「冷やし系」を提供という情報を見てしまったから、もうこれは魂が収まりません。ランチタイム混むの分かってても、行くしかない!だって10杯限定だからね!。
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<とてもゆったりとした鶏醤油清湯!ニボニボ苦味アピール程々の淡麗煮干が旨し!>

 訪問すると、満席になったばかり?という状態でとても心配だったのですが、なんとか限定にありつけたのでホットしました。その後もカップルや女性客がそのオーダーが立て続いて、埼京線を一本乗り過ごしてたら、確実に食い逃していたでしょう・・・。今年の夏は「冷やし煮干」をそこそこ食った自負もあり、大体出てくる味を予想できそうなんですが、今回はちょっと王道過ぎて、予測ハズレで大変楽しませてくれました。そんな一杯の麺顔はこんな感じ!。

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 おおお!最近特に感じる「あえて冷やし感をアピールしない」タイプの冷やしそば!。冷涼なる雰囲気を出そうとしなくとも「食えば分かる」という淡麗冷涼煮干をイメージしてしまう!。またこのジャンルだと比較的塩系や白醤油系が目立つなか、普通に明るい薄口醤油が広がるのは、逆に斬新とすら感じます。「煮干」と謳っていても、トッピングの肉感が芳醇だし、メンマも穂先がどどん!2本もあって贅沢。

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 さて・・・どんなニボ感なのだろうとレンゲで一口味わうと、まず感じるのは「冷涼なる醤油感」。そして、塩気よりも円やかさを感じるカエシの雰囲気が秀逸です。そして二口めあたりから、ベースの本質が滲み出てきて、ベースの鶏ガラのあっさりした旨みが感じられます。鶏油はすごく抑えられていると思えるのは、煮干エキスへの配慮でしょうか。

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 さてその煮干ですが、決してニボニボと苦味をアピールしないのです。さらっと香る程度の煮干感。煮干とわざわざ言うより魚介風味と言い換えてもよいほど、淡麗冷涼な煮干風合いでした。しかし、よくよく味わいだすと、麺の炭水化物の風合いに紛れて分かりにくいが、白身魚系の甘味を感じる煮干感?と思えてきた。非常に上品な煮干感であり、迂闊では見逃しそうだが、列記とした崇高化漂う煮干には感服ですね。
 

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<容赦ないハードなクツクツ歯応えのストレート細玉子麺!痛快且つ豪快に食うべし!>

 煮干そばにはハードなクツクツ麺。そんな定石が冷やしになってもそのまま乗り移ったかのような、超ハードなクツクツ感でした。クツクツが苦手な方には厳しいかもしれませんが、クツクツ好きには堪らない逸品かと!。私は後者ですので、今回これ食ってちょっと興奮してしまいました。

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 この感覚は、山形系の冷やしラーメンの「バキバキ歯応え」にも通じるものあり。これくらいハードだからこそ、粉感覚が楽しめたり、咀嚼が要求されるから、唾液と化合した糖質感を味わえるのかもしれません。汁が浸透するというより、濡れた程度の感じですが、表層がつるつるしているため、すごくライトに啜り食えます。その上、咀嚼の後にはのど越しが待っている。このハードな麺が駆け抜ける喉感覚が、歯応えに負けないくらいに痛快に思えます。

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 これは大盛不可なのが分かるような気がする。だからごはん追加で良かったかも!

 


<現代王道の二種チャーシュー!鶏モモ旨味深く、豚肩ロースは上品でソフティー!>

 肉が立派なものだから、余計に煮干っぽいイメージが見た目では低かったのかもしれません。最近のネオ中華そばと呼ばれる、王道なコンテンポラリーラーメンには、必ずと言っていいほどトッピングされているのが、このタイプ。「低温(真空)調理」と「鶏&豚二種」のパターン。この10年で一気に定着化しましたね。

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 それもそのはず、美味いんだもの。鶏肉は皮の部分も丁寧に処理されたモモ肉。一番筋肉活動が多い部分で、歯応えがある反面、味わいが深い。しかし固くはなく、ナチュラルに噛みちぎると脂のコクが広がります。これは少し食ったあと、残りは最後のごはんと共に食うこととしました。また豚は肩ロース肉で、赤身のピンク色がとても優しく鮮やか。肉繊維がとても柔らかく、肉本来の味わいに脂身の甘味が溶けて交じり合います。これは飯よりも酒と合わせたいような質感。平日じゃなかったら、恵比寿でエビスを味わいたいところですよ!この肉で。


 

<鶏肉をごはんの上に引越しさせて・・・出汁茶漬け風にして〆る!旨し!>

 今回も残った冷や出汁で茶漬け。丼へごはんを丸ごと投入もいいんだけど、ごはん茶碗の方に出汁をかけるほうが、上品で美味しい気分になると今回再確認できました。

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 鶏肉と、薬味のネギを少々大目に移動させて出汁をレンゲで丁寧に、何回も分けて回しかける。するとなかなかいい面構えになってきました。ここからは、箸でなくレンゲ一本で食い続けましょう。仄かな煮干風合いが、ごはんの熱気で魂を吹き込まれたように香りがアップする。同じく薄口醤油やベースのあっさり鶏ガラも、明るく反応してご飯の甘味に呼応します。時々鶏肉チャーシューで箸休め的に食ったりすると、これはもう完璧な〆一品と申せましょう。今回はとくに出汁茶漬けが旨かった~。

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 総じまして、「アイデア尽きる事無しのミラクル限定!王道回帰の質実冷やし煮干麺!」と言う感覚でして、全く捻りの効いていないまとめ方で、ごめんちゃい。思いのほかかなり上品な冷やし煮干でありましたので、これは食の細い方でも、軽々食えると思えます。夏バテ気味なら、こんな上品出汁で茶漬け食って、パワーをつけましょう。まだまだ猛暑は続くようですから、体調崩さないでみなさん乗り切りましょうね。そんな応援気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。




   猛暑でも
   王道娯楽
   盆踊り


   準備横目に
   冷やニボ拉麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3343】 NOODLE MEISTER 源九 GENK (東京・九段下) 塩煮干 + ハートランドビール中瓶 〜ソフィスティケートな淡麗煮干!エレガントな丸鶏エキス!

<九段下もラーメン事情が面白いことになってきそうだぁ〜!>
 
 九段下がすごく面白い。ハイレベル店が集まりだしてていい感んじ。八咫烏・二階堂などお気に入りの店が多い上に、専修大学まで範疇に入れれば黒須だって近い。そんな名店の隙間に堂々とオープンしたのが、こちら「NOODLE MEISTER 源九 GENK」さんで、ついつい後回しにして今に至ります。なんとなくいつも前を通ると空席が目立つ様子なのが、とても気になっており、日曜日の午後に訪問してみました。
 

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 もともと休日の人口が著しく減るエリアなんだけど、休まず営業しているところが泣かせます。それに普段平日は「貝だし」「丸鶏」のラインナップですが、土日だけ「煮干」と言う展開も、実に頑張っていると思う。なんだけど、グルメ系SNSではそこそこ苦戦しておられます。
 

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 酒のラインナップにしたって気が利いてます。クラフトビールと緑のボトルの国産ビールがあり、ハイボールだって銘柄にこだわり感じます。加えて自家製麺とのことで「NOODLE MEISTER」なんだから、結構魅力がてんこ盛り状態。今回は素直な気持ちで実食いたしましょう。
 

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<大人の休日の過ごし方・・・ハートランドビール
 
 その前にハートランドビール!。また今回も二日酔いが完全に治らず、ちょっと迷ったんですが・・・ハートランドを目の前にして袖にすることは、ファンとしては出来なかったー。小瓶だったら迷わなかったもだろうが、くよくよしてるぐらいなら飲じまおう!
 

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 アテにサービスしてくれたのが、アサリの自家製佃煮。これがまたふわふわの身で食感がすごく上品。それに薄味仕立てで、とても美味い!。あゝ、これだったら貝だしも質感良さそう。もうこの時点でもう一回平日に訪問し直さねばと考えておりましたわ。
 
 
 
<円やかな塩気と煮干感!丸鶏香味が豊かなれどしつこくないねぇ〜!葱油が好き!>
 
 とても清潔感ある店内で、大人の雰囲気ある洒落た店作り。あと客来ずでずっとひとりぼっち状態で、少し緊張を覚えます。それでも、色々下準備でご店主は仕事に余念無く、ぼっち好きな私は実は一番くつろいでいたのかもしれません・・・。そんな静かにBGMを楽しみ浸っていたところに、ちょうど配膳が完了いたします。それがこんな麺顔。
 

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 おおお!想像通りのシンプルな煮干しそば!。煮干はやはり塩から攻めたい私にとっては、なかなか好みなスープカラーです。少し琥珀が強めな塩ダレが印象的で、そこにはほのかに香味油の存在がありあり。そこに塩のパンチではなく、甘みを感じさせる余韻を放つ感じですね。アニマルオフタイプでないところにも芳醇さが伺え、これはきっと食べやすそうな煮干し感覚!。
 

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 一口めからまろやかな味わい。ベースの鶏エキスがすでに芳醇な上に、焦がしネギ油?香味が効いており甘みと香りをふわっと感じさせる余裕があります。しかし「煮干そば」たる矜持は忘れておらず、煮干しの香ばしさはしっかりとしているようです。
 

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 ニボニボとしたタイプの煮干しではなく、身の甘みと香ばしさをアピールするタイプの煮干し。塩気は優しい感じで、塩味に風味すら思うまろやかなカエシは、きっと万人ウケすると思います。店のうんちくによれば、煮干しは、有名ブランド「伊吹いりこ」で出汁を取る前にローストしているらしい。それを低温でじっくりと時間をかけて煮出すという手間のかかりようなので、こういう価格設定になるのでしょう。
 

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 それにしても、丸鶏の豊かさと煮干し軽やかな旨さ・・・その一体感に静かに目を閉じて、唸ってしまいそうでしたが、ぼっちの開放感ゆえの自由さもいいものだね。
 
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<パツパツし過ぎず上品なクスクスした歯応え!香りも伝える逸品自家製麺!>
 
 自家製麺がまた見事。淡麗系煮干しそばには、やや加水を低く抑えたストレート細麺がよく似合います。私は好きなタイプですが、パツパツさを苦手とする方にも、ちょっとこれはオススメかも。低加水なのですが、密度感がそれほど高くないため、歯応えに余裕があります。パツパツというのではなく、クスクスとした歯切れもまた楽しいもの。
 
 

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 漆喰のようなきめ細かい地肌なので、大変滑りが良いです。ライトに啜り上げ、前歯でクスッと千切ると前半だとほのかな粉の風合いが伝わるはず。奥歯へ運ぶと尚更それが味わえます。時間がたつとゆっくりと汁の浸透を許し、出汁のエキスと麺の風合いが一体した旨味へと変わってゆきます。この後半もなかなか旨い味風景で、唾液が余計に出てくるイメージです。
 

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<片面炙りのバラ肉チャーシュー!久々に出会うと嬉しい!>
 
 10年以上前、関西転勤時代にラーメン活動していた頃は、こういうチャーシューが多くて、ちょっと個人的には嬉しい感覚。バラ肉の脂の甘みが芳醇で、スライスの片面だけハンディーバーナーで炙ってあるタイプ。この表裏の違う歯ごたえがまた楽しく、炙られた香ばしさと香りが、一層食欲を誘います。チャーシュー増ししても良かったな・・・この旨さなら。
 

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 総じまして、「ソフィスティケートな淡麗煮干!エレガントな丸鶏エキス!」と言う感じでして、ちょっと客入りが心配でしたが不安を跳ね除ける印象。これは激しく貝塩バージョンを試してみたくなりました!。夏休みに入る前には何とかしたい・・・・。ともあれ、もう少し客入りがあっても不思議ではありません。ちょっと宣伝も兼ねて応援したい。ということで、宣伝部長募集!。そんな気分でとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   穏やかに
   いりこの甘さ
   染み入りて
 
 
 
   ハートランド
   苦味も染みる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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ビアマット (25枚25柄) シリーズ1

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【今週のラーメン3342】 らーめん 大木 (東京・大山) 冷しらーめん 〜馴染みやすい等身大のゴージャス感!牛肉冷やし中華!

<わざわざ遠征してでも食いたし・・・山形系冷しらーめん>
 
 今年の夏は、山形系のラーメン店は人気を集めているのではなかろうか。この暑さゆえに、冷やしラーメンを求めてしまいますが、今年は「冷やしラーメンの当たり年」と言う感じ。「限定麺」としてメニューアップしている店が今年は本当に多いし、また冷やしラーメン自体のレベルが近年上がっている。確実に旨くなってる。数年前だったら、冷やしラーメンは、デフォルトよりレベルが下がったイメージだったもの・・・。そんな中、冷たいラーメンと言えば、ブームそっちのけで伝統あるものなら「山形系」のラーメンでしょう。わざわざ、大山まで遠征です。
 

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 実は、以前「辛ネギラーメン」特集で訪問済みなのが「大木」さん。ちゃんと覚えておりましたよ、こちらが山形系だってことを。今回は王道の一杯を求めてやってまいりました。ところがランチピークを外して来たものの満席。ちょっと外で待つ気分でもなく、駅前商店街で本をのぞいたりして時間を潰すしかありません。そして再度訪問してなんとかカウンター席をゲット。人気店だったりする。
 
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 先客や後客のオーダーに耳を傾けると、半数以上が「冷しらーめん」。他にレモンラーメンと言う洒落たのもあるけど、これも温と冷が選べる訳で、全員が冷でした。そりゃそうだよね・・・・。本来ならビールも合わせるところですが、最近あまりに飲みすぎなので、今回も自重いたしました。
 

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<ライトな甘みある牛エキス!ゴマっぽい揺らめきに青海苔滲む明るいスープ>
 
 実は、山形って一度しか行ったことないのよねー。それも昔スキーで蔵王へ行くきっかけくらい。なのであまり具体的にイメージがないのです。あまり旅行をしない人生でして、ほぼ出張関連で地方へ出かけるくらい。振り返るととてもつまらない人生を送って来たかもしれません。なので定年したら密かに日本一周したろかしらんと思っているんだけど、年金不安なのできっとできない・・・。愕然としたいたところで、お待ちどうさまでした!とご店主から声をかけられました。しかし、一度目は愕然とし過ぎて気がつかなかったような感じ。どうやら二度目でようやく気が付いて手で受け取りました。それがこの麺顔。
 

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 おおお!山形の冷しと言っても、色々バリエーションがあるもんだね!ちょっとこれまでとは迫力が違うぞ。例えばトッピングからして違うのは牛肉!古式ゆかしい親鶏のガリガリ感とは全く別です。そして薬味。山形系ってどっさりと薬味を投入してあるのがとてもお気に入り!。三つ葉であったり、ネギであったり。こちらはネギの類ですが、青海苔や万能ネギ、もやしや白ごまなどがかかり、ちょっと手が込んでる。氷はやはり入っててポイントは押さえてあります。
 

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 さてスープの味わい。これも食べ比べて見ると個性がありありですね。店により鶏系や牛骨系、またブレンドを感じるんですが、こちらはやはり牛骨の明るいコクが広がるのが実にいい。コクが深いのに、明るい味わい。また香ばしい白ごまがいい仕事をしており、微妙な酸味とすごく調和します。個人的には、少し「冷やし中華」に近いエッセンスも感じますが、実際のところどうなんでしょう。
 

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 ネギのエキスもゆっくりと滲んで涼味を高めますが、ゴマの風味とともに溶けてくるのが、青海苔です。スープ全体にパッと散らばり、コンソメにおけるパセリのような感じで、色合いを感じます。もやしから滲む味わいは、冷やし中華のトッピング感覚。いやいや個性豊かな冷しらーめんです。個人的には、一番馴染みある山形系な印象を受けるのですが、みなさんはどんな感じなんでしょうかね・・・・。
 

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ちょっと冷やし中華を連想させる多加水縮れのモチモチ麺>
 
 山形系と言えば、バキバキとした歯ごたえの麺がイメージです。しかしこちらは、あえてもモチモチ麺。多加水の縮れ麺で、ここで一気に冷やし中華を連想しました。スープを吸い込む部分は少ないのですが、濡れただけでもスープの印象をすごくキャッチするようで、具材や薬味をものすごく絡めます。なので啜り食うと自ずと複雑な歯ごたえになり、モチモチザクザクとカオスな旨味を楽しめます。
 

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 当然ながらこの光沢ですから、滑りが異様に良い。火傷の心配一切ないので、フルスロットルで、ズボボボボボボボボボぼぼぼぼぼぼぼぼっと啜り食ってしまいました。勢い余って万能ネギの欠けらが、副鼻腔のややこしい箇所に入ってしまって噎せるオレ。大きく鼻をかんで窮地を脱しますが、そのときそばにいた方々、本当に申し訳ない。ティッシュは駅のゴミ箱に捨てました。そんなこんなで、実はじっくりと麺を観察できなかった次第・・・・。
 

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<ローストビーフイメジのチャーシューがゴージャス!>
 
 やはりビールは飲むべきだったな。この肉だもの。どうもこちらのお店は牛肉チャーシューが一押しの店らしく、「チャー牛めん」なるのが看板らしいのです。見た通りローストビーフ感覚の仕上がりは格別でして、3つ投入されてどれも肉厚。歯ごたえは、まるで鶏の胸肉に匹敵するシルキーは歯ごたえ。いや歯ざわりといったもの。シンプルな味のようで、スープを少し吸い込んでいるため、なかなか趣深い味に昇華してます。ここのビールは、エビスだから・・・飲むべきだった。
 

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 ちなみに牛肉に合わせてビールを飲み損ねた悔しさから、ここから自宅への帰り道に、スーパーでクラフトビールをしこたま買い込んでしまいました。翌朝起きれるか心配・・・・。
 
 
 
 総じまして、「馴染みやすい等身大のゴージャス感!牛肉冷やし中華!」と言う何のひねりもない、そのままのまとめでごめんちゃい。山形系だからと勇んで訪問したものの、そんなの自然と意識せず普通に美味いものだと感じた、ナチュラルな冷しラーメン。そして牛肉の迫力。こりゃ地元で人気がでるわけだ・・・。レモンラーメン(冷)も気になるところですので、また訪問したい次第です。暑い暑いと嘆くなら、暑さで旨いものを食って乗り切りましょう。今年の夏は山形冷しらーめんで乗り切るべし。そんな親善大使みたいな締めくくりで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   ダラダラと
   汗が流れて
   時流れ
 
 
   冷しで満たす
   癒しのひととき(字余り)
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3341】 らぁめん 生姜は文化。 (東京・巣鴨) 塩生姜らぁめん+チャーシュー+味玉 〜嵐に負けない意地と根性!裏腹な透明感とパンチ感ある崇高塩生姜麺!

<嵐(台風)の船出も逞しき哉・・・・MANNISHがいきなり神田から巣鴨??それとも関係者??>
 
 休日は、午前中にマンション管理組合の理事会があり、たっぷり時間が潰れてしまった・・・。週末のラーメン活動のスタートが大きく出遅れ。ただでさえ台風が近づいているのに、ちょっと焦ってしまいます。こうなれば都内に絞ろうと、ラーメンデータベースをチェックすると、生姜の新店舗情報がありました。なのでふらっと訪問してみたのですが、最初は「長岡系生姜」か何かだろうとしか考えておりませんでした。
 

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 台風が近寄っているからか、事前宣伝がそこそこ抑えめだったのか、ランチタイムピークでもすっと入店することができました。ところが、入店して券売機を見て「塩生姜」とある。塩一本なのねと思い、食券を厨房のお兄さんに手渡すと、どこかで見たお顔立ち。あ!神田のMANNISHの店長さんじゃね?。それに「塩生姜」ならますます疑いようがないですよ!そんな感じで食う前から驚きの展開。
 

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 生姜など刺激的な薬味は大好きなので、これはまた嬉しい店がオープンしてくれました。この一帯は、蔦しかイメージがあまりないので、これは頑張ってほしいねぇ〜。売り上げに貢献してあげましょうと、チャーシューと味玉も追加しといてよかったー。本来ビールもなんだけど、毎週末二日酔いでそれどころではない私。完全にやさぐれオヤジ・・・。
 

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<生姜の風味が効く〜!塩気が更に磨きがかかり澄みきった美味さ!>
 
 とにかく二日酔いを早く何とかしたい気持ち一色です。そんなのもあって生姜系を選んだわけですが、こんなにもやさぐれる訳は、いつか時が来たら笑いながら話したい。今は辛抱。我慢じゃなくて辛抱。台風近寄る鉛色の空以上に、オレの心は澱んでいるのです・・・・。そんな気分を明るくしてくれたのがこの麺顔。
 

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 おおお!透明感バリバリの塩生姜スープ!一気に気分が晴れるとはこのこと。気がつけば相当腹が減っていたのだった。チャーシューがまた久しぶりの表情をしているし、麺の逞しさが寝ぼけ胃袋に活力を与えてくれそう!。朝からポカリスウェットしか飲んでないから、早く食わせろと胃袋がグーグーと唸りだすではないか!。
 

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 慌ててレンゲでスープから啜り始めるが・・・・これが実に沁み入る美味さ。まず生姜の清涼感が体全体をシャキッとしてくれる感じで、とても健康的で良いね。塩気は穏やかなんだけど、生姜とすごく結びつくから、とてもシャープな塩気と感じます。軽やかなれどしっかり感があって、磨きがかかったようなエッジング
 

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 鏡面のようなスープには鶏豚のエキスが浮かび、これが重くないのがこの時の体調にはちょうど良い。鶏油のような色気はあまりなく、チャーシューが多めに入っていたためか、豚のエキスがちらっと優しさを感じさせます。とてもシンプルな味わいには、落ち着き感もあり、きっと魚介も何かしら滲んでいるのかしらと思うけど、煮干感は皆無で感じ取ったとしても節系のようなイメージ。
 

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 微妙に小松菜の風合いが漂い、これもまたスッキリさせてくれます。ヘビーな二日酔いでもスープをグビグビと飲み干させる質感の高さがいいね。これは胡椒などで化粧する必要を一切感じないので、レベルの高さを改めて知ります。
 
 
 
<滑らかさと歯ごたえの程よい平打ち麺!スープとのバランスがナイス!>
 
 麺がとてもスープとのバランスがいいです。つけ麺にも十分流用できる平打ち太麺。玉子麺っぽい質感をたたえ、加水は高くもなく低くもなく。外側はスープの浸透を多く許し、たおやかにしなる腰つきが非常によろしい。まさに滑りの良さそうなイメージです。
 

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 モチモチと言うより、淡い歯ごたえが嬉しい感覚。中心部のグルテンには芯を感じませんが、前歯で切ったり、奥歯でプレスしたりする際の、麺風合いをとても感じさせてくれます。そこの塩生姜のエキスが滲んで、唾液と混じり旨味へとシフトアップするところが、しっかりと感じ取れる。そう言うところが平打ち太麺では感じ取れます。こう言う形状だと喉越しにもしっかりとシルエットを感じるし、まさに食べ応えを後でも知る・・・嗚呼、旨し!
 

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<@@@なバラ肉ロールチャーシュー!一周回って斬新さを覚える!>
 
 バラ肉ロールチャーシューが懐かしさを感じます。最近は低温調理型が幅を利かせているから、こう言うクラシックなタイプの方がむしろ斬新に映ります。見事なローリングで、昔に地学で習った地層のしゅう曲を思い出すような美しき断面。外側の脂身には醤油系のタレがよく浸透しており、全体的な塩味の中に、醤油の風味をうっすらと感じる。そんなところも味のアクセントです。折りたたんで一口で食って遊んだり、また麺に巻いたりして、楽しく過ごさせてもらいました。
 

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<味玉にハズレなし!>
 
 味玉も醤油ダレのフィーリングを深く感じます。色合いからしてもそうですが、醤油ダレの風合いが深く、また熟成したような甘みを感じるタイプです。白身は完全に染まり切ってやや固めに引き締まった歯応え。そして卵黄は完璧にハードなジェル状になっており、芋羊羹のような甘みを少し感じる味わい。これは、舌の上にペッタリと絡みつくところを、酒で洗い流しながら楽しみたいですねー・・・。二日酔いでなければ。
 

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 総じまして、「嵐に負けない意地と根性!裏腹な透明感とパンチ感ある崇高塩生姜麺!」と言った感じでして、新たな巣鴨の顔として今後は期待のお店です!。途中から忙しそうだったので、神田MANNISHとどんな関係なのか聞けなかったが、そのうち誰か明らかにしてれるでしょう。ともあれ、次回はつけ麺を食うと決めている私です。次回はビールも必ず!。そんな感じで食い終わった頃には二日酔いも柔らいだりして・・・。そんなレスキュー塩生姜麺への感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   負けじとて
   嵐の船出
   逞しく
 
 
   澄んだ生姜
   決意が滲む
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

 

【今週のラーメン3340】 麺ダイニング ととこ (東京・神保町) 特製つったい〔冷たい〕ラーメン 〜接客もさることながら味・風味・食感全てが優しい凝縮なる一杯

<ハートフルな山形県民性が伝わるような一杯>
 
 暑さも峠を越えた?ようなニュースですが、いやいやどうしてどうして・・・うだる暑さの神保町。家族は親戚たちと、夏の避暑へと草津温泉へ出かけたのを見送って、私は午後から休日出勤の準備です。なんなんだこの差。まあ、普段勝手ばかりさせてもらってますから、こう言うのもアリなんでしょう。あまりにも暑いのでまだ、温かいラーメンを食う気になれず、狙ってみたのが山形のつったい(冷たい)ラーメンです。東京で山形ラーメンと言えば、ここ「麺ダイニング ととこ」さんです。近所にはカレーの有名店「エチオピア」があり、この陽射しが強い中、行列が発生してますが、美味いものへの執念は、カレーヲタクもラーメンヲタクも変わりありませんね。
 

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 入店してもう食うものを決めてますから、オススメのつったいラーメンをお願いします。するとご店主が丁寧に、色々ありますからとまずはアドバイスをいただきました。さすが専門店。つったい系の中でも、デフォルトの他に「さば・生姜・梅」など種類があって、またトッピングの種類が非常に多い!。こう言うときは、素直におススメを伺い直して、結局基本形で色々トッピングが楽しめる「特製つったり(冷たい)ラーメン」とさえていただきました。
 
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 この店は2回目の訪問。酒の充実ぶりは知っておりまして、なかなか日本酒のラインナップが見事であるほか、ウヰスキーやカクテルなども豊富です。本来なら、ビールと麦ごはんを追加したいところですが、週末は仕事のストレスから飲みすぎて二日酔いの連続でして・・・・今回は素直にラーメンだけいただくことと自重いたします。
 

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<キンキンに冷えつつも柔らかな甘みがナチュラル!酸味もものすごく柔らか!>
 
 しばし待つ間、酒のリストを見て過ごします。ほとんど知らない銘柄ばかりですが、私実は無類の「十四代」好きでして、一応そんなのも今後のためにチェックしときます。昔、聖蹟桜ヶ丘に住んでいたときの近くの酒屋が、十四代をずらりと揃えていたため、その頃からのファン。再訪でリベンジさせてもらいましょう。そんな決意をしていたところで、配膳が完了。奥様がこれまたご店主以上に丁寧に差し出してくれました。それがこんな麺顔。
 

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 おおお!さすが有名店の特製つったい!。トッピングが見事!食用菊があしらわれてそれだけでも上品な質感が高まる。それだけでなく、鶏肉の炙り、つくね、きゅうり、プチトマト・・・そして家系ラーメン級の分厚い海苔が実に勇ましいです。ところどころ揚げ玉も浮いてたりして、実に好みに合いそう!。そして何よりも氷の透明さが夏らしさを感じます。
 

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 これは食う前から旨いとわかる雰囲気ですが、まずは落ち着いて味わいましょう。その醤油スープはこれまでの経験では、さっぱりとした牛骨っぽい甘さが特徴のはず。神経を集中して確かめますが、まさしくその通りなれど、甘さがとても今までの中でも柔らかく、味醂のような色気が低い甘さです。鶏のエキス感もすっきりとしつつも芳醇。氷にはその脂がへばりついたようなクスミが見て取れます。魚介の旨味もしっとりと浸透していて、落ち着きのある後味。またどこかしらフルーティーな風味も寄せますが、これが何なのかが不明。後からウンチク書きを確かめると、リンゴ酢の余韻なのか?とか邪推してしまいました。
 

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 個人的にハマったのは揚げ玉。蕎麦屋でよく味わう醤油出汁に浸る揚げ玉と同じような喜びがあります。しかしここでは冷たいためか、最後まで湿り切らずにカリカリサクサクっとした歯ごたえがキープされる。このため、スープを味わうとグラノーラを食っているかのごとき、歯ごたえも楽しめます。噛むと油の甘みも加わり、いつまでも楽しくて旨い。
 

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<極細ストレートの多加水麺!強く引き締まる全粒打ち込み!クツクツ感が堪らない!>
 
 麺がめちゃめちゃ風流で泣ける・・・。全粒粉打ち込み度合いが高く褐色です。また透明感があり、多加水らしい明るさが好印象。極細系な麺なので、一見蕎麦麺か?と見まごうかもしれません。全体的に強く冷やされている麺なので、極細とは言え頼りなさは皆無。むしろ強い引き締まりが印象的で、クツクツとした強い歯ごたえあるので、ハードな麺と感じます。
 

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 噛みちぎるのを意識的にして食っていく感覚。前歯でのクツクツした歯ごたえのあとは、奥歯での潰し。ここも束になったそれを横ずらししながら噛み潰すのですが、汁をあまり吸い込まないのもあって、噛むたびにゆっくりと炭水化物と旨味が結合してゆくイメージです。滑りが非常に良い反面、あまり飲み込みやすくないのは、こういった理由で、しっかりと味わってから喉奥へと落とし込む感覚。喉越しのシルエット感も割と明確に伝わるので、山形系の麺は独特の印象を残します。
 

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<炙りたてのホットな鶏肉!作りたて感が有り難く質感高いトッピング達>
 
 奥様が「鶏は炙ったばかりで、せっかくですから温かいうちにお召し上がりください」とおっしゃった。素直に従いまずこれを食いますが、炭焼きの香ばしさが実によく伝わり、山形系では意外に柔らかさを感じる肉でした。これは・・・・やはり日本酒と合わせたいかも。己の二日酔いを恨んでしまいます。
 
 

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 つくねもまた、ほんのりと温かみを残しており、味わいは優しく淡白ながら、十分な旨味を感じます。特製らしく2つも入っているのも嬉しい次第。きゅうりやトマトもいい感じですが、やはり食用菊の風味が上品でいいね。味がしないようで、ちょっとした苦味を感じさせて、甘さが占める味わいの中では、いいアクセントとなってます。
 

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 海苔がいいね!。これはあっさりしたメンマを海苔で挟んで、麺を絡めたり、また鶏肉も合わせ挟んだりしながら楽しみました。家系並みの肉厚な感じで風味がいい。この海苔だけで日本酒を味わうと言うのも良さそう。嗚呼、やはりここは酒を飲まないと後悔する店だった・・・。
 
 
 
 総じまして、「接客もさることながら味・風味・食感全てが優しい凝縮なる一杯」と言う感覚で、これはこの夏と限らずいつでも食べたい!。ひょっとして夜の方が賑わうのか?。ラヲタのオフ会にはもってこいのお店と言えましょう。次回は「純米吟醸 十四代」と共に味わうつもりでおります。この後気持ちが良くなったので、真夏なのに近くのスポーツ屋で、スキー用品を見て回ってから帰宅。気持ちまで涼やかになっていい休日でした。そんな爽快な気分を忘れないように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   ほのぼのと
   熱る体も
   鎮めけり
 
 
   猛暑も嬉し
   つったい拉麺
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3339】 麺宿 志いな (東京・新宿御苑前) 得製 潮そば + ハートランドビール小瓶 〜実力度確実なニューカマー!夏雲のような逞しき崇高塩ラーメン!

<新宿は御苑前までラーメン戦線激化中〜!>
 
 人生は、笑えない冗談が本当に多いねぇ〜・・・。かなり仕事で最近めげておりますので、この日は午後からお休みをいただきました。勿論、業務に支障が出ないように調整済みです。いつか笑って話せるように時が過ぎれば、拙ブログにて小説にでもしてやろうかと、今は温めておきましょう。
 

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 それにしても、急に新宿界隈のラーメン事情がヒートアップしてますね。不如帰が移転して来るやら、MENSHOが逆輸入して来るとか、鈴蘭系が躍進しだすやら、その他諸々〜。そしたらまた、気になる店が新規オープンするとやらで、この半日休暇を利用して突撃訪問してみました。本当なら名店目指して遠征活動したいところですが、厭世気分なので〜、近場で精一杯です。
 

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 今回は「麺宿 志いな」さん。水道橋の有名な鶏そばの関係者なんだとか。それだけでも期待が高まりますが、不如帰や、しろ八など名店には、強く後ろ髪を引かれながらも断ち切ってやって参りました。ちょうど店内待ちの椅子をキープ出来たのがラッキーで、後から後から客が来るわ来るわで、休み時間が自由に取れる営業職風サラリーマンばかりです。仕事にやる気が漲る人たちって、いいよね〜。
 

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<大人の午後の過ごし方・・・ハートランドビール
 
 やった!ハートランドが置いてある!きっと私の瞳にはハートマークが映ってたことでしょう。いかにも仕事中に飲酒の風景ですが、オレは午後休暇だってことをアピールせねば!。わざとらしく、嗚呼〜と軽く唸りながらネクタイ解いて表現してみましたが。、誰も見てなかった。
 

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 昼酒ほど旨いもの、酔いがまわるものはないね。緑のボトルも美しく、エメラルドを眺めるように目を細めながら、1分で飲み干してやりました。ストレスオヤジ丸出しー。
 

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<王道のネオ塩中華そば!明るい鶏ガラエキスに落ち着きのある魚介!塩ダレ円やかで薬味華やか!>
 
 上述・・・水道橋の有名な鶏そばとは、「かぐら屋@水道橋」のこと。創業メンバーの方らしいのですが、その店は2013年夏に訪問してたという記録でした。これほどラーメン食ってて、一杯だけのラーメンをよく覚えているなと自分でも思うのですが、2013年夏はまさに私の人生年表の中でドン底。毎日泣きながらラーメンを探してたのを今でも思い出す。久しぶりにそんな記憶が過ぎる中、颯爽と配膳された麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!この「かぐら屋」関係のラーメンとの出会いは、今回もまさに運命的。また今回も周期的に仕事でドン底な時期に巡り合うとは。そして今回もまた救いの手を差し伸べてくれている。まさにそんな感じで、クリアな出汁がすごく気分を晴らしてくれる。また「得製」にして良かったのは、美味しそうな様々なパーツが、オレを励ましてくれ、また慰めてくれる用ではありませんか・・・。酔いも回って泣きそうです。
 

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 鶏ガラの出汁が実に胃に沁みます。重くないのにしっかりとしたコクが感じられる一級品。鶏油で化粧する色気は低い割に、確実に鶏旨味を塩気に乗せて伝えてくれます。ファーストインプレッションは、「潮そば」というけど「塩そば」のような感覚。鶏の動物感の方がやや上回るかな。日頃神経使って縮小している胃袋が、このスープが沁みるといきなりリラックスするかのような、温かみを感じる味わいです。
 

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 しかし「鶏そば」と言い切れる感じでもない。序盤から中盤にかかるところで、とても落ち着きのある塩気を感じ始める。これは魚介系のエキスの浸透とその気づきによるもの。この塩気の魚介感に「塩」ではなく「潮」と感じなくもないね。岩塩のミネラルというより、海塩の甘みを感じるイメージ。また、節系などの旨味成分も俄かにアピールするので、俄然やる気が湧き上がる旨さですよ!。
 

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 柚子のジュレ?がゆっくりと広がり、中盤以降はほのかに・・・そして控えめに主張。柚子塩と明確に表に出ることはなく、時々感じる柚子風味という立ち位置が、実に計算高さを感じつつ、作り手の玄人ぶりをにわかに発揮する部分ですね。この儚さのバランスが見事!。
 

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<大成食品:中加水のストレート細麺が鮮やか!そして風味を良く伝えエキスと交じる味変遷!>
 
 中央線利用のラヲタにとり、知る人ぞ知る「大成食品」。中野駅前の直営店も最近久しいですが、割と好きなんですよね。麺箱を見たときちょっと嬉しくなった。そんな中央線LOVEな私にご容赦を。
 

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 加水は高くもなく、低いという感じもないレベル。モチモチ感とクスクス感の中間みたいな、前歯の噛み心地が好きです。グルテンの風味を十分に残しつつ、そこに浸透してゆくスープのニュアンスと味風景の変化が楽しめます。少しスリムな麺なので啜りやすい反面、味風景の変遷が短いのでちょっと食うときに集中力を出してしまいます。
 

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 でもスープが十分浸透しきってからも楽しめます。例えが悪いけど、伸びる手前の麺が旨い・・・そんな感覚(毎度分かりにくいですね、スンマソン)。奥歯で一気に潰すと唾液と絡んで出汁が混じり、糖を感じるかのような妄想をして、いつも遊んでるオレです。また大盛にすべきです。+50円ですから。何を血迷ったか、ビールが胃袋の隙間を埋めると思ったので妙な忖度をしてしまいました。雑炊セットにしないなら、大盛にして満足度を上げましょう!。
 
 
 
<奇をてらわない確かな二種チャーシュー!鶏の炙りと醤油の香りがハマる!>
 
 この得製(特製)は良くできてる。味玉追加と肉増しというのはよくあるけど、ワンタン追加で、大きな穂先メンマも二本というのは良いです。まずワンタンですが、枕カバーのような形状をした平型。ワンタン皮も大きいけど、肉餡を多めにとってますので満足度があり!。餡は鶏挽肉のシンプルな旨味で好印象。生姜やシソが効きまくるタイプではないものの、ご飯に合うタイプの旨さです。
 

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 チャーシューは二種。豚の肩ロース肉は、丁寧な煮豚タイプで、適度な脂の抜けがあっさりとしており、出汁とよく下味がマッチして渾然一体となったうまさが最高。差した脂身が甘く感じて塩煮豚としてはかなりハイランク。そして下に隠れて写真に収めるのを忘れたが、鶏肉が実に美味い。モモ肉で皮に炙りが入りとても香ばしさと鶏脂の旨味が凝縮してます。更に下味には醤油ベースのタレが割と深めに浸透しておりますので、これ単品で白飯が無限大に食えそうな感じ。鶏チャーシュー追加は+150円と抑えめなので、これは個人的にオススメです。
 

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<味玉にハズレなし!>
 
 割と濃いめの醤油系タレに、比較的短めに漬け込まれたか?。白身の周囲だけがカフェオレ色に染まります。しかしそれだけで、なかなか深みのある塩気が卵に浸透した感じで、塩気が甘みを感じるようなうまさがいい感じ。塩スープに浮かべるより際立ちます。酒のアテになりそうな味玉とでも表現しましょうか。とにかくこれも・・・味玉にハズレなしと再認識させてくれる逸品でした。 
 

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 総じまして、「実力度確実なニューカマー!夏雲のような逞しき崇高塩ラーメン!」と言う感じで、これはメニュー制覇をしたくなる!。券売機のポールポジションに、いきなり「雑炊セット」とあるのが妙に気を引きます。潮も鶏系ながら、わざわざ「鶏白湯」が別ラインナップにあるのも、これは興味深いし、つけ麺も食いたい。限定ボタンも数多く準備だし、色々やりたいことがアリアリな店ですね。ここは定点チェック必須でしょう。そんな興奮も冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   モクモクと
   御苑の空に
   夏雲哉
 
 
   黙々唸る
   塩出汁旨味
 
 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3338】 らぁ麺 鳳仙花 (東京・新宿) 特製らぁ麺 〜濃密感とあっさり仕立てが交錯する金目魚介感!嗚呼茶漬け恋しき!

<新宿でまた新しい華開く!ノッテル鈴蘭系列!!>
 
 今日は早朝から本当に働いたぜ!。昼飯も当然ラーメンだったけど、自分にご褒美ということで、一日の最後にラーメンを食おう。しかし、疲れ切っていたので遠征活動はなし。乗り換え駅の新宿駅界隈で、食って帰ることとしました。最近新規オープンが増えたエリアだしね。
 

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 最近、新宿界隈で俄かに「鈴蘭」系列。「はやし田」がいい感じで別形態で好スタートを切って、しばらく落ち着くのかと思いきや、また新ブランドを立てて西武新宿近くにオープンですよ。勢いのある店っていいよね。自分では珍しく開店日の宵の口に突撃してみました。
 

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 入店する前に、気配を察して店員さんが戸を開けてくれます。そして大きな「いらっしゃいませ」の声を浴び、それを合図に一斉に体育会系の熱い「いらっしゃいませ」のシャワーを浴びました。
 

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 一応、ネットで情報を得ていたので、「らぁ麺」と「茶漬け」で行こう!と思ってた。しかし、あいにく「茶漬け」が売り切れ。さらに白米も売り切れ。・・・・白米くらい何とかならんかとダメ元で聞いて見たが、申し訳ございません!と熱く頭を下げられてしまった。こう言うこともあるのね・・・。
 
 
 
<金目鯛とは目の付け所がいいね!そして実はエキス感が濃ゆい!!塩好き魚介好きならおススメ!>
 
 最近、出汁茶漬けにハマってるだけに、少なからぬショックがあった。なので、それをリカバリーせんと「特製」にさせてもらいました。またここで食った後、久しぶりに一人飲みも新宿でしたかったし、酒はやめとこう。友達おらんのかい?と言われそうだが、友達ならちゃんといる。ラーメンさ・・・。なんって妄想してたら、その友達が恭しくやってきた。そんな彼の麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!男前じゃぁ〜。淡麗そうな塩風のイメージだが、よく見ると肉厚なボディー感と言うか、魚介フェロモンを放ちますやん!。一見、ナイス鶏ガラ清湯スープに思えるが、香りや油感が魚介のイメージ。一瞬、この近くにある焼きアゴの名店に思いをはせるが、鮮魚系のようなじっとり感が見て取れるからすごいね!。魚介好きかどうかで、これは好みが割れるかも。
 

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 レンゲでゆっくりと味わいましょう。すると「金目鯛ってこんな感じだったよな!」と改めて思い出しては、久々の感動を覚える。だいたい、炉端焼きで干物を焼いてもらうか、はたまた伊豆旅行土産にもらう高級干物でしかお目にかからない「金目鯛」。だから、普段頭の中の美味いものリストには外れるのが、いやいやエキスだけだが、こんなに主張するのね。
 

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 見た目以上に濃密な味わいです。金目鯛だけではここまで濃密にならないだろうけど、錦糸町の鯛の名店にも似たフィーリングを少し感じます。ざっくり言えば、金目鯛と他の白身魚のアラを、大胆かつ丁寧に煮込み処理した感じがする。鮮魚系スープと頭に浮かびました。魚の旨味がしっかりしている上に、塩気がしっかりしていて、バランスがとても良い。
 

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 また薬味と麺から滲み出る風味が、スープをさらに美味く加速させます。万能ねぎより、アーリーレッド?の微塵切りがとても相性が良いね。魚介濃密な味わいに、この手のフレッシュな苦味はとても助かる味わい。歯ごたえもシャリシャリしてていい感じ。そして、これは鯛?か金目鯛?の焼きほぐし身か・・。アラ炊きだけでは獲得できない「鯛身の香ばしさ」がスープ一面に溶けるのです。これはトッピングの箸休めというより、出汁薬味と捉えた方が、捉え方としてはスッキリします。また、麺から吐き出される風合いが、後半の味を高めます。グルテンの風味というより、糖分のような旨味?。
 
 
 
<多加水ストレート細麺!風味凄く豊かで粉風合いと魚介エキスの融合が素晴らし!>
 
 菅野製麺の箱がありました。瑞々しい表情から明らかに多加水です。また細めなストレート麺には、全粒が打ち込まれており、そこそこの風合いの良さを感じますが、実際に食うと見てくれ以上に風合いの濃ゆさをじっとり感じることとなる。
 

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 多加水なりに、もちろんモチモチプリプリとした明るい弾力感。そして光沢ある地肌から、ツルツルとした滑りの良さも明らか。しかし、こんな多加水細麺で、こんなにも風合いをしっかり感じるのだー。芯がない湯で加減なのに、グルテンの風合い以上に粉感をイメージするほど、風合いが濃ゆい。この濃ゆさに、濃密な鮮魚系出汁が美味くバランスして、溶け合ってうまくなってゆく。白米や茶漬けができないと、冒頭拗ねていた私ですが、これほどだったら麺大盛りにしとくべきと、激しく後悔してしました。
 

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 食い続けてゆくと、出汁に風合いが写って白く濁ります。それもまた一興で、スープの味変化、味風景の変遷を楽しむのにうってつけです。
 
 
 
<薄切りミルフィーユのレアチャーシューはテッパンの旨さ!他もいろいろ工夫あり!>
 
 「鈴蘭」でも「はやし田」でもないようなチャーシュー。豚の肩ロース肉の低温調理なのは共通してますが、カットが薄くミルフィーユ状態。この点でも、なぜか錦糸町の鯛の名店を連想してしまうのは、私だけなのだろうか・・・。鮮魚系なスープにあっても、こういう肉はやはり美味いね。魚の出汁に濡れても味のバランス崩れず、最後まで美味しくいただけます。これは白飯で茶漬けの具にして遊びたいね。
 

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 また久しぶりに穂先メンマ旨い!とマジで思ったかも。まず質がよかったことと、スープとの相性がとても良かったイメージ。これだけでもビール中瓶が軽く一本空けられそうです。
 
 
 
<味玉にハズレなし!>
 
 特製だから味玉入り!塩ダレ系の味玉ですから、色はとても白くて美しい。塩系なので白身の味わいもナチュラルだし、またフルフルと震えるほどの柔らかさが印象的でした。卵黄はオレンジタイプで、少し緩めのジェル状態。なのでスープに沈めても滲み出すことはありません。卵黄の濃密な味わいがとってもナイスで、塩味のシンプルさの中に卵本来の甘みすら感じます。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなし!。
 

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 総じまして、「濃密感とあっさり仕立てが交錯する金目魚介感!嗚呼茶漬け恋しき!」と言う感じで、すでに満足より先に未練を覚えておる次第。これなら、つけ麺にも大きく期待ですし、再訪問は確実と申せましょう!。これからますます新宿から目が離せませんし、この系列にも同じこと。もっと軌道に乗れば、汁なしなども出てくるのでしょうか。これからすごく楽しみ。これから混むだろうし、行列短いうちにもう一回行こうかな・・・。なんて気もそぞろなところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   疲労身に
   濃密エキス
   染み入りて
 
 
   旨さに見張る
   金目な眼で(まなこ)(字余り)
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3335】 ラーメン屋 トイ・ボックス (東京・三ノ輪) 冷しラーメン + ご飯 〜しっかりした技と美しさが織りなす質実淡麗冷し!

<いつも「冷しラーメン」をネット検索して気になってた店>
 
 実に久しぶりの訪問。それでも明確に覚えているのは、ご店主の職人気質ぶり。実に好印象が深いお店です。最近「冷やしラーメン」を食べ続けて、ちょっとネットで検索すると必ず上位に出てくるのが、こちらの一杯です。滅多に行かない東京東エリアですが、週末を利用して突撃訪問してみました。
 

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 いやーーーそれにしても暑い。人気店だから、開店前には待ち客が必ず居ると思われます。なので、早めにと思うのだけど、こうも暑くて刺すような陽射しでは、外待ちが辛すぎる。どうしようかと、一旦大きな交差点のコーヒーショップで一休み。あまり時間を潰しすぎると逆効果かもとうじうじ考えて、重い腰をあげましたが、なんとか一巡目を確保できました。あぶねーーー。
 

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 まさか、臨時でメニュー落ちはないだろうか!?そんな予感もして twitter で遅ればせながらチェックしますが、そんな情報もなく一安心。しかし店内に呼び込まれて券売機を見ると、限定ボタンが「×」印。唖然としましたが、よく見ると「冷しラーメン」ボタンがありまして、立派なレギュラー扱い。いやーーー焦った焦った。今回は、少し緊張を覚えていたのか、ドギマギしながらのスタートとなりました。
 
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<神奈川淡麗系イメージにほんわかと微かな魚介?そして実は酸味の隠し味??>
 
 いやーーー、相変わらずいぶし銀のような仕事ぶりが光ります。無駄のない全体の動きもさることながら、メニューの流れ全体を頭に入れて居るのか、事前のトッピング準備など、ゆったりとして居るようで、キビキビしておられます。冷しにのせる茗荷などは、事前に高速な包丁さばきが見て取れるし、音が超連続です。こういうの見て居るだけで、確実にうまいと思ってしまうオレです。そんな感じで見とれていたら・・・・寡黙な感じでご店主から配膳を受けます。それはこんな麺顔でした。
 

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 うおおお!丼の形状といい、汁の琥珀な美しさといい、麺の細さといい・・・これは神奈川淡麗系を彷彿とさせます。温度感がなければ、それと勘違いしても仕方がないほど。ただ唯一これが「冷し」だと思えるのは、茗荷と大葉のトッピングです。すずやかな薬味は、直感的に冷しの旨さへと想像をかきたてます。チャーシューの質感も見事で、もう食う前に心の中でボーダーラインを超えてしまいました。
 

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 スープ表面には、鶏油も見て取れる。さて鶏の深みを味わおうかと、レンゲで軽くひと啜りすると確かに広がる鶏の透明感と明るさを感じる旨味エキスが、口いっぱいに広がります。冷えていても、濃密な旨味は衰えを見せず、香りすら感じる芳醇な味わいが、実に心を打つ・・・・。しかし、そんな単純な物でも、実はなかったのです。
 

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 見た目以上に、魚介の落ち着きを感じるのは気のせいか。魚介エキスと大げさに騒ぎ立てるほどではなく、ほのかな後味にそんな味風景を感じます。煮干し系の香り程度ですが・・・。これが冷しの雰囲気に実によくマッチしており、淡麗さに磨きをかける。そして冷涼なる旨味へとつながるイメージでしょうか。また、途中から感じなくなるのですが、冒頭では微妙な酸味を感じたのですが、気のせいだったのだろうか。酢を投入と明確に言い切れないほど、隠し味的に含んでいるのかもしれませんが、これは全く自信がありません。ひょっとして、隠し味ではなく単なる醤油の風味だりして(爆)。
 

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 そして後半には、じんわりと薬味の風味が広がり、冷し淡麗のイメージを固定化します。茗荷と大葉は、冷しメニューの王道薬味。何に載せても二段階グレードアップですね。特に茗荷は、細かい包丁が入っているけど全体の姿は崩れない。白ネギと混じってお互い高めながら、シャクシャクとした歯ごたえと風味がいい感じです。
 

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<気持ち良いほどに上品なストレート細麺!しなやかに引き締まり高速で啜り上げる!>
 
 多加水で細麺の中でもよりスリムな形状をしてます。綺麗なストレートですので、麺線が美しく整って見えます。細いのでモチモチ感覚は、中太麺よりとても淡い。クチクチと淡白に潰れる中に、優しい弾力がある程度ですが、それが冷麦に似た上品な歯ごたえに感じます。
 

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 麺と麺がとてもまとまりやすいので、毛細現象が働きやすいのか、とてもスープの持ち上げがいい。しかも冷たいスープだから遠慮なく、思い切って啜り上げるのです。今回はもう、超高速にズボボボボボボボ・・・ズボボボボボボ・・・スゴボボボボっと啜り食い上げまくりです。隣の男の子も同じ冷しだったのですが、呆れているのか微笑んでるのか尊んでるのか、視線を感じます。しかし、すすり上げがこんなに気持ちがいいものか・・・。上品な細麺っていいね。気がつけば麺は無くなっており、結果的にはまた先客6人よりも早く食いきってしまった次第です。一番遅いロット配膳で、一番早く食い終わってしまった(しかも出汁茶漬けも食い切り)。
 

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<非の打ち所がない低温鶏胸肉チャーシュー・・・絶品!>
 
 完璧ですな!。淡麗な味わいには、鶏の肉本来の旨味が伝わるし、スープに浸って軽く味も滲み含まれている。薬味を挟んで食うと、冷酒のアテには絶品。質感が良いだけでなく、大きさ、枚数、厚さなど、どれを取っても非の打ち所がない。最近、密かに企んでいるのは、マイ薬味をカバンに持参しておこうかと・・・。チューブの柚子胡椒とか、冷やしラーメンツアーだったら大変重宝するかと・・・。そしたら、この鶏チャーシューは格別に旨味が飛躍すると思うんだけど。考えることがアホ丸出しだね。
 

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<淡麗冷え冷え醤油出汁で飯割してみたー>
 
 醤油ベースの出汁茶漬けは、意外にしたことが少ない。なのでちょっと興味が強かったんですが、これも正解でした。鶏肉も少し残しておいて、茶漬けに華を添えました。
 

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 浸た浸たにして置くと、見る見るスープがご飯に染み込んで、粒が褐色に染まっていきます。頃合いを見計らってレンゲで啜り食う・・・嗚呼旨し!。思わず声が漏れそうなところで、隣の男の子の視線をまた感じます。今度は確実に「変なおじさん」を見る目線でありました(爆)。しかし少年よ!人は色々個性ある生き物なのだよ。人生がカラフルであったほうが楽しいように、社会全体も人々がカラフルであった方が楽しそうでいいだろ?で、そんなおじさんは何色だって?・・・・ああ!ラーメン色だねきっと。少年と心で交信をしながら、無言で出汁茶漬けを食い続けました。
 

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 総じまして、「しっかりした技と美しさが織りなす質実淡麗冷し!」と言う、捻りのないまとめ方ですが、実に心をも打つ一杯であります。この夏、もしも私のように、冷やしラーメンにはハマりつつある方がいたなら、ここもオススメ間違いなし。最後にご飯を入れるのは、判断お任せしますが、ご飯の熱であったまり、出汁の風合いに力が出てくるところは面白かったと最後に付言しておきます。嗚呼満腹。そんな満足気分を心に刻むように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   もうもうと
   陽炎立ちぬ
 
 
 
   陽射しは痛く
   冷やしは旨く
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3334】 ラーメン 健やか (東京・JR三鷹) 冷やし煮干 + 炊き込みご飯 〜いちいち痛快極まる個性感!パツパツ&ニボニボ好きなら一回食っとけ!そんな冷やし煮干麺

<「数量限定」と「冷やし」のフレーズに戸惑いを覚える・・・行くしかねぇ>
 
 とある平日、本当に仕事に疲れた上に猛暑でげんなり・・・ヤサグレ気分で中央線に乗り込んで家路へと急ぎます。ストレスによる寝不足も重なり、体調不良でドリンク剤の飲み過ぎ注意報。もう食傷気味で気持ち悪い様な反面、妙に腹が減っている様な、そうでない様な。天邪鬼な胃袋を抱えておりまして、つい twitter をみて気を紛らわせようとします。するとスマホが突然震えて、メッセージを見たら今日は外で食べて来てと嫁からのIMあり。やれやれ・・・・とそれを閉じて twitter  の続きを見てしまう。
 

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 「健やか」さんのツイートが目に止まります。そこにはいかにも数量限定っぽいフレーズ。そして「冷やし」と「煮干」のワードが妙にそそりまくり。もうこの時のオレは冷やししか食える気がしないし、またこの店の煮干なら相当楽しめそうです。もう考え始めたら止まらなくなりまして、ここでこれを食おうと決意です。さらに、冷やしラーメンにはご飯物でスープで飯割りしたくなり、それに似つかわしいのをチョイスすることになります。
 

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 こう言うただダラダラとした流れの中で見つけた一杯と言うのは、これまでのラーメンライフの中で、想像を超えるナイスな一杯であることが多い!。そんなのオレだけかな??。今回はまさしくそんな回でありました。
 

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<遠慮のない痛快な煮干感だがエグ味なくキレイな味わい!冷え冷えでダンディーな煮干!>
 
 このお店は、とてもファンが根付いてます。ハイランキング店ならではのガヤついた行列は一切なく、地元の壮年層老年層の方もしっかりと通っているのが分かります。白髪のご婦人が一人でふらっと食べに来ると言うシャレが振る舞いがいい感じ。オレと同じ冷やしをご所望とは、twitter をちゃんと活用してるのね。そのご婦人のハイセンスさに感服してたら、草笛光子に見えて来た・・・・そんな妄想を抱えていたところで、いきなり自分の配膳タイミングを迎えます。それはこんな麺顔。
 

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 なななんと!全然「冷やし」っぽく見えないどころか、写真だと普通の煮干そばにしか見えませんな!。大抵冷やしですよと言うアピールやトッピング表現があるのですが、「ただ煮干そばを冷やして見ました」的な割り切り方が、逆に冷たさを感じます。逆にツンデレな空気感を覚えるオレ。しかし、丼を始め、パーツ全体が実はとっても冷え冷えなのだから、実態はツンドラな空気感なのです。
 

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 スープの一口目から驚いた!煮干そばの感覚そのままな状態で「冷たい」感覚。冷やしだと伝わり難かったり、忖度覚えるニボニボさがとってもシャープです。そうなるとむしろ逆に煮干のエグミが気になるところですが、これがビター感そのままで一切嫌味がないから驚き。確かに「冷やしラーメンは進化した」と今年は如実に感じます。一昔前の冷やしラーメンは、ちょっと食べる気しなかったものです。暖かい汁麺をデフォルメした様なアンバランス感があったり、そこにはエグミがあったりして。ところが近年のそれは、完全に温かい汁麺とは完全に別ジャンルとして肩を並べます。
 

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 エグミが少ないから、きっと白身魚系の煮干しとか、また鯵やアゴの様な煮干しだと思い込んでました。ところが店のウンチクによれば、片口もしっかりと使っているとのこと。冷やしで扱いにくいと思ってた一昔前とは違うんですね。とてもキレがあるビター感だったし、しつこくないのでむしろ軽めなビター感です。そしてきっと昆布や、この店お得意の貝類の出汁がきっと効いていると思う。煮干同等に、全体的な滋味ってのを感じるし、ホンビノス貝の使い方が変わったのかもしれません。ともあれ、これは大人の味、大人の煮干感覚。決して女性的でもないので、ダンディーな煮干感とでも形容しておきましょう。
 

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<遠慮のない痛快な低加水ストレート麺!パツパツでダンディーな細麺!>
 
 これまでの冷やし経験で、多加水の麺を流水冷水で締め上げて、クツクツとした歯ごたえを楽しむと言うのが多かった。しかし、こちらの麺は「低加水」です。温麺でもパツパツとしたフィーリングが、冷やしになっても、同じ様なパツパツフィーリングが表現されているから、一口目でこれも衝撃です。
 

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 冷えて乾いた様なパツパツ麺は、これまでのラーメン人生の中ではありません。むしろそんなの表現できないのだと思い込んでたら、この麺が私の既成概念を壊してくれました。冷えてて超パツパツな歯ごたえ。通常では感じられない、冷えた粉感が濃密気味に鼻腔をくすぐります。しっかりと咀嚼でスープと混じり合い、汁と麺のあっさりな関係が、一気に唾液に反応して旨味成分へと昇華します。
 

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 これも大人の歯ごたえ感覚。決して女性的でもないので、ダンディーな細麺とでも形容しておきましょう。
  

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<全体から一転して淡麗淡白にして上品な旨味!シルキー鶏胸チャーシュー!>
 
 ここまでは、冷涼な味風景にあってのスープの遠慮ないビター感、そして麺のパツパツ感覚に痛快を覚えてましたが、チャーシューでイメージが一変します。これはとっても優雅でシルキー。とても女性的に思える優しい肉感です。
 
 

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 胸肉のきめ細かい肉繊維が、そう思わせるのでしょうが、それにしてもテンピュールを噛んでいるかの様な低反発なのです。その味わいは淡白なれど上品。むしろスープの煮干感をも味方につけて、淡白さからゆっくりと滋味が生まれて来る様です。過度に煮干エキスに染まりませんが、ゆったりとした魚介の甘さには、よく似合うシルキーな鶏胸肉には、違いありません。あまりに美味いので、この後に少し企んでいる出汁茶漬け用に、一切れとっておきました。
 
 
 
<これは凄い!絶対食っとけ!そんな炊き込みご飯を出汁茶漬けで食う背徳感!>
 
 何なら最後にスープ茶漬けにでもと思って購入した「炊き込みご飯」。もっと淡白で優しい味わいかと思いきや、出汁の染み込ませの深さを十分知ることができる。そしてお焦げが立派。炊き込みご飯は、お焦げがうまいのだ!。松崎しげるの様な色合いをした、お焦げがまた最高にうまい。
 
 

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 全体的に、ホンビノスのエキスが深い。ここに醤油系の風味も混じり合い、そのほか、鶏肉類の甘みも入り混じります。キノコの様な風合いに似た香りと味もして、正体不明的にうまい。途中貝の身の部分も掘り起こせたし、鶏の旨味と醤油味の甘辛さもバランスが見事。
 

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 「このままシンプルに味わってフィニッシュ」とも思ったのですが、四分の一程度残しておいて、ここに煮干しが効いた冷えた汁をレンゲで注ぐことにしました。煮干しとホンビノスが、炊き込みご飯の上なら喧嘩しないかと心配もあり。しかしそんなの心配無用で、個性と個性がぶつかり合って全く別の旨さを生んでいます。
 

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 総じまして、「いちいち痛快極まる個性感!パツパツ&ニボニボ好きなら一回食っとけ!そんな冷やし煮干麺」と言う、捻りも何もなくてごめんちゃい。まず「冷えた絶妙なる煮干感と冷えたパツパツ麺のコンビネーション」をお伝えしたいし体験して欲しい。ハードな煮干魂がどこか上品なのがいい。そして「炊き込みご飯の完成度」も体験すべし。濃ゆい味わいのタイプなので、味のカオスを一番楽しめる逸品ですので・・・。全体的に上から目線な発言でしたら悪しからず。ともあれ、別腹の様にするすると食える喜びを共有したい次第。そんなことを考えながら、とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。
 
 
 
   猛暑日
   食う気も失せる
   胃弱にも
 
 
 
   痛快煮干
   冷や汁旨し
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3333】 肉そば家 笑梟 (東京・西新宿五丁目) 冷たい肉中華 + ごはん + 金麦樽詰ジョッキ ~猛暑に嬉しい素朴な味わい!もはや夏の定番!ゴリゴリバキバキ肉そば!

<今年ほど山形ラーメンが似合う夏はないよね!>
 
 年々体力が落ちてきてるのもあるが、今年の夏は本当に暑過ぎて辛い。こんなにラヲタなのに、暑くてラーメンが食えないというのは初めてです。つけ麺ですら、最近辛くなってきた・・・・。昨年の夏はどうしてたかと言うと、何かに憑りつかれたように「冷やし中華」を毎日食っておりました。なので今年もと思ったけど、どうもデジャブな気分になると思い、今年は比較的「冷やしラーメン」にハマったりしています。
 

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 いわゆる冷たい中華そばですが、このジャンルだとどうしても見逃せないのが「山形らーめん」。夏に限らず真冬でも冷たいラーメン or 蕎麦を食する県民性。寒暖の差が極めて高い山形ならではの、麺文化なのでしょう。今回は、本当に気温と仕事に打ちのめされたとある平日夜、ふらっと西新宿五丁目まで足を延ばして、訪問してみたのが「笑梟」さんです。こんな場所にこんな店があったんですね・・・・穴場です。
 

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 入店すると、ちょっと時間が早かったのか、広い目の店内に客はまばら。ご店主とバイトさんの対応がとても丁寧です。そのバイトさんが少し「こじるり」にも似てなくもなく、いい感じです。こちらは夜にちょっとした飲みでも使えそう。西新宿五丁目は、意外に落ち着いた街並で、腰を据えて安く飲めそうな街ですね。
 

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<金麦樽詰ジョッキ!ライトなビアテイスト感も樽詰なら痛快!>
 
 飲む気は全くなかったんですが、「金麦樽詰290円」というので反応してしまいました。ほぼ鳥貴族でしかのまないやつですが、リキュール酒ビールも樽詰なら結構いけるのです。サイズは鳥貴族とまではいかないものの、価格以上に楽しめましたよ。
 

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 とは言っても一口で半分程度飲んでしまい、その1分後には空けてしまったのですが・・・。今年はビール類を飲む量が増えたわ。
 
 
 
 
<キンキン冷え冷えの醤油清湯のキレ!一方甘みが結びつく円やかさが見事!>
 
 少し照明が暗めな店内なので、落ち着けたかもしれません。疲れていたから酔いが回るのが早い。気持ちいい時に限ってスマホがぶるっと震えだし、急ぎの承認要求なんか受けたりします。野暮な気分に襲われながら、待ち時間を利用して電子承認。働き方改革ってのはそういうことなのか。説明責任者はだれなのか・・・・・と考え出したところで、こじるり似の彼女から配膳がされまました。それはこんな感じで。
 

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 おおお、ちょこんと小さいお盆に乗っているだけで雰囲気がでますな。素朴のなかの質実さを感じる展開です。山形らーめんは、薬味が多めなのがいいね。奇を衒った部分がない反面、特徴が出にくいがこういう出し方はうれしいね。ここに山椒がとけこみ、大葉と茗荷がプラスされるメニューも別にあります。実はスープも特徴があるために、こういうところでバランスをとっているのかもしれません。
 

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 このスープは、こどもにも安心してすすめられる優しい味わい。醤油系の清らかなスープには、和出汁の基本魚介系が忍ばされているのでしょうが、ここには芳醇な牛骨っぽい甘いのエキスが溶け込み、あっさりしているのにしっかりとしたボディ感を作ります。ここから特徴的なのが、甘さ。しつこくないあっさりとした甘さで、味醂系の方向性ですが、鶏エキスと醤油感に非常によく結びつき、「円やかとはこのこと!」と思える、崇高で安寧なる味わいが広がります。これが実に飽きないので、いつまでも啜れるのではと思うほど。
 

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 好みにより、山椒をふると良いでしょう。うどん出汁にも似た馴染み深さが現れます。溶けると出汁の一部になるように、香りが味わいに化ける感じ。けっして途中で飽きない味ですが、味変化でかなり楽しめます。これは後半の出汁茶漬けにも通じる演出でしょう。
 

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<歯応えが命って感じ!ゴリゴリバキバキ歯応えが最高に痛快な旨さ!>
 
 敢えて言うと、中華麺より蕎麦のほうが、「肉そば」らしさが発揮さえるかも。そのらしさとは「歯ごたえ」。そして「アルデンテ感の麺風味」。もし何も知らず、何の情報もなくこれを食らうと、まだ茹で途中か?と思えるほどの衝撃を覚えるでしょう。ところが二口目からは、この旨さがダイレクトに感じ入るはず。これほどの、バキバキとした歯ごたえは比類なしです。極太で有名な中野大勝軒のつけそばを、バリカタで食った以上の明確な歯ごたえは、麺好きと自負するなら一度は体験してほしいです。
 

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 スープがあっさりしている上に、円やかだから、また余計に歯ごたえがアピールされます。受け止めるのは自分の歯と顎の力のみ。徐々に中の渇いたグルテンが、鮮烈な旨みを発することに喜びを感じ始めます。この痛快ぶりを楽しんでほしい!。
 

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<硬い肉の旨さをしっかりと伝える!歯が丈夫なことを感謝する>
 
 歯ごたえは、麺だけでなく肉もそう。鶏肉なのですが、成長した親鶏の肉を敢えて使います。店に寄っては、歯が弱いひとはご遠慮ください・・・と但し書きがある。最近、低温調理とか、鶏の胸肉などが、鶏チャーシューの隆盛を迎えているなか、こんな歯ごたえはトラディショナルと言うより、むしろ斬新。もも肉の固い部分を敢えて噛み千切る。ゴリゴリと噛み砕いていくうちに、鶏肉って本来こんな旨みなんだと教えられるかも。皮や脂の部分も噛みしめて本質を知ります・・・。
 

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<可愛い茶碗に、レンゲで出汁を運び入れ・・・出汁茶漬けの出来上がり!>
 
 待望の茶漬け。本来ならドボンと丼のほうへ飯を投入するのですが、こじんまりした茶碗飯だったので、逆に茶碗のほうに、レンゲで何回も回しかけることとしました。これが実にうまい。
 

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 あっさりスープでコクが深い。これ「お茶漬け」で一番の出汁ポイントです。サラサラ食えないと茶漬けにならないので、動物系の重い味だと、茶漬けでなく「飯割り」になってしまう。もう、飲み物のように一気に出汁茶漬けを平らげてしまいました。旨いからストップができない。
 

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 総じまして、「猛暑に嬉しい素朴な味わい!もはや夏の定番!ゴリゴリバキバキ肉そば!」と言う感じしか思い浮かびませぬ。今年の夏は、ちょっと山形の冷たいらーめんを巡ってみたい気分です。というか、おそらく昼間や熱帯夜なら、こういうのしか受け付けない・・・・。今年の夏は、日頃の健康管理の大切さを思い知りました。いまさらながら、健康的ならーめんを食って、夏を乗り切ろうと思う次第です。そんな決意を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   暑くとも
   バキバキ食らう
   元気さよ
 
 
   エナジー復活
   旨き冷や汁
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3332】 麺屋 水 (東京・渋谷) 水らーめん + 麦ごはん ~まさに自由!自由過ぎて帰りたくない山形水らーめん!

<サービス良すぎる〜!キャバクラもそうなのか!?>

 一度間違って土曜日に訪問してフラれた店なのですが、珍しくお昼前後で渋谷を所用があったため、突撃してみました。何と言っても、このクソ暑さのため冷たいラーメンが食べたかったのですが、それよりも「キャバクラの間借り」「昼キャバとフロア区切ってのシェア営業」など情報が錯綜しており、どんな営業スタイルかと、そっちが興味津々だった次第です。それにしても入居ビルが大規模修繕中なのもあって、非常に分かりにくいロケーション。同じビルの1階入り口に、別のラーメン店が入居しているのも、さらにややこしくさせます。だからでしょうか・・・・私が訪問時には、旗がたくさん立てかけられ。階段入口近くには、サンプル食品模型が飾られておりました。
 

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 お姉ちゃんたちの気配を感じながら食うラーメン・・・・軽く生唾を飲み込みながら入店しましたが、あらら、もはや昼はラーメン専門に変わっているではありませんか。座席やレイアウトは水商売そのもので、普段は水割りでも作っていそうな座席が、少し寂しそうに見えました。
 

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 それにしても、そんな肩透かし感をリカバリーするには十分のサービスぶりがすごいね!。まず結果から言うと「確かに旨い」のもあるけど・・・・

 1)安い(680円)
 2)ボリューミィー(替え玉無料)
 3)ご飯サービス(セルフお代わり形式・・・しかも麦ごはん!)
 4)ハイボール飲み放題(注文した場合・・・ホント?)

 4)に至っては、夜のことなのかもしれませんが、ライス・替え玉と同じように表記されてました。340円で飲み放題なの??ちょっと勘違いかも?。もし合ってたら、午後休暇にして再突撃必須でございます。
 

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<出汁の甘みがとってもナチュラル!まさしく水のように抵抗なく優しく染み渡るスープ感!>

 大森海岸時代には行きそびれてたんですが、渋谷に移転してくれて便利にはなりましたが、平日昼だけ営業なので、逆にハードルが高まってしまいました。店内は広くてポツポツと離れて座りますので、とてもゆったり気分です。客層は渋谷のビジネスマンばかり。ちょっと面白い店見つけた!感覚で、みなさん物珍しそうにしておられました。冷たい「水らーめん」自体も初体験っぽい方々多数。そんな状況で煙草も吸えるというのでゆったりと寛いでいたところで、配膳が完了です。それがこんな麺顔。
 

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 おおおお!なんとも店雰囲気とミスマッチ感ある素朴な表情。しかし粗野な感覚は一切なく隙がない仕事ぶりさえ感じます。青々とした三つ葉がこれほど山盛りになっているのがデフォルト状態。ここがまず心を奪います。三つ葉大好きですねん。出汁氷おしっかり投入されてるし、鶏肉チャーシューがまたそそる色合い。イメージ通りの完璧さに、食う前かえら参ってしまいました。

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 さてスープをまずは頂きますが、これが冷えているのにしっかりとコクと甘味を伝える。この時点で心のボーダーラインを超える。牛骨?の透き通ったエキスの中に、薄口醤油か白醤油の丸みがありあり。塩気よりっも甘味がしっかりとしており、見た目通り透き通た味わいと映ります。決して甘ったるくありません。どちらかと言うとサラサラとしたスープ感覚。思わずゴクゴクと飲んでしまいますが、部分的に三つ葉が滲んでいてとても清涼感を感じます。

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 何気にテーブル山椒がありましたので、少し振って見たところこれが実に合います。出汁が一気に明るくなる味わいに感じるし、風味が変わったところで食欲がまたシフトアップ。山椒好きとしては、このアイテムは欠かせません。これは是非試していただきたい。

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<菅野製麺:平べったくやや縮れある多加水麺!引き締まり感が明るく風味も豊か!替玉無料!とは恐るべし!>

 替え玉無料とのことですが、飯割りにして〆るつもりでしたので自重しました。しかし替え玉無料となると量産的質感を想定してしまいますが、いえいえどうしてどうして・・・・実にしっかりした麺であるし、またデフォルトでもちょっと多めなので、満足度が高い。

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 平打ちで捩れにも似た縮れが強く印象に残る麺。多加水ですが、もともと密度感が高いのか、冷えて引き締まりが強いのか。とてもグルテンの風味を高くして味わえる逸品かと!。前歯で強く跳ねるところをヌツヌツっと千切ってゆきます。奥歯へ運んでプレスすると明るく弾む感覚。そして汁が入り込んで唾液と絡むと、甘味が旨みと変化して味の昇華を覚えます。
 

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 もともと表面がつるつるしているし、また冷たい温度なので熱さを気にすることなく、強引に啜れます。ちょっと強く啜りすぎて、手で箸が引っかかって折れてしまったけど、そんなの気にせずどんどんと啜り続けたい気持ちにさせます。ボコボコとしたフォルムで、すすり上げること自体が楽しく思えてくる刺激感がナイス。替え玉しようか・・・・と真剣に悩んでしまった。




<薬味が半端なくて嬉しい!メンマは甘みを感じるアクセント!>

 三つ葉がいい!質も量も。一部出汁に溶けるところもありますが、何と言っても麺に絡む・麺と一緒に食べるところが良いので、歯応えで三つ葉の清涼感を色濃く楽しめます。スープがやや甘めなのもあって、この薬味の濃さが非常に合う!決して安くない薬味と思うけど・・・実に思い切りのよいサービスです。旨し!。
 

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<味玉にハズレない上に、鶏肉の解けるような柔らかい歯応えがナイス!>

 味玉もハーフサイズですがしっかりとデフォルトで投入されているところがうれしい。薄味なタレがしっかりと深く染みこんでいるので、玉子本来の味わいと熟成したような卵黄の甘味のバランスがいいでです。卵黄にスープをしみこませたりして、大切に味わいました。嗚呼、今回も味玉にハズレなし。
 

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 また鶏肉のチャーシューが素朴で旨いです。特に変わった味付けでないけど、汁の旨みを十分に吸い込んだ冷えた鶏肉は、冷酒にもよし、白飯でもよし、とにかく万能の旨さ。折角だから、一切れだけ〆の出汁茶漬けのためにとっておきましょう。
 

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<麦ごはんとは嬉しいではないか!おかわり自由!>

 お代わりセルフで自由なのがいいね。しかも沢庵も旨い(撮影し忘れ)。黄色く大きく健康的な味わい。私が一番感激なのは「麦ごはん」という点。これ、出汁茶漬けにしたいアイテムですよ!。胃袋のスペースを感が見えて、替え玉犠牲にしたいほどに好きな「麦ごはん」。どぼん!と何の躊躇もなく丼へ放り込みます。

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 ひたひたに調整して、一気にレンゲで啜り食らう。他客の遠目からの視線を感じましたが、ぞろぞろっと真似して食ってたかも?。後で店を出た時、たまたまエレベータで一緒になった他客のコンビさんが、「出汁で茶漬けが旨かった!」と言い合ってました(笑)。

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 総じまして、「まさに自由!自由過ぎて帰りたくない山形水らーめん!」と言う感覚でして、これは午後休暇を絡めて訪問することを、激しくおススメいたします。もちろん、おかわり自由のハイボールを絡めることは言うまでもないですがー、本当にそんなシステムなのか確認必要だけどー。それにしても昼キャバはもう撤退したのであろか。そんな魔界的な魅力も見え隠れする渋谷で、質実素朴なラーメンはいかがでしょう?。ちょっと記憶に残る一杯になるかもですよ!。そんな次回の珍体験を期待しながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。




   谷の街
   暑さ忘れる
   水らーめん


   色気忘れて
   食気侍らせ




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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めん 龍上海 赤湯からみそラ-メン 3食

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ヤンキャバ・ウォーズ?六本木元ヤンキャバ嬢大戦争? 1

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【今週のラーメン3330】 麺屋 一寸星 (東京・目黒) 冷やしラーメン + ライス ~坂道の瑞々しきクリア煮干なる冷やしラーメン!

<もう絶対にこれ以上進みたくない暑さ〜・・・そして坂道>

 今年の夏はきっと記憶に残る。妙なプレッシャーによる寝不足で体調すっきりしないし、その上に酷暑ですからもう外周りは死にそう。今年の夏ほどアイスコーヒーを飲んでいる年はありますまい。今日も権之助坂の途中にあるスタバで、モバイルワークでメールと作業を終えたあと、昼飯タイムへと突入です。本当は、目黒駅から鳥居のある付近まで行きたいのだが、この暑さの中、坂道を上るのは気が狂う。どの辺りまでなら、帰りの坂道に耐えられるかと、頭の中で計りながら考えましたが、ここが限界でしょう。ちょうど左右に道が分岐する先端にある・・・・こちら「麺屋一寸星」とさせてもらいましょう。
 

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 さてここは「濃厚煮干」「台湾まぜそば」の店なので、全く眼中になかった。ですが、「冷やしラーメン」のポップが目に止まり、しかもそこそこ安そうなので即決。道路を渡ってもう一軒別の煮干も散策しようかと思いあれど、座席が埋まりそうだったので、外で待つのは危険なのでやめとこうという流れです。
 

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 場所柄もあってか、サラリーマン客が多いが年齢層が若い。こちらはサイドメニューのご飯ものが豊富で、セットにして満足感が高いというお店です。替え玉も種類が選べるのおススメ。されど今回は、冷やしラーメンしか食えないので、〆のライスを追加して、エネルギー補給としました。
 

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<淡麗煮干の香ばしいアピール!塩気も淡く味変化も面白そう>

 最近思い起こせば、二つの沼にハマりつつある私。一つは「冷やしラーメン」で、これは昨年の「冷やし中華連食活動」の反動としてある一方、この暑さでは自然な流れかもしれません。しかし、二つ目は「飯割」を必須とし続けていることで、麺大盛を食って以上に腹回りがキツイ感じ。夏バテしているのか、していないのか、自分でもよくわからなくなってきた。そんな腹をカウンターに座って撫でていたら、隣客の気味悪そうな目線を感じたので、思わず照れてしまった。そんな間抜けなタイミングで、ひょっこりと配膳が完了いたします。それはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!冷やしを意識させない普通の麺顔。こちらのレギュラーメニュー「淡麗煮干」にも通じる、安心感がたまりませんね。しかししっかりと冷えていて、これで昼から落ち着きを取り戻せそうです。冷やしといって特別扱いしない、トッピングたち。そして特別扱いしない価格設定が、何よりも良心的なのです。それでいてボリュームもそこそこ感じるしね・・・・いいかも。
 

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 スープをまずは味わいます。するとこれは見た目から想定した通りの安寧な煮干感でした。煮干らしい苦みもありますが、それは香るていどで味わいとしては淡い。まさに淡麗煮干。それほり甘味のほうを柔らかく感じまして、片口鰯だけでない煮干なんでしょう。白身魚系・・・例えば鰺とか(想像と妄想)。
 

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 醤油感もそんなに感じない。カエシの刺激が少ないというイメージです。なので柔らかい味の広がりを覚え、その一方で涼やかさな温度から、スープ全体が瑞々しくも感じます。これは冷えた麺から伝わる風合いが溶けているからかもしれません。なので人によっては、薄く感じるかも。冷やし中華っぽくしたいのなら、お酢を垂らすのも一興でしょう。しかし私は、この店の備え付けなら「山椒」がおすすめ。冷やし煮干には、一味や七味よりも、山椒がふわっと香ってよいでしょう。本当は柚子胡椒なんかも期待したいのですが、それは贅沢か・・・。
 

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三河製麺:風流多加水全粒入りストレート細麺!食べ応えあり>

 店先の麺箱から、三河製麺と判明。それはとても細い多加水ストレート麺。切り口の端が丸みを帯びているため、口当たりが非常によろしいです。また多少ぼこっとしているフォルムなので、思いのほか隙間がふさがらず、スープの持ち上げはそこそこで、濡れたというイメージ。歯応えは、多加水で緩んだところを冷水で締め上げた、キュッとした当たり方がいい感じです。
 

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 そして何といっても全粒入りなのがとても風流で、私の好みにはとても合います。ツルツルしているので、スープが滴り抜けますが、山椒の風合いとこの麺とのコンビネーションは悪くない。奥歯へ束になったそれを運び込んで、プレスするとブチブチと端から潰れていくのも、感覚としては楽しい。それに、麺量150gとどこかに表記があった記憶ですが、体感的にはそれより少し多く感じました。気のせいだと思うけど。
 

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<トラディショナルな豚肩ロースチャーシュー!意外にあっさり>

 最近、低温調理が流行りに流行って、浸透も落ち着いましたがやはり、こういうトラディショナルなチャーシューだと、飯と一緒に食う時は安心できますね。周囲がタレの浸透と焙りの影響で、割と濃い色に染まてる。そこをあっさりと感じさせる赤身。そこには適度に脂のさしが入っており、バランス良さそうです。また、脂身もしっかりと残っているところが、肉好きとしてはたまりません。ただ、もっとコッテリ味かと思えば、意外とあっさりとしていたかな。これなら飯より酒に合いそうです。 
 

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<ライスを投入して〆る!出汁茶漬けとして今日も〆る!>

 ライスが150円したものだから、少し高いかなと思ってたらそうではなかった。それに見合う飯の量でした。自宅で食っているお茶碗の1.5倍はあろうかというデカ茶碗。おかげで残ったスープのに投入したら、茶漬けというより、丼雑炊のような迫力になってしまいました。
 

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 すごすごとあっさり味を頂くことに専念。夏バテでもいくらでも入ります。少しまた山椒と塩を加えたりして、味調整。自家製辣油があったのでそれも興味本位でやってみましたが・・・・悪くはありませんでした。ただ強くおすすめはしません。
 

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 総じまして、「瑞々しきクリア煮干なる冷やしラーメン!」と言う何のひねりもない感想まとめでごめんちゃい。非常に普通に安心できる味わいで、コスパとしては悪くないです。私は小ライスで十分でしたかな。ただ、あっさりな汁麺に、こってりなサイドメニューというのが、ここではバランスいいみたい。そんなコンビネーションを楽しむ若者で人気なようです。ここは定期的に食いに来るつもりですので、暑さが引いたころに、台湾まぜそばとビールを狙っている次第です。とにかく、この場所で、ちょうど冷やしラーメンがあって、本当に良かった。そんな偶然に感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。




   酷暑にて
   引くに引けない
   坂道に


   涼味感じる
   冷やしの煮干




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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猛暑でも元気が出るポップス

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猛暑ですe.P

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【今週のラーメン3329】 麺屋 翔 品川店 (東京・品川) イカ墨スープの冷やしらーめん + ライス ~品川の南欧風涼味なる冷やしらーめん!

フィットチーネの冷やしパスタ感覚をイカ墨リゾット風で〆る!>

 暑い・・・・暑すぎる。マジで時間がなくて品達で昼飯です。これだけ店があるのだから、どこか冷やしラーメンやってるだろうと、順に当たっていったところ、「麺屋 翔」さんでしっかりと夏季限定でご提供されておりました。ラッキー!そしてさすが麺屋 翔さん!。しかもこんなに冷やしに力を入れているとは・・・・。三種類ありまして、サンプル写真がないので迷いましたが、どうやら冷やし中華っぽいの?と、冷やしラーメンが、鯛とイカ墨の二種類です。なんと「イカ墨の冷やし」とは興味をそそりまくり。長年ラヲタをやってて、すぐに思い出せません。これは食うしかないよね。

 

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 しかし飯割をどうするか・・・。ちょっと黒いスープの海に、白飯が浮かび混じるのはグロテスクな印象もありますが、ふと考えると、「冷えたイカ墨リゾット」と思えなくもない。なんだか急にお洒落な気分になりまして、ライスを追加いたしましょう。

 

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 それにしても、暑すぎて入店するまで待つ間、持参したうちわではもう間に合いません。汗がひく前に手が疲れてどうしようもありませんな。これを機会に携帯扇風機がないか、アマゾンで物色しようと思っております。



イカ墨の旨味があっさりと浸透!柚子胡椒と和風香味野菜がナイスマッチング!>

 日陰だけど風が全く入ってこないのが辛いのよ。局地的には絶対に40℃は超えているなか、10分程度まってようやく入店です。冷房が効いていて体から湯気が出てるのではないでしょうか。やはりこの暑さだから、つけ麺が人気のようで、合間に冷やしがちょぼちょぼ出てました。若いお姉さん客の隣に案内されて、オレの汗がにおわないか、ちょっと気を使いますが仕方ないよね・・・。そんな恐縮気分で待ち続け、10分少々したところで、配膳が完了です。それがこんな感じ。

 

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 おおお!まさにイカ墨!漆黒のブラックスープそのもの!。黒すぎて表面が有機ELモニターの如く反射して見えます。トッピングの白髪ねぎと鶏胸肉が、コントラストのように浮かんで見える。一見して洋風のイメージだったのですが、薬味や柚子胡椒などを見ていると、和風テイスト感もじわじわと伝わり、見た目だけで味のカオスを感じてしまいます。

 

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 いざ実食ですが、これがスープがとても冷えている上に、まったり感あたえつつも「あっさり」とした味わい。決して薄味でなく、ベースの鶏ガラスープもコクを伝えるなか、イカ墨独特の風合いが色濃く、しかもエグミが1000%感じられません。瞬間的に「うま!」と声が漏れそうになるほど。感心したのは和風テイスト感もしかっかり表現されてます。イカ墨と言えば、ニンニクイメージだったのですが、ブレスケアを携帯しているとは言え気になるところ。ところがこちらは、柚子胡椒が代用されていることで、味に涼やかさが生まれて斬新に感じるイカ墨味です。

 

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 それだけでなく薬味がいい仕事をしています。白髪ねぎは計算に入れやすい味わいですが、茗荷と大場の千切りがそれなりに入っており、ここに柚子胡椒が響きます。なのでまさに涼味。南欧の風に、日本の山々から吹く涼風すらイメージしてしまいます。この感覚なら、見た目は別にして、最後に〆る飯割にも期待がもてるという感じ!。

 

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<「フィットチーネ」か「きしめん」か・・・・緩めの冷え引き締まり感は万人にウケるはず!>

 驚くのはまだまだだった。麺がおそらくこのメニューに合わせた特別対応。きしめんか、フィットチーネをイメージする、とてもキレイなパラレルラインを形成する多加水ストレート平打ち麺。こんなの「麺屋 翔」でも出すんだ・・・と箸でリフトしたまま、最初は茫然と眺めます。眺めすぎてぴちゃりと箸からスベリ落ちてしまい、汁が跳ねるのだが・・・。

 

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 色白地肌かどうかは不明。完全にイカ墨に影響を受けますが、パスタ料理のように中まで浸透してしまうことはありません。表面軽く濡れた部分だけ染まる感じで、全体的には灰色がねずみ色。食べ物としてはアンチテーゼな色合いであること間違いなし。これを口に運ぶとにやけるほどうまい。

 

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 こんな太麺を箸で食うのは麺屋五右衛門(パスタ屋)以来。非常に口当たりが良く、滑らかにスベリ啜りくえますし、太さが邪魔になりません。芯を感じる部分は一切なく、モチモチとした感触はそれほどではなし。また冷えた感じの引き締まりも緩やかで、スープパスタ的と言えばそんな感じもします。ただ食べ続けると頭の中が、冷やしきしめん食ってる感覚に段々なってきますかね。なので名古屋地域に限らず、この感覚はだれでも好きになる風合いと感じました。飯割をする予定がなかったら、大盛必須でございましょう。



<王道なコンテンポラリー鶏豚二種チャーシュー!黒く染まっても質感高し!酒に合う!>

 レギュラーメニューと同じパーツで、鶏旨肉と、豚肩ロース肉。普通に薄味でスープの味わいも混じって旨い。ただ色合いはイカ墨に染まっているけど、見た目裏腹で焼酎ロックなんかととても合うイメージです。

 

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 ちょっといたずら心で、残った柚子胡椒を付けて、どちらも味わいましたが、これが秀逸な旨さですね。イカ墨の風合いは少し遠のきますが、やはりそういう食べ方の方が、自分には合っているのかもしれない。



<ライスを投入!イカ墨リゾットと思えば洒落た気さえ!>

 さてここからが、本題かもしれません。麺を全部たべきり、固形物をさらえたところで、茶碗をひっくりかえして、イカ墨スープ漂う丼へと全投入。思わぬ所作だったのか、隣のお姉さん客の強い視線を感じました。なんとお下品な食べ方・・・と思ったかもしれませんが、あしからず。

 

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 やはり最初はグロテスクな見栄えですかね。イカ墨リゾット風とはいえ、ライスの白さがプカプカと浮いておりますので。しかし旨さは保証いたしますよ。見た目に反するあっさり和風な味わいも色濃いし、イカ墨のコクもしっかりと香りますし、炭水化物と相性のよいものばかりですから。どうしても見栄えが気になるなら、目をつぶって食うとよいでしょうか。白髪ねぎとかレタス、アーリーレッドのスライスが、少し残っていたため、これらが混じる歯応えもなかなか好印象でした。

 

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 総じまして、「品川の南欧風涼味なる冷やしらーめん!」と言う、思ったままの感想まとめでごめんちゃい。正直言って、品達でこんなにトッポいと言うか、小洒落た冷やしに出会うとは思わなかったし、とっても得した気分。汗もすっかり引いたし、腹もふくれていい気持ち。気持ちよくここから京急に乗り換えることができました。この夏、ちょっと人に話したくなる冷やしラーメンなら、これなんかどうでしょう。話のネタにもなり、旨さも体験できますので。そんな宣伝気分も抜けぬ間に、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。



   品川で
   気分は南欧
   バルセロナ


   イカ墨染みる
   胃袋ワイシャツ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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麺屋 翔 品川店 イカ墨スープの冷やしらーめん + ライス 〜ラーメン食べて詠います

 

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携帯型(首かけ)扇風機 マイファンモバイル 大風量 熱中症・暑さ対策、予防 DMFM-W1

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【今週のラーメン3328】 函館塩ラーメン 五稜郭 (東京・荻窪) 冷やし塩ラーメン + 青とうがらし + いかめし 〜ハイカラと素朴さ織りなす・・・函館港町風冷やしラーメン!

<二日酔い・・・ そろそろ酒もほどほどに〜>
 
 嫁の実家からいい日本酒を貰い受けて、ついつい旨すぎて飲みすぎてしまった・・・。録画だけどワールドカップをみながら、夜に飲む酒は格別にうまいね。迂闊にも酔いが回って寝落ちして、居間のソファーで爆睡。そのまま朝を迎えました。少々(?)酒をこぼしたままだったので、熱帯夜だった居間はとても酒臭いー。オレのオヤジ汗が発酵した様な異臭も混じり、嫁にしこたま怒られてしまった。そしてもらった日本酒を没収されてしまいました(号泣)。それにしても、嗚呼頭が痛い。日本酒での二日酔いは、最高最悪に気持ち悪い・・・・。
 

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 それでも昼近くなってラーメン活動を始めるオレって、ホント馬鹿だ。しこたま気持ち悪いのに食いに出かけるなんて、馬鹿の極地。これを自分の中の解釈では「プロ意識」と読み替えています。一歩家を出ると、危険を感じる様な猛暑と、刺す様な紫外線の雨。こんな体調では、冷やしラーメンとは言え煮干系は食えそうもない。「塩」「冷やしラーメン」などキーワードでググって、一番近場を探したところ、引っかかったのが「函館塩ラーメン五稜郭」さんです。今回はこちらでおとなしく、ビールを飲まずにラーメンに集中させてもらいました。
 

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 それにしても、この店こんなに大人気だったのか。近くに「ねいろ屋」があってこちらは、かき氷も有名だからかなりの行列が発生してます。一方、こちらは塩ラーメン一本で満席内待、外待ち少々発生と言う大盛況。移転前の八幡山時代には考えもよらない感じでした。客層も見事に地元民らしい方々ばかり。ラーメンを写すラヲタは私くらいなものでした。地元に溶け込んでていいね!。
 

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<あっさり華やかなようで滋味深く!素朴さに安心を感じる極旨塩スープ!>
 
 そう言えばここは2回目。中央線には、中野と荻窪に1店舗づつ函館ラーメンの店があって、ここを入れて3店舗もあるんですね。中でもこちらはとても素朴な味わいが好印象だった様な記憶。夫婦船経営スタイルがいい感じで、店内は「函館愛」に溢れています。ここのビールは、サッポロクラシックだから本当は飲みたかったのだけどな・・・。そんな無念を抱きつつ、少々時間がかかったが配膳を受けたのがこんな麺顔でした。
 

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 おおおおおお!ビューテホー!こんなにインスタ映えするラーメンを提供するとは全く想像を超えております!。函館の冷涼な北太平洋から、一気にイメージはアドリア海エーゲ海な明るさが広がるではありませんか!。パプリカやプチトマトも色合いを添えますが、なんと柑橘系はレモンではなく「ライム」をあしらうなど・・・こだわり感じる!二日酔いも一気に覚める(ウソです)。
 

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 多少びっくりしながらもスープを味わいましょう。これがとても嬉しいことに、ポカリスウェットのごとく、するすると何の抵抗感もなく胃袋に沁み入る。塩分を感じさせない塩ラーメン。しかも冷えた汁だから、汗が引くとともに体内のイオンバランスを整える様に、徐々にシャッキリとさせてゆくではないか。トッピングの野菜の汁が体を整えていく様です。
 

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 しかし洋風ラーメンの様で、実はそうではありません。しっかりと函館塩ラーメンを表現してます。塩気を感じさせないと申しましたが、実は地味深い。昆布の出汁がじんわりと響いており、また旨味の深いところは貝柱か?。そんな魚介系の旨味がしっかりとベースにあるので、見た目と裏腹にとても落ち着いた素朴感がありありなのです。このギャップがたまらん!
 

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「青とうがらし」がまた絶妙。+50円の薬味としては量が気になるところですが、これを入れるとピシッと味に筋が通る様で、しかも涼味感が一段とアップします。赤い糸とうがらしもいい働きをしますが、青とうがらしの方がダイレクトに響きます。実はこのエキスが二日酔いの胃袋に非常に効いたかも・・・。トドメにライムを絞り入れましょう。レモンほど派手ではないが、優しい酸味と苦味が冷やし麺には相性が良さそうです。
 

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<非常にスープに馴染むストレート細麺!ハードじゃなく程よい締まり具合もナイス!>
 
 実は麺が美味かったのでした。少々加水は高めのストレート細麺。もちもちツルツルといったイメージが、冷やされて引き締まり、風味を高めた感じです。うんちく書きによると地元函館と同じ製麺所の様だけど、入り口近くには、京都のカリスマ製麺のステッカーが貼ってあり、どちらかわかりません。
 

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 密度感がやや高くていいね。多加水だと締めるとびろーんとゴム的にのびが生まれる場合があるけど、これはそんなことなく、クツクツクシクシとした歯ごたえで味わいを楽しめます。芯もなくアルデンテ風に狙った訳でもなさそう。淡麗なスープだから、より一層麺の味がダイレクトに伝わりますが、トッピングと絡めたりして、グルテンの風味や味わいを存分に楽しみましょう。
 

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<インスタ映えするサラダ感覚に、スピリットを込めた「がごめ」投入!>
 
 肉系は短冊切りチャーシューのみ。豚のロース部位だと思われ、脂身のさしが低い感じ、それが冷えた塩スープに浸ると繊維の隙間にエキスが滲み、スポンジの様に吸い込みます。それをわざわざ奥歯で一気に噛みちぎり、肉と汁の旨味を味わいます。うまし!。
 

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 味玉はシンプルな塩味系で、薄味塩ダレが深く滲みます。卵本来の味わい・・・卵黄のコク、白身の淡白さが素直でうまい。味玉にハズレなし。またその他のトッピングも塩スープに相性が良いです。プチトマト・赤&黄パプリカ・水菜・紫のサラダ菜(金時草??)・白髪ねぎ・糸唐辛子・ピンクペッパー・ライム・・・・・・そして「がごめ」。やはり函館塩ラーメンのスピリットは忘れず、がごめをトッピングの頂上付近に備えます。とてもよく考えられた構成であるし、とても手が込んでるよね!。素晴らしいの一言。
 
 
 
<最後は函館いかめしで〆る!>
 
 やや体調も戻ってきて、ご飯類も胃袋に収めたくなりました。いかめしを召還いたしました。これが冷やし塩ラーメンと真逆で素朴感そのものの見栄え。いかめしといえば、たまにデパートの催し物会場で見かけるイカの胴体にもち米を詰めるあのタイプを想像してしまうが、こちらは炊き込みご飯タイプです。少々濃いめの味付けに、イカのエキスがよく染み込んでいます。白ゴマがいいアクセントと風味を加え、刻み海苔が一層磯のご飯感覚を高めます。やはりうまい。
 

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 ・・・・冷やし塩ラーメンのスープをかけてみようか?。半分以上食ったところでトライしてみました。まあ、悪くはない味わいです。出汁茶漬け風にしてみました。飯に染み込んだ味わいが、出汁に溶け出すので、一気に味風景が変わりますが、見栄えよりは数段うまく感じます。
 

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 総じまして、「ハイカラと素朴さ織りなす・・・函館港町風冷やしラーメン!」と言う感覚でして、これは大変面白い一面を垣間見ました。小樽といい函館といい、港町ってどこかハイカラなんですよね。なので、こんな華やいだ一杯もありなのかと深く感じ入った次第。この一杯は、毎年必ずゲットしたいと思いますし、この店の名物夏メニューにとどめて置いてもらいたい!。そして、なんとなくまた秋になったら、暖かい塩ラーメンも食いにきたい!。次回は、サッポロクラシックを必ずいただきますよ!。荻窪のラーメンは食べ尽くした気でいた私は、今回大反省と大発見をいたしまして候です。そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   二日酔い
   冷たき汁で
   シャッキリと
 
 
   イカす塩ラー
   イカすいかめし
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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【今週のラーメン3327】 らぁ麺 やまぐち (東京・西早稲田) [限定]地鶏と昆布の冷やしそば +ライス+エビスビール小瓶 〜地鶏エキスとフコイダン!想像を越えて行く夏の冷えたコンチェルトなる一杯!

<涼を求めて熱い激戦区へやってきた結果・・・・>
 
 もう twitter は、各店舗の冷たい限定麺情報で埋め尽くされ、乱れ飛んでおります。かく言う私も、それに煽られ求めてしまう小市民なのですが〜。今回は、twitterでたまたま見かけた「らぁ麺 やまぐち」さんの、夏季限定冷しメニューを求めて、西早稲田界隈へとやってまいりました。
 

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 開店時間を早めに読み間違え、また通勤定期利用で、電車賃をケチったものだから・・・高田馬場から歩いてみました。これが全くのアホでした。ゆるい坂を上がるのと、陽射しが強いのを侮っておりました。もう元三ツ矢製麺あったとこ(ステーキハウス)を過ぎたところで汗だく。途中のコンビニで休憩しながら進むと言う強行軍。もうとっとと他の店へと逃げ込もうかと思いましたが、冷たいラーメンよりもまずは「冷たいビール」で喉を潤すことを夢見て、頑張りました。野郎ラーメンあたりから下り坂なのもラッキーでして、なんとか開店前に到着。しっかりと一巡目をゲットいたしました。
 

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 もう開店を待つ間・・・白いビールの泡しか思い浮かばなかった・・・
 
 
 
<大人の休日の過ごし方・・・エビスを味わう!>
 
 ビールはエビスの小瓶でした。銘柄は文句なし。ただ今回は中瓶でも大ジョッキでもカモン!ってな状態でしたから、ちょっと寂しいかも。小瓶2本頼もうかなとも一瞬思ったのだけど、アテもなく、麵が運ばれる前に空ビール瓶を並べるのも、少しおかしなオッさんと思われそうで、自重しました。
 

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 ただ最高に喉が乾いたときのビールほど、甘く感じるものはないね。苦味の中に麦芽の甘みを感じると言うか・・・こじつけですが、異様に美味く感じる。この瞬間は日本一美味くビールを飲み干していたかもしれない。ものの1分で空けてしまったけれど、しばらく美味過ぎて動けなかった・・・。
 

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<フコイダンの滑りも感じる昆布エキス感!そして地鶏の深きコク!スダチの酸味も柔らかに、崇高レベルでハイバランス!>
 
 座席から厨房が少し見えていたんですが、これ・・・めちゃめちゃ手をかけて作ってました。だいたい麺は粗熱を取るだけでなく、氷水でキンキンに冷やしますので、それだけでも手がかかる。さらに出汁の中で麺線が揃う様に、またほぐれて食べやすくなる様にと、すごく気を使ってました。やるね・・・。そんな感じでほかより時間遅れで配膳されたのが、こんな麺顔です。
 

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 なぬーー!昆布の冷やしとは思ってたけど、「昆布水」だったとは!!写真では伝わらないけど、麺を覆う汁がとても艶かしく光る。そしてとろろ昆布がゆったりと浸ってゆき、麺のスキマに落ち込み絡んでゆく・・・。丼全体が軽く汗をかいた様に湿っているのは、露点以下の冷えた温度である証拠。これは実に夏向き!。
 

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 まずスダチを絞る前に、出汁を味わいましょう。一口レンゲで啜るとふわっと昆布の風味がフコイダンの緩みとともに鼻腔をくすぐります。しかしこれは明らかに鶏ガラスープがベース。一旦昆布の風味が駆け抜けたあとは、膨よかな地鶏のエキス感がそよぎます。バリバリの鶏コク!と言うよりは、かなり穏やかな風合い。しかし地力があると言うか、冷えても旨味は分厚い上に、フコイダンに含まれる昆布の風合いに、とてもよく調和します。これほど、明らかに「鶏」と「昆布」の旨味が直接対立してバランス拮抗するのは、あまり過去に記憶がないかも・・・。しかも、冷やしの中で広がっているから、今回とても勉強になりました。
 

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 ここまで感じとったところで、カボススライスに箸を引っ掛け、捻り上げる様に果汁を絞り出します。実はこれ飾りだけだと思ってたんだけど、凛とした酸味が全体に広がって、レベルアップさせるアイテムです。この風合いは、最後で出汁茶漬けの最中までも、しっかりと残っていました。清涼感ある薬味としてはナイスです。この酸味に呼応するのが、アーリーレッドの微塵切り。これは歯ごたえもアクセントとなるのだけど、果汁とシャリシャリ感からにじむ玉ねぎエキスとも反応し、風味豊かに広がります。意外に、とろろ昆布は全体から埋没してしまいますが、こんなにハイレベルな中だと・・・致し方なしか。
 

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<京都のカリスマ製麺所「麺屋棣鄂」特注品!ストレート多加水麺は実にたおやかで、風味ある柔らかさ!昆布水も絡む心地よさ!>
 
 ここは、「麺屋棣鄂」を使っているのをすっかりと忘れていました。京都生まれとしては嬉しいブランド。個人的には風流な全粒入りの風味豊かな中加水麺がイメージなんだけど、モチモチと明るさを感じるほどの多加水ストレート麺。冷えて引き締まっているものの、余裕を感じる伸びやかさもあって、フコイダンのトロトロな海の中で、ナチュラルに泳ぎます。
 

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 前歯を立てるとヌチリと反発しながらスパッと千切れる。ゴムの様な縦伸びも少なくて、非常にグルテンの引き締まり方がナチュラルです。奥歯へと運んでプレスすると、フコイダンの緩みもあって横ずれが激しいがヌチヌチと潰して、だしの旨味と麺風味の一体感を楽しみます。
 

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 もう啜り上げることが、いちいち楽しくてならない。ゆるいフコイダンのとろみがものすごく絡むから、最高のスープ持ち上げです。じゅるるるるるるるるるるるるるーーーーーー!っと滑らかさ極まるので、実はものすごく食い切るスーピーどが早かった。噛んでからも喉奥へ落とすのが早くなってしまい、ほぼざる蕎麦の様に飲み込んでいたかもしれません。
 
 
 
<鶏胸肉のサッパリチャーシュー!いくらでも食える!旨味の質実な淡白さがうまし!>
 
 すっかりと都内ではよく見かける様になった、胸肉の低温調理。しかしこれは確実にうまいし、酒にもラーメンにもご飯にもあいます。薄い塩味と淡白な肉質の風味が、昆布水に濡れて、噛むと味が移った様な明るい美味さになり、こんなことならビールをもう一本追加しようかとも思えてくる。薄い塩味と言うより、淡い鶏肉の味と言う感じで、低い塩分濃度。昆布水から得る味と同じぐらいです。あまりにも美味かったので、最後のライス投入のために一枚とって置くこととしました。
 

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<ライスを投入!昆布水出汁茶漬けで食らう食感が最高!>
 
 この限定メニューは結構注文率が高い様ですが、ご飯割をしているのは私だけでした。まずドボンとライスを麺丼の方へ投入。白飯なのに、餡掛けスープチャーハンの様な面持ちになります。これをレンゲの底で平らかに崩しながら混ぜてゆく。さすれば「昆布水出汁茶漬け」が出来上がり。
 

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 ズズズ・・・っとレンゲで食らう。フコイダンの粘りが効いていて、今までで昆布感覚が最高!。今回は醤油のカエシ感がないから、昆布の旨味がダイレクトに炭水化物の甘みと合体します。ジュルジュルと音を立てて啜り食うのはお行儀が悪いものの、昆布水のとろみでそれほど音も立てず。最高の〆ライスとして完食いたしました。
 

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 総じまして、「地鶏エキスとフコイダン!想像を越えて行く夏の冷えたコンチェルトなる一杯!」と言う感じでしょうか。これは凄かった・・・。この夏いっぱいはある様ですので、冷やしに興味がないラーメンファンにも、これはオススメしたいかな。お店はこんな茶漬け風は推奨してないけど、冷えたトロトロ茶漬けもオツなものです。こちらもぜひ。ともあれ、これだけ涼味を飲み食いしたら、あれほど汗だくだったのにすっかりと引いていた。体はすっかりクールダウンだが、美味かった興奮はホットで収まらず。近くのベローチェで休んで落ち着けてから帰りました・・・。そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 
 
   灼熱の
   早稲田通りを
   とぼとぼと
 
 
   ヤケに沁み入る
   冷たいラーメン
  (and/or 冷たいエビス
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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