ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3295】 麺屋 藤しろ 目黒店 (東京・目黒) 鶏白湯 味玉ラーメン ~濃厚×あっさりのハイブリッド高品質鶏白湯!

<雨の日は駅近スポットでいいのを食いたい>

 梅雨本番で・・・ジメジメして蒸し暑い。かといって汗が冷房で急に冷えて寒かったりする。こんな日は何をするのも邪魔くさくなり、昼飯ラーメンも近いところで適当に済ませたくなる。しかし、ここ目黒駅界隈では、駅から近いところにいい店が密集していますので、本当にありがたいです。そんな中で、雨降ってて傘をささずにダッシュで行けそうな場所にある、「麺屋 藤しろ」さんへとうかがいました。なんと数えてみたら6年ぶりの訪問。かなり旨い店だったという記憶はあるのですが、はたしてどんなラーメンだったっけ?とすっかり覚えておりません。
 

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 ガッツリとランチタイムでしたので、訪問時は満席。割と女性客も多く、地元にすっかりと溶け込んでいるだけでなく、支持されてるのが分かります。壁に有名ラーメン系タレントのサインなどもあり、すっかり有名店になり歳月も感じますねー。
 

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 カウンター席で、椅子が固定されているタイプ。これ結構苦手でして、私には独特の、テーブル/カウンターとの間合いが必要でして、ちょっと肩が凝ってしまいました。まあ私のわがままも程程にしておかないといけませんかね・・・。
 

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<濃厚なのにサラリと食える不思議な鶏白湯!牛?と薬味のマジック!!>

 それにしても、「旨い鶏白湯」としか覚えていない。既に老化が始まったのか、思い出そうとするとどうしても、ポタポタした「たけいち」や「サンク」などが思いだされる。ま、思い出すよりそのまま、まるで初対面かのように食らうのも新鮮かと思い直して、待つこととしました。なるべく情報を阻害してまつこと5分程度で配膳が完了。それはこんな麺顔でした。
 

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 おお!なんだか濃厚なのが伺えるが、色合いがどこか褐色めいて独特。関西で言うところの「らくだのパッチ」に近い色合いです(そうイメージすると食欲が失せるので良くない例えだったらごめん)。独特の薬味がどこか甘いような香ばしさを醸し出し、なんだか複雑そうなイメージ。肉のピンク色だって艶めかしくも上品に感じるし、味玉は少々水没気味。
 

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 レンゲでまずはひと匙味わいますと、いつもながらの濃密な鶏白湯のコク!。嗚呼、この味も久しぶりだなと軽く微笑んで二口めへ。すると段々と味わっていくうちに、「濃厚そうに見えて、そこそこサッパリ」なのに気が付きます。鶏の皮とかモミジでコテコテにエキスを絞り出すようなタイプではないですね。そこそこストレスなく丁寧な鶏煮出しを感じますし、上澄みのようなキレも感じます。
 

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 だた少し独特の甘味があり、これが個人的にはすごく響いた!。トッピングにある黒い振りかけが未だになぞなんだが、おこげのような軽い苦みがありつつも、実に香ばしくて甘味あるのだ。コクの広がりは、どうやら牛のエキスの甘味ではないかと、ちょっと思ってます。そんなに主張はしないんだけど、牛の伸びやかなコクの広がり、甘味のゆるやかな浸透を感じます。濃厚なれど、純鶏100%よりよりは、各段にサッパリとしてゴクゴク飲み干せる。
 

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 それにしても、薬味が絶妙です。まず既に乗せられている黒くて細かい物体。これは味わうと「おこげ」のようであり、軽い苦みと甘さを感じます。それ単体では単に面白いだけですが、スープに溶かすと雰囲気が変わります。よく隠し味にインスタントコーヒーを溶かす・・・・など裏技を聞きますが、それに似たような味の展開です。そしてもう一つは、テーブルセットに置かれてある、レモン生姜。これがフルーティーさと清涼感を併せ持ち、また粗みじんなので、微妙な歯応えも演出されます。これが実に重そうな濃厚鶏白湯を、軽やかに傾けてくれますので、実によい働きをしています。これは是非、ためらわずにトライしていただきたい次第。



<ほどよいパツパツさが好印象の「心の味製麺」がナイス!>

 丁度座った目の前に、説明ポップがありましたので判明しましたが「心の味製麺」なですねー。結構こういうブランドに弱い私ですから、これはこれでとっても嬉しい。濃厚なスープには、やはりややパツパツな麺がいいです。前歯を当てて千切る最初のステップから、ふわりと麺の風合いが楽しめますし、咀嚼と共に、旨みと一体化してゆく様が楽しいです。また表面はきめ細かい上に、ストレートな麺ですから、スープの持ち上げも良い。なので、すすり上げも楽しくズボボボボボーーっと調子にのって音を立てて食いますが、隣のOLの視線に気づいてからは自粛いたしました。
 

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 わりと汁の浸透がゆっくりと進む感じで、最後までクシクシ感覚と風味感はキープされます。これなら替え玉じゃなくても大盛で安心できましょう。密度感ある麺だから、食ったあとも腹持ちがとても良く、非常に満足感高めで、夕方になっても腹が減った気があまりしないー。
 

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<旨味と適度な歯応えキープ!低温調理の甘味を感じる肩ロース肉>

 これはチャーシューメンにしていたいかも。夜だったらこれにビールを付けたい。適度な柔らかさと歯応えがある。赤身の部分と脂身の部分のバランスが良く、肉感と甘味を両方楽しめます。低温調理もいいバランスで、あまりレア過ぎないところも、個人的好みに合っていたかも。どこの部位なんだろうねぇ~。旨みの分厚さから察するに、肩ロース肉っぽいかなという想像。ちょっと肉についても、これから勉強してゆかねば・・・・・と感じちゃました。
 

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<味玉にハズレなし>

 味玉は旨いに決まっている。しかも、鶏白湯専門店とくれば、鶏つながりで玉子は旨くないはずはない。これは見事なタレの浸透でした。白身は均一に薄味出汁が深く染みこんでいて、薄いカフェオレのような色をしております。噛むとフルフルと震えて微かに甘味と塩気を感じる。そして黄味がまた秀逸。緩い芋羊羹のような、きんとんのような状態で、熟成したかのように深い味わい。舌にねっとりと絡みつくあたりは、つい酒を欲してしまいそう。嗚呼、やはり味玉にハズレなし。
 

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 また余談ですが、こちらはメンマではなく「タケノコ」を利用しています。どちらも竹なんでしょうが、薄味で柔らかいタケノコは、全体でいい箸休めになって、気持ちをほっこりさせます。ちょっと気になったのでご紹介まで。



 総じまして、「濃厚×あっさりのハイブリッド高品質鶏白湯!」と言う感覚でして、ちょっと普通のイメージする鶏白湯と違うエキス感!それを楽しんでいただきたい次第です。後から知りましたが、つけ麺だと、麺の中盛りは無料対応だとか。汁系と20円しか差がないので・・・・これは少し悔しかったです。次回は絶対につけ麺に決定。また雨降りで時間がないときにでも、訪問させていただきたいと思います。ともあれ、ひさしぶりの旨さに感謝。それを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います。



   昼時に
   梅雨空湿る
   シトシトと


   腹に染み入る
   ポタポタ白湯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

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