ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3211】 支那蕎麦屋 藤花 (横浜・鴨居) 塩らぁ麺 〜凛々しさと優雅さ持ち合せるニューフェイス支那蕎麦!

<横浜港北エリアの産業道路に・・・突如花咲く美しき支那蕎麦>
 
 とある休日の朝、いつもの日課でラーメンSNSをだらだらと眺めていたら・・・なんか引っかかるレビューを発見。その麺顔写真を見た途端、これは今いかねば!と直感が働きました。ちょっと遠いし、いきなり流行って行列になってしまったら、一層訪問のハードルが上がってしまいそう・・・そんな思いがあるためです。まだ天気が崩れないうちにと、わざわざ第三京浜ぶっ飛ばしてやってまいりましたよ!。
 

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 それにしても、異様に道中には警官が見張っておりまして、これはスピード違反は要注意!ということで、第三京浜も安全スピードで警戒モードです。相変わらず第三京浜は走りやすいねー。それに他の高速道路と比べて安い気がするし。独身時代は、目黒に住んでて、よく日曜夜のストレス発散に、第三京浜から首都高へと流しておりましたなー・・・。女っ気なかったもんでね(へへ・・)。
 

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 かつて大企業の大きな工場の跡地には、ららぽーとがそびえています。随分と風景が変わったもんですが、このあたり一帯の産業道路は相変わらず、大きなトラックとダンプが轟音をたてながら風を切って走り回っております。そんな交差点のすぐ傍に、こちら「藤花」さんがひっそりとあります。電車で行こうかとも思ったのだけど、駅から遠い陸の孤島。こんなサディスティックなロケーションでよく頑張ってるな・・・歩いて行く気がしなかった。
 

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<鶏ガラの芳醇さと引き際が見事!ぴんとの合った塩のエッジング!>
 
 午前10時開店という珍しいパターン。少し早めに行きましたが、そんな時間帯にもかかわらず、そこそこ客が入っております。私が食い終わる頃には、続々と入って行くようでして、じわじわと知れ渡っている感じ。早めに訪問しておいてよかった。そんな今回、私が遭遇した麺顔は、こんな感じです。
 

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 おおお!質感がいきなりビシビシと伝わってくる!。煌めいた表面はワックスがかかっているように鮮やかな一方で、スープは透明でありつつも淡く霞んで落ち着きを感じさせる。中で丸まっている麺線も美しく、まろやかな雰囲気から味わいの想像を掻き立てます。これは期待通り!
 

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 写真メモも適当に済ませて、急ぐようにレンゲからスープをまず味わいます。ゾワッと衝撃を感じるね。一言で表せない(汗)。店先には神奈川淡麗系を大きく謳っております。そんな感じもしますし、「支那そば」と言えば戸塚の名店系列も連想してしまう。しかし、個人的にはそれらよりも芳醇な感じがいたします。ご店主は、新宿と大久保の間にある塩名店の関係者らしいですが、言われてみればなるほどと思ったりして・・・・人間の感じかたって曖昧なものですね。
 

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 香味油と鶏ガラの芳醇さが格別ですが、ギトっとしたり、いかにも鶏油!という鶏甘なアピールまでは行かず。非常に引き際が良い鶏エキス感覚。バランスとしては、魚介の風味も溶けていると思われる部分が、落ち着きを取り寄せ、鶏芳醇の引き際の良さを表しましょうか。煮干しはニボとわからない程度のあっさり差で、節系とか昆布等の乾物が効いてるのでしょう。
 

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 それに塩気がとてもマイルドで、旨味と同化している感覚です。ブランド塩を多用しておられるようですが、切れ味よりも淡く優しさを感じさせる塩味で、乾物のエキスとよく混じっているのでしょう。尖らずにもピンポイントでピッチリ決まった感がある凛々しい塩気がとても印象的です。アーリーレッドの刻みも歯応えの他に風味を与え、なかなか薬味を果たしております。温度感もちょうどよく、少し熱めなところで満足感を与えますね。後半になると、麺から吐き出された風合いで、スープがやや濁りを生じますが、この麺の風味も味のうちでして、スープが一層まろやかになってゆきます。
 
 
 
<平打ち優雅な多加水ストレート麺!最近のトレンドなのか?持ち上げグッド!>
 
 麺がとても上品。微妙に平打ちな形状をしており、膨れて少し丸みを帯びています。引き上げたりすすりあげたりすると、優雅に滑るような感覚で、意外とスープの持ち上げが良いです。元来私は、クツクツとした歯応えとその時の風味感が好きなのですが、真逆なこんなタイプも最近とても美味いと思うようになってきました。最近、こういうタイプに遭遇する機会が増えた気がしますが、業界トレンドなんでしょうか。
 

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 密度感はあまりなくて、前歯を当てるとぷつりぷつりと淡白に切れ込みます。そして奥歯へと運美プレスするとモチっと淡く弾む感覚。そしてクチリと潰れて、炭水化物とスープのエキスが混じって旨味に変化する・・・それがとてもシンプルに分かりやすいですねー。ゆったりとした物腰の麺は、スープも徐々に吸い込んでゆき、旨味が高まってゆく・・・。これは様子見などせずに、大盛りで行くべきだったかもと、激しく後悔をしてしまいました。
 

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<炙り香ばしさと脂の蕩ける甘味がたまりまへんなぁ〜^_^>
 
 肉もめちゃうま!。バラ肉をやや分厚目にカットしたもので、周囲には炙りの焦げがしっかりと付いています。その焦げ部分が塩気と香ばしさが凝縮しており、食欲を掻き立てる。また脂身はスープの余韻もあってフカフカに柔らかく、奥歯で潰すと脂身の甘さが濃厚に感じさせます。赤身の部分もなかなか柔らかく、スープを吸い込んで優しく芳醇な塩豚チャーシューと昇華しています。これは、白飯がつい欲しくなるタイプかも。いやー、汁、麺、具、どれもバランスよくハイレベルでありました。
 

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 総じまして、「凛々しさと優雅さ持ち合せるニューフェイス支那蕎麦!」と言う感じでして、これは興奮を抑えきれません。これは広くウケる味わい。そして崇高さも感じさせ、引き続き醤油やつけ麺にも激しく期待を高めていきます。これからが非常に楽しみな店ができたものですな。刺激されたため、食い終わってから余計に腹が減ったりして(笑)。店内連食か!とも思ったけれど、せっかくのクルマ遠出ですから、ちょっと他に寄り道して帰ることとしました。今度は、家族をららぽーとで遊ばせ、オレは単独でまたここに来ようかなどと悪巧みも考えましたが、すぐバレるだろうな(笑)。変なこと考えずに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   駆け抜ける
   ダンプトラック
   轟々と
 
 
   傍に揺れ咲く
   美味なる藤花
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

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