ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3196】 麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) らぁ麺(塩) +チャーシュー盛(ハーフ) + 誠鏡 特別大吟醸 超辛口  〜崇高なる和出汁淡麗と鶏出汁芳醇!そのあいだにある極上チャーシュー

<週末の行列喧騒避けて・・・平日夜にまったり気分>
 
 週末の「麺屋さくら井」の行列の多さに、少し気分は引き気味。もう簡単に手が届かない店になったか・・・。そう遠くないうちに、ビブグルマンに登録されるかもしれん。そうなると益々、通えなくなるな。しかし、平日夜ならまだなんとかですよ。武蔵野市の西久保というちょっと閑静な住宅地に、いきなり発生する行列は、地元ではもはや有名。今回は、先日のリベンジも込めて、ゆったりと店で過ごそうではありませんか!。酒とアテとらぁ麺の、フルコースで行きます!
 

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<今宵の酒:誠鏡 特別大吟醸 超辛口>
 
 もう毎回、ここで冷酒を頼んでるからか、「今日は一種類しかお酒ないんですよ!」と早々にご店主からお詫びがある(笑)。こりゃ土日に相当売れたらしくて、一升瓶も残り少ない。笑って応えて注いでもらい、まずは冷えた液体をゆっくり舐める。嗚呼・・・この瞬間のために生きてるって感じ。オレの爺さんも相当な酒好きだったらしく、物心着く前に亡くなったから記憶が全くないが、家系なんですかねー(へへへ)。辛口と言っても米の糖分が確かに残るので、そこが料理を呼び込むのかも。頃合いに冷えた酒は、味わいにもキレを呼び覚まし、アテのチャーシューを、まだかまだかと呼び込もうとしていますよ。

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<チャーシュー盛:レアチャーシューの最高峰>
 
 これが、今個人的にハマっているチャーシューです。結構ラーメンのチャーシューを食ってきたという自負はあるのだが、それでも敢えて伝えたい・・・この肉は最高でっせ。肉は、焼く・煮る・蒸すなど色々あるが、そのどれでもなく、どれのいいところも併せ持つようなイメージとは褒めすぎかな。低温調理の勝利と言ってしまえばそこまでなんだがー。
 

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 それにしても、この肉片は、どの部分でも、どの角度でも美しく柔らかく繊維質がちぎれる!。そしてふわふわな肉汁が溢れ出し、血まみれ感全くなく、【均一にレアの柔らかさと旨さが染みている】のが素晴らしい。また「チャーシュー盛」には、薬味に柚子胡椒をひと練り添えてくれるから・・・これをねじ込んで肉を食らうと昇天する。この店が、ラーメンデータベースをはじめとする人気ランクでのし上がってきてるのは、実は、このチャーシューの実力度も大いにあるような気がします。
 
 
 
<鶏ガラ丸鶏の煮出しに鶏節の合わせ技!鶏油控えめな塩和出汁感覚!>
 
 「そろそろ、お作りしてもいいですか?」とらぁ麺提供のタイミングを訊かれたが、すでに旨すぎて酒も肉も全て胃袋の中だった。なので「はいはい!お願いします!」と前のめりに応えてしまいました。その数分後、提供されたのがこの麺顔。
 

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 おおおお!いつにも増して、穏やかさと淡麗さを併せ持つプレゼンス!旨そうと叫ぶ前に、手を合わせて拝んでしまいそうになります。麺顔の存在感を如実に感じながらも、色即是空な思いをさせる・・・なんとも悩ましいらぁ麺だこと!。透き通っているようで霞んでいる塩スープは、如来像のような穏やかさ。一方でトッピングは、なんとも艶かしきレアチャーシュー。俗物な食べる私は、かなり翻弄された心境です。
 

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 まず落ち着くこう。レンゲをとってひと啜り。これがまた、穏やかな鶏出汁です。丸鶏とか鶏ガラなど、複数のエキス素材を丁寧に煮込んだ感があります。そしてエグ味が一切ないところは、素材にストレスかけないように時間をかけたような気がするー(見てないけど)。しかし、鶏が芳醇とは言え「鶏そば」というシンプルな感じじゃないね。節系とか昆布類とか、そんな乾物の出汁感もあって、和風のらぁ麺感を出してます。
 

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 以前も触れましたが、鳥節がわずかながらでも、貢献してます。鶏出汁の決め手はこれだよね。スープを飲み干した後は、鶏か魚介乾物かと言えば、前者の後味フィーリングの方が鮮やかに残る。覚えていれば、鶏節は、溶かす前と溶かした後で、両方楽しめますのでご留意を。
 

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<密度感少なくストレス低めなナチュラル感!汁を吸うことを前提としたグルテンの持ち味!>
 
 三河製麺なんですね。本当にバリエーション豊富な麺を提供してると思いました。和食にも麺料理があって、煮麺(にゅうめん)ってのがあります。コシとか歯ごたえなどより、汁を吸わせた炭水化物を味わう・・・ような特化したイメージなんだけど、あれは美味い。それを急に思い出しますが、少しそういうニュアンスを持ってる気がします。似ているとは言いません。「汁吸ってなんぼ!」ってなところがちょっと共通するなと思っただけ。
 

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 芯がなくても、全体の腰つきとかしなやかさで、スープの持ち上げ、淡白な歯ごたえが実に上品です。それに啜りあげもシルキーな滑らかさで魅了!。感心するのは、余計な滑り・湯切りの甘さが、一切ないところでしょうか。天空落としなど、派手なパフォーマスなくとも、ちゃんと滑りが抜けているんですね。
 

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<スープで温め脂の旨味を誘いだす・・・スープが染みて甘味と塩気が蕩けるレア肉!>
 
 しつこいけど、また肉のコメント。肉の仕上がり良いのは分かったとして、新たなオススメは、あえてレア肉をスープに沈めて、しゃぶしゃぶしてから食うことでしょうか。あまり派手にしゃぶしゃぶしては、周囲から変人に思われるので、そこは個人で計算しましょうね。上下に二、三回、スープに浸して、1分未満ですくい上げて食うといいかも。スープを吸い込んだ旨味と、スープの熱でとろけた脂と、元々の肉本来の味わいが、渾然一体っすよ!。また酒が恋しくなる連鎖になるけど。
 

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 総じまして、「崇高なる和出汁淡麗と鶏出汁芳醇!そのあいだにある極上チャーシュー」という感覚かしら。ちょっと酒が回ったままレビュー作成してるので、妄想が濃い部分はご容赦ください。塩ラーメン類って、そうそうレシピが変わったりするものではないと思うけど、毎回、少しづつ新鮮味を感じさせるる。そして、定番な味わいとも思わせる。なんかずるい旨さ。今日もごちそうさまです。それにしても、この店の勢いは止まらないね・・・・満開状態が続いてる。そんな驚きと応援を忘れないうちに、とっとと詠っていつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   桜咲く
   華やぐ街に
   香り立つ
 
 
   人気満開
   麺屋さくら井
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

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