ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン3195】 と多゛食堂 (埼玉・飯能)牡蠣の和え玉 + 煮干そば・白 +味玉 〜感動の突き抜ける一杯!と感激極まる一杯!

<牡蠣を探して30km〜秩父に続くこの道を>
 
 はるか国道299号線を、他府県ナンバーの車がさまよい走っていく。仕事や家庭を返り見ず、ラーメン以外は何も見えない。けれど、とまそん(id:TOMASSOON)お前は来たんだ。秩父に続くこの道を。・・・気持ちが入りすぎて早く着きすぎてしまった。今回は、「と多゛食堂」。
 

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 何でここに来たかというと、私は牡蠣大好き「カキ星人」だから。こちらに「牡蠣まぜそば」なるものをレギュラー提供していると思い出したからです。先日は、同じパターンで坂戸まで出かけたのだが、どうせなら、帰り道食っとけばよかったと少し後悔があったのです。そのリベンジ。
 

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 しかし・・・待つ間、「煮干そば(白)」にも興味が湧きまして、どうも初志貫徹ってのができません。「牡蠣まぜそば」は、スープと追い飯もセットですから、店内連食はキツすぎる。麺を少なめとか、スープと追い飯要らないとか言おうかどうしようか。そこで、ラーメンデータベース、食べログの情報を見て考えてると、「牡蠣和え玉」というのがあるではないか!。「牡蠣まぜそば」と「牡蠣和え玉」を、レクサスで例えれば、RXとNXという感じでしょうか。ポルシェだと、カイエンとマカンという感覚でしょうか。同じような乗り味ならば・・・ということで、「煮干そば(白)」と「牡蠣の和え玉」とさせていただきました。
 
 
 
<迫る琥珀色の煮干エキス!ニボの香ばしさと甘み!そしてほのかな清涼感!>
 
 食うもの決めてからは、気持ちに余裕が出て来ました。春真っ盛りの田舎の風景。地元ナンバーの車は都心よりはゆっくりめに走り、過ぎ去った風とぽかぽかとした暖気で、桜はハラハラと散り始める。日本はいい国だなと、一番感じる季節ですな。その後車がバンバンやって来て、開店時には20名弱の行列が発生しておりました。それでもこの店箱は小上がり席も広く、全員を飲み込んでしまいましたよ。一番客の私には、特典がありまして、「味玉」がサービス。オーダーミスかと勘違いしそうになりましたが、そんな一発目の麺顔は、こんな感じです。
 

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 うわーーキレイ過ぎる!これは東京都心でもなかなかお目にかかれないハイセンス麺顔ですよ。美しく整った麺線。立体的に丸め折られたレアチャーシューが波のよう。凛と立った肉厚な大判の海苔は秩父連山のようで、三つ葉は麓の森の木々のように遠近感を表現しています。そしてスープの色合いはすごく透明度がある琥珀色でして、食う前から美味いと思わせるエキス感を醸し出してます。
 

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 実際にスープを味わい出すと、これがまた声が漏れそうなほどに、心の中で唸る。確かに煮干のインパクトあるのですが、実に洗練されている。ニボニボのパンチはありませんが、ニボった香ばしさとほのかな苦味をしっかりと感じさせます。しかし苦さの引き際がよく、とてもすっきりとしている印象。そして二口目からは、煮干エキスの中でも甘みがじわじわと広がります。決して甘ったるくなく、ベースの鶏ガラの旨味に、白醤油?と思われるまろやかな塩気に支えられて、苦味と調和しているー。
 

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 この辺りから、薬味が仕事をし始めます。三つ葉の清涼感は、ゆっくりとスープに溶け込んでゆき、煮干の香ばしさに結びついて昇華させます。そして玉ねぎのみじん切りも、三つ葉の後を追うのですが、野菜の汁の優しさ・甘さが際立ちます。それにシャリシャリとした歯ごたえが、なんとも楽しくて、スープを味わうレンゲが止まらなくなってしまいます。
 
 全体的に素晴らしい!隙がない!この時点で少し「牡蠣和え玉」のことを忘れそうになった・・・・。
 
 
 
<全粒打ち込みで見栄えはプレッツエル!?風味がふくよかこの上なし!>
 
 実に好み!この麺は!。全粒粉の打ち込みが濃ゆいというのがありありと伝わる麺の表情。ジラフのように見える麺地肌ですし、また見方によっては、プレッツエルのようにも見えなくもない。麺を箸で引き上げた時は風流にも感じてしまい、美しい麺線から枯山水を連想してしまいます。
 

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 食うとこれが、風味がすごく広がる!。心の期待ハードルを軽々と超えてしまった・・・。粉っぽさといえば誤解を招きそうだが、あえて風合いの広がりや濃ゆさを強調するなら、そう言わせていただきたい。滑りのだるさは一切なく、前歯で噛むと淡くクツクツと切れ込み、奥歯ではクシクシと潰されながら、ブワッと感じるグルテンの芳醇さはさすがです。
 

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 しかし、表面にはザラつきがないのだよな・・・。薄皮一枚の透明感ある部分が、非常に滑らかに滑るのでしょう。芯を感じさせませんが、中と外型は感覚が違います。そして後半になるに従い、汁を吸い出して一体感が出るしなやかさが現れます。汁を吸い込んだ麺もこれまた美味い。汁のエキスと、麺の炭水化物感を歯ですりつぶしながら感じる旨味感。これが最高に美味いのです。
 
 
 
<薄切りレアチャーシューがふわふわ感じる上質感!>
 
 チャーシューがうまい。うまさがキレイ。今ラーメン界で隆盛を極める低温調理のレアチャーシュー。ジューシーでしっとり感じるところが得意なタイプですが、こちらは、不思議とふわっとした水分の抜けを感じるのがすごいね。塩気が効いているというより、水分が低くなって旨味が凝縮されているような味の濃ゆさ(わかりにくいですね)。水分抜けてスカスカか?というと決してそうではない。むしろ、脂身の部分が肉味を吸い込んだようで、甘みだけではなく香ばしさを含んで美味い。これは、日本酒にも合うだろうが、ハートランドビールのように軽やかな麦芽を感じるビールがよく合うと思いました。ただね・・・このロケーションでは車で来るしかなく、酒が飲めないのが悔しいのだが・・・。
 

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<味玉にハズレなし!>
 
 1等賞、ポールポジション、1番長く待ったご褒美、・・・なんでもいいが嬉しいよね。サービスでもらったから言うわけじゃないが、これメチャメチャ美味い味玉でしたよ!。塩ダレタイプに漬かった感あるのですが、なんとなくタレと言うより「白出汁」に浸った感がある優しさあるうまさです。
 

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 卵黄のまったりとした旨味は濃厚であるのは言うまでもないですが、単なる濃厚とかではなく、味わいを感じさせる不思議なもの。濃厚と言うより、「まろやかさの濃密」と言うような卵黄でした。トロミも完璧だし、外側は薄く一層だけスカッとした半固ゆで感がある。密度が高いので、スープに沈めても溶け込まないし、白身の均一なプルプル感がいいね。
 
 
 
<牡蠣のスムージー感覚!トロトロと麺に絡みつき、牡蠣苦手でも食えるクセのなさ!
 
 なんか「煮干そば」を食った時点で満足してしまった感じ・・・。サービスがいい店は、食べ終わる頃に「出してもいいですか?」とこちらから声をかけなくても聞いてくるから、気持ちがいいよね。私は黙って頷くだけで、待望の「牡蠣和え玉」が配膳されて来ました。そんな麺顔がこちら。
 

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 おいおい・・・和え玉としては、随分と立派すぎない!!!。和え玉と言うより「牡蠣まぜそば」単品(小)と言い切っても誰も疑わないと思う、堂々たるプレゼンスですよ。盛り付けも上手で立体的。まるでパレットに乗った大量の油絵の具のようです。
 

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 牡蠣ペーストが大量でよろしい。イメージしてた通りの深いセメントに近い深緑。ごつごつしているように見えるけど、粒子が均一で空気を含んでいるように、ふわふわとしている。ペーストと言うより「スムージー」です。きっといいミキサーを使っていると感じます。舐めてみるとこれが驚き!牡蠣の嫌味がない!!これほどすっきりとした牡蠣味は食ったことないか???。牡蠣は苦手と言う方にもこれは、激しくオススメしたい。とても不思議な牡蠣スムージーだわ!。
 

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 まぜまぜすると、下味のタレがないことに気がつきます。香味油程度で、汁はない。少し抵抗感ありますが、辛抱して時間かけて混ぜましょう。すると魚粉と牡蠣スムージーが均一に合わさって、牡蠣の海の旨味が一層に広がりますので。牡蠣のコクが甘さで広がるなんて、思いつかなかったな・・・。岩海苔の磯を感じる香りにもマッチしますし、麺にペッタリと張り付きます。麺の粉感覚に牡蠣スムージーがぴったりフィットし、混ぜそば感覚がバッチリ味わえます。炭水化物感と磯系の味わいも非常にマッチします。煮干で出会った旨味が、別の形で転化された感じで、スルスルとスピードをあげて食い進めてしまいます。
 

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<白煮干スープを垂らせば煮干と牡蠣の風合いがシフトアップ!>
 
 あまりにも上手くて、全体の四分の三くらい食べきってしまいました。ここで思い出したように、残しておいた煮干スープをレンゲで2回かけてみます。すると・・・・・これが、味の覚醒を始めます。先ほどまでおとなしかった牡蠣が、少しワイルド感を復活さ背ます。煮干が元気付けると言うか、本来の牡蠣が郷愁て思い出したかのように、磯っぽさをふわっと匂わせる。少しタレが緩くなった感じもあって、一気に食べやすくなるし、やはり、二段階に食べ方を分けて試すのがオススメです。
 

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<パリパリ岩海苔が混ぜるとカタ焼きそば風にカリカリヘナヘナで旨し!>
 
 最後に、岩海苔の感動をお伝えしたい。岩海苔の質が良いとかでなく、汁なし系の中の岩海苔の面白さがいいのです。岩海苔は多めで嬉しいのですが、汁なしなのに乾いた状態で提供されます。はじめは、これはガビガビして食いにくそう・・・と思ってたんですが、まぜまぜしてゆくうちに、少しだけじんわりと水分を含んで、かすかに柔らかくなります。その状態でガジガジと岩のりを食うのです。これが、「肩焼きそばが、あんかけで少し緩くなった」あの感覚と似ていて、とっても楽しい!。しかも、海苔の香ばしさだけ残して、磯っぽい苦手な風合いは一切出てこないから、食欲がより進みます。カリカリヘナヘナな、まぜそばの中の乾燥岩のり。伝わったかは自信ないけど、実にうまいもんです。
 
 
 
 
 総じまして、「まさに後楽園ON全盛期のアベックホームラン級・・・感動なる突き抜け感!」、いやいや「掛布・バース・岡田バックスクリーン3連続ホーマー級・・・感激極まる一杯!」・・・といったところでしょうか。ダブル・トリプルで次々と感動してしまった今回のラーメン活動!。本当に参った。これ食ったあとは、今日一日終わったなぁと安堵と幸せに包まれました。長々と語ってしまいましたが、あしからず。二杯分のレビューを一気に牡蠣(書き)殴ったので、乱文なところはご容赦を。そんな感じでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   風になり
   遥か埼玉
   駆け抜ける
 
 
 
   愛しき牡蠣の
   和え玉求め
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

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