ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン3194】 ラーメン 健やか (東京・三鷹) ラーメン・塩 〜香味二段仕掛けのハイパー貝塩麺!

<ラーメンより高いクラフトビール手が出せずな小市民>
 
 それは、オレのこと〜。少し前までは、霙が降ってた日もあったのに、もうすっかりと汗ばむような陽気ですねー。とある休日に、しこたま酒を飲みすぎて二日酔いになり、それでもラーメン食いに出かけたが、なんとか頭痛が治った。これでこの日は、大人しく自宅に帰るつもりでありました。しかし、あまりにいい天気だし、それにクルマじゃないから飲めるぞ!・・・と言うことで、帰り道で三鷹駅下車です。この駅で、お酒&ラーメンと言えば、私の場合「麺屋さくら井」が定番なのです。
 

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 ところが中途半端な時間に伺ったにもかかわらず、その店は大行列でして、30名以上はざっと見ておられた様子。こりゃあかんわ・・・と諦めて駅まで戻る。そしてもう一軒思いついて流れて訪問したのが、こちら「健やか」さんでした。ここにだってお酒類はあるだろう・・・。しかし、お酒は厳選された「クラフトビール350ml」1種類だけでして、しかも800円。ちなみにラーメンは780円。
 

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 まるで、ボーカルよりもバックが目立ってるロックバンドみたいなもんですよ。ここで券売機の前ですごーーーく悩んでたら、後客の気配があったため、急かされついでに諦めてしまいました(泣)。どっちが主役か分からなくなるから・・・。だからオイラは小市民。結局、今回はクラフトビールの真下のボタンにあった「塩」をチョイスしました。ポールポジションとは真逆のボタン配置にありまして、どこかしら虐げられたボタン配置。それに、この店で塩と言うイメージが全くなかったので、実はさほど期待していなかった。ビール諦めてモチベーションも低かったのかもしれない。ところがどっこい!今回は、この「塩」がとても美味かったから驚き!。そんなもんですね、いい流れって期待していない方向から、いつも思いがけなくやって来るものだから。
 

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<なんと!塩の方がしっとりとホンビノスを感じるではないか !>
 
 この店は、接客においても手を抜かないところが、実はお気に入り。自家製・化調不使用と言う質感にもこだわるところもナイス。ただ、私への配膳がちょっと間違いそうになったため、スタフさん厳しく指導されてた。全然気にしてないからと言いたかったが、完璧を目指している姿勢ならではのことでしょう(俺だったら自分が弱いからすぐ許しちゃう)。そんな感じで配膳されたのがこちらの麺顔です。
 

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 おお!今風なラーメンらしいシンプルな麺顔の中に、気品を感じるような佇まい。レアチャーシューが季節を思わせるサクラ色の美しいレアっぷり。酒の欲しさが蘇りそう。印象的だったのは、醤油はクリアーなイメージだったのだが、この塩は少しじっとりしていて霞がかった色合い。それに、以前醤油ではトッピングされてた「自家製薬味」が、ここでは別皿に盛られていたこと。
 

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 まあ今回は、食うまでに色々あったけど、落ち着いてまず一口、スープをすする。すると衝撃が走った!。めちゃウマ!!。こちらのスープは、ホンビノス貝の滋味で深みを与えるのは知っていたけど、塩味の中のホンビノス味わいが、あまりにストレートな輪郭。そして実に痛快!。醤油は醤油で美味かったのだが、塩味の方がナチュラルなのかもしない・・・。3口めあたりから、他の味わいにも意識が向きだすのだが、アサリの味わいもしっとり感じられて、これはこれですごく良い。
 

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 またベーススープもなかなか芳醇な味わいです。丸鶏の煮出しを十分感じるし、この霞みがかった半透明さには、鶏のコラーゲンの溶け込みも期待できます。また節系昆布系等の乾物もしっかり溶け込んでいると思われ、貝類の味わいに結びついたり、また全体を和風に落ち着かせているような気もするー。さらに、塩だってきっとかなりこだわってるよね。はっきりした塩味ベースなのに、尖りがなく塩味を探したら旨味にぶつかるといった味風景を展開しています。
 

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 さて後半から、自家製の薬味を溶かしてみましょう。説明によると「タルトゥファータ」と言う代物らしく、マッシュルームと野菜を煮詰めオイル漬けにしたようなもの??。一つまみだけ、直に味わってみたが、複雑な味としか言いようがない(語彙が少なく表現できない)。しかし、これをスープに溶かすと、化学反応が起きたかと思うほど、全体的に風合いが変わって来る。極めて個人的な感覚ですが、マッシュルームよりは、ハーブのような風合いが少し足されるイメージで、ホンビノスに占拠されてた風景が、もっと明るく解放されるかな・・・。少し洋風に変わりまして、味変化としては大変面白いです。
 

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<パツパツ低加水ストレート細麺!ダイレクトに感じる風合いの濃ゆさ!>
 
 淡麗かつ芳醇なスープに、パツパツ系の低加水麺。こちら自家製麺とのことですが、麺がかなりうまい。これもスープの時と同様に、醤油よりもダイレクトに風合いを伝えてきます。塩系にパツパツ麺ってのが、ありそうであまりないかな?。どちらかと言えば、普通は塩スープなら、しっとり穏やかな麺を合わせて来ることが多い。ところがこの一杯は、あえて塩スープとパツパツ麺の組みあわせで、麺の風合いが一段と濃ゆく伝える。そんなところが、感心するところでして、私は好みのツボを押された感じです。
 

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 前歯を当てて千切る所作がいちいち楽しくなるのが、パツパツ麺の特徴。汁を吸い込みにくそうでも、実はちゃんと表層部分は浸透してますね。奥歯でプレスして味わうと、粉の風合いが最初に豊かに伝わる。そして一方で、後から塩気と結合した炭水化物の旨味が滲み出て来るよう。そうだな・・・、しっかりと小麦の麺を食べているのだと、言う感覚にさせてくれます。以前、どこかのラーメン屋で、そこは麺が自慢の店だったが、「最初は塩だけふって、タレにつけずに食べてください」などと言われたことがあったっけ。確かに美味かったのだが、その時はあまり深く考えなかった。急にこれを思い出したのは、塩味と小麦麺の相性って、こう言うことなんじゃないかなと思ったこと。心の中で膝を打ちました。壊れるくらいにー。
 

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<レアチャーシュー旨し!やはり酒を欲する>
 
 厨房の中は見えなかったが、ご店主の仕草から包丁で肉を注文に応じてカットしてるのがわかる。ご自慢の豚肩ロース肉の低温調理のタイプ。レアっぽい風貌に、タレの穏やかさと、肉本来の味が両立してる味わいですね。本当にこの数年で、ラーメンのチャーシューは革命的な進化を遂げたと思います。
 

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 しかし、美味い肉は罪だね、ずるいね。酒を欲しがってしまうではないか。酒をねだってしまいそうではないか。美味い肉の前では、私は単なる、酒を飲むカラクリ人形のようなものだわ。
 
 
 
 総じまして、「香味二段仕掛けのハイパー貝塩麺!」と言う感じかしら〜。それにしても「健やか」さんも引き出しが多いよね!。これまで、「貝を効かせた淡麗醤油が美味い店!」だとしか印象しかなかったんだけど、最近になって、『裏健やか』なるセカンドブランド展開。そこでは「実は淡麗でも濃厚でも煮干しが美味い店」と言うアピールをしておられる。そして更に、【実は・・・塩系もお得意よ!】ときたもんだから、正直今回は面食らいましたよ。そんな感じで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   風もなく
   額汗かく
   陽気哉
 
 
   二日酔いでも
   ビール恋しく
 
 
 なんかピン!とこないな・・・
 えい!もういっちょ!!
 
 
   塩ラーの
   麺を食いて
   面食らう
 
 
   引き出し多い
   健やかの技
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeでまとめてみたよ!
 
 

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