ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン3152】 上海台所 鍋家/KOYA (東京・阿佐ヶ谷) 酸辣湯麺 〜優しさ満載の滑らかふわふわ酸辣湯麺

<女子会にもオヤジ飲みにも使える本格中華屋>
 
 中央線沿線で「酸辣湯麺」を探し求めて各駅停車。そんな企画で始めた今回は、「阿佐ヶ谷」がターゲット。そろそろ探すのが厳しくなって来たかな・・・と思いつつ、ラーメン店情報を探し求めて見ましたが、レギュラーで提供している店がほとんどなし。そこで中華料理屋に目先を変えて見るとようやく情報をゲットしたのが「上海台所 鍋家」さんでした。今までこの前を何度も素通りしていたのに、全く覚えがなかったわー。
 

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 ランチタイムのピーク前に訪問してみたら、先客3名はすでに常連と思しき感じで、カウンター席を陣取っておられました。一番隅っこのテーブル席に案内されて、お目当てのものをすぐさまオーダー飛ばして待つ私です。紹興酒も年代別にラインナップされていて、ビールはエビスか青島といったラインナップ。ここは飲みで使えそうな感じですね。
 

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 割と今風の洒落た店内になっていて、しかしながら中華食堂的な気楽さもしっかりキープしているのがいい感じです。これなら家族でこれるし、また女子会にも使えそうな店箱。お酒に合うような一品料理も豊富で、大皿で仲間とシェアするのが楽しそう。よだれ鶏なんかもうまそうです。ここなら日頃、一緒にラー食を敬遠されてる妻子を引きづり込めそう・・・。
 

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<四川の逸品を「上海」流儀にアレンジが見事!柔らか酸辣仕立てがナイス!>
 
 厨房とフロア担当さんの会話は、ほぼ中国語。でこれだけでも本格派なのが出てくると期待が高まります。隣客の麻婆豆腐セットも異様にうまそうですぜ。生唾飲み込んで、辛さと酸っぱさに対する受け入れ体制を準備していたところで、タイミング良く配膳が完了。中々手早いところも本格中華っぽいです。そんな麺顔はこんな感じ!。
 

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 およよ!辣油の帯が鮮烈ながらも・・・なんとも優しげな酸辣湯麺だこと!。辣油を外せば、卵とじスープ麺のような面持ちではないですか!。とは言いつつ、フェイントで実は辛いんだろ?と隙と油断を見せずにレンゲでまずはひと匙すすり食います。するとそれがまたフェイントかまされたようで、「とっても優しい」味わいで、今度はうましと唸りを上げてしまいそうになります。
 

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 酸味は香り程度のインパクトと申せましょう。もの足りない方には、テーブルセットの酢を投入しても良いと思いますが、この仄かな酸味が全体として程よいバランスです。溶いた卵の風合いをマスキングすることなく、痺れ皆無でまったりと溶き卵に寄り添って、舌ベロにまとわりつく感覚がとても印象的。
 

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 では辛味はどうかと言うと、これも優しい。辣油が見栄えで辛く感じさせますが、山椒系は反応せず、辛さでホットと言うよりは、蓄熱熱々でアッチッチと言うホットさです。これも辛さがもっと欲しいと言う方は、テーブルに自家製辣油の壺が置いてあるので、そこからプラスさせると良いでしょう。私も実はひと匙程度、自家製辣油をプラスしました。
 

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 全体的には溶き卵の印象でとても優しくマイルド。ほんのり香る酸辣ですが、ベースの出汁とも思える鶏出汁すら覚える崇高感があります。思えば、酸辣湯麺は四川系と思われますが、それを上海系にアレンジするとこう言う風になるのでしょうか。優しいと言うより、実は上海なりの自己主張が強い一杯なのかもしれません。やっぱり中国料理ってのは奥が深いなー。
 
 
 
<本格中華店でよく見かける極細多加水ストレート麺!アルデンテを遠く超えたクチリ感覚!>
 
 こういう本格中華の店に来ると、よく出会うのが極細中華麺。こちらもそうでした。歯応えを求めるのは日本人の習慣なんでしょうか?そう言うセンスで対峙すると、ものすごく柔らかいと感じることでしょう。溶き卵は餡掛けになっておりますから、そこに柔らかい細麺を絡めるとものすごい一体感となります。箸でリフトするとボコっとダマになったように、麺全体が持ち上がる。大まかに解いてすすり食うと、一反木綿でも啜り込んでいるのかと思うほどに、ニュルルルルルルルーーっとゆっくりと持ち上がる感じです。スープが滝登りのごとく一緒に啜り上がるイメージが独特です。
 

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 前歯で切ると言うより、持ち上がったスープと具材もろとも断ち切るという感覚。また二、三人で小鉢でシェアしても良いと思えるほどボリュームも多い。奥歯へ運んでプレスすると、麺を磨り潰すと言う感覚は低く、アルデンテを遠く超えたような淡白で仄かなクチリとした感覚です。段々とその感覚は、餡掛け料理を咀嚼していると言う錯覚に変化してゆき、そこが実に面白い。
 

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<全てが滑らかな一体感を醸し出す具材たち>
 
 具材が細かめにカットされているところもポイントでしょうか。印象的なのは鶏肉です。豚じゃないのでとてもあっさりとしたイメージです。そのほか、豆腐・たけのこ・キクラゲ・椎茸など、定番の具材が豊富に入っていますが、餡掛け溶き卵の量が多く、それが全体を飲み込んでいるような状況です。別の言い方をすれば、一体感がすごい。なんとなく、スープが余ったらご飯にかけて、スープ飯にしたら美味そう!
 

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 麺を食いきった後は、もはや「酸辣湯」として一品スープ料理という存在感です。この一杯は、麺料理と言うよりスープ料理だったな・・・と言う感想で最後まで完飲。真冬だと言うのに額には汗が薄っすらと滲んでおりました。
 
 
 
 総じまして、「優しさ満載の滑らかふわふわ酸辣湯麺と言う感覚でしょうか。こんなに優しい酸辣湯麺は珍しいかも。「上海台所」と言う店名コンセプトもハッキリしていて好印象だし、ここは仲間とか家族飯でまた再訪問させていただきましょう。さて・・・今回は時間があるので、連続して珍しく二軒目狙おうかと思っていたのですが、酸辣湯麺って重いし量が多いので、腹がはち切れそう。二郎とはまたちがた胃もたれを覚えてしまいましたので、ファミレスでチビチビとビール飲んで帰ることとしましたー。何にせよほのぼのとした一日でよかったぜ。そんな小さい幸せに感謝を忘れないうちに、最後にとっとと詠って締めたいと思います!。
 
 
   冬晴れの
   日差し柔らか
   垂れ込めて
 
 
   酸辣湯
   優しさ映す
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
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