ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン3144】 太陽軒 (東京・高円寺) 酸辣湯麺 ~真冬日の寒さ吹き飛ばす暖か純情酸辣湯麺!

<高円寺の純情商店街、黄昏を暖かく包む中華レストラン>
 
 まっすぐ家に帰る気にもならず、ちょっと早いけど途中の高円寺で途中下車してみました。ムサクサしてたのちょっと一杯だけの酒と少しばかりの串揚げで憂さを晴らすのであります。仕事も家庭も辛抱ごとが増えてきて、頑張っているのに報われない・・・・と、きっと知らず知らず、そんな思いが顔に出ているのでしょう。リセットしなきゃと、残った酒を一気に空けて、晩飯としてのラーメン活動を開始しましょう。

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高円寺 東京新女子街

高円寺 東京新女子街

 
 

 

 
 本当は、「中華一番館」で飲みも飯も手軽に片付くのですが、今回はどうも以前から気になっていた中華屋に「酸辣湯麺」があるのを知ってしまった。夜の部早々に訪問をしたのが「太陽軒」さんです。町中華というより立派な中華レストランという風貌でして、それでも高円寺純情商店街の風景に溶け込むから、とても入りやすい。店箱も結構広く食事会でも開けそう。品の良い老齢といっては失礼だろうが女性が、ニコリと静かに、そして丁寧にテーブル席へと案内してくれます。こういういい店は、ちゃんとお茶を出してくれるのだよなー。

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Eテレ 0655/2355 さらば高円寺

Eテレ 0655/2355 さらば高円寺

 
 

 

 
 一応メニューを選ぶふりをして、間をおいてから酸辣湯麺をオーダーいたしました。この日は本当に寒くて困りものだった。しかしこの中は、とてもほっとする温度が気持ちよく、コートばかりではなくジャケットも脱いだワイシャツ一枚で気楽に過ごさせてもらいます。言いようがないほど、ほっとする雰囲気がいい店っぽいオーラを包みます。

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高円寺の昼と千億の夜は楽しそう

高円寺の昼と千億の夜は楽しそう

  • 作者: 小森裕佳,相馬ドリル
  • 出版社/メーカー: 月刊デジタルファクトリー
  • 発売日: 2017/11/20
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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<深い質感と円やかさ!レストランに相応しい極上酸辣湯!>
 
 遠くで静かにカチャカチャ唸る中華鍋。麺が茹で上がるサインを示すアラーム音。食器を準備するカチカチした音など・・・一人静かに聞きながら気分を落ち着けております。いろいろな憂さで皺がよった額がだんだん緩んでいくような気分になったかなー・・・。心の灰汁があるていど出たところで、ちょうど配膳となります。実に丁寧に目の前に置いてくれたのがこの麺顔です。

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 おお!最後の飾り付けで回しかけられた辣油が、きれいな渦巻きのようで決まってます。オレンジ色に濁ったスープは見るからにトロミを感じさせ、溶き卵の優しさが滲みでるようではありませんか!。この時点で旨いに違いないと確信しますが、食うとさらに上を越えていきました。

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 これほどまでに、酸味と辛さが深いのに、尖りを見せない酸辣湯はあったのだろうか!とちょっと驚愕ものです。鶏ガラ系のベースに具材を炒め煮てトロミを含ませる。この時点で赤唐辛子がじわじわと仕込まれて、酸味で刺激をアクセルさせるのでしょうが、溶き卵とトロミの円やかさが非常にきめ細かいようで、尖りを封じ込めているような印象です。それだけでは大人しい過ぎるので、仕上げの辣油が遊び心でシャープに踊るとった味の展開の仕方が、手に取るように一瞬で分かるみたい・・・錯覚だったら覚めないでほしい。

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<ふわとろ溶き卵と絹ごし豆腐の黄金コンビ!生姜も滲んだ細かい仕上げ>
 
 酸辣湯麺としては、別に驚く具材を使っているわけではありません。ただ特徴としては、少し細かいめにカットされているので、トロミに身を任せる度合が大きい。キクラゲ、タケノコ、豆腐もやや細かめにカットされてますが、ニンジンだけは少しアクセントのように大き目にカットされてました。面白いのは、具材を食っていたらジリリとどこかで味わったような味がしのばされていたところ。おそらく生姜も少し加えているのでは?と推察します。これが酸辣湯に実に合う!そして挽肉がふわふわと浮いては沈む。ふわふわと流れる溶き卵に、細長くカットされた豆腐が泳ぐ。ご飯と一緒に食らいたいと毎回思うけど、そういうわけにはいかないのだよ・・・・。

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 なぜなら、スープがラーメンの場合の残りの汁のような存在ではなくて、「おかずのスープ」たる存在感だからです。なので重いうえに量が多い。麺をさらえてしまえば、りっぱな二人分の中華おかずスープのようでして、この一杯ならカップルで取皿でシェアしても不自然ではない感じです。
 
 
 
<極細ソバージュ系平打ち麺!餡との一体化は比類なし!>
 
 実は一番特徴的であり、印象的であったのは、麺でした。【マイクロ平打ち極細ソバージュ―中華麺】と一気に言ってしまいましょう!。私の麺ライフの中でも、これほど極細平打ちで縮れは珍しい。ちょっと穿った見方と言い方をすれば、カップヌードルのそれにも似ていなくもない(決してそんなに安っぽい麺ではないのであしからず)。

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 とにかく「ライト」な食感。密度感はそれほどなくて、普通の汁系なら一気に汁を吸いこんでしまいそう。それがとろとろ餡なので、絡むけれども浸透はしない感じがありありとします。そして「絡む」。マイクロ縮れで麺同志が絡む上に、とろとろ餡もがっつりと絡みつくので、箸で持ち上がると重い。とにかく餡と絡む。餡との一体感は半端ないし、比類なしなのです。

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 それでもズボボボボーっと強く吸い込み啜りあげたいのが、麺食いの本性というやつ。これが間違いだから、注意深くすすりましょう。蓄熱に優れたとろとろ餡なので、口の中を確実に火傷いたします。それを察したのだろうか・・・いいタイミングでお水をお持ちいたしましょうか?とフォローされました。
 
 
 
 総じまして、真冬日の寒さ吹き飛ばす暖か純情酸辣湯麺!」と言う何だか感じたまま捻りない感想でごめんちゃいです。まじで食ったあとは汗をじんわりとかいてしまいました。ここに来るまで、寒さに震えて串焼きくって日本酒で温まってたのがウソみたい。腹いっぱいなのだけど、逆に冷たいのをキューっと一杯ひっかけて帰りたい気分になってしまいましたよ(笑)。なのでそれから、三鷹へ移動して冷えた辛口白ワインをひっかけに行って・・・・長い一日が終了いたしました。ちょうど冒頭にあったムサクサ気分も洗い流されたことでありましょう。そんな爽快気分を記憶にとどめつつ、忘れないうちに最後にさらっと詠って締めたいと思います。
 
 
   真冬日
   寒風荒び
   耳ちぎる
 
 
   芯を温む
   酸辣湯麺
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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