ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3125】 亀戸煮干中華蕎麦 つきひ (東京・亀戸) 濃厚蕎麦 + 和え玉 〜亀戸にサディスティック本格煮干麺誕生!

<亀戸の暗闇に二ボラー集結!>
 
 年明けからどうも煮干しが気になりだして、どこか良い店新規開拓してみたい。そんな気分でとあるSNSのブックマークを検索していたら、見つかったのがこちら「亀戸煮干中華蕎麦 つきひ」さん。東エリアか〜・・・と凹んでみたものの、ちょっと寒さもピークアウトしたようなので、行列覚悟でプチ遠征してみました。

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ひとり酒場と大衆食堂 (ぴあMOOK)

ひとり酒場と大衆食堂 (ぴあMOOK)

 
 

  

 それにしても、このロケーションのディープさはスゴイ。有名な亀戸餃子のある路地を突き進んでいくんだけど、すぐそばに「亀戸横丁」と言って大衆呑み屋の集まる場所がある。その扉を開けるのが少し勇気が必要となります。それだけにあらず、中に入ると暗闇が続き・・・・そこには行列が20名以上は軽くいる!。静か〜に静か〜にうごめくように、皆スマホに集中しておられる。ま、オレもその一人になるんだけどー。でも何だかんだ異様な空間に、逆に期待が高まると言った感じです。開店と同時に廊下だけ天井が灯ります。 
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ONE PIECE 87 (ジャンプコミックス)

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 さて何を食おうか・・・折角だから、濃厚なやつ、いっときますか!σ^_^; 「濃厚蕎麦」を今回は頂きました。そして調子に乗って、和え玉まで〜。

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つきひ

つきひ

 
 

 



<濃厚伺えるセメント風煮干カラー!ニボ感覚が遠慮ないド真ん中!>
 
 カウンター6席という小さい店ですが、こうも次から次へと客が来るとオペレーションも大変そうです。調理と配膳、洗い物と片付け、替玉和え玉の追加対応などで、ご店主とすたふさん2名でもてんやわんやという感じ。それでも明るく丁寧な接客はナイス。こういう姿勢を見習いたいものだ・・・・と事故反省もしている中で、私に配膳されたのがこの麺顔です。

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 むうう・・・期待通りの濃厚煮干!セメント色した煮干カラーは、純度の現れそのもの。モスグリーンがかかったような色合いに、ニボニボの苦味を想像してしまい、食う前から生唾を飲み込ませるような迫力がさすが。この時点で美味いに決まってる!と直感です。

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 実際に味わうと期待通りか、それを越えてゆくようですー。わざわざ遠くから来てでも、並んだ甲斐があったというもの。これは煮干の濃厚さが突き抜け感あり、何ともいい意味でエグ味が少し滲んでいい感じ。ニボシストにとっては、中毒性を呼び覚ます苦味がある。煮干の種類など分かるはずない私ですが、かなりストレートで遠慮ないクセのある煮干を感じます。しかし、全体的にはまとまりがあり、やはり甘みもほのかに感じるのか??。昆布や椎茸系の乾物の甘みが溶けているのかもしれません。

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 これほど煮干が強いなら、塩気は強かろうと思いきや、そんなパンチがないナチュラルな塩気。純度高い煮干なれば、煮干本来の塩気だけでも十分なのか?。これほど濃厚なのに、喉の渇きをあまり誘わないところが秀逸。そのため甘みもじわじわと奥から感じだし、中盤からレンゲが止まらなくなって来る。和え玉を迎える前に飲み干してしまいそうになりましょう。
 
 また今更ながら、玉ねぎ微塵切りも最高の組み合わせですねー。濃厚スープを味わうところで敢えて奥歯で噛み締める。するとフレッシュな苦味と煮干の苦味がぶつかって、何とも別格の旨さがスパークするような突き抜け感でさらに高まる!。嗚呼、濃厚煮干の最高の瞬間!。
 
 
 
 
 
<煮干王道とも言える低加水ストレート麺!濃厚煮干に負けない風味がナイス!>
 
 もうこの組み合わせしかないでしょう。濃厚煮干にはストレート細麺で、しかもパツパツさを引き出す低加水の麺です。こちらも例外ではありません。麺線が美しく、また地肌が漆喰のようにマットな色合いで、煮干の超微細な欠けらが少し貼りついたりしてる。毛細管現象でスープを持ち上がるというより、スープが絡みつき貼りついて持ち上がると言った状況。啜り上げが心持ち重みを感じます。

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 前歯で千切ると濃厚スープを通り越して、ふわっと感じるグルテンの風合い。時間をおいてもスープが浸透する素振りもなく、泳ぎ続けるイメージ。奥歯へ運んですり潰す。密度感が高いところをグニリとプレスすると、じわじわと唾液がほとばしり、煮干エキスと炭水化物が結合する旨味を感じだします。これなら和え玉が相当期待できるというもの。

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<しっとりして薄味ナチュラルな二種チャーシュー!豚肩ロースレア系と鶏ムネ肉コンフィ風!>
 
 こちらの店でも二種チャーシュー。もうどこの店でも当たり前のように見かけるようになりましたね。しかも美味い。白飯よりも酒の方が合うのでは?と思える本格派です。豚は肩ロースのレア仕立てで、全体的にしっとりしたタイプ。作り置きの冷たさもなく、温度もしっとりとしており、脂の甘みをダイレクトで感じる味わい。チャーシュー追加でお得感があるみたい。また、鶏は胸肉のコンフィっぽいタイプで、これがまた歯ごたえが最高に柔らかい。ぱふぱふとしていると思ったらサクッと千切れてゆき、ナチュラルな塩気と淡白な肉味でさっぱりと頂けると言ったもの。嗚呼、できれば白ワインで合わせて食いたいイメージそのものです。

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<妙にしっくり来る脂の余韻・・・和え玉が妙に美味い>
 
 和え玉は、サブに着いた方の担当のようです。洗い物、片付け、調理サポートなどの傍で大変そうでしたが、小気味好く対応してあっという間に配膳です。これももう煮干専門店では見慣れた麺顔ですかね。下味は自分でかき混ぜて馴染ませます。

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 全体的には薄味ですが、薄い塩気と魚粉のバランスで、比較的あっさりと食える。美味い。これが妙に美味い。普通、こう言った煮干系の店なら、植物系のオイル?と思えるほどライトな脂が引いてあるのが多いのですが、コクが少し深い脂のフィーリング。ひょっとして動物系のオイルなのか・・・確かめるのも恥ずかしく、解釈を自己消化してしまいましたが、脂の広がりがあっさりとしている中で、コク深く感じました。最後は、残った濃厚煮干のスープをレンゲですくい、和え玉の方へ3杯ほど移してかき混ぜる。和え玉オイルは濃厚煮干に吸収され、ニボニボ和え玉として最後は頂き、フィニッシュいたしました。
 
 
 
 
 総じまして、「亀戸にサディスティック本格煮干麺誕生!」と言った感想でしょうか。ロケーション、煮干の濃度とアピール感など、とてもサディスティックだと素直に感じた次第。これは応援モードに違いなし。しっかり地元に根付いて欲しいと思いますが、流行るとこの場所でいつまでも・・・と言うわけにはいかなくなりますかね。また、券売機をみると、メニュー開発が相当企画中みたいなので、しばらくはツイッターなどで情報追尾しなくてはならなくなりました。夜営業はまだ先みたい。食ったあと酒飲むには、周囲で事欠かない。本当に面白い店ができたものだと・・・亀戸を後にしました。そんな感じで応援気分で、とっとと最後に詠って締めたいと思います!。
 
 
   亀戸の
   暗闇集う
   エネルギー
 
 
   煮干とラヲタ
   濃厚レベル
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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